つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

#リモラブ〜普通の恋は邪道〜第9話感想〜ハッピーエンドになるって信じられるから大丈夫〜

 

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★★★☆

 

ボタンの掛け違え

んあ〜〜やっぱプロポーズする予定だったか〜!!

そりゃそうだ。

青林、理想のプロポーズ絶対あるタイプだし、美々にプロポーズされて「ごめん」と返したのも断りじゃなく「気づかなかったこと」に対してだし、その直後に誘ったデートだから、プロポーズの仕切り直しだって視聴者にはわかるじゃん。

でも、わだかまりが残ったままでは言えなかった。

そして、「わだかまりがあったから言えなかった」ということさえ言ってしまう。

言うなら、キャンプ前やキャンプ中に言えば、キャンプはいい思い出になったのに。

喧嘩したけど、話し合えて良かったねって思えたのに。

後から聞いて、楽しかった思い出が青林の我慢の上に成り立っていたと知ったら、美々の中で台無しになると想像していなかった。

 

こんなことになったのは、恋愛における青林の完璧主義によるところが大きいかなと思った。というか、シンプルに理想が高い。

今回、青林は「気づかなくてごめん」と2回言った。

一度目は、すごく優しいと思った。

円形脱毛症を打ち明けることに勇気が必要だったことを理解して、「もっと早く言ってくれたらよかったのに」と軽んじない。

言えなかった相手の気持ちを慮る。

でも、二度目は、すごく自分勝手に聞こえた。

それがよくわからなくて、フォロワーとのやり取りの中で考えてたんだけど、

  • 言われなくても気づく恋人同士が理想
  • →そこからはみ出した(=言われないと気づけなかった)自分を恥じている
  • →美々への思いやりよりそれが強い?
  • ↑なぜそう思った?
  • →同じ言葉を違う場面で二度言ったことで定型文のように聞こえたから

二度言ったことで、理想からはみ出たことを気にしているだけで、目の前の美々との関係性を見つめることより、目の前にない理想を見ているように感じたからかなと思った。

 

でも、青林の完璧主義のせいだけでもない。

誰か一人が悪いわけじゃなく、ちょっとしたボタンの掛け違えだと理解していて、勘違いだと分かっても、残るわだかまりはあるのだ。

人間関係がこじれる様子をまざまざと見せられているように感じた。

 

今回は、美々の成長が見えた分、頑固な青林の責任が大きいように感じてしまったけど、実際そういうわけでもないんだよね。

「心の中の独り言は吐き出せ!私!」と考えて、ちゃんと伝えられるようになっていたのは本当に良かったな…。

ヤキモチに対する青林の「なんで?」とかいうジャンプのラブコメ主人公ばりの鈍感さも、美々の覚悟がなければ「察してよ!バカ!」で終わってしまったので、揉め事にならなかったのは美々のおかげだよ…。

八木原カップルへのお節介といい、美々先生は本当に柔らかくなったというか、人に前向きに接することを厭わなくなったよね。

素敵な変化だね。もちろん美々先生自身にとっては、疲れることが増えてるだろうけど。

 

五文字とのアレコレも、胃が痛くなったな〜。

うまくいっていると言ってしまった手前、ストレスに気づけなかった自分がさらに情けなく感じる。

分かり合えてると思ってたらそうじゃなかったって、一番ダメージ大きいよね。思い上がっていたというか。

五文字の方が、美々が無理してたことわかってたように思ったんだろうな。

その一方で、五文字は、美々のこと好きだけど、推しカプでもあるから、適度な距離で、ここにきてめちゃくちゃ輝いてる。

青林が追い詰められたのも仕方ないといえば仕方ない。

 

でも、そこにいない檸檬2のことで揉めてる場合じゃない!

来週最終回だよ〜!!!

 

 

こまごまと

円形脱毛症を気にしない恋人、とても良かった。

腹巻きするような人は気にしないってわかってた。(偏見では?)

今回全体的に青林面倒だなと思ったけど(笑)、頭皮マッサージのところはすごく良かった。

 

川栄李奈と波瑠がテラスで話すシーンで、二人とも顔が半分隠れていて、自分たちの姿形を売る仕事を選んだ人たちはこのドラマをどう思っているんだろうと思った。

私は、自分の顔が嫌いなので、マスクをする状況はすごく安心するし、ずっとこのままでもいいなと思ってるくらいだけど、顔を売る仕事を選んでいる人たちにとって、この仕事がどんなものだったんだろう。

自分の顔が出ないドラマでどんな感情だったんだろう。

顔の半分が出なくても勝負できる実力を磨く機会になったのかなあ。素人考えだけど、そういう前向きな機会だといいなあ。

 

 

 

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