つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

知らなくていいコト第6話あらすじ要約感想〜MajiでYamiに堕ちる5秒前〜

 

前回の感想

 

 

 

第6話あらすじ(もう要約じゃないから「主観による評価」に飛んでください)

【導入-ノトアと弁護士】

  • 「いくら出せばお話聞かせてもらえますか?」とありったけのお金を渡そうとするケイト。受け取らないノトア
  • ホースで水をかけられるも、「母の他にも大切な人(妻子)がいたのにどうして人を殺した?本当に犯人なのか?」と気丈に尋ねるケイト。何も教えてもらえず終わる
  • 濡れた体で凍えながら港を歩くケイト。車で到着した尾高はケイトを抱きしめてコートを掛け、近くのラブホテルへ連れて行きシャワーを浴びさせる
  • 尾高も、ノトアが自転車屋を始めてすぐの頃に水をぶっかけられた。一人で静かに過ごしたいんだろうとノトアの気持ちを察する尾高
  • 水をかけられても本当のことが知りたい、ママの愛した人がどうしてあんな罪を犯したのかが知りたいと言うケイト。お前のせいでこの世に産み落とされた私が知りたいと思っているのに知ることができないのはおかしいという理屈(強気)
  • 何事もなくラブホテルを出る二人
  • そのままノトアの弁護士に話を聞きにいく二人。ノトアの妻は夫に好きな人(ケイトの母?)がいることをわかっていた
  • ケイトは弁護士に、真犯人は別にいると思っているんだろうと問い詰めるが、ノトアは刑期を終えたのだからこの事件は終わったと言われる
  • 離婚した元夫人や息子の連絡先を聞きたがる失礼なケイトに弁護士は嫌な顔をするが、旧知の尾高のフォローでなんとか取り繕う。ケイトは尾高に「弁護士は何かを知っているからこそ戦闘的になりすぎるな」と諌められる

 

【事件-棋士の不倫】

  • 妻からのタレコミで、棋士である夫の不倫をスクープにしてほしいという要望をカフェで聞くケイト。相手の女は現在女優で、以前将棋番組のアシスタントだった
  • 不倫のやりとりは棋譜を使った暗号。離婚間近というやりとりもあるが、妻と離婚の話は本当はしていないらしい。妻は離婚する気はないし、夫は騙されているだけだと庇う
  • 興信所で調べるようなみじめなことはできないから週刊イーストに頼んだと言う妻。ケイトは報道したら離婚の話が進んでしまう可能性があるとアドバイスするも、妻は社会的制裁を受けて自分のところに帰ってくるようにうまく誘導してほしいの一点張り
  • 他の週刊誌には話すなとケイトが言うと、妻は「不倫は週刊イーストじゃないと」と笑う(文春扱い)
  • 編集部では、「可愛い顔してゲス不倫 将棋界のプリンス」「糟糠の妻を捨ててトロフィーワイフを選んだ」と評される
  • 尾行で不倫相手とのツーショットを狙うもなかなか撮れない。会う場所を指定する将棋の暗号は元将棋部の野中ならわかるかもとひらめくケイト
  • 同僚とのおうちデート中だけど、緊急ということで電話に応じる野中。解こうとするが、「ケイトの言うことはすぐ聞く」と彼女に拗ねられる
  • その夜、ケイトは不倫に思いを馳せる。もう尾高への気持ちは不倫だと自覚する
  • 野中の解いた暗号は「ロレリアホテル5時」。編集部で尾行し、隣の部屋をとって張り込みすることに
  • 張り込み中、佐藤は野中の女の前でケイトを褒める。アドレナリン出っ放しで当初は苦手だったが、直感も文章力もあり、週刊誌の申し子だと。年違わないケイトチルドレンと笑われる(野中の女、佐藤にも気を持たせるような発言)
  • 小型カメラをホテルの部屋の前に設置するも、部屋からバラバラに出てくるため、ツーショットが撮れない。妻の暴露したい気持ちを他誌に持ち込まれないよう、あと1週間粘って無理だったら単体写真とやりとりのスクショだけで記事にすることになる
  • 棋士が高知で開催される子供将棋教室に講師として呼ばれていることを知り、高知で必ず不倫相手と逢うと考え追跡するケイトと佐藤は、ついにツーショット撮影に成功
  • 東京から離れた地でやっと外で二人でいられて幸せそうに語り合う二人を見て、幸せを奪うことに躊躇うものの、直撃する
  • 一方、尾高がケイトを思い出しながらレタッチしていると、作業場を妻が訪れ、母(尾高の義母)が作業場を見たいと言うので招き入れる(家で仕事をしてほしくない妻のために作業場でしか仕事をしない)。慣れた手つきで子供を抱っこし、尾高は義母を優しく案内する。妻がコーヒーを入れる様子を見て、ケイトと買ったことを思い出す
  • ケイトが直撃すると、棋士は「友達です」と取材をかわそうとするが、不倫相手は堂々と「友達じゃありません。奥さんには申し訳ないけど、後から出会ったってだけで私の愛が薄汚いみたいに言われたくない」と答える。棋士はそれを見て思い直し、同じ気持ちで、離婚したいと思っていると答える
  • 不倫相手は、ケイトを見て「そんな目で見ないで、私たちは犯罪者じゃない。先生と奥さんに良い時代があったように、これからは私たちの時代なんです。週刊イーストに咎められるいわれはない」と言う
  • 直撃取材の様子ごと報道されると、棋士は妻の待つ家に帰らなくなった(ケイトが「離婚の話が進んでしまうかも」と案じた通りになった)。不倫相手の女優は「世間に向かって語ることは何もない」とテレビクルーに話す
  • 編集部ではケイトと野中のお手柄扱い(ちなみに二人が別れたことはみんな知らなかった)。編集部では電話が鳴り止まず、世間では大反響
  • 週刊イースト編集部でケイトを探す尾高を見つめる野中(闇落ち寸前)

