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テセウスの船第4話あらすじ要約感想〜ハイテクババア再現度高けーなオイ〜※原作ネタバレ前ワンクッションあり

 

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第4話要約(もはや要約ではない)

※内容的には5巻ラストまでだが、回想などが思い切りカットされている。

  • 過去を変えて最悪になってしまった未来では由紀は妻ではなく、音臼の事件を探る記者。自宅にいないため由紀の実家に会いに行くと事件に関する質問攻めで、心は求めた未来とのギャップに苦しむ
  • 兄も母も妻もいない世界で、心は変わり果てた父と面会。覚えてくれていたことにほっとして父さんと呼ばせてもらうようになる。佐野にとっては31年待った面会であった
  • 心が去ってからの31年が佐野から口頭で語られる
  1. 金丸は死んだ(原作では、元々の歴史にはなかった出来事)
  2. お楽しみ会は中止にできなかった
  3. オレンジジュースではなくはっと汁に青酸カリ(ノートを見て計画を変えた)
  4. 佐野の家から青酸カリが出てきて逮捕
  • 心が無実を信じてくれると思って31年耐えられたが、新しい人生を歩む妊娠中の鈴と面会し、鈴にも心にも自分の人生を歩んでほしいという思いから、再審請求するつもりはない佐野
  • 鈴に会いに行き、平穏に生きるために名前(佐野鈴→村田藍)も顔も変えた姉の苦しい人生を思いやる心
  • 鈴の夫とその母親に会うと、夫はクラスメートの加藤みきお(今は木村みきお)、義母は木村さつきだった。加藤みきおは青酸カリの後遺症で下半身不随。みきおもさつきも、「藍」が鈴とは知らず、みきおと鈴は偶然出会って結婚した(鈴は贖罪の気持ちで結婚した)
  • さつきは未だ佐野への憎しみが強い
  • 心とも父とももう会わないと言う鈴
  • ネットで「被害者の集い」の情報を得て、由紀に開催場所などを尋ね、「冤罪の証拠をくれと要求するのは無神経。みんなまだ傷ついてる」と正論を言われるも、覚悟の上だと宣言する心

由紀「なんの罪もないのに家族というだけで辛い人生背負わされてきたのに、どうして助けようとするのか」

心「自分にとってはたった1人の父親だから。そして信じたいと言ってくれた人がいたから(別の世界戦の由紀)

由紀「信じるって言ってくださった方、素敵な方なんでしょうね」

心「俺の一番大切な人です」

  • 鈴をカフェに呼び出し、父親を助けるために被害者の集いで証言者を探すことを提案する心。「それが私たち家族の運命だった」と言って見捨てようとする鈴(さつきとみきおは集いに参加しないが、あとで映像などを見たら心が息子だとバレる=その姉である「藍」が鈴だとバレるという懸念もあり)
  • 鈴は「名前も顔も変えて、好きでもない人と結婚して手に入れた穏やかな人生を台無しにしないで」と言うが、面会で、二度と会わないと言った自分に「会えなくても元気でいてくれればいい」と言った優しい父親を思い出し、最終的に集いに行くことを了承する
  • その様子をカフェの隣の席から見つめるさつき。みきおとさつきの自宅には監視カメラがついており、その映像を見ている
  • 被害者の集いでは、佐野を1日でも早く死刑に!という論調。由紀も心の特攻を見学にやって来た
  • 証言者を求めるために突撃しようとするが、想定外のさつき登壇。さつきが来ているから諦めると鈴に電話する心
  • 鈴は証言してくれる人を見つけて来るように言う。お父さんの無実が晴らされれば、みんな笑って暮らせるんだから、それまでは私たちが頑張る番だと覚悟を決めた
  • 心さんが見ていることに気づきつつ壇上で話し続けるさつき(心が佐野の息子だと気づいている様子)
  • 鈴が背中を押してくれたが、やっと自分の人生を生きようとしている姉の幸せを壊すわけにはいかないし姉が苦しんで一番悲しむのは父だと諦める心を見た由紀は、記者であることを名乗って壇上で新たな証言者を求める
  • 野次られ、人の不幸を食い物にするなと水をかけられながら、被害者たちの前で「本当に佐野が犯人だったのか」と問いかける由紀を眩しい気持ちで見つめる心
  • めっちゃ怒られた!と笑って言う由紀の本質の変わらなさが嬉しい心
  • さつきは悔しそう(心と「藍」の正体に気づいているから、公的に正式にそれに気づいたことにできる機会を失って悔しい?)
  • 後日、監視カメラで「藍」を見つめるさつきの手元には妊婦が描かれた不気味な絵がある

