つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

#リモラブ〜普通の恋は邪道〜第8話感想〜口説き文句は「マスクしてもいい?」〜

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★★★☆

 

新しい恋の駆け引き

「マスクしてもいいですか?」が口説き文句になる世界、実に良い。

こんなセリフでドキドキする日が来るなんて、思ってもみなかったよ。

6話の感想7話の感想でも触れたけど、新型ウイルス感染拡大していることを逆手にとって、「新たなトキメキ」の形を生み出しているのがすごいなと思う。

この社会の状況を逆手にとって、表現できる狭い範囲で工夫することで、逆に制限がない状況では生まれなかった新たな恋愛のシーンを描くことに挑戦した

(中略)

全ての演出が、「濃厚接触を避ける世界観」にマッチしていて、すごいと思う。

マスク着用が徹底されていない世界線の他のドラマで、「マスクしてもいいの?」は「近づいていいの?」の駆け引きの言葉になり得ない。

しかも、相手が我孫子さんでもこの駆け引きは成立しない。

この舞台設定で、マスク着用を徹底していた美々先生相手で初めて成立する、限定的な愛の言葉。

「マスクしてもいいですか?=近づいてもいいですか?」なんて、「マスクするな」とは言えない立場を逆手に取る、最高にズルくて最高に格好いい言葉だ。

 

今までも制約を逆手に取ったトキメキシチュエーションに毎度ドキドキしてきたけれど、ここまで細かく「この世界ならでは」を描けるってすごいと思う。

現実世界もまだ、完全にこの社会を受け入れられていない。まだ心のどこかで、元の生活に戻れるのかもしれないと期待している。

その中で私が物語を描いたら、多分マスク着用が必須の世界線なのに登場人物の行動が従来の価値観に基づいてしまって矛盾すると思うんだよね。

例えば、昆虫が最も美しく価値が高いものとして取引されるという設定の世界なのに、プロポーズにタマムシじゃなく指輪(=現実世界の価値観)を使うシーンを描いてしまう、みたいな。

そう考えるとハガレンと十二秘色のパレットのプロポーズって最高だな…。

私がその設定に基づいて、その世界なら人々はどう考えるだろう?というところまで想像できないと、その世界ならではの物語の整合性って生まれないと思う。

だから、このドラマは、新型ウイルス感染拡大という設定を最大限に活かして新たなキュンを描いているので、本当に本当にすごいなと思う。

よくこれだけ「この世界ならでは」を生み出せるよなあ。

 

今後、「元通りの世界を描くことは無理だから、マスクをしたドラマを作ろう!」というテレビ局は他にも現れるだろうけど、私はリモラブという先駆者のことを忘れないよ。

 

 

その他

お家デート凄く良かった〜!!!

彼氏じゃなかった人→彼氏になった人の変化が、ああやって自然な形で描かれるってすごく贅沢な(ドラマの)時間の使い方だと思う。

すぐにキスとかセックスとかしないからあんな風に丁寧にできるんだろうな。

 

なんていうか、友達同士が陰で恋人同士の関係性に収まる様子を見ている気分だった。

「青林って付き合うとこうなんだ」って。

ほくろのくだりの「戻せ戻せ!」とか。

友達では見られない、恋人の前だとそういう青林なんだねって。

世の中のカップルも、家に2人でいるとき、ずっと裸で抱き合ってんじゃなく、ああいう何気ない、気の置けないやりとりしてんだろうな。

人に聞かせられないわけじゃないけど、ちょっと恥ずかしい、恋人同士のやりとり。

お裾分け、ごっつぁんです!

 

叔母さんになんでそこまで言われなあかんねん!田舎か!と思う反面、その場しのぎで適当に流さずはっきりと「結婚は彼女以外考えられない」「お似合いかどうかは僕が決める」と言い切った青林が格好良かったので、許す!

ていうか叔母にどこまで話してるんだ、お前(笑)

 

  • 好きな子が隣で寝てたら平気でいられない男大好き!!!飛行機の隣の席で蘭が寝てるから平気でいられなかった人間未完成の工藤新一を思い出します!!(クソデカ声)

 

  • 美々の感情オフ顔、最高だったwww幼馴染の女と同じ呼び方絶対したくないよな〜!!!!!

