つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

ニッポンノワール -刑事Yの反乱-第2話感想〜よくわからん〜

主観による評価

★★☆☆☆

個人的には、かっこいいシーンやかっこいい設定を羅列しただけでそれらの結びつきが曖昧なドラマ(シーンを寄せ集めただけでストーリーが荒唐無稽なドラマ)はドラマとしてどうなの?と思うんだけど、おもしろいって言っている人が圧倒的大多数なので、私向けのドラマじゃないという結論になるだけだった。(このドラマばかりはヤフコメの辛口コメントに癒された。)

ただ最後までできれば見たい。

それは、もしかしたらどんでん返しで、私が悪口を言っていたようなこともきれいに全て回収してくれるんじゃないかと期待してしまうから。

悪口言ってごめんなさい、こうやって最後に回収するためだったんだねと思いたいから。手のひらを返させてほしい。

こういうのも、たとえばパスワードを知るためのヒントを探すとかいう展開が待っているかもしれないし。こういう演出があるんだとすれば楽しみだし。

 

展開に無理があるというわけではないと思う。

黒幕に踊らされ警察内部の関与した人物を次々に処分していく(のかな?)展開自体は面白い。

多分、脚本家の中ではちゃんとしたストーリーがある。

ただ、他人には書いたことしか伝わらないことが理解できていない(自分で気づけない+それを「これだとここの繋がりがわかりにくい」と指摘する人が周りにいない)んだと思う。

現実でも、たとえば、友達に「よっちゃんとご飯行ったんだけど、その時出てきたキムチが辛かった」と言えば、「よっちゃんって誰?」となる。

「無印に行ったら靴下が売ってなかったからお金下ろしに行った」と言えば、「どうしてお金下ろしに行ったの?」となる。

「従姉妹のよっちゃん」「無印ではクレジットカードが使えるけど靴下を買いたい他のお店ではクレジットカードが使えなくて現金を下ろさなくてはいけなかった」といった説明は、自分以外に理解してもらうためにしなければならない。

相手に的確に伝えたいと考えているなら、同じ情景を思い浮かべてもらうだけの必要最低限の情報が何なのかを考えて取捨選択する必要がある。

自分の頭の中で全ての事象は論理的につながっている。でも他人にとっては事象だけ見せられてもその間の正しい繋がり(自分の頭の中で見えている繋がりそのまま)は読み取れない。

だから、このドラマでも、脚本家の考えるかっこよさをそのまま伝えるためには説明が足りないんじゃないかと思う。

頭の中で道筋がどんなにしっかりしていても、説明しなければ頭の中が見えない他人には伝わらない。それをわかっていないんじゃないか。

 

ただ、脚本家のせいじゃない。

頭の中でストーリーが出来上がっているんだから、アウトプットするときに「この情報がないとわからないかも!」と気づけなくても仕方ない。(物書きなら客観的に見て気づいてほしいことでもあるけれど。)

だからこそ、視聴者の立場になって「すいません、ここちょっと視聴者にはつながりがわからないと思うんです」と指摘する人が制作現場にいるはずでは…?

もしかして校閲一切せずに脚本って通るものなの?誰も「知らない人が見ても伝わるように」と考えていないの?

そして、視聴者がシーンとシーンの流れに納得感を持てないことに気付けないのは、雰囲気をかっこいいと思ってついてきてくれる人たちはそこを気にしていないから。(それ以外の部分に惹かれているから。)

かっこいいシーンは本当に見栄えが良くてかっこいい。

だからこそ前後が大事だと思う。

このままだと、どこかのドラマで見たかっこいいシーンを集めただけになってしまうから、なんとかしてほしい。

 

かっこいいシーンを並べただけで雰囲気で乗り切ろうとする上に挟み込むギャグは「雰囲気でついてきたファンだけが楽しい」寒いものばかり…って私いつも何かに対して思っているなと思い至ったんだけど、雰囲気だけカッコ良くて結局何がどうなっているのかわからない(しかしいつの間にかうまくいった空気が流れる)ゼロ●ムの漫画だ。すっきりした。

 

追記。

本筋を彩るための演出という手段が目的になっているからなんだろうな。

 

放送直後の文句。

(でもこれも、めっちゃかっこいい終わり方だった…!と思えるようになると思うからできることなら雰囲気に飲み込んでほしい。)

 

 

 

 

 

 

 

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