つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

俺の話は長い第2話感想〜お金のために動いている人の方が相談しやすい〜

主観による評価

★★★★☆

 

結局満はコーヒーを淹れることをやめてしまうというビターな終わり方だった。

姉の主張は極論だし言い過ぎだし言葉が悪い部分はあるけれど間違ってはいないと思う。(正論は伝え方を間違えれば正しくないとも言えるけれど。)

朝早くコーヒーも淹れるし働きもする。これを選択しない満が悪いといえば悪いのだけれど、荒療治だったとも思う。

満自身も自分の一番したいことがわかっていないのだろうから。

 

店は潰れ、夢を失った。

その長い長い失恋を断ち切って、働きに出るようになる物語に変わっていくのだろうか。

働きに出る満を見たいような、いつまでも荒唐無稽な理屈で周りを呆れさせていてほしいような、複雑な気分。

 

そういえば気づいたんだけど、満の話自体はそんなに長くなくない?

姉や晴海に何かを言われるたびに反論して、その反論に含まれる主張自体は不足なく伝えるためにそれなりに長いが、あくまで相手の言葉に応じているだけで、会話が長くなっていること自体は満のせいだけではないのではないか…?

まあ、会話自体が長くなっているのは紛れもなく満のせいだから、満は悪くないとは思っていないが。

 

そして相変わらず満と晴海の関係が良い。良すぎる。

相手がお金目当てだとわかっている(あなたのことが心配だからなどという曖昧な理由ではなく下心しかないと明確)方が話しやすいというのはめちゃくちゃわかる。

特に、情を信用して裏切られたばかりの晴海にとっては、このゲス野郎の方が「わかりやすくて」ちょうど良かったんだろう。裏切るか裏切らないかわからない(あとで心変わりをするかもしれない)より、金があるから裏切らないことがわかっている方がいいんだろう。寄り添ってくれているわけじゃないけど、裏切らないことの方が大切なんだろう。今は。

裏切りませんという顔をしても人間は感情で動く。でもお金で動く人はお金のために動く。

それに、お互い「働かなきゃいけないとわかっているけれど何もできない」「学校に行かなきゃいけないとわかっているけれど何もできない」という状況が似ていて、心の中の何かが壁になって思いきれなくて、だから心を開いたんだろう。

一見挫折を知らない、学校に行くことも働くこともすんなり「ふつうに」こなせてきた母親に「行きなさい」と命令されたら腹が立つし傷つく。挫折しているおじさんとの距離感が一番落ち着く。

 

しかし晴海、その男はやめとけ。

行動の責任をお前に背負わせようとする男はロクでもない。多分別れる時も「お前が別れたいなら」とお前を悪者にするぞ。

そいつはロクデナシだ。マジで。

先回りして満に説教されるんだろうか?

しかしニートの言うことなんか聞きそうにない顔してたなアイツ…。

まあでもこんなに堂々とした弁の立つ(しかも理屈は一見通っている)ニートそんなにいないから、押し負けろ!

 

 

  • 母親の口に戸は立てられない。これはガチ。

 

  • お姉ちゃん、本人に言ったのは悪いけど、まあ言われようと言われまいとフォークダンスの練習はしたくなかったんだろうな。お母さんはたくましくて「できる人」だからわからないだろうなあ。

 

  • これ、正論だと思うわ。強がっていこうな。

 

  • 何言っても「いやお前ニートだろ」ってなるの草。

 

  • 優しいけど不審者。

 

  • 多分マジでろくでなしだよ。お友達も、友達より男優先してっから。やめとけ。

 

  • 海のシーンの清原ちゃん、マジで演技神がかってたな。

 

  • どうして働くこととコーヒー淹れることどちらもしようとしないのか。

 

 

 

 

 

 

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