つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

知らなくていいコト第1話感想〜妙齢女性主人公ドラマの物語開始時点の恋人は大体別れる説〜

主観による評価

★★☆☆☆

G線上のあなたと私やサバイバルウェディングもだね…。

 

つまらないわけじゃないはずなんだけど、「面白かったー!継続!」とはなれない第1話。

自分が何を微妙と感じているかもうまく言語化できない。

感想を書いている中では、

  • サービスシーン(重岡大毅の彼氏キャラに良さを感じる女性を増やす目的)がある➡︎サービスシーンに負けないほどのそれ以外のシーンの描写が少ない(メインストーリーの力が思ったより弱い)
  • 「主人公のヒューマンドラマ」と「取材対象のヒューマンドラマ」の力関係に差がありすぎて、取材対象の心温まる物語の印象が薄い➡︎「取材対象のヒューマンドラマ」パートの必要性が薄い

あたりが、「弱さ」の正体かなと感じた。

(偉そうにと思うかもしれないがこのブログはいつも偉そうですからね。)

まあ、ざっくりと言ってしまえば、お茶の先生のアレコレより、恋愛と出生の方が気になってしまうからお仕事ヒューマンドラマではないって感じだな。

 

しかし確実なのは物語開始時点で恋人がいると別れてしまうということ…それにしても早すぎる別れだが…。

 

1話の評価は微妙だったが、ドラマは3話見ないとわからん!(3話見なくてもわかるドラマはあるけど。)

ドラマとして微妙かどうかはまだ全然確定していないので来週も見る。

そして来週以降がクソドラマでも重岡大毅が出るなら見る。すまん。

 

 

 

 

良かったところ/悪かったところ

良かったところ

 

悪かったところ

  • どこかで見たようなキャスティング
  • どこかで見たようなキャラクター同士の関係性
  • どこかで見た展開「こうなるんだろうな」→裏切られない予想
  • 重岡大毅萌え」頼み感が強い

 

 

 

悪かったところを考えてみる

  • どこかで見たようなキャスティング・関係性
  1. ワンコっぽい重岡大毅これは経費で落ちません!
  2. 可愛いけど「結婚が全ての曖昧な解決策になる」と思って間の悪いプロポーズをかます重岡大毅これは経費で落ちません!
  3. パワハラ上司の山内圭哉獣になれないわたしたち
  4. 理解ある元カレと微妙に的外れで愛で何とかなると思っている今カレの間で揺れる(?)吉高由里子わたし、定時で帰ります。
  5. 婚活パーティーにいるえなりかずきG線上のあなたと私

 

役柄被りは、正直言うと悪いわけじゃない。

アンドロイドっぽい山Pも、適当なことやってるように見えてカリスマ性が溢れ出るキムタクもそれはそれでいい。その人が演じてそうな役を演じることが悪いのではない。

今回の問題は、前回のドラマからあんまり間が空いていないことだと思う。

このドラマのキャストや内容がいつ決まったかは分からないが、「元カレ」「今カレ」「仕事」「吉高由里子さすがに最近見たわ。ってなるわ。

 

ただ、この辺りは「よくドラマを見る」からこそ思うだけであって、久々にドラマを見た人とか、上記のドラマを見たことがない人にとっては問題ではない。多分。

でも個人的に一番困ったのは3。

けもなれって、上記の他のドラマに比べて結構前の作品なんだけど、関西弁でまくし立てるようなパワハラ、流石に被りすぎでは…。

 

 

  • どこかで見た展開

これは、このドラマの問題というより、よく感じることかもしれない。(個人的に「わたし、定時で帰ります。」を思い出してしまうこととは別問題。)

っていうか、結構斬新な設定なのにどうして全体的にそう感じるのかよくわからない。

 

「こういうわかってないプロポーズする男とはすぐに別れる」と予想がつく展開が予想通りに進んだことで、お決まりを裏切らないドラマなんだろうなというイメージになった。

「こういう展開があるということは、次はこうなるんだろう」という予想が当たるのは面白さでもある反面、続くと「またか…」と飽きてしまうのでなんとかマンネリにはなって欲しくない。

フォロワーも言っていたのだが、一見すると今まで見たドラマとは似ていないのに、見ていると「この要素はあのドラマ」「あの要素はこのドラマ」という、どこかで見た設定ばかりだなと感じてしまう。

まあ、完全オリジナルのドラマなんて無理だと言われればそれまでだが。

 

 

ジャニーズが出演しているドラマにおける問題の1つとして、Twitterの公式タグがオタクによって占拠されることが挙げられる。

でも、これはジャニオタのせいでは無い。推しが出ていたら、次のドラマの仕事につなげるために、公式タグを盛り上げたいのもわかる。

全ては、キャラ萌え以外の感想が盛り上がらないドラマの内容のせいだと思う。

なぜなら、本当に面白いドラマならキャラ萌え以外の感想もちゃんと盛り上がっているから。

キャラ萌えツイートばかり出てくるのは、そうじゃないツイートが少ないから。

Twitterでタグをタップするとまずそのタグの「上位」ツイートが出てくるが、キャラ萌え以外の感想でもRTが多ければ上位に入るのだから。

 

たとえば「監察医朝顔」では、風間くんと森本くんという2人のジャニーズが出演していた。ゲストでもう1人いた。

だからやっぱり公式タグには「森本くんのここの動きw」といった動画がたくさん上がっていた。

でも、それ以上に感想がたくさんタグ付きで書かれていた。

前クールの「俺の話は長い」に至っては、もはや「ここの斗真かっこいい」というツイートはあまりなく、純粋な感想ツイートばかり上位にあった。「グランメゾン東京」も、「コードブルー」もそうだ。

(ここまで書くと、「グループではなく単体で活動している人だからなのでは…?」という共通点に気付いてしまうが、愛でられ方はグループ活動のジャニーズと同じだから、関係ないと思っている。)

 

だから、現時点では完全に重岡大毅の勢いにドラマのストーリーが負けていると感じる。

女性の視聴の継続が、「恋人の描写」に懸かっているというか…。

殺人犯の子供だと知ってしまうという非常に面白い設定なのに、なんとなく力が弱い。

そのせいでストーリーで引っ張っていけていない。

個人的に、この感覚の正体が言語化できなくて一番困っているポイント。

「キャスト頼みかあ」とならないようにしてほしいなあ。

 

 

 

物語開始時点の恋人

記事冒頭にもツイートを貼ったが、本当にすぐ別れるな!