 

  • ゆりっぺたちも、2人の歴史があるからこそ、2人の今までのエピソードがあるからこそ成り立つ限定的な愛の言葉で良かったなあ。 歴史のない他の人に言っても同じ意味にはならないから。

 

 

 

実況中のツイート

この恋あたためますか第8話感想〜ウノ2人でやって盛り上がれるのは運命の人じゃん〜

†┏┛新谷の墓┗┓†がすぐそこに見えてる…。

 

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★☆☆☆

 

何度でも定位置に戻る。

それ呪いのスノードームだわ。捨てろ。

そのうちシリキ・ウトゥンドゥみたいに災厄が訪れるぞ。

んで、結局呪いじゃなくて、社長が自らの迂闊さで災厄招いてるんだよな。

スノードームは捨てねえし、他の女のインスタ見てた画面切る前に置く(しかも置いてから切るせいで気になる一瞬だけ見てしまう)し、社長の無配慮無神経迂闊ムーブメントはとどまるところを知らねえな?

北川さん、高速道路でスノードーム捨てればよかったのに…。(そこでスノードームを社長が追いかけるようならそこまでの男だしさ…。)

 

たまにいるけどな、「だって俺あいつのことなんとも思ってねえし…」つって恋人じゃない女のインスタ見たり気にかけたりすることを彼女に対して悪いと思ってない彼氏はクソ!!!!

不安にさせる奴は男でも女でもクソ!!!!!!

 

 

諦め時を見極めるのが早くなるのが大人

だから「物分かりのいい女になろうとするな」と何度も言ったやろーーーーー!!!!!

バカタレ!!!

 

インスタ、なんで見てたの?って気になるなら聞かなくちゃ。

でも、北川さんもわかってるんだよね。「レビューサボってんなと思っただけ」とか、何とも思ってないアピールを全面に出した返事がくるってこと。

北川さんにとっては、「樹木の動向を気にしていること」そのものが嫌なんだけど、気にするという感情はやめてと言われてやめられるもんじゃない。

聞いたって意味ない、心変わりを食い止めることはできないってわかってるから、飲み込んでしまったんだよね。

 

だから、もう食い止められないと思った時点で、一番傷つくポイントの手前で自分から手を離した。

相手の気持ちが自分に向いてない、根っこの大事な部分はここにないって分かってて付き合い続けるの、私だったら無理だしな。

一緒にいる時間を「楽しいな」と思った次の瞬間、「この人いま私以外のこと考えてるのかもな」って現実に引き戻される。

その不安から目を逸らしてそばに居続けるのは厳しいよな。

 

気づかないふりして美味しいとこ味わうこともできたはずなのに、浅羽が自覚するのも時間の問題だと思ったんだなあ。

ふられる前に自分から傷つきに行くって、大人の別れ方だし、臆病な別れ方だなと思う。

ここで自分から離さなければ、いずれ「樹木のこと好きになった」という自覚の言葉で手を離されていたわけで。

ふられるくらいなら多分ふる方がマシだから。

ふられたらそこで終わりだけど、ふるなら傷が残せる。気づかせたのは自分だって思える。

ふられることを受け入れるんじゃなく、気持ちがあるうちに終わらせることを「選んだ」んだなと思った。

大人になって諦めるのが早くなったとも言えるけれど、自分で選べるうちに選んだとも言えると思う。

自分の傷を最小限にとどめたいのは自然な感情だよ。

 

しかし、敗因は足掻くことを恥ずかしがったことかな。

大人は臆病で恥ずかしがり屋だから、心変わりを止められないからって、足掻くんじゃなくて先に手を離しちゃう。

  • 樹木の心境の変化は社長と話したからだとわかっているのに「何かあった?」と聞いて樹木の口から知ろうとする(誤魔化すとわかっていた?)
  • 別れたくないと言って欲しくて別れを切り出した
  • 自分で社長に「私のことだけ見てて」と言えないから新谷に「樹木ちゃんのこと離さないでね」と言う

この辺の行動、全部傷つきたくないがゆえにずるく行動してしまう臆病な人の行動なので、愛しいなと思った。

まあ社長にそのいじらしさは伝わっていなかったわけですが…。(致命的)

もっとわがままをぶつけられたら良かったんだけどね。

 

手を離して苦しむぐらいなら足掻けよと思う反面、大人になると足掻くことがどんどん下手になるのもわかる気がする。

でも一度も足掻かずに手を離したら、未練しか残らないよ。

もっとわがまま言えば良かったのかなと後悔する前に言ってみたらよかったのに😭

カッコ悪くてできなかったのかなあ。

 

 

このカップルじゃダメなんすか?

夜のグランピングでしっとり楽しめる2人も、

2人でもウノ楽しめる2人も、

どちらもいいじゃん!これでいいじゃん!

 

でも、ダメなんだよね。わかってんだよ。私も神が定めた2人にくっついてほしくないとは言わないよ。もうだって川の流れのようにそこに向かって進んでいることが明らかだからね。

北川さんは神様に当て馬として行動させられているのだから…。(フィクションに何言ってんだ?)

