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湯神くん、ありがとう
私が読み始めた時、既刊1巻。
なんだこの偏屈な男はと思いながら追い続けた。どの巻にも思い入れがある。周りから疎んじられる高校生を愉快な気持ちで見つめた。
「ぼっちになるのではない。ぼっちでいるのだ。」
この単行本帯の言葉通り、湯神くんは一人になってしまったかわいそうな子ではなく、一人でいることを積極的に選んでいる自由な子であり続けた。
「一人でも楽しめる」ではなく、「一人でいることそのものを楽しめる」ことを体現していた。彼は選んで一人でいる。彼は、一人でもいいのではなく、一人がいいのである。
湯神くんを見ると元気になるちひろちゃんの気持ちもわかる。人を必要としないことがこんなにも楽しそうな人、他にいないだろう。勇気付けられもする。
だから、物語が終わってしまって寂しい。本当に寂しい。湯神くんの新しい生き方がもう見られなくなる。いつかこの日が来るとわかっていたはずなのに、まだどうしようもなく受け入れられない。
こういうとき、湯神くんならどうしたかな。これだと、湯神くんはどう遊んだかな。それがもう二度と見られない。
これがいつか当たり前になっていくのも寂しい。
きっと、落語を見るたび思い出すし、真夏の高校野球を見るたび思い出す。
偏屈だけど、自分に必要なものをきちんと見極められる、そして本当は優しい湯神くんのことを。
そして、最後には人と一緒にいることを厭わなくなった、少しだけ変わった湯神くんのことを。彼を変えたちひろちゃんのことを。
そしてそのたび、寂しくて懐かしくて幸せな気持ちになる。私にとっての「湯神くんには友達がいない」は、そういう漫画だった。
湯神くんの世界からモブが減って、みんなを自分の世界に受け入れたから輪郭がはっきりしたんだろうか? https://t.co/MxwcSkRwqp
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月18日
傘貸して500円を請求した湯神くんと最終回の湯神くん
— †つちや† (@twottyeah) 2019年8月6日
以下、避難レベルの恋愛脳満開の感想。
描き下ろし感想
いや奇遇じゃねーじゃん運命こじ開けてるじゃん…。
「奇遇だね」って嘘つくなんて、本当に湯神くんだろうか。「やあ、待ってたよ」と言う男のはずだろう。
これが久住さん相手なら、待っていたことを素直に言ったような気がする。そういう人間だと私は16巻かけて受け取った。だから、要するに、「奇遇」のフリをした時点で、友達以上の思いがあったんじゃないかと思うのである。自覚していて気持ちを隠したのか、無自覚に奇遇のフリをしたのかはわからないけれど。(おそらく後者…というか、ストーカー扱いされたくなかったとかだろうけど。)待っていたと知られたくなかった、「この人」には。恥ずかしかったんだろう、自分が楽しみにしていたことを知られるのが。
…というのは色ボケ解釈すぎるかもしれない。
でも、奇遇なわけがないのに奇遇のフリをするという、ある意味いつもの湯神くんではありえない発言をしてしまう、誤魔化したくなる相手なんだろう、ちひろちゃんは。いつものマイペースではいられなくなる相手なんだろう。たしかに、友達ではない。
とりあえず、携帯電話がなくても、どんなに長い間遠く離れていても、彼は能動的に二人の運命を強引に切り拓ける人だということがわかった。
連絡先を知らなくても、ブランクがあっても、自分から会いに行ける。偶然なんか待たない。機会は自分で作るもの。それがわかっていることがカバー裏でわかったから、もう不安はない。
行動できる人だからきっと二人の未来は明るい。喧嘩しても謝りに行くだろうし、もう会いたくないと言われても恥ずかしそうな顔をしながら会いに行くだろう。…多分。
やっぱり湯神くん、ちひろちゃんが住んでいそうな地区で配達していたんだと思う。あんなに待っていたのに「奇遇だね」と嘘をついたのだから、配達で会ったのも奇遇のフリをするだろう。
でも多分探していたよ。思ったより時間がかかったけれど、会えてよかったね。ゆっこちゃんにお願いするんじゃなくて、自分で探したんだね。それもまた一つの彼の能動的な行動だ。
しかし結構ストーカーすれすれだな…。
ちひろちゃんが鈍くてよかったなあ。
- いつでもアザラシと野球を見るちひろちゃん
「ピッチャー交代のタイミングおかしくない?」ではテレビの方を向いているのに、「もーっ!」のときにはこちらを向いている。
湯神くんのメタファーだと思う。(分厚い色眼鏡)
- チケットをなけなしの金で買う湯神くん
いやそうだと思っていたよ。
思っていたけど、なけなしのお金で一人で見に行っていたことが実際に書かれると、それでも二人分のチケット代を捻出するんだ…と感動する。そしてそれを悟らせない。ものすごくギリギリなのにそれでも落語に誘う。愛だ。
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
- 「それなりによく思い出していた」湯神くん
名前でも思い出すし、名前じゃない象徴的なアイテム(羊毛フェルト)でも連想するなんて、なんだそれ。よく一年も会わなかったな。
そばにいなくてもいつでも相手をくっきりと思い出せるから実際に会う必要はなかったのかもしれない。なんだこれ。本当に友達じゃないのか?
落語以外で、生身の人間を思い出して一人で笑うような人間になったんだ。
他の人のことを思い出してこんなに笑うだろうか?門田のことでも笑いそうだな。
- ニヤリじゃなく笑う湯神くん
部屋で笑うのもそうなんだけれど、ちひろちゃんのことで笑うときはとても素直に笑う。
チケットを見つめながらニヤついていた湯神くんの口も、優しく笑う。ちひろちゃんに話しかけるぞと思ったら、楽しくなってきたのかな。
「すごーい」と喜ぶ顔が見たかった湯神くん…でも友達じゃない…(わからない…)。
たった数話で、「友達じゃない」の意味が変わる湯ちひ
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月18日
- 会う日が増えた二人
どうやって誘うのか教えて欲しい…。(未来がちょっと覗ければ満足だった人間が強欲になっていく様)
落語という目的なしに会うのは…それはストレートにデートでは?
