つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

オー!マイ・ボス!恋は別冊で第10話(最終話)感想〜橋キスのデジャヴ〜

3ヶ月前にも橋でキスするドラマ見たな…。

 

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★☆☆☆☆

 

脳でも乗っ取られるんか?ってくらい背中押すよな。あれ何でなん?

今回は物理的に奈未の背中押してたし。

主人公カップルが職場で抱き合った時は中沢に死ねって言ってんのか?と思ったし、今回全体的に奈未のデリカシーのなさがすごい引っかかってはいたんだけど、何もかもまとめてしまったら和泉が幸せそうならそれでいいかな…って思えてきた。

和泉がそれで満足ならいい。それでいいならいいんだよ。

視聴者が怒ることじゃないよな…ごめんな。

和泉のためだと思って怒ってたけど、私のためだった。

私がイライラしてたのに和泉のためって言ってるだけだったね。(何の反省?)

 

奈未は、結婚して金沢はNGだけどカンボジアとの遠距離はOKなんだなあ。

その基準はよくわからない(仕事の有無だけ?)けど、あの二人には段階が必要だったんだろうなとは思った。

最初からこの結論には辿り着けなかったというか。

一度夢を諦める必要があった。一度挫折したからこそ自信を持って道を進めると思えた。

だからこそ待っててもらうことに意味ができた。

奈未も、好きなことをやっている潤之介なら、離れていても待てると思ったんだろう。

結局、潤之介が紆余曲折を経て自分の夢を追い求めることが2人の幸せの鍵だったんだろうなあ。

 

「別にそこまでの案じゃないのに鈴木のこと持ち上げすぎじゃね?」と思うことは結構あったけど、最終的にスーパー編集者にならなかったのは良かったと思う。

この世の中の、9割の人は多分「スーパー」じゃない仕事をしている。

カリスマにもなれないし、リーダーにもなれない。それでも仕事をしている。

鈴木も、たまにみんなにヒントを与えることはできても、編集長にはならなかったし、世界に名を残す人物にもならなかった。

玉森裕太間宮祥太朗に言い寄られるのは並ではないけど、仕事においては最後まで並で良かった。

 

編集長と副社長の終わり方は良かった!

色々すっ飛ばして結婚してるより、地に足ついた「一緒にいること」が2人には似合っている気がしたし、すごく自然な形におさまっていて嬉しかった。

編集長が副社長に笑いかけたとき、今までに見たことない可愛い笑顔で、菜々緒の演技も素晴らしかったし、最初から最後まで副社長の前でだけは1人の女性でいられた編集長の可愛さが現れていて良いシーンだった。

 

ハッピーエンドだけど、結婚式でおしまい♡じゃなくて、これからは隣で歩いて行こうねという生活の続きみたいな終わり方で、私は好きだった。

ここから復縁して結婚して幸せな生活まで描けるのか?って前回思ってたから。

突拍子もない展開も多かったけれど、誰かと共に歩く人たちの在り方はすごく堅実で、ただの色ボケドラマじゃないところが面白かった。

(ただの色ボケ貫くドラマはそれはそれで好きだけど。)

 

とにかく菜々緒が美!!!!で説得力があるドラマだったなあ。

編集長と奈未がベストパートナーとしてこれからもずっと仕事をしていくのが想像できて、奈未にとっては恋も大事だけどメインは編集長と共に歩くことで、恋はあくまで別冊なんだなということが伝わってきた。(職場で抱き合った時は別冊じゃなかったけど。)

 

3ヶ月楽しんだ!

中沢〜!って叫んだのも楽しかったな!笑

お疲れ様でした。

 

 

以下、文句です。

 

 

全体的に、社会人の視点から見ると結構キツかったな…と思った。

フォロワーが仕事じゃなくて部活動のスタンスと言っていたが、その通りだと思った。

社会人として見るとその在り方が、緊張感がなく無責任すぎてつらいのだ。共感性羞恥である。

尻拭いだけ元編集長に頼みにいくし…。

写真流出の原因究明もせず代わりの表紙の案も考えず飲み会するし。

新編集長のための席を、社員のプライベートな元恋人との復縁の場にしようとするし。

↑このガバガバさが原因という匂わせか?

恋のロスを仕事に持ち込むのも見ててキツかった。

あれを「辛かったんだね…潤之介の幻を見るほど…」と思って見てあげられない私は歳をとったんだな…。

↑本当にこれ。自分で振ったのに何?

 

あと、今回はとにかく奈未のデリカシーのなさがすごかった…!

まず和泉の前でわざわざ中沢の名前を出すデリカシー。あれすごくない?あんなにポロッと出てきちゃうもんか?「中沢さんに借りた」無神経か!?

わざわざピンポイントでそこ口滑らせる?

しかも「名言カレンダー作ろう!」はすごいよ。

普通の神経してたら振った男でこの遊びはできない。

 

今回一番ひどかったのはもちろん潤之介へのデリカシーのなさである。

潤之介なら乗っかってくれるという善意に甘え過ぎ。

私だったら「は?振ったのにフリってなに?」って思う。(私は潤之介ではない。)

ていうか「一日」彼氏のフリさせる必要は全くなかったし…。

彼氏のフリしてくださいってセリフが言わせたかっただけ感がある。

「あの時と同じセリフ!」っていう演出を狙った。(最終話のサブタイトルがメインタイトルになる的な。)

必要ないし、潤之介のことは傷つけるだけに終わったけど。

婚約破棄した元彼に夢を追ってほしいと話すために彼氏のフリさせるの意味わからない。

 

潤之介のよくわからないポイントは、最後の決め台詞だけかな。

奈未が特別だから自分は奈未のヒーロー。よくわからない理屈だった。

 

最後まで、「画期的」の表現方法が少なかったのは残念だったな。

今回だと、流出した写真を宣伝にしてしまうアイデア。他の人考えつかなかったのか?

鈴木の特別なアイデア!の演出が、そうでもないアイデアに使われるのがピンと来なかった。

鈴木の一言を特別にしたいならもっと画期的なアイデア考えてほしかった。

 

リオのエピソードが適当に終わったことも、高橋編集長何も悪くないのにいつの間にか去ってたことも、よくわからんかった。

もう1話あれば丁寧に描いていたのかな。

 

 

 

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