つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

私たちはどうかしている第5話感想〜蛍と美男美女で満腹〜※原作ネタバレあり

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★★☆☆

 

椿、あまりにもピュア。

おばかさんなのか、家庭の事情で表に出せなかった優しさを七桜に出しちゃうのかわからないけど、純粋で、七桜の嘘を知っている側としては見ていて心苦しい。

七桜を信じているという気持ちよりも、「信じたい」という意志があまりにも強くて、切ない。

信じさせてあげてほしいんだけど、もう嘘ついてるからなあ…。

 

そしてそう思わせる横浜流星の演技がかなり良い。

とにかく恋で柔らかくなった椿の表情が素晴らしいと思う。それが報われてほしいと外野に思わせる力を持っている。

先週も書いた気がするけど、漫画と違って頬の線で照れを表現したり、トーンで雰囲気を表現したりできないのだ。

その制限があるのに、表情だけで柔らかさが伝わってくるから、かなり感動しながら見ている。伝わってくる…伝わってくるぞ…。

あと手が大きいのもいい。力が入ると血管でわかるのも、抱きしめる力の強さが伝わってくる。

 

しかしながら鈴木伸之は相変わらず、優しいけどなんとなく目の前の欲に勝てない男が似合うな〜。流され顔ナンバーワンだと思う。

今後誠実な役やっても最後まで疑っちゃいそう(笑)

 

あとちょっと女将可愛くなってきたw蛾潰さないように大事にゆうこまで持ってくるし。天気に合わせて歌変えるし。みんなのうたか?

 

 

 

原作ネタバレあり感想(ネタバレ注意)

今回は、6巻途中〜7巻後半(茶会の前)。

順序は程よく入れ替えて、「あんなことあったっけ?」がないようにうまくやってるなという印象。

 

七桜と椿の蜜月というか、ラブラブ期なので、イチャイチャを楽しみにしていた。

夕子さんに七桜との結婚式に来て欲しいと語るところや、七桜が「椿のことを好きでもママは許してくれるかな」と考えるところ。なんとなく触れ合ってしまうところ。体を重ねたからスキンシップに躊躇いがない感じ。

うーん、よくよく考えると後にも先にもない甘い期間だな…。

 

だからドラマにも期待してたんだけど、思いの外少なかった…。浜辺美波横浜流星で見たかった…。

いや、流れはある程度そのままなんだけど、同じセリフでも甘い雰囲気ではなくシリアスになってるというか。

キス以上のスキンシップがあったシーンがハグだけになっているとか。

原作では「顔が見たくなって」「雪でも降るんじゃないのか」の後にキスをするのにドラマでは甘い雰囲気はなくお菓子モードでシリアスモノローグへ続く。重い。真面目か。

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雰囲気でもっとキスとかしてもええんやけど…濃厚接触回避…?

そのわりに蛍が薬指に舞い降りるというクソ非現実的な展開は変えない。

濃厚接触じゃないから?いやドラマで見せたら「ロマンスの神様か?」ってなるやろ。まあ横浜流星やしええか!みたいな。まあそうなんやけど。

もう私、このドラマの改変ポイントとそのままポイントがわからない!実家帰る!

 

しかし、改変が良いシーンもあった。

まず蛍の池のシーン。

あのシーンでキスをするのはドラマも原作も同じだが、原作ではなぜかいつのまにか岩から離れて椿が七桜を押し倒してキスしている。

シーンを切り取れば済む漫画でも意味わからなかったのに、ドラマだと岩から少しずつ移動して、岩に座ってキスしてもいいはずなのになぜか優しく押し倒すという意味のわからない行動をすべて描かなければならなかっただろうから、ここ改変されててよかった。(それなら第一話の木にもたれかかるシーンもなんとかできんかったか?)