 

理由を考えると、ドラマというのは多くの場合変化を描くものだからなんだろうな。

彼氏がいないなら、彼氏ができるまで・結婚するまでがゴールなのと同じように、彼氏がいるなら、それをリセットしてからがスタート。

平凡に、第1話の時点でいる恋人とまったり過ごすのは変化にはあたらない。

今回のドラマは第1話で別れてしまっているので、これからよりを戻す可能性は大いにあるけれど。

 

とりあえず、即答する奴は本当にダメ。

冷静に考えたら考えが変わるかもしれないことくらい中学生でもわかる奴はわかるのにどうして大人になって無責任に即答してしまうのか。

 

あと、口がうまい奴もダメ。

若い女性の皆さん。口がうまい奴は信用しちゃダメだよ。

「言葉はいくらでも嘘をつく。本当のことは行動に現れる」って刻んで!!!!

 

それはそれとして、事態の解決策としての脳直プロポーズは本当に最悪だなあと思った。

「そういうことじゃない」の極み。結婚する喜びで問題がうやむやにできるわけでも苦しみが上書きできるわけでもないんだよ!

最近こういう理由での別れが現実でも多いんだろうけどドラマでも多いよね。

女性が自立して、「逃げ道としての結婚を選ぶくらいなら結婚なんかしなくていいや」と思えるようになったのもあるんだろうけど。

(いや、今回は殺人犯の血が流れているからとかそういう理由の男からの別れなので同列には語れないんだけど。)

 

2話以降も登場するようだけど、どうなるんだろう。

個人的には、「じゃあ一人で生きていくわ!」とはなって欲しくないけど、略奪(元カレ)も嫌だから、野中くんと乗り越えて欲しい。

でも、その場合、「殺人犯の子供じゃなかった」だと、「それなら結婚したい!」っていう薄情な男に見えてしまうから、「殺人犯の子供ではあったけどやっぱり一緒にいたい」という道を選んで欲しいな。

例えば、殺人犯の子供ではあるけれど、ケイさんの過去との向き合い方を見て惚れ直した…とか。安直かな?

 

 

 

タイトルの意味

単純に「殺人犯の娘」であることを指すのだろうか。指輪の贈り主なんて調べなければ良かった。(指輪をもらっただけの可能性もあるにしても。)

このことを指しているのだろうか。

でも、これはもう第1話で判明してしまった。(勿論殺人犯が父親というのはミスリードで、全然異なる真相がある可能性のほうが高いけど。)

こんなに単純なタイトルがあるだろうか。

 

ところでこのドラマ、実はヒューマンドラマらしい。

多分、基本的には第1話のお茶の先生の話のような、週刊誌に取り上げられるような出来事を1話完結で扱うんだろう。

その内容が、心温まるような内容なんだろう。そして、それこそが、私たちが本当は知らなくていいことなんだろう。

ただの一人の「おばあさん」の本当の気持ちなんて、雑誌を読むだけの人間にとっては間違いなく「知らなくていい」ことだ。

ドラマ内でも指摘されているが、本当は知らなくていいことでお金儲けをしているのがケイトたちの仕事だ。

 

だから、この物語には2つの軸があって、「自分の出生のこと」「取材対象の人生」のどちらにおいても、本人以外は知らなくていいことがあるというダブルミーニングなのかもしれない。

 

しかし、「週刊誌記者が自分の出生の秘密にも迫っていく」お仕事系ドラマにしたかったのなら、配分を間違えたんだろうなという気がしてならない。

母親が死ぬのがもう少し後なら、お仕事ドラマの中に自分の謎を追いかけるパートがあるような印象になったんじゃないか…。あんなに早く死んでしまったら、物語の方向性は完全に主人公の人生がメインになってしまう。

この辺りの配分が、言語化できない微妙さの正体かもしれない。

単純に、ヒューマンドラマパートより主人公パートの方が目立ってしまっている印象だった。勿論個人的な感覚だが。

 

 

 

恋愛についての雑感

  • たった1話で「幸せになれそう!」からの急転直下。

 

 

 

  • ケイさんが元カレと話しているときの野中。嫉妬しないのが男らしいと思っている感がしっかり出ていたやきもち演技良かった。でもそのせいで巧は…。(わた定のトラウマ)

 

  • 匂いとしては元カレを選びそうな雰囲気がめちゃくちゃあるが、妻子持ちらしいので、どうなるのか。不倫か?

    吉高由里子のドラマは優男より元カレ選びがちって言われてたけど、わた定より前を遡れないからわからない。大きな違いとしては、キアヌリーブスを全否定するところと、柔らかく肯定するところか。まあ、元カレは真相を元から知っていたので、同条件で比較した価値観ではないが。個人的に、番宣ペアが柄本佑なのは不安しかない。

 

  • 「殺されたのは誰なのか」について。

    この展開、あるんだとしたら元カレ側かな〜と思っている。二人の別れの理由はまだわからないけれど。

 

 

 

 

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