社長が自覚したからには、樹木は断る理由ないじゃん。

だって、新しいクリスマスケーキの企画だって、「クリスマスが嫌いな」たった1人のために考えてるんだもん。

新谷に言えないってことは、浅羽のためって気持ちは隠さなきゃいけない=恋愛感情に結びついてる って自覚してるからじゃん。

樹木が断る理由は、

  • 北川さんのため
  • 新谷のため

という「他人」由来のものしかなく、自分の感情に従うなら断る理由はない。

 

でもさ…。

ウノとかいう2人でやっても楽しくないカードゲームであそこまで盛り上がれるの、マジで息が合う証拠なので、本当はマジで手を離さないでほしいよ(号泣)

社長の隣とは別種の居心地の良さがそこにあるって、樹木自身もわかってるのになあ。

理性で「この人といる自分はリラックスしてていいな」と思う気持ちより、感情で「この人がいい」と思う気持ちの方が強いんだよなあ。

ままならないな…。

(まあ来週新谷大逆転するかもしれないけど。)(無理じゃね?)

 

 

その他

大人の女たちの後悔の話、凄く良かったなあ。

恋愛に正解はないけれど、選んだ方を正解にする覚悟がなければ後悔しかできないんだよね。

一岡さんは、仕事を選んだ人生を正解にする覚悟が決まってなかったから、振り返って後悔することがあるのかな。

まあ一度覚悟したからって二度と後悔しない人間なんかいないか。

一岡さんは特に、常に何かを選んで今の立場にいるんだろうから、説得力がすごかった(笑)

愛されることと、愛すること。仕事を愛することと、プライベートを愛すること。

いつも選択に迫られる人たちを描いているのかもね。

 

年寄りがわらわらと商品説明を求めるシーン!無理矢理か!

いつも樹木の有能エピソードが無茶苦茶や!

 

 

 

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ルパンの娘(続)第8話(最終話)感想〜2時間突っ込まずに映画が見られるのか〜

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★☆☆☆

 

え、えい、映画化!?!?!?

嬉しいよ、嬉しい!!すごく嬉しいけど…。

2期の最中、視聴率が低いことを嘆く記事、低視聴率の理由を分析する記事、散々見たよ!?大丈夫!?採算取れる!?

倉科カナ塚本高史音声だけ出演させるなんて贅沢できるのこのドラマ!?とか思ってたんだけど!?いいんですか!?

ていうか私も大丈夫じゃないんだけど!

2時間ツイートで突っ込まずに見る自信ないんだけど!!!

えっ、実況OKにしてくれません?

嬉しいけど困る〜!!(困ってない)(困ってる)

 

来週スペシャルあるから終わり感があんまりないけど、一応最終回らしいね。

うーん、連ドラの終わりとしては、謎を残したままなので、個人的にはスッキリしなかったなという印象。

ナターシャのことは映画で扱うんだろうし、最終回で出てきた三雲玲という新キャラも映画に持ち越す謎なんだろう。

連ドラとしてはちょっと微妙だったかな。

そもそも最終回に黒幕のヒントだけ出すのはアリなのかな(笑)

意味深な表情から、ナターシャが三雲玲なのかな?とは思うけど。

 

終わり方には消化不良感があったけれど、全体の小ネタはもちろんいつも通り最高に面白かった!!

 

鬼滅の刃の爆流行りがなかったら杏の無敵感はどう表現されていたんだろう?

もしかして…鬼滅の刃ありきの2期…?(んなアホな。)

でも、鬼滅の刃ブームがなかった時の表現はめっちゃ気になる。なんのパロディだったんだろうな。(パロディ前提)

 

一番笑ったのは、そりゃもうミュージカルパートよ。

最初の方ね。(なんでいくつもミュージカルパートがあるんだよ!)

なんで死にそうな主人公が三途の川渡る時に出てくるのが愛する人の「和くん!戻ってきて!」の言葉じゃなくて恋敵の天使のミュージカルなんだよ。

おかしいだろ。戻れないだろ、あれでは。

ハリーポッターでもさすがに(さすがに?)ダンブルドアだったぞ。

意味わからん。円城寺死んだんか?

「ここに来てはいけない」って、「ここ」って言葉使うんは死人側やぞ???