多分、ちひろちゃんは「落語じゃないんだし払うよ」と言う。
湯神くんは家計が厳しいのに「いや俺が払うよ」と言うのだろうか。それとも、対等に割り勘するのだろうか。とても気になる。
いずれにしても、金欠だからと断ることはなさそう。
読む前
湯神くん15巻を読んでテンションを高めている 「城めぐりもボウリングも好きだよ。」から優しさを感じる。他の人にこんなフォローするだろうか。
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
クソどうでもいい話なんだけど、夫と付き合う前に、「2巻の話からは本誌で読んでるけど1巻を読みたい」と言われて湯神くんの1巻だけ貸したなと思い出した
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
読んでから
あのね 折り返しとその後のところがやばいです 湯ちひ結婚しますハイ
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
湯ちひはラブコメでした(分厚い色眼鏡)
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
え?奇遇じゃない なんだこの 見せて欲しかった湯神目線やばくないですか????????????????????????愛しかない 彼氏か
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
全然奇遇じゃない 湯神くんは自分の力で運命をつくったんですよ 奇遇じゃなく必然にしたんですよ 湯神くんが努力できるから湯ちひは大丈夫です いつでも必然になれます
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
見たい舞台裏が見られてしまったし、見たい未来のワンシーンが見られてしまったのでもう湯ちひは結婚します 私にはわかる
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
夫「何呟いてんの?」
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
私「湯神くんの感想だから見ないで」
夫「別に淫らなこと呟いてるわけじゃないでしょ?いいじゃん」
私「淫らなこと呟いてるんだよ!!!本来淫らじゃない健全な少年漫画で付き合うだの結婚するだの言ってるから見られたくないんだよ!!!恥なの!!!!!!」
夫「そ、そうか」
なるほどね(クスッ)(全レスすな) https://t.co/48L7Meni7u
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
私がくっつくと言ったら全員くっつくんだよ 間取りめっちゃいいですよね!?すごい舐めるように見てました 各々が重視する項目に特徴が出るのがかわいいです
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
「それなりによく思い出していた」から一年会わなくても耐えられたんでしょう(色眼鏡)
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
奇遇じゃなかったことが書き下ろしでわかるのに「奇遇だね」ってセリフ言わせるの最高だな…
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
っつーかやっぱなけなしの金じゃん なけなしの金で毎回○○。○を○○も○○するなんて愛じゃん…付き合ってんのかよ 付き合ってねーのかよ!!!!!!
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
奇遇じゃなかった(知ってた)
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
相手がいない時でもいつも思い出してたから二人は再会した時自然だったんだ
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
行こう 一緒に←いい言葉だ
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
落語なくても会ってたらもうそれって…ねえ https://t.co/7l3BKIS0RL
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
いつ呼ぶのかなあ
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
意見が分かれなくていいですね(同じ部屋で寝なさそう)(別室で寝そう)(別室で寝るほうがいざというときわざわざ相手の部屋に行くわけで、そのほうがえっちだ)
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
わかる えっそんな モロ照れじゃん https://t.co/MAhrlWu4jw
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
湯ちひ Forever Love
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
理解してるのに全く好きではない久住さん好き
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
なまいきざかりのあべゆきといい、湯神くんと久住さんといい、工藤新一と園子といい、恋愛関係にない男女好きなんですよね ふつ〜の友達
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
2回目からは高座のあとにバイト入れてないんだよなあ
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月17日
奇遇の定義と友達の定義を聞きたい
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月18日
一行
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月18日
緒こ
にう
°
読破おめでとうございます!!!!!
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月18日
全部飛んだ https://t.co/CCjpWrq1k4
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月18日
もりちゃんが「最近の漫画の終わり方は苦味が少し残るものが多いけれど湯神くんはソーダ水のような爽やかさで近年稀に見るよさだった」と言っていてわかる〜と思った
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月19日
後日の妄想
確かに湯ちひはトラブルがないとお泊まりしなさそう。例の部屋に…閉じ込めるか…?
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月29日
耳たぶに触ってもいい?
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月29日
触ったことあるよね…(呆)
耳たぶ以外は?
…
私「…」
耳たぶで理性を飛ばそうぜ(ドラゴンボール)
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月29日
セ…しないと出られない部屋に閉じ込めたものの腕のいい大工が部屋を開けてしまう回(いろいろな回)
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月29日
ちひろちゃんに「危ないから泊まる?」と聞かれた時点で「この人の危険察知能力は低すぎる気がする…試してみるか」となり、ご飯を食べ、お風呂から出たちひろちゃんに「湯神くんどうぞ😄」と言われ、「あなた…(ここで顔アップ)危機管理能力がなさすぎる!!!!!!!!」と説教をし、
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月29日
長い説教が終わり寝ることになった段階(背中合わせで寝ている)
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月29日
「心配してくれてありがとう、これからは気をつけるね…」
「そうしたほうがいいよ」
分岐①「でも湯神くんのときは大丈夫だよね?」「気をつけたほうがいいんじゃない」
分岐②「湯神くんのときも気をつけたほうがいいの?」「そうだね」
自分のときも気をつけて欲しいのか自分のときは気をつけないでいいのか、気をつけられると困るのか無防備なのも困るのか
— †つちや† (@twottyeah) 2019年7月29日