最近の、ゲーム実況者が実況以外で稼ぐ様子を見ていて、私が実況にハマった2008年当時のことを思い出す。
あの時面白い動画をあげていた人たちは、動画をあげなくなったどこらか、もうTwitterの更新も止まっていることも多い。
少し考える。
今、あの人たちがデビューしていたら。
YouTubeの配信や、グッズ展開で、今稼いでいる人たちの立場にあの人たちがいたのかもしれない。
やまもととのりおの軽妙な関西弁のやりとりは今見られても面白いだろう。
コイケヤは、少し乱雑な物言いだから、今の時代には合わない？いやむしろ新鮮かもしれない。
囲炉裏組はどうだっただろう。実況者たちの仲の良い様子は、むしろ今の方が求められているのかな。破壊神兄弟はそこそこの人気が出そうだ。
そして、塩が胡椒と旅行動画を頒布しようとしたことも、あんなに叩かれなかっただろう。
今や実況者たちはグッズで稼ぎまくっている。(レトルトとかそうらしいって聞いたことがある。)
「違法なゲーム実況で得た名声でグッズで稼ぐなんて悪だ」とあんなに言われずに済んだだろう。
いや、叩かれた先人がいたから今があるのかもしれない。
すぎるや蘭たんのように、出直して超ブレーク！なんてことだってあるけれど。
(余談だが、この二人については、昔の動画を見てもコメントの質が変わりすぎていて、もう2度と当時の雰囲気が味わえないのが寂しいのも、変化の一つ。)
多分、私の好きだった実況者たちは、もう礎を築きおわったから、戻ってこないんだろうと思っている。
あの人たちが今いたら、と考えるけれど、彼らの土台があったから、今の人たちがいて、今の実況界がある。
(そしてずっと最前線にいる最俺やMSSPはすごいなと思う。)
「もしも」なんて考えても仕方がないんだ。
でも、この、配信で稼げる時代に彼らが活躍中だったら。
どんな動画が見られただろう。
どんなことをしただろう。
そう思うと、少し寂しく、知らない名前ばかりになった実況のタグを、不思議な気持ちで眺めているのだった。