 

【急展開-尾高とケイト】

  • 作業途中に昔撮影したケイトの写真を見つめる尾高のもとを、ケイトが訪れる。報道後、棋士が対局二連敗で後味が悪いと言うケイト。

「後味が悪いのは俺と不倫みたいなことしてるから?そういうこと話しに来たんだろ?」

「やっぱり不倫なんだ、私たち。」

「違うよ、秘密は共有してるけど、何もないからね。でも問題が一個ある。俺の心の中にいつもケイトがいる。いつも大事に思ってる。ケイトを思わない日はない。でも、これが罪なのかと言われると、そうも思えない。でもまあギリギリだよな。踏みとどまろう。」

  • 言葉にしたら回避できると思って口にしたが、結局キスしてしまった尾高

 

 

 

主観による評価

★★★☆☆

 

キス…しちゃったか〜…。

俺たち不倫になりそうだよね?と言葉で確認する新しい回避方法でいいなあと思ったら…キスしたさに負けたか〜…。

ホテルはあからさますぎて二人とも回避できたのに、作業場では我慢できなかったか…。

「ラブホに来て何にもしないで帰るの初めて」

「え?取材の時泊まったことないの?」

こんなのんきな会話してたのになあ…。

いや私もあの空間に尾高さんいたら襲うけどさ…。(私が?)

いやらしくないのが逆に「いやらしくないこんな場所でキスしたくなっちゃう」って変な気持ちになるんだろうな。わかるよ。

 

今までコロンボのカミさんみたいな顔の見えなさだった奥さんの顔がはっきり見えてしまったのもかなり苦しい。

尾高さんのキスは、ケイトを喜ばせると同時に、「あの人」を悲しませる。

顔を知ってしまったからケイトを喜ばせるものに留まらなくなってしまった。私たちはもうあの奥さんを知っているから。

奥さんのことも間違いなく愛しているんだろうなあ。

人の心、一人しか愛せないわけじゃないのが罪だよね。

 

でもずるいわー尾高ずるいわー。

勝手にキスせず、ケイトも自分に対して不倫の気持ちを抱いてることを言葉で確認してからだもん。むしろただの不倫男かもしれん(笑)

あそこでケイトが「あっ私はそんな気持ちはないべ?」と言ったら多分しなかったんだろう(ほぼ確信してただろうけどね)。

 

フミタンについて、「若い女の子なんだから、彼氏と手を繋いで歩きたい欲があるんだから絶対ツーショット撮れるよ」と言われた時の、あまりピンとこなかった顔のケイトを思い出す。
多分ケイトにはそういう感情がないんだろうな。

それでも尾高さんがほしいという強い感情がキスに応じさせてしまったんだなあ。

大人の男と女…。

 

この二人、出会う順番を間違えたんじゃないのが息苦しい。

出会う順番は間違っていなかったのに、尾高さんのタイミングとケイトのタイミングが合わなかった。

それだけだったのに、もう奥さんと結婚する前の尾高さんには戻らない。

でもあの時のケイトは仕事が一番だったし、父親がノトアってことも知らなかったんだから、仕方ないよ。

 

キスの先したのかなーどうかなー来週の冒頭気になるなー。

 

細々した感想。

  • 「自分が捨てられても二人を幸せにしないという女の自爆テロ、多分女読者は共感する」←笑った
  • 「金メダル候補の報道はしない 国民も望まない」←笑った

 

