つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

監察医朝顔第7話感想〜未来にあるのはあなたのいない幸せだけ〜

主観による評価

★★★★☆

 

この辺りのバランス感覚がとても良い。

 

悲しい現実を、「こういうときだからこそ仕事に集中しよう」と思える主人公、あまりにも「光」の主人公で眩しい。

そして、いい考え方だなと思う。「辛いときだから、ハードな仕事はやめてください」と断ったところで、ソフトな仕事の最中に辛いことを思い出すだろうし。

描いている話はとても重いのに、登場人物たちがそれを丸ごと飲み込んで日常を送ってくれるおかげで、視聴者も辛さを引きずらずに済む。

今回は特につぐみの存在が大きかったように思う。

この子が平和に暮らすために元に戻る必要がある。この子がいなかったら多分みんな今日もお母さんのことばかり思い出した。

子供は明確な「未来」である。明日も生きる。

お母さんのことを想っていても、「未来」を疎かにしてはいけない。

どんなに悲しくても辛くても、それはこの子には関係なくて、孫の祖父であり子の親であり続ける。

つぐみには常に笑顔の「じぃじ」でいるのがとても良かった。多分、この世の多くのおじいちゃんは、同じようにするんだろう。

 

 

それはそれとして、かなり衝撃的だった。

8年経ったらもう出てこないかと思ったら、開発のために掘り起こしていて見つかるとか、雨が降って見つかるとかがまだあるんだ。

平さんが探し続けることに難色を示す人たちも、こうやって「忘れさせてくれない」のが嫌なんだなあ。

まだ、遺品さえ届いてくれないのか…。

 

 

優しさよりお母さんが生きていて欲しかったと願っても、もう戻らない。

静かな悲しみが流れていた。

夫の偏差値が高すぎて感動した。

もはや非実在夫である。

 

  • 志田未来がめちゃくちゃ良かった。山口智子もめちゃくちゃ良かった。茶子先生にはこの人しかいなかった。全てを笑顔で飲み込んで柔らかく生きてきた女性の役が似合う。
  • 弁護士がバカなおかげでこちらはわかりやすかった(笑)

 

 

 

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