あと、円城寺のミュージカルの効能が、

  • 安産祈願
  • 子の成長
  • 三途の川で追い返す

って、もう神の所業なんだよね。

意味わからなくてすごい元気出た。

 

あと、ヘロヘロのくせに和くんが華達を助けに行くところ。

シリアスなシーンだったけどさ。

格好いいよ!格好いいけど、ただでさえ捕まり癖というハンデを抱えてる和くんが手負いで参戦したら足手纏いだよね?(笑)

まあでも、ヘロヘロの瀬戸康史格好いいもんな!わかるよ!

 

面白いシーンもあったけど、和くんと華のシーンは、1期からの積み重ねを感じて切なくなった。

そうだよなー、運命にどれだけ引き裂かれそうになっても離さなかったんだもんな。

杏への愛情ももちろん感じるけど、世界で一番なのは、今も昔も華なんだなとわかって、変わらない和くんに嬉しくなった。

2期になって、子供という要素が増えたけれど、和くんが頑張る理由ってやっぱり華なんだよね。根っこはずっと変わっていない。

でも、和くんが死ぬような目にあっても、連絡が来ない関係性なところは悲しくなった。切ない。

 

杏に打ち明けるシーンも、胸が痛むけれど、家族愛を感じた。

そして2期で全体的に格好良かった尊ジイジが最終回も最高だった。

まず誤魔化そうとするのが、いつも杏にバレないスレスレの匂わせするの楽しんでた悦子だったのも良かったなあ。

 

不完全燃焼感がありつつも、あたたかくて愛情を感じるいい最終回だった!

まあ来週スペシャルがあるから全然最終回の寂しさないけど!(笑)

 

 

 

実況中のツイート

#リモラブ〜普通の恋は邪道〜第7話感想〜手を繋ぐ方がエロい〜

なんっか…一瞬やばい声したよね松下洸平…?私の希望が聞かせた幻聴?

本筋に関係ないのにあまりにも心を奪われてしまった。もうお嫁に行けない…。

 

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★★★★

 

コロナ禍ならではのラブストーリー

文章で言葉を尽くして想いを伝えるシーンも、

イチャコラが苦手な恋人のOKラインを探るシーンも、

コロナ禍じゃなかったらきっと生まれなかったんだろう。

この社会の状況を逆手にとって、表現できる狭い範囲で工夫することで、逆に制限がない状況では生まれなかった新たな恋愛のシーンを描くことに挑戦したのはすごいことなんだなと、感動した。

 

いや…まあ、感動した!とか言ってるけど普通にめっちゃキュンキュンしたわ。

理屈で考えたふりをするのやめます。脳直で萌えました。

私はそういう人間です。

 

コロナならではの胸キュン♡シチュエーションが本当にすごく良かった。

まず、檸檬と草モチの最後のやりとり。

画面に動きはない。何なら青林は映ってもいない(笑)

それなのに、心を尽くした言葉で、その一種の「ラブレター」を読む声の抑揚で、私たちはその愛の言葉にドキドキするのだ。

同じ場所での撮影を減らしても、文章だけでこんなに描く余地がある。

 

例えばコロナ禍じゃなかったら、声だけのセリフでも頭に入ってくる短めの愛の言葉と、顔の近さや体勢、シチュエーションなどで複合的にときめかせたかもしれない。

行動と表情と決め台詞の合わせ技。

それをしないご時世のドラマを撮ると決めた分、言葉だけの一本勝負に絞ったのは、ラブレターだけでときめかせる自信があったからだろう。

まんまとドキドキしたわ!

言葉だけでドキドキさせる、脚本の腕がすごい。ラブレター書く天才だろ。

 

あと、檸檬からのメッセージは飾らない分長いけれど、総じて長くても、分割することで咀嚼しやすくなる。

それはメッセージアプリを使っているからこそだなと思った。

全ての演出が、「濃厚接触を避ける世界観」にマッチしていて、すごいと思う。

 

そして、イチャコララインを探るシーン。

何なの!?中学生!?

初々しくてイーーーーーーーーーーッッッッて発狂したわ!最高!好き!Twitter漫画だとン゛ン゛ッッ!!!!てなるところだわ!

いや、初々しくはないか?