 

 

不倫を否定できないケイト

ケイトは、何度も何度も、不倫を肯定的に捉える発言(モノローグ)をしている。

自分の気持ちが、世間で不倫と呼ばれることをわかっているから。

奥さんがいるなら諦めろという理屈は、今ここにいる「尾高さんに会いたい自分」を否定することになるから。

以下、ケイトの考え方。

  • 出会う順番が違っただけで好きになったのは同じなのに、後に出会っただけで悪者扱いはおかしい
  • 会いたいと思っているだけなんだから、そんなに悪いことしてるとは思えない
  • 不倫でも愛は愛
  • 「後から出会ったというだけで薄汚い愛扱いされたくない」(ケイトの言葉ではないが、ケイトが共感している様子だった女優の言葉)
  • 愛は先手必勝じゃない(おそらくケイトが考えたキャッチコピー)
  • 奥さんより(不倫相手の方が)いい女

ここに「不倫を罰しようとする人は不倫したくなるほど好きな人に出会ったことがないだけ」が加わると、完全にTwitterの不倫アカウントである。

そして、「あの二人の恋を暴いて何になる?」と自分に問いかけるケイトが、あくまで不倫じゃなく恋と呼ぶのも、先に奥さんが「たまたま」いただけの「普通の」恋と受け止めたいからなんだろう。

「この二人の幸せを奪っていいのか?」と考えるのも、たまたま不倫だっただけで、二人は「好きな人と一緒にいるだけの幸せな時間」を過ごしていると思っているから。不倫と不倫じゃない恋の幸せに差がない。

自分の気持ちも、そこまで悪いものじゃない。たまたま奥さんがいる相手に恋をした「だけ」。好きな人に家庭があった「だけ」。

先に奥さんがいたから名前が「不倫」になるだけの、ただの恋。

 

ケイトほど賢く一人で生きられそうな女でも、そんな自分勝手な自己肯定をしてしまうほど、恋という感情はどうしようもなく、内側に生まれてしまったからには止められないものなんだなと思った。好きという感情には屈服するしかないんだろう。

世間の不倫バッシングの中で声を出さずに埋もれているけれど、世間一般の、相手に奥さんがいたら諦めるものなんて常識・理性に囚われる必要があるの?気持ちはもう恋をしているのに?という価値観を持つ人もいることを視聴者に示しているのかもしれない。

まあ、そんなこと言い出したら法律必要なくなるんだけど、「不倫もただの恋でしょ?」と言いやすい世間ではないだろうから。

 

 

 

余談:「他人の家庭のことに口を出すな」と言われること

個人的に、自分に関係ない人、特に最近報道されがちな芸能人の不倫を叩くことは間違いではないと思う。正解でもないけれど。

 

不倫を許す/許さないは配偶者次第で他人が口出せることじゃないのは間違い無い。

コントロールして強制しようとするならそれは間違いだと思う。

でも、私「だったら」許せないと表明することすら批判されるいわれはない。

その一方で、当人たちが世間に謝る必要もない。

業界人たちが「配偶者以外が口出すな」と言う自由があるように、私たちだって「こんな形で不倫されたら嫌だ」と口に出す自由はある。

たとえ他人の夫婦でも、それをきっかけにして不倫は許せないと表明することを咎められるいわれはない。

もちろん、考えを口に出す自由があるだけで、選択を強制する権利は一切ない。

よその夫婦の、離婚/再構築に口を出せる権利はないし、我々一般人がいくら「別れた方がいい」「それくらい許しなよ」と言ったところで選択するのは当人でしかない。

それでも、やすやすと受け入れられる行為ではないことを示すことを間違いとは言われたくない。最終的に許すのは配偶者だとしても、「だから不倫しても仕方ないよね」という世間にしたくない。そういうパートナーに寛容たれという風潮になってほしくない。

配偶者がいる状態でけじめもつけずに安定と刺激を両立させるなんて都合のいいことは許さない、という空気が世間に充満して不都合な人がいるのかもしれないけど。

また、「自分だったら」と考えているわけじゃなくても、友達や、友達じゃなくて一方的に知っているだけの芸能人に、幸せに生きていてほしいなら、なぜ裏切ったのか、なぜあの人から幸せを奪ったのかという怒りが沸いても仕方ないと思う。

 

恋をするのが仕方ないことなら、怒りが沸くのだって仕方ないと思う。

 

大体、叩かれすぎてコメンテーターが諫めるくらいなら最初から報道するなと思う(笑)(コメンテーターと、報道内容を決める人は別なのはわかってるけどね…。)

 

 

 

 

 

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