 

 

 

主観による評価

★★★★☆

 

「何言ってんだ!?俺だよ、由紀!俺だよ!」って言い続けない心さん、あまりにもタイムスリップものの主人公の素質がある。

理解が早い。嫌がったらすぐ辞めるやん。えらい。しつこすぎると「どうしたんだろうこの人」を超えて「まじ無理」になっちゃうからね。

ただ、別の人生でも、由紀は心さんの人生に関わっていて、そして変わらず心さんの光であり、もう一度心さんが恋に落ちるあたり、運命の人なんだなと思う。

「被害者の集い」に突撃するシーンは原作にないオリジナル展開だけど、由紀に惚れ直すのがすごくよかった。

何度生まれ変わっても、また君を好きになる感がある。由紀の魂は変わらないんだなあ。

 

しかしさつきクソ似てるな…って思った(笑)

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姉に連絡先を聞く心さんを見ていたら、我々が見ていないだけで、第1話の心さんも「姉と成長した心さん」なんだなと思った。

勝手に「小学生時代の姉」と過去で交流しただけのように思ってしまっていたけど。

弟感あってよかったなあ。

 

鈴と佐野の面会のシーン、めちゃくちゃ泣いてしまった。

佐野が逮捕される日のこと、原作では描かれているのにカットされていた。

これも描かれたらもっと泣いてしまうな。

 

全体的にカットする部分がめちゃくちゃ上手い。

削っても違和感ないようにしている。冗長じゃないし。

「あのシーンがなくても大丈夫」なようにしているんだろうな。オリジナルなシーンがその補完になっている。

原作とはだいぶ違う印象になるから、どうなるのか楽しみだしめっちゃ気になる。

 

追記:原作と犯人違うって竹内涼真が言ってたって記事読んで驚いた。どうなんだろ?

 

 

 

原作比較(原作ネタバレあり)

テンポをよくするためか、かなり大きくカットされている。

でも、どれもこれも上手くカットされているなと思う。

 

心さんが最初姉に会いに行った時は家まで上がらなかったとか。後々家に上がる展開があることに変わりはないから、「何回か」を省略しているのかな?

それゆえか、今のところみきおのモラハラ感がない(笑)

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まあでもこの辺りは来週描かれそうかな?

追記:竹内涼真の言う通り原作と犯人が違うならこの辺も特に描く必要はないのかもしれない。

 

他に例えば…

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お楽しみ会から遠ざけた佐野の子供2人が勝手に学校へ来てしまうシーンがない。

原作でも回想だから簡略化されていたが、ドラマではそれ以上に短い。

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ドラマではオレンジジュースの代わりにはっと汁(宮城県の郷土料理らしい)に入れられお楽しみ会で21人が死んだたことになったが、漫画ではそもそもお楽しみ会の日は誰も死ななかった上に、混入していたのは牛乳に変更されていた。

北海道だったから牛乳だったが舞台が宮城県になったことで変えたのだろうか。

(ちなみに、「他の人視点の31年前」については今後描かれそうだから、触れない。)

 

この辺りは大きな問題ではない。

まあ、こんなとこまで描いてたら大変だよな(誰目線?)と思うし。

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ただ、個人的に、心さんの部屋に届いていた大量の手紙が無視されたのは、今後の展開にもだいぶ影響が出そうだな…と思った。

例の気持ち悪い落書きが心さんの元に大量に届いていた前提がうしなわれて果たして今後どうなるのか。気になる。

 

ちなみに、原作では被害者の集いに行かない。

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証言者は自発的に現れる。

つまり惚れ直す展開もなかったため、ここのオリジナルは良かった。

 

ただ、原作通りなら、

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由紀が他の男と結婚していた…という絶望展開。

この設定、あるのかな…。

 

原作では、母と兄の墓の前で姉と語り合う、「鈴が追い込まれる日々」「佐野が逮捕される瞬間」の手厚い回想があるが、それはなかった。

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今後描かれるだけかな?

この辺りは感情移入のためには重要なんじゃないかなと思っている。

 

内容的には5巻の終わりまでだけどあまりに違いすぎるのでよくわからない。

姉と墓参りで語り合うシーンは存在していないが、あそこで語られる様々な事柄はこれから描かれるんだろうか。

 

 

 

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