つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

アンサング・シンデレラ第7話感想〜全然縁の下にいないじゃん〜

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★☆☆☆

 

もう看護師やんお前!

いやもう最後のタバコ減らしたから副作用が〜のくだり以外ほぼ看護師やん!

患者の車椅子押すの看護師やん。

この病院の看護師は何しとるん?退院できなかった患者のケア当然するでしょ。もう少し描いてあげて…もはや看護師が縁の下の力持ちになってるやん…。

回を増すごとにひどくなっている…。

 

このドラマ、何が良くないって主人公と対立するポジションがいないこと。瀬野さんや刈谷さんも、なんだかんだ受け入れている。

心の底から対立する人がおらず、全員が葵のやり方を受け入れる優しい世界。

だから、今回の古賀さんのような人はすごくよかった。安心した。

否定する誰かを跳ね返すからこそ主人公の熱意がより輝くんだなあ。いや、刈谷さんとかでそういうエピソードしっかりあったけど、物語を貫く障害がとにかくないんだよな…。

上の話と合わせて、看護師と対立するくらいじゃないと、逆境の中って感じがしないな。

今回、ラストの調剤室のシーンでめちゃくちゃ思った。私がこの、葵が戻ってきた時点で袋詰めする側の人間だったら、多分めちゃくちゃ腹が立つ。

「なんで私たちがコツコツ仕事してる間にこの人だけが自分のやりたいことやってるんですか?」って誰も言わないのがすごいと思う。

だって、葵のやってることって、他の全員が「やりたいこと」より「やるべきこと」を優先する前提だよ。

薬剤室の他の人も全員が葵と同じように向き合いたい気持ちを優先したら回らないじゃん。他の人たちが肩代わりする前提で自分だけ充実した人生を求める。怖い。集団免疫じゃん。

私は協調性を求めることに恐怖を感じる性格だが、協調性が求められなさすぎるのも怖いんだと知った。

特に、葵の職場は全員理解がある。

全員が患者を蔑ろにするから1人だけレジスタンスとして一人一人に時間をかけるというのなら正当性があるが、現状葵だけがわがままを叶えているにすぎない。

自分勝手に見えないためには、ほどよい敵が必要なんだなあ。

 

あとは細々と。

私なら入院の翌日には化粧しなくなると思う。

入院していること、病気であることをアイデンティティにしないという強さを感じる。

 

スタイリングがすごく良い。

相原の仕事への打ち込みようや葵の加齢が髪型でじんわり伝わる。

おしゃれする時間を惜しむようになったのかな?

 

前回の葵の呪いと同じようなことを言っている。

他の誰かよりマシなんだから現状に文句言っちゃダメだ!なんて思って欲しくないなあ。

 

 

 

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