つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

ルパンの娘第6話感想〜もし、俺以外の奴に捕まったら〜

主観による評価

★★★★☆

 

戻ってこい!バカドラマ!(心臓マッサージ)

気楽に見られるコメディドラマがいつの間にやらシリアスドラマに…!(劇的改造ビフォーアフター)

 

捕まったら危ない、逃がしてあげられるのは自分しかいないというのが怪盗セイント・テールを彷彿とさせる。

結局、このドラマは「職務」に縛られた大人の怪盗セイント・テールである。(パクリとは一切思っていない。大人だったら?捕まえるのが仕事だったら?のif。)

本家怪盗セイント・テールにおいて、かずくんポジションである飛鳥Jr.は警察ではない、ただの中学生である。捜査協力をするだけの、工藤新一や金田一一と同じだ。責任をもって、職業として取り組んでいるわけではない。

だからこそああいう終わり方ができた。

でも、かずくんは正義感のある一般人ではない。警察だ。彼にとって、悪を取り締まることは仕事である。見逃すことを個人の裁量でしていい立場ではない。だから、もう現時点で共犯者になってしまっている。

大人であり職業として警察にいる以上、多くのルールと明言されないしがらみに縛られる。子供じゃないから、それは守らないといけないはずだった。でもそれより愛を選んだ。代償は7話以降描かれていくのだろう。

「もし怪盗セイント・テールが大人の物語だったら」こういう道を辿ったのかもしれないと思うと興味深い。あの二人は少女向けで、「なかよし」掲載だったから、迷わず一つのハッピーエンドを選ぶことができた。少女漫画と、全年齢向け恋愛小説の違いだろう。

 

そして、怪盗を追う者に「警察」という社会的立場が加わった結果、正しさの形は一つではないというメッセージも込められることになったのかなと思う。

警察としてのかずくんに求められる正しさを優先するなら、あの場で華を逮捕しなければならなかった。でもしなかった。

それが正義ではないわけではない。理由があって怪盗している者を、殺されるかもしれないとわかっていて逮捕することに抵抗を抱くことも正義感の一つだと思う。特に視聴者にとっては、警察としてではなく個人としてのかずくんと、その愛する人としての華のあり方を見てきたから、尚更。でも、二人の愛を見てこなかった人にとって、かずくんの行動は「間違ったこと」だろう。

恋愛としての正しさ、お仕事としての正しさ、ぶつかり合った時の正しさはどちらか、それとも合わさった何か別の解があるのかを考えさせるドラマでもあるのかもしれない。まあ、ただのコメディドラマかもしれないけれど…。

でも、少女漫画ならふんわり終わらせることのできた、お互いの親の仕事や盗みを働いた過去、そこに向き合うことがどうしても求められるドラマだから、結末がただのコメディだとしても、今後は割と障害を深刻に描くかもしれないと思う。

 

かずくん、バカじゃなくなったおかげで華を信じることができたけど、やっぱりバカじゃなくなったのめちゃくちゃ悲しい。

特に、次回予告のかずくんの危うさ。

やめられないなら一緒に堕ちようという闇カプは好きだが、かずくんの善性が曇ることは華も望んでいないだろう。

別れてほしくない。二人に心置きなく幸せになってほしい。記憶喪失になってほしい。

 

どうすれば二人は幸せになるんだ?華が泥棒を続けてかずくんが見逃し続けるのか?華が泥棒をやめて生き生きできる時間がなくなっても警察官のかずくんを支え続けることが良いのか?うーんうーんうーん、うーんうーん……

 

………………

 

そうだ!子作りしよう!

生まれて仕舞えばこっちのもんや!それが一番や!(^o^)ノ力技でハッピーエンドや!

 

おまけ

  • 歌がないと落ち着かない。
  • ブルだと思う(ドラマが違う)。
  • 疑心暗鬼
  • かずくんつまらないから私服持ってないのかな?

 

 

 

主観による評価

 

記録のために楽しいタイムライン残しておく。

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