つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

同期のサクラ第3話感想〜全員がしたいことだけしていたら崩壊するんだろうか〜

主観による評価

★★★☆☆

 

正直、「私には夢があります」で改心させる展開は苦手だ。

でも今回は、今も根強く残る「それくらいセクハラじゃない」という男性からの圧に逆らうような内容が良かった。

 

百合が、手を握られた「くらい」と上司に言われたシーン。一瞬すみれ(相武紗季)の表情が大きく映った。

多分彼女も、子供を一人で育てる中で、色々なことを言われただろうし、独身時代は特に同じような目にあったんだろう。

多分今も、「それくらいセクハラじゃない」という言葉に苦しんでいる人が山ほどいる。そこから逃げることを優先して何かを捨てなければならない人も。

前回の過労に続いて、社会に蔓延る問題に切り込んで苦しんでいる人にメッセージを送った。

耐えなくてもいい、一番大切にしたいものを大切にすればいいと。

それを目的としたドラマなのかもしれない。

 

ただ、サクラが人のことは気遣わないのに自分のことは忖度してもらうことはやはり気になる。

「すぅ〜」で言うことを聞いてもらおうとするのも、夢があるという理想を押し付けるのも。

他人の夢とかどうでもよくない?あなたの夢を叶えることにどうして寄与しなくちゃいけないの?あなたの夢のために行動を変える必要があるの?夢を叶えてあげたいと思うほどあなたのこと好きだってどうやって判断したの?…と思う。(もちろん、そう思わないから同期たちはサクラが大好きになるんだろうけど。)

夢があるから(協力してください!)、夢があるから(夢があることが素晴らしい!)。

サクラがなぜ自由に振る舞えるのかというと、サクラ以外の人が我慢しているからなんだよなあ。

勿論周囲の人たちの我慢は「勝手にしている」と言われればそれまでなんだけど、じゃあみんながみんな自分のしたいようにした場合どうなるんだろう。

そうしたらサクラが逆に調和をとる側にまわるんだろうか。

それとも、各々のしたいことをすることが一番調和につながるんだろうか。カオスに見えて、各々の「したいことをするエネルギー」が合わさると1つの大きなうねりになるんだろうか。

「私は耐えないと」という勝手な我慢は、無駄なんだろうか。

 

しかし、サクラこのままで土木行けるのかなあ。

震災で工事が延びて、もしかすると10年後でも工事中なのかな。(壊れた場所を直すことを優先するとか。)

 

余談。

ヤフコメで、「まさかサクラがこのあと泥沼不倫にはまって相手の奥さんに突き飛ばされて意識不明になるとは思わないよなあ」というコメントがあり、赤ポチの方が青ポチより多くて驚いたのだが、公式情報じゃないよね…?

 

 

 

 

 

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