つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

ノーサイド・ゲーム第1話感想〜体育会系のノリについていけない〜

主観による評価

★★☆☆☆

 

最後寝た。

大泉洋の、多分熱い語りが行われたシーン。途中で寝た。

ラグビーへの興味のなさが原因だろう。あるいは最後に逆転することがわかっているから展開に期待できないことだろうか。

そして第1話を見ても興味を持てなかったため、脱落する。もう見ていられない。ごめんなさい。

 

こんなセリフがあるのだから、きたるW杯に向けて、ラグビーに興味がない人に興味を持ってもらう話なのかと思ったら、通して見ても結局目的がよくわからなかった。あれで目的が興味を持ってもらうことだったなら、もうちょっとチーム内部(大泉洋除く)の仲の良さをピックアップするとかなんとかしてほしかった。楽しい要素が全然ない。全員逆境。苦境。

子供はいじめられている、主人公は本社に戻れない、ラグビー部は成績低迷。

「(部下との)摩擦」がある状態から「相互理解」「信頼」「仲間」へとつながる物語が嫌いなわけではない。むしろ好きだ。ドラマは恋愛でも友情でも学校でもお仕事でもそういうものが多いだろう。

わかっていつつも、来週も見たいというモチベーションが持てなかった。

逆境を覆す物語を見続けるモチベーションは、個人的にはその人物への好意から発生する。共感や、「憎めない人だな」という気持ちが根底にある。

私は、ラグビー部の人々に「憎めない人だな」と思えなかった。

物語そのものがつまらないというよりも、ラグビー部の態度がただただ不快だった。なぜあんなに偉そうなんだ。あれで、ラグビーに好意的になると思ったのだろうか。

もちろん予算が少ないことへの不満はわかる。それでも、予算を下げられる前でも部室で「本音と建前」と言って陰口を叩く陰湿な社会人たち。スポーツマンシップとは何か。予算を減らされたから嫌いになったのではない。最初から受け入れるつもりがない。

未経験者がきたことに不満があるのかもしれないがそんなもの企業でスポーツをやっていたら当たり前じゃないのか。

それに、スポーツをやっているだけで、なぜか少し偉そうだ。事務職だってスポーツだってどちらも立場は同じだろう。ひょろひょろで、スポーツの上下関係などのルール・理論の中で生きていない・こなかった大泉洋を馬鹿にしている。見下している。スポーツすることを選ばなかっただけで貧弱なわけじゃない。(こう書くと誤解されそうだが、私も運動部所属経験がある。)雨の中のタックルなんて、体育会系のメソッドそのもので、あれが心を動かしている時点で、彼らの理論は独特なのだと思った。

そして、「腹が立つ描写」を超える、「でもこいつらならなんとか乗り越えるんだろう」という期待感を持てなかった。性格描写がそれを阻んだ。

スポーツをして、会社からお金がもらえるって、すごいことだ。業務の遂行には直接関係がないから。ラグビーボールを投げて自動車が組み立てられるわけじゃない。

彼らは広告だ。企業でスポーツすることを選んだ以上、それは前提条件なんじゃないのか。なんで偉そうなんだ。

 

色々と書き連ねたが、これらの要素が1つだったならよかった。重なるから見るのが辛くなった。

今後の関係の改善を見守りたいと私が思えなかっただけの話である。

あと仲が悪い様子を1時間20分近く見るのは単純に苦しかった。

 

 

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