どんなことでも、「理解したい」という前提があるのなら、言葉で確かめれば伝わらないことはないってわかっているのは大人だからかもしれない。

 

ドラマで見る大人の恋愛でいつも不思議だったのは、目と目が合うことで合意が取れたとお互いなんとなく判断して先に進めること。

私だったら絶対無理。「ダメ!」の目を「きて♡」の目に受け取られそう(笑)

青林と美々先生は、そういうところを丁寧に省略せずに進んでいて、これが令和の(コロナ禍の?)ラブストーリーなのかなと思った

↑この辺は特に。

 

接触できないからこそ、大人の恋愛なのにぎこちなくて。それでいて、合意を取らずに流れで進めることはしない。

相手の気持ちと自分の気持ちが一致することに真剣に向き合っている大人、新鮮だと感じた。

この社会の状況の中で、継続できるカップルってすごいと思うんだよね。今までと全然違うだろうから。

思いやりのある人たちしか恋人としてきっと成功しない。

だから、接触のラインを一緒に真剣に考えてくれる青林は、自然な流れでイチャコラしてもいいやって思える相手だったんだね☺️

 

ブコメで、なんとなくの流れで済ませる雰囲気のエロいドラマもそりゃ好きなんだけど。好きだけど。いやマジで好きだけど。

そうじゃなくて、マスクで表情が見えない分、言葉できちんと気持ちを確認して向き合う大人のラブコメが、見ていてこんなに穏やかな気持ちになれるものだとは思っていなかった。

なんとなく相手の気持ちを雰囲気から察することが難しいんだよね。リモートでも、文章でも。相手と同じ空間にいることで得ている情報って実はすごく多いんだと思う。

それを乗り越えるために丁寧だけど、プラトニックすぎるわけでもなく。(岩手でケジメつけたらそういうつもりがあるわけだからね…。)

流れで済ませるようなところから目を背けずに恋愛のステップとして踏んでいく覚悟を持っている。

ハウツードラマではないけど、大人の恋愛のちょっとめんどくさいところを手を抜かずに言語化する。

面白いドラマだ。

 

あ〜もう最高〜!!!!の時間の末に手を繋いだシーンで爆発した。

面と向かって話すことを提案するのも、手を繋ぐ(接触の壁を越える)のも、美々先生より弱そうに見える青林の方っていうのが凄く良かった。

対等なんだね。

セックスを急がない関係を周りから不思議に思われたとしても、きっと大丈夫だろうなと確信できる、素敵な手と手だった。

 

 

その他

ゆりっぺの言葉

相手を知るのが怖いから決めつけて楽にする。

浅瀬でパシャパシャやって泳いだ気になってる。

深く知れば知るほど自分とは考え方が違うって知るから。

嫌いになりたくないのに。好きになりたいのに。

お互いを知ることで気持ちが冷めたらどうしよう。

あまりに深すぎるのでなんて言ったらいいのかわからない。

深く関わらない人は、深く関わらないからこそ傷付かずに済むけれど、深い関係にはなれない。

深い関係になりたいなら傷つく勇気を持って一歩踏み出さなければならない。

知ることは、傷つくことばかりではないから。(実際美々先生は知って嬉しいことだったしね!)

これ、美々先生からは出てこない言葉だよね。

多くの経験をした人の言葉は重いな。

 

青林と美々の相性の良さ

何気なさ、くだらなさを同じ熱量で楽しめる2人の相性の良さが光っていて凄く良かったなあ。

 

八木原その時間帯に電話はやめなさい

八木原くん面白いな〜(笑)

最初なんのためにいるんだろって思ってたけど、時にはアドバイスをする人、時には部下、時にはお節介おじさん、時には恋愛の先輩。

スッと懐に入る不思議な魅力がある。

ちょうどしゃべくりで見たけど、現実の弟感が役にも現れてるのかな?と思った。

でも濃厚接触(予定)の当日の夜に電話するのはやめろwww

週明けに聞くか、メッセージ残すかにして!最中かもしれないだろ!?

 

こまごまと

 

  • 青林がたまにタメ口になるの可愛い

 

  • 青林と美々先生の悲しくないすれ違いが可愛かった。思い合ってるからこその、悩むだけ無駄なやつ(笑)

 

  • 我孫子さんと仲良くなってて驚いた。まあでも多分、仲良しの女子会じゃなくて、「知ってみたい人と飲む」会なんだろうな。大人の催しだ。

 

 

 

実況中のツイート

この恋あたためますか第7話感想〜この当て馬がすごい!2020〜

 

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★☆☆☆

 

全体的には、

異分子の方がいい意見を出す展開が辛くなってきた。

樹木の客観的な実力がよくわからない分、余計に…。

 

 

一度付き合ったら終わりへのカウントダウンが始まる

特別になれないフラグばかり立てる新谷。

こんなに全てを網羅する悲しい当て馬が他にいるか!?

