つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

オー!マイ・ボス!恋は別冊で第6話感想〜遠慮しないって言う奴は遠慮してもしなくても同じ〜

恋のバトルで遠慮する→そのまま負ける

恋のバトルで遠慮しない→ちょっとした抵抗をするも負ける

中沢……………………………。

 

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★★☆☆

 

中沢さあ〜!!!!

まず奈未のどこが好きなのか教えてほしい。

奈未が悪い奴って言いたいんじゃないよ。

和泉が「出世欲だけあって空回りしたり周りに迷惑かけたりしがちなバリキャリタイプ」で中沢がうんざりするとか、一方で奈未は地味だけどコツコツ仕事をこなすとかならわかるんだけどさ、和泉は向上心もあるし仕事もしっかりこなすじゃん。

要するに、和泉に大きなマイナスはなく、奈未に「一緒に働く上での大きなプラスはない」のに、奈未を好きになってしまう理不尽さを嘆いているだけなんだよ。

アドバイスくれる中沢を奈未が好きになるならわかるんだけども。

いや〜わかってるよ。そういう条件とか、「こうだからこっちを好きになるはず」で決められるものじゃないよね。

同じ条件でこんな人もいますよ?って言われても「こっちがいい」ってなっちゃうものだよね。恋はね。

恋はタイミング、フィーリング、ハプニングだから…。

和泉とのイベントが何かあれば奈未じゃなく和泉を好きになることもあったのかな…。

マイナスを挽回する姿を見せられるのが奈未の強みだよね…。最初からプラスよりも上げ幅がでかい…強いぜ…。

でも、和泉超いい子じゃん。

中沢の気持ちが奈未に向いてるのわかってて奈未の悩みを優しく聞く。ここにいい女がおる…。

なんでお前鈴木しか見てないの?なあ。

 

しかも、和泉を捨てて(捨てたわけではない)まで奈未を追いかけてるのに、完全に当て馬確定のセリフしか言わんやん…。

好きな女のために潤之介に煽りまで入れる。

  • 俺じゃダメか
  • 俺なら泣かせない
  • 俺なら大事にする
  • 俺遠慮しないから
  • 俺にしとけよ

素敵なセリフなのに言った時点で負けが決まる魔法のセリフたち…。

「俺遠慮しないから」って言うけど、残酷ながら、遠慮してもしなくても同じなんよ。

泣かされても大事にされなくても、その人がいいのが根底にあるのよ。

理性なら大事にしてくれるお前を選ぶだろうけど、感情がお前を選ばんのよ。

その時点で負けてるのに、俺なら〜って仮定の話するの、見ていられない。

それに中沢、鈴木はお前のこときっと傷つけるぞ…。

そして傷つけられた後に、自分で撮った写真を消すんだよ…いじらしいね。

何気ない表情を撮りたい気持ちもいじらしい。

 

一方、人力スローなどという余裕のコメディ演出で勝ち確をアピールする潤之介…。

すごいよ。本命だからこそあんなコメディパートできちゃうんだよ。余裕がなかったらあんなことしないよ…。

でも、やっぱり優しい男はダメだよ。彼女以外にも優しいもん。

大丈夫?って聞いても大丈夫って返されるってわかってるから、お腹すいちゃった!って言葉でリオを一人にしないの、優しさがスマートすぎる。

でも付き合っているか確定していないのに荷物送りつけてくるのはヤバい。

今後も、奈未の気持ちを聞かずにいろいろ「良かれと思って」決めちゃいそう。

リオもリオでしたたかな抱きつき方するな〜!

あの抱きしめられに行き方すごくない!?自信のある女にしかできないよ…。

やばやば元カップル…。

 

ここからが今回一番言いたい感想。

パーティの奈未の服がめっっっちゃかわいかった…。

服単体も着たいくらい可愛いんだけど、何より奈未に合ってる。

上白石萌音のスタイルに合わせたのかな。(ウェーブとかストレートとかわからんけど…。)

イヤリングも合ってる。

菜々緒と並ぶと本来スタイルはそこまで良くないと思うんだけど、並んで廊下を歩いていても、似合ってる服だと全然見劣りしない。

似合ってる服を着ると、こんなに違うのか。1話とは比べ物にならない。

1話では、もさくてイモっぽい田舎出身の女の子と都会の女が並んで歩いていた。いや、後ろからついていっていた。

今は、身の丈にあった似合う服で並んで歩いている。

身の丈にあった、は違うな。似合う服なら「格が上がる」のを目の当たりにした感じがする。

女の子から女性になった、というのか。

マジでファッション誌の話だからか知らんけどスタイリストに気合入ってて最高。

「変化」を表す本気が感じられる。

当たり前になっちゃってるけど、菜々緒の服も全部似合ってるもんな…。

 

脚本や世界設定は相変わらず非現実的だなと思うけど(笑)

どんなに売れ筋の雑誌でもああはならないのでは…鬼滅の刃か?

奈未の行動がいつまでも無神経というか、大雑把なのも気になる。

↑これ本当にそう。

人並みじゃなくて良くなった!という大きな変化があったわけでもないのに、事なかれ主義を見失って口答えすることに違和感が残る。

「おしゃれな編集者の肩書きだけを求めていたけど、編集の仕事に本気になる!」って、広報誌の仕事を通して本当に内面が成長した…と捉えればいいのかな。

それにしては、第1話から変わらず、「無垢であること」が主人公の美点として貫かれているのが納得いかない。

無垢であること=成長していないこと を強調する展開じゃなく、仕事をする人間の視点からの言葉で周囲が変わる展開にしないと、成長していないことを肯定してしまって、主人公のファッションや仕事ぶりの描写とちぐはぐになる気がする。

奈未自身が成長していても、その回の問題解決のきっかけが「奈未の無垢さの発揮」だと、成長していないことになってしまっているんじゃないか。

ビジネスのことはわからないけれど、初心を忘れない奈未の言葉が編集長の迷いを断ち切る。

編集アシスタントの仕事を楽しみ、仕事を頑張る人が「ビジネスのことはわからない」ことに甘んじているのは、純粋無垢ではなく視野が狭いだけだ。

主人公を成長させているのなら、展開でもしっかり伝えてほしいと思う。

 

 

 

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