つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

知らなくていいコト第5話要約感想〜尾高さんの仕組みはパチンコと同じ〜

 

前回の感想

 

 

 

第5話要約

  • 事件現場となった元キャンプ場に、ケイト一人で行かせたくなくてついてきた尾高。「あんまり優しくしないで」と言うケイト。ケイトは父がここで殺人を犯したことへ思いを馳せる
  • 警察署長が孫を殺した事件の裁判でケイトは傍聴に当選し、被告が何かを隠していると感じ、周辺を取材する
  • どこでも「スパルタ教育をしていた」と報じられており本人も厳しく育てたと証言しているが、一部の人間は「愛情があった」と報道の真逆のコメント
  • 面会は断られる
  • 父親の動機を知ることができない代わりなのか、ケイトが警察署長の動機を躍起になって探っているのを察する尾高
  • 被害者周り(ロースクール)を取材してみると、趣味は爆弾作りであだ名はバッキン、友達に好かれていなかったことが判明。バイト先でも評判は最悪(祖父の権力を盾にしてサボる)
  • ハンドルネーム「バッキン」による匿名掲示板の「爆弾を保育園に仕掛ける」という書き込みから、被告は孫が殺人を犯さないように殺したのではと疑うケイト(農林水産省事務次官の息子殺害事件のオマージュか)
  • 再び面会を望むケイトに、弁護士は「本人は静かに償う気でいるから真相は明かさなくていい」と追い返す
  • 野中は後輩に迫られ付き合うことになる。「ケイトと別れた理由は聞かないで」とわざわざ言う。父親の職業などのルーツを事前に聞く野中。付き合うとは言ったが結婚するとは言ってないと言われ拍子抜けする
  • 酔ったケイトを家に送り届けた尾高は、一人で納骨したと言ったケイトの部屋にまだ骨があることに気づくが「見ないで」と言われ「何も見てないよ」と返す。だが抱きつくケイトを抱きしめ返すことはしない
  • 他の面会希望者と比べ段違いの情熱に弁護士が折れ、ケイトだけは面会できることに(おそらく父親の事件のせいで他の人と「動機を明かすこと」への思い入れが違う)
  • 何も話してもらえなかったが、編集長が興味を持ち、状況証拠と想像で記事を書くことになるケイト。「殺人犯が守りたかったもの」と入力し、自分の父親にも罪を被ってまで守りたかったものがあったのかと想像する
  • 断定口調で書けないケイト。編集長が書き直した断定口調の記事は飛ぶように売れ、世論が180度変わるも、被告は控訴しなかった

  • 尾高に頼らず一人でノトアに会いに行くケイト。渡された週刊イーストの名刺を握りつぶし、金を要求するノトア

 

 

 

主観による評価

★★★☆☆

 

納骨するなら呼んでよと言うくせに、仏壇買いに行きたいとケイトが甘えると「一人で納骨できたのに仏壇は一人で買えないの?」と返す尾高さん。

頼ってよと言うことと甘えに応じることは違うんだろう。

「頼ってよ」の返しで「お願いします」と言われたら協力していいが、多分最初から甘えられた事柄にそのまま応じたらいけない。

ケイトが欲しいときは欲しい言葉を与えない。一線を守るために。

でも逆効果だと思う(笑)

人はいつもご褒美が出てくるよりたまにご褒美が出てくる方がハマる。本当に欲しい時に欲しい言葉をくれない人のほうがハマってしまう。

欲しい言葉を、毎回くれるのではなくたまにくれるからほしくて何度もトライする。尾高さんの行いはパチンコ台と同じ。

一線を守るための行動が逆に「頼りたい」「どんな時に甘えさせてもらえるのか」と思わせてしまうんじゃないか。ケイトは知らんけど私はそうやな…。(知らんがな)

女はフィクションだとツンデレわりと好きだからね。(表情やモノローグで本意を察させてくれるから。現実では素直に言えよ。)

こんなに、言って欲しい言葉を言ってくれるくせに、

求めると言ってくれないなんて、緩急の付け方がうますぎるだろ。

 

一線を頑なに守られているからこそ恋い焦がれる。

でもこの二人には不倫して欲しくないなあ。

奥さんと出会って穏やかになった尾高さん。ケイトへの未練がなさそうだから、大丈夫だと信じたい。

来週は水を浴びせられたケイトにシャワーを浴びさせるために連れて行っただけ、だよね?

 

ノトアについて、「どうして無差別殺人なのか?」「何が動機だったのか?」と疑うケイトは、多分「冤罪」か「理由ある殺人」だと思いたいんだろうな。

そりゃ、殺人は犯していない方がいい。

ケイトの何かの罪を被った可能性もなくはない?あれ?ケイトが生まれる前か?

ケイトが間違って毒を入れちゃった罪を庇ったとかなら希望があっていいんだけどね。10の秘密と少しかぶるね。そうでもない?

断定口調で警察署長の物語を紡げなかったケイトに、断定口調にしたくないのか?と考える編集長。

これが後々ケイトの出自を探ることにつながらないといいけど…。

(ちなみにここ、パワハラ野郎じゃないんだなとちょっと好きになったw)

 

しかし毎度毎度、なんとなく現実の何かを彷彿とさせるオマージュの事件やオマージュの関係性が多いな。

オマージュがしたいだけなのか、過去の事件掘り起こして「こんな真実があったらどうする?」って言いたいのか、オリジナルで考えられないのか、マスコミという身内の言い訳がしたいのかよくわからない。

「新聞やテレビは忖度しないといけないの!」ってわざわざ言わせるのは、テレビ局や脚本家の言葉な感じがして、ちょっと好きじゃない。(登場人物に無理に政治思想を代弁させるタイプのやつか?)

前回は被害者遺族にインタビューしたくない!とごねる新人が描かれた。あれも言い訳がましいんだよな。

 

関連して、若者の働き方や考え方もよく描かれるなと思う。

デスクより先に帰る新人、やり方に歯向かうしガツガツしてない新人。

「今の子たちは」と思いながらも、ちゃんと仕事してるなら文句を言わない職場というのは新しいしこれから目指すべき雰囲気だなと思う。

 

そういえば前回、ラグビー部の交通事故が塾講師の事件とつながるのかと思ったらつながらなかったから、そういうブラフを散りばめるドラマなのかなと冒頭考えていた。

何も盗まない住居侵入罪が同時に扱われることも、爆弾作りが流行りというのも、他のドラマなら繋がるけどこのドラマではミスリードなんだろうなと。

「他の事件や発言はメインの事件につながる伏線?と考えてると別につながりはない結末になるから翻弄されたくないなあ」と思っていたら今回は関係してた(笑)

爆弾作りが流行っていることも、「動機はみんなが納得するものじゃないと話が進まない」ことも、いい伏線だった。

 

結局「孫が人殺しをした自分」になりたくなかっただけなのか、孫を人殺しにしたくなかったのかはわからなかった。

でも各々の納得いく動機を選んで心の中で終わらせるんだろう。

納得いかない動機なら納得しない我々に対する皮肉なメッセージが込められたラストで、面白かった。

 

 

 

 

余談

次回は不倫ネタ。タイムリー!(いやいつでもタイムリーだが。)

芸能人の不倫ニュースが出るたびに「芸能人の不倫で騒げるなんて暇人だね」「他人の家庭のことで騒ぐな」「アメリカでは〜」っていうやつをやりそう。(適当)

↑昨日見たこのリプツリー、わかるなあって思った。

マジで余談だね…。

 

 

 

 

 

 

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