 

「好きになってほしい」から「時間(チャンス)ください」ってやつ、うまく行くことがない。

なぜならこの提案をする時点で、惚れた方が下手に出ているから。

時間をもらう側と与える側になることで明確な力関係ができてしまっている。

「好きになって"もらった"」とどちらかが思っていたら、それは永遠に対等にはなれない。

 

そもそも、時間もらわないと好きになってもらう兆しすら見えないというのは、「そういうこと」なんだよ。

本命はチャンスをもらわなくても好意を手にするし、好意があるから全てがチャンスになるんだよ。

お前は、寄り道されてるだけなんだ。

だから、もう、時間をもらおうとするな。

幸せな時間を味わうほど、失った後の辛さが増す。

傷が深くなるだけだ。

チャンスなんかもらうのやめちまえよ。

一度ウニの美味さを知ったら二度と醤油プリンには戻れないんだよ。(違くね?)

 

新谷の告白は、今時珍しいくらいストレートで、恋愛感情を抱いてなくても嫌いじゃない相手からあれ言われたら揺らぐよなと思えるいい告白だった。

なのに振られる。こんなに悲しいことがあるか?

優しすぎるのがいけないんだろうな。

 

それにしても、タイムラインを見ていると、

  • 迷う樹木の背中を押しそう
  • 縋る新谷を蹴飛ばして自分の意思で社長の元へ走りそう

と意見は別れているものの、新谷が振られる意見だけは一致していて泣ける。

ま、まだ決まってないだろ!

 

でも、好きじゃない状態から好きになってもらうことが主軸の物語(第一話でお試しで付き合う少女漫画系)ならまだしも、終盤で付き合う大人の恋愛でこのままゴールすること、ないよね…。

第1話で付き合えば、好きになる過程が丁寧に描かれて、本当に好きになったことを言い出せない…モジモジ…なんてこともできるけどね。

大体、この次で一話分蜜月を味わったら、その話のラストで不穏になって、次の話で別れの空気が醸成されるじゃん。

あと一話、短い命だが、存分に楽しめ。新谷。

視聴者はわかってるから。お前が頑張ってること。

だから絶対、他にも良い女いるから!落ち込むなよ!(まだ振られてねーよ!)

 

 

北川さんに悪いところないやん

〜今回の社長の無神経ポイント〜

  • 他の女が選んだプレゼントもお土産として渡す(彼女への指輪を女友達と選ぶことの危険性がわからないタイプ)
  • 新谷にアドバイスまでされたのに樹木と2人でランデブーする(「やましくないから2人になっても問題ない」と本気で思うタイプ)
  • スノードームを車の一等席に飾る(死刑)

 

スノードームは投げ捨てて軽井沢の星座にして来いよ!!!!!

バカか!!!!びっくりしたわ!!!!!どんなに頑張っても視界に入るとこ置いてんじゃねーか!

 

彼女を不安にさせる嫌な男の面もあるけど、でもネックレス渡すくだりとか、樹木に対する態度とは明らかに異なることがわかる(=男の顔をしている)。

心の底では樹木に惹かれてるんだろ?気持ちに気づいてないだけなんだろ?と、ラブコメあるあるで考えてしまうこともあるけど、プレゼントのチョイスは間違えてないし、お祝いの言葉も樹木に対するものとは違ってて、好きなのは北川さんって明確に伝わる。

 

人間もできていて、仕事もできて、恋愛感情もある。

だからこそ、穏やかで妥当な恋愛感情を上回る本能に直接刺激を与える「おもしれー女」に直感で惹かれる。

それ以外、北川さんと別れる理由は作れないから。

物分かりのいい彼女演じてる場合じゃないよ。不安は言葉にしていこう。

 

新谷も北川さんも、すごく良い人だから、この2人を捨ててまで社長と樹木は結ばれることを選ぶんだろうか?という疑問がある。

相当な理由だよね。

相当な理由がないと、相当な本能の磁石反応がないと、その選択肢を取るのはかなり困難な気がする。

どうやってその展開へ進めていくんだろう…。

 

 

その他

スイーツ課の北川さんがコンビニカーのお試しプロジェクトに参加してるのはなぜ?

有給とってんのか?それなら良いけど…と思ったけど、売ってる商品、どうしてんの?

樹木の勤めていた店舗から借りる?そんな勝手なことできる!?

もう社長じゃないのに、どんな勝手をすればあんなことができるのか…。お試しでやってみよう!ができる立場ではないはず。

息のあった社長と北川さんを描きたかっただけか?

 

樹木、未だに「ききかじり」やってるけど、社員になった今、ステマにならん?

所属がある一つのコンビニだとバレてしまったら問題にならない?

そんなドラマじゃない。あっ、はい。わかりました。

ライブ見てたのも7人だったし、そんなに知名度がないからいいのかな。

#PR タグつけた方がええんと違うか?