そして最後のバックハグはかなりよかった。

原作だと首筋にキスして唇にもキスするかなりエロい雰囲気のシーンなんだけど、おそらく強く抱きたいくらいの気持ちをすべてを飲み込んででも一緒にいたい切ない苦しみが感じられてよかった。

抱きしめられるだけでいいからっていう。生身の人間ならではの、モノローグがなくても伝わってくる感情が良かったな。

 

ちなみに原作では、七桜が樹(椿の父)の子だと判明した3ページ後には椿と樹に親子関係がないことが発覚している(笑)

読者に「椿と七桜はもしかして」「お腹の中の子は…」と考える余地も与えない。

七桜は自分の診断書を見て、大旦那の「椿は実の孫じゃない。さくらが実の孫」という言葉の信憑性を確信しているうちに椿の診断書を見つける。七桜自身も疑っている暇はなかった。

ドラマはちょっと昼ドラ的ハラハラ感を増したからか、「血のつながりがあるのかも…?」という時間が長かった。まあCM用のシーンでもあるんだろうけど。

ドラマだしいいと思う。漫画のテンポだと物足りないだろうから。

私も初めて読んだとき、「ここで次回へ続くかな?」と思ったらすぐ血のつながりがないことが発覚したのは物足りなかったし(笑)

そういえば、ドラマだとシーンに時間が使われる分、多喜川さんの「父親に手を合わせに来て」のくだりの不気味さが強かったな。

そりゃそうだ。父親の不倫相手だもんな、多喜川にとっては…。

 

今回の、原作との違い。

  • 女将のゆうこ訪問、妊娠検査薬の順番が変わる→母親への挨拶への流れが原作よりわかりやすく丁寧(原作では女将の単独訪問から時間が空くが、その通りにしたら多分ドラマでは「なんで?」「あっそういえば女将会いに行ってたか」って気付ける人少ないと思う。連続にすることでわかりやすかった)
  • 椿の夕子さんへの語りかけのシーン、モノローグはなし(仕方ない)
  • お茶の香りで「うっ」てなるのが特に何もなく「うっ」てなる
  • 原作ではうっすらだった妊娠検査薬の反応がマジックで描いたかのように濃い(生々しいから?)
  • 「雪でも降るんじゃないか」の後にキスがない(残念)
  • 「寂しいのか?」が椿の台詞じゃない(職人の野次馬感がかわいい)
  • 原作では草むらに押し倒した蛍の池のシーンが座ったままのキスになってた(よかったと思う。ドラマで見たら「なんで?」ってなってた。シーン切り取りでいい漫画ならではだったね)
  • 蛍のシーンで椿を呼びにくるのが普通の従業員じゃなく女将になった(怖い)
  • 茶化す厨房(かわいい)
  • 多喜川と女将のシーンが先に来る(この辺色々順序が違う)
  • 栞さんが実際に噂を聞くシーンが入る
  • 城島の部屋でいきなり押し入れを見る(もうちょっと他の場所懐かしんでから見ない?)
  • 「私と椿は…きょうだい…?」の後、かなり悩む七桜
  • 椿の部屋を教える優しい大旦那はいない
  • 「目の前が真っ赤で何も見えない」がない
  • 七桜が椿に何か言う前に出て行く(「どこにいけばいいんだろう」もない)
  • 栞さんの緊張しいの可愛らしいところがない(残念)
  • 「お菓子買いに来ていい?」が「茶会参加していい?」に
  • 城島が高杉真宙なので話を盗み聞きしている(本筋に関りたがる)
  • 多喜川さんの話す順序が違う。あと、原作だと「今日出て行っちゃえば?」な雰囲気もあった多喜川、優しい
  • 七桜と栞のシーンがない
  • 「俺のものになるんだ」がハグだけ。そのあともキスしない
  • 秘密の部屋のシーンの順序が違う

 

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ここ、他の職人からのからかいになっててちょっと残念。七桜から自分への好意にちょっと自惚れてる椿がかわいいのに(笑)

まあでも、ある意味職人がキャラ立ちしてかわいいかな。

 

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栞さんの可愛らしいシーンも。

雰囲気に合わないからかなあ?

でもこれくらいお茶目じゃないと、第二章の椿との関係がかなり重そう。

ドラマの栞、ずっとシリアスなんだよなあ。まあ婚約破棄されたんだから普通はそうか…。

栞の性格はまあいいとしても、七桜と栞のシーンがないのは大丈夫なのかな?

 

多分来週、火事は中盤で、3年後も描かれるんじゃないかな?

つまり流産も来週か…辛いなー。

父親になったことも知らずに終わる椿も辛い。

 

おまけ:本人に言えないけど面白いフォロワーたちの呟き

 

 

 

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