つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

わたし、定時で帰ります。第6話感想〜タネダ・オンナ・トリコ〜

主観による評価

★★★☆☆

 

来栖の気持ちが痛いほどわかる。

仕事任されたのに、クライアントはいい顔しなくて、しかも見守って、さりげなく導いてくれると思っていた上司は明確にケチをつけてくる。

ケチつけてくるなら最初からお前がやれよ!

という気持ちに、最初はなった。育てようとしてくれているのは理解していても。

だから、正直に全部吐き出した来栖は褒められたものではないかも知れないけど、それを受け入れてくれる上司がいることは幸せだなあと羨ましくなった。

種田さんも人間だから、人に言われないと気づかないこともあるけれど、最初から完璧な上司と部下の関係にはなれないから、2人ともこれから良い関係になれるんじゃないかな。

だって、来栖は種田さんのこと尊敬しているし、種田さんは来栖に期待しているからね。

 

しかし、解決したと思っていた、家賃の価値観問題、まさか流される形で進んでいるとは思わなかった…。

同棲すると、さらに金銭感覚の違いは浮き彫りになるぞ…。毎日お湯溜めるだの溜めないだの。

話し合って15万円くらいのところで落ち着いたかと思っていたが、解決していなかったとなったら話は別で、別れるにおいが一気に強くなった。

結衣ちゃん、一度失敗していることもあって、「生活していきたい形が一致していること」に固執しすぎて、イエスマンになっている面があるのかもしれない。

生活の価値観が一致しているからって、なんでも相手に合わせていたら無理をする結婚生活になってしまう。

ちゃんと向き合って、「高いと思う」と話せば、聞いてくれたんじゃないかなあ。

 

現実的な話なら、例えば結衣ちゃんが友達でこれを相談されたら、話し合って巧くんと続けるよう言うだろうし、顔合わせすっぽかしてた過去があって今も婚約者がいるのに結衣の立場考えずに自分の気持ちだけ押し付けてきているような男なんか絶対やめたほうがいい。仕事第一じゃなくなってもその根本的な自己中心的な態度は変わらないと思うよ、って言うと思う。

むしろ二度とちょっかいかけられないように強めに言っておけ!ぐらい言うかもしれない。築き上げた信頼は一瞬で崩れたんだってわかってないんじゃなーい?種田。

巧くんと違ってなんでも言えて、何しても楽しいかもしれないけど、結婚生活は日常だから、多分、「楽しくなかったこと」を消化する時間がない。

 

それに、結衣ちゃんの種田さんへの態度を見ていると、やはりよりを戻すとは思えない。

気まずさはある。そして元彼だからこその言いやすさはあるけれど、全く下心のない「同僚としての心配」に収まってしまったように見える。

うまくいかなかった後悔と、もう一度やり直したい未練は違う。

もっと揺れ動く態度をとるかと思っていたら、6話でも揺れているように見えなかった。

だから、巧くんとは価値観の相違で別れるだろう(金銭感覚の話し合いが今後あれば別だが)けれど、それと種田さんとの復縁はイコールではないと思う。

一昔前の、どちらかを捨てたらもう一方を選ぶ女のドラマじゃない。

結衣ちゃんは、自分の幸せの形を自分で選べるから。今の手持ちで決めることはないって冷静に諭してくれる人も、周りにいるから。

 

しかしそれにしてもタネダコータローずるすぎる。

「好きですよ。」

は????わたしも好きだが??????????

なんだあれ。おい。お前家で国仲涼子待ってるのにそんなこと、おい…ダメでしょ…好きになっちゃう…。

「今でも好きです」の一言でこんなに心を鷲掴みにするのは、もちろん種田さんというキャラクターのこれまでの描写も理由の一つだけど、これが向井理じゃなかったら多分全然萌えなかったかもしれないから向井理は本当に強い。(某所で、これがキャスティング巧と種田逆だったら、種田いつまで引きずってんだよって思ってたわと書かれていて、わかる…となった。)

しかも、引きこもりの弟、雁字搦めにしてくる上司、闇抱えすぎだろ…。

視聴者の「結衣ちゃんに救われて欲しい欲」がMAXになってしまうだろ。(食欲、性欲、睡眠欲、結衣ちゃんに救われて欲しい欲)

結衣ちゃんに呪縛から解き放たれてやりたい仕事ができる職場に行って、やっぱり俺は仕事に生きるよ、なんて展開になるかなあ。

 

 

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