 

社長が言葉にしないという自覚があってよかった。

「言わなきゃわかんない?」って宮野明美も聞いとるからね。

あと返事で悩んでくれていたのはシンプルに私もされたいと思った。告白したら私で頭の中いっぱいにしてくれるん?

 

被災地での逆転劇、すごい安直な脚本だなと思った。素人が言って申し訳ないけど。

スカッとジャパンみたい。

ココエブリィのコンビニカーが運良く注目される展開が悪いわけじゃないけど、コンビニカーについてSNSで拡散することができる(充電できたの?)というのは、停電という背景からすると不自然な行動だと思ったので、その辺のつめは甘いと思う。

パンプディングを買う子供たちのセリフも、学芸会みたいというか。登場人物それぞれに達成感を用意するために感じられた。

でもまあ、これぐらいの方が火曜日楽しむにはいいんだろうという気持ちも確かにある。

 

 

 

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ルパンの娘(続)第7話感想〜なんだこのシリアスなドラマ〜

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★★☆☆

 

お、おい!トンチキドラマ!おい!お…し、死んでる…。

というレベルでシリアスな回だった。

でも、どんな時でもミュージカルだけは清涼剤なので、本当に好き。

 

今回、トンチキだけど万能な魔法使いじゃないという「制約」があるのが凄くよかった。

個人の好みなんだけど、例えばハリーポッターで生き返らせる魔法が使えないように、どんなに便利な力でも制約があるものが良くて。

制約があるからこそ科学だから、フィクションでも科学に制約が設けられているのが好き。

今までも、てんとう虫は潰されることもあれば、動かなくなることもある、万能装置じゃないことは描かれてきた。

だがまさか今回、記憶操作スプレーの効果が切れるとは思っていなかった。

普段トンチキなくせに、こういうところは現実的で、完全なファンタジーじゃない!

完璧な便利道具じゃない。

都合いいことばかりに見えて、何でもかんでも都合よく行かないところが面白いなと思った。

 

追跡装置を奪って、ミュージカル終わってから持って帰っちゃうのもそれ(笑)

ミュージカルは別世界ではなく、あくまでこの世界で突然歌い出してるだけなんだなと思った。それはそれでトンチキだが。

ミュージカルで頭殴られたら、ミュージカル終わってもたんこぶが残る、みたいな。バトルで骨が折れても次週のジャンプでは全快してるみたいなのは、ない。

安産も円城寺のおかげだし、ボディーガードも円城寺に任せておけば安心やな!うんうんと思ったら和くん並みのうっかり円城寺で疫病神認定されてて可哀想だった。

好きだった人の夫のボディーガードしてあげてるのに…。

でもエセ京都弁に対応するミュージカルはかなり面白かった。なんでもいけるな。

 

しかし相変わらず尊の愛情パートは泣ける…。

泥棒だし、倫理観はやばいのに、親としての愛情は純粋な尊。

ずっと、華はどうしてこの一家の中で一人だけ真っ直ぐに育ったのか疑問に思ってたけど、お父さんがその手を大切に包み込んで一緒に歩んできてくれたからなんだろうなと思わされた。

逃げるんじゃなく攻めの姿勢なのも最高だった。

本当にいい父親だ。泥棒だけど。

 

もちろん和くんの愛情も素敵だった。

今朝読んだ記事。

瀬戸康史が、杏が生まれても和馬の一番は華って答えてて、自分の役への理解が深い…!と感動した。

華は杏を第一に考えてるけど、和くんは今も昔もずっと、華が一番大切なんだよね。

だから、杏のために電話しないでと言われたのはキツかっただろうなあ。

華にとっては杏というのはそれくらい我慢できる存在だからこそ頼めるんだろうけど、和くんは華が心配で仕方ない。

でも、大好きな華のお願いだから「連絡しないで」でも聞いてしまうところが、和くんだよね…。

 

ところで和くんの捕まり癖、とどまるところを知らないですね…。

嵌められること多いけど、「桜庭なら嵌められる」ってなめられてるんだよね。よく出世できたね。

「たまには捕まってみるもんだな」と尊は言うが、「たまに」ではないんだよなあ。

 

和くんはうっかりさんだったけど、警察全体としては、ストーリーの都合のために無能にされていなくてよかったなあと思う。

証拠を残すのはLじゃないっていう前提で捜査を進めている。

「Lの一族が殺しまでするなんて!」の線で捜査が進まないのがストレスフリーだった。

怪盗キッドが疑われてる時も、「殺したんだからキッドじゃないもん!!!なんでそんなこともわかんないの!!!」って思いながら見てるからな。

 

華、最後はついに杏に見られてしまったけれど、杏と離れ離れの間、腐らずにやる仕事が杏の衣装作りってのがすごく良かった。

自分は母親だから目の前にあるできることをやるという強い意思が感じられた。

来週、怖いけど楽しみだな。まあさすがにメインキャストは死なないだろうけど。

死なないよね!?おい和馬何刺されとんねん。

 

 

 

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この恋あたためますか第6話感想〜物分かりのいい彼女は「おもしれー女」に勝てない〜

色気があって良い中村倫也だったぞ。

 

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★☆☆☆☆

 

水族館のお土産コーナーで見つめてたキーホルダーを彼が買っておいてくれるやつやん!!!!!

