つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

「わたし、定時で帰ります。」第8話の前に〜nakamura omameさんの記事を読んで〜

巧と晃太郎の違いがよくわかる良記事

リアルサウンド」の、こちらの記事を読んだ。

巧か、晃太郎かーー『わたし、定時で帰ります。』が突きつける“結婚相手”としての究極の選択|Real Sound|リアルサウンド 映画部

とても良かった。どちらを選ぶかという条件の洗い出しがとても丁寧だった。

私の見る掲示板や、ヤフコメでは、「晃太郎一択!」「巧はDVしそう」など、巧が圧倒的に劣勢である。

私は別に巧とどうしても結婚してほしいわけではない。どちらかといえば種田派だが、そういった手放しで晃太郎を推す書き込みを見ると、「悪いところばかりではないんじゃ…」と擁護したくなってしまう。

晃太郎に偏りすぎた記事は、「結衣ちゃんにはこちらの方がふさわしい!」と決めつけたり、自分が恋愛相手として種田さんを選びたい気持ちと混同したりしているようで、苦手だった。

この記事は、その辺りがとてもフラットで、だからと言って巧を持ち上げすぎず、価値観の食い違いの小さな積み重ねにも触れている。

(Yahoo!ニュースに転載されたこの記事のコメントは、もちろん晃太郎一択!というコメントが多かった(笑))

 

 

私の主張は「今はどちらとも結婚しない」

私の主張自体は、今までの感想記事でも散々書いている。

わたし、定時で帰ります。第5話感想〜困りますお客様!困ります!種田さん!困ります困ります!こぼれてしまいます!種田さん!こぼれてしまいます!…愛が!愛が!!!〜 - つちや(仮)

わたし、定時で帰ります。第6話感想〜タネダ・オンナ・トリコ〜 - つちや(仮)

わたし、定時で帰ります。第7話感想〜酒と泪と種田晃太郎と私〜 - つちや(仮)

どちらかを選ばなければならないのであれば?と聞かれたら、恋愛するなら種田さん、結婚するなら巧くん、友達が結婚を迷っているなら巧くんを勧めると思う。いや、わからない。多分。多分だけどね。うーん、どうかな。

価値観の小さな食い違いで少しずつ離れていく巧くんと、同じ職場で働くと新しいものが見えて、尚且つ失敗を経たからか少しずつ近づいてくれる種田さん。

しかし、じゃあ種田さんを選ぶのか?と考えると、ここまで来て…?という、ドラマのこの話数でやるか?というメタ的ストッパーが心で警鐘を鳴らす。

それに、仕事人間だったのは福永の呪縛だったから、その呪いが解けたら仕事人間じゃなくなって結衣ちゃんとともに生きていけるのでは?とも思うし、今の種田さんは昔の種田さんとは違うとも思うけれど、一度植えつけられたトラウマがそんなに簡単に消えるとは思えない。

結局、結婚という一大事に大切にするものを見誤った、見捨てられたという経験は、仕事での頼もしさを目の当たりにしただけでは簡単に上塗りされない気がする。

 

正直、恋愛したいのはぶっちぎり圧倒的時速160キロで種田さんである。

でも、刺激的な恋愛相手とストレスなく生活できる相手は違う。

もちろん、合わせたくなるほど好きな相手というものもある。「合わせるから一緒にいてよ!」と。

でも、好きな人でも、10年…20年…好きという気持ちだけで合わせ続けられるだろうか。

そして、結衣ちゃんは多分、好きな気持ちだけではやっていけないと考えられる冷静な人だ。それがもともと持っていたものなのか、種田さんとの失敗を経て得たものなのかはわからないが。あんなに働き方が違うのに結婚しようとしたのだから、好きという最強の武器を携えて、どこまでも行けると思っていたんじゃないだろうか。

種田さんのことが好きだから耐えられる!と思った末のあの失敗・破談だったのだから、結衣ちゃんが「見直した」「今の晃太郎となら生活できるかも」「心から消せないくらいにもう一度好きになってしまった」くらいでは「もう一度やり直す」選択肢を選べない気がする。前よりも、絶対に慎重になるはずだ。

巧くんとの結婚より、傷の残る種田さんとの結婚の方が間違いなくハードルが高い。

でも、今後の展開として、種田さんへの気持ちが戻ってしまったら巧くんとは別れるだろう。そうでなくても、小さな食い違いがずっと続くことに耐えられないということに気づいたら別れるだろう。

(結衣ちゃん、現状で、目をそらしているだけだと思う。見て見ぬ振りしている。)

だから、どちらとも結婚はしなさそう…と思っている。

「種田さんも変わっている」というのは、事実だ。

でも、成長の見込みだけで結衣ちゃんが安定や穏やかな生活を手放すのとは、また別問題だろう。

また、巧くんについて「優しいだけ」「自分のことしか考えていない」など書かれているのもよく見るが、結局我々は巧くんと結衣ちゃんの歴史の一部しか見ていないため、我々の見ていないところで色んなことを乗り越えてきたんだろうと思う。あと、結婚生活で「優しいだけ」は結構重要だと思う。(これが言いたかった。)

でも、結衣ちゃんが種田さんに言うように巧くんに欠点は確かに言えなさそうなのも事実であり、なんかもう何がいいのかわかんねえな!

 

ただ一方で、新井Pの「巧と結衣と晃太郎の関係も大きく動きますよ!」というインタビュー記事…。

結論は結衣ちゃんが幸せならどちらを選んでもいいのだが、人生を共に歩むパートナーは今ある手駒から必ず選ばなければならないわけではないことは、忘れないでおきたい。

 

 

ヤフコメ同意見抜粋

非常に青ポチが多いのが悲しいところだが、「わかるよ!」と思った意見。

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それはとてもわかる。
f:id:tonsemgarden:20190604095443j:image顔が向井理なのがずるいよな!
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