少女漫画で1億回読んだ。

ベタベタのベタやな!火曜日はこんなもんでええで。

 

まさかアップリンがなかったことになるとは…。

めちゃくちゃ食べたかったわ。

社長が解任されなければあれがコンビニに並んでたってことだろ…?嘘だろ…なんてことしてくれてんだよ…。

ていうかチョコシュークリームもまだ食べたかったよ…ドラマ見てない友達にも好評だったぞ…常備メニューにしてほしかった…。

まあパンプディングも美味しかったんだけどさ。

 

しかし物分かりのいい彼女は見ていて飽きない「おもしれー女」に勝てないというこの世の""""理(ことわり)""""が憎いね…。

物分かりのいい彼女のフリをしてしまうから、浅羽も呑気に無神経に樹木の言葉で変わろうとしていることを口にするんだよ。

行間読んで察せる男じゃないんだよ、あいつはよ。

言わなきゃわかんないんだよ、残念ながら。

でもさ、新谷もそうだけど、好きな人の前では理想の自分でありたいし、格好悪いところや無様なところを見せたくないのは仕方ないよね。

いい恋人でありたいよ。だって恋してるんだもん。

見せてほしいけど見せたくない。そのアンバランスさと、言葉にできなかった後悔が恋愛をドラマに変えるんだなと思わされた。

浅羽もきっと、北川さんにかっこ悪いところ見せないけど、恋人だから弱音吐いてほしいだろう。

それでいて自分のかっこ悪いところは樹木に見せるんだから、ひどい話だよ。

 

新谷が樹木のことを浅羽のマンション訪問につき合わせたのも、卑怯な真似したくない、大らかでかっこいいところ見せたいからじゃん?

チャンスを与えてしまう健気な奴だよ。だからお前は恋愛ゲームに勝てない。

 

こうやって新谷は行動が甘かったり遅かったりするけどさ、だからってあんなにかわいそうな形で楽しく旅行してることを知るなんて、前世でどれだけ悪いことしたの?

安心するおまじないのように「浅羽と樹木も今新谷と北川が一緒にいると知らないし」と言っていたが、そんなものカウンターになりゃしないってわかってるはずなんだよね。

傷ついてるのは、新谷と北川さんだけなんだよ。

次回予告で北川さんはネックレスもらって嬉しそうだったけど、新谷は…もう…。(生きてるよ)

 

 

 

あとは粗探しと揚げ足取り。(最悪の視聴者)

 

 

 

社会人としては山本耕史がおおむね正しいよね(笑)

樹木はどんな時でも自分を貫きたければ組織に属すべきではないなと思った。まあドラマなのでこんなもんだろうけど。

ただ、新規顧客層の開拓をしない組織は普通に破滅に向かうと思う。

 

一岡が「選ばれた人間」と樹木を評価していたが、選ばれたと評されるほどの実力が未だによくわからない。

でも周りが評価しているのでそうなんだろう…。

 

今回笑ったのは温泉旅行にまつわるアレコレ。

 

まず、無理矢理温泉旅行展開に持っていったな…(笑)

まあ、温泉に行く展開好きだけど。

湯上がりが見られるのは温泉旅行だけだからね💋

 

お土産買うシーンで他のバイトの存在がわかって、中心メンバーから外されている人たちがいることが確定して、どんな人間関係なのか気になった。

だって、研修からも鍋パからも外されてるんでしょ?

俺ら仲良し組で温泉行くから留守番よろしく!と言えちゃう相手がいること、それだけの「差」があるのかと思った。

お店の形態、本当によくわからない。

 

そして、スーパーはすごかった。

浅羽へ気づきを与えるためとは言え、不自然な話しかけ方。

そしてサッカー台へ運んだだけで何故か店員から花火までもらえる。

花火をするシーンを見せるという目的が一番なので、そこまでの道筋が雑。

普通に買えば良かった説ある。

でも花火シーンで火もらうところはドキドキしたのでヨシ!

 

 

 

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