つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

あなたの番です第14話感想〜付け焼き刃の恋愛要素(悔しいビクンビクン) 感想と考察〜

主観による評価

★★★☆☆

みんながみんな、怪しまれたいのかな?と思うレベルの行動しかしない。

殺人事件起こってるんだからもうちょっと疑われないような一般市民のフリしなよ。っていうか引っ越さないって本当に正気かよ。南さんが言ってたけどもはや視聴者の感覚さえ麻痺しているのかもしれない。

 

いくら予想だとしても、やはり当たると嬉しいものである。

ただ、今後は回収をメインにして欲しい。最後の最後に駆け足になるくらいなら。

このテンポで行って大丈夫なのかな…。

 

あと、田宮さんがズブズブの不倫をしているようだが、あれにも意味があるのだろうか…(思考放棄)。

パズルのピースについても、まだ考える材料が足りないため放置。ただの予想にしかならない。(下の考察だって、全部予想にすぎないけれど。)

 

 

付け焼き刃の恋愛要素(予想)

舞台装置として急に用意された恋愛要素について思うことは、「萌える、可愛い」と「装置として用意されている感が満載で萌えられない」の二律背反である。可愛いんだよ!可愛いんだけど、「何かの意味を持たせるためだな」とわかってしまうから、舞台装置だとわかってしまうから悲しいんだよ!私だって本当は翔太くんみたいにキスした?本気なの?いつ告白するの?って聞きたいよ!

↓萌える私

(こんなに情緒が育つとは…!)

↓モヤモヤする私

※ドラマの男女カップルが好きな面倒くさいオタクなので文句ばかり言っています。ごめんなさい。

ただ、急にフラグを積み重ねて恋愛要素を加速させたことには意味があると思っている。

 

①「黒島が死ぬかも」の悲劇性

フラグを立てて恋愛の雰囲気に変化させるスピードが急すぎて思い入れが深まっていない視聴者も多い中でこんなギャンブルするだろうか?と思いつつ、安直に考えれば「ちょっと好きだと思ってるんだね!」とワクワクさせてから「死ぬの!?え!?成就する前に!?辛すぎる!」と落とす作戦の可能性がある。

「どうにか無事であってくれ…!」と視聴者を1週間引っ張る作戦でもある。

 

②好きな人が殺されかけたことで二階堂にブーストがかかる

14話の最後の最後で黒島が突き落とされたのはタイミングがたまたまそうなっただけで、単純に愛する人を殺された翔太により同調できる存在にするために「好きな人を殺されかけた」という動機を与えるための「殺人(に見える)」エピソードの可能性がある。

早く解決しないと!と二階堂に思わせるためには、余程のモチベーションが必要だ。それを「好きな人を守るため」にした。(まあ「守りたいほど好きなんだね!」と視聴者が思うにはあまり時間が足りなかったが。もう少しゆっくりフラグを立ててくれ。)

特に、14話で二階堂は翔太の前でかなり無神経な発言をしているから。また、翔太が物に当たるシーンでかなり驚いた表情をしている。恋や愛で人が本気になる意味がわからないんだろう。

↑「二階堂が、翔太がここまで取り乱す意味を理解していないことを示唆している」のかもしれない。

そう考えると、翔太くんの「は?」は、ただの「送っていかないの?」の意味で、単純に恋愛脳の男と恋愛脳じゃない男の比較なのかもしれない。(翔太くんめちゃくちゃ色ボケだから…。)

なんでもかんでもくっつけたがる色ボケだけれど、久しぶりに笑顔が見られてよかった、とも思う。

 

③イレギュラーによる捜査の撹乱

仮定1:尾野が黒島を突き落とした

仮定2:尾野は人のものが盗りたくなる性分

(菜奈ちゃんのことも殺害したかどうかは置いておく)

恐らく、本筋の殺人ゲームには関係がない殺人(未遂)だろう。

二階堂が仮定2に辿り着くとは思えない。翔太が自分へ冷たくなったことを考慮して「二階堂のことが好きなんだろう」と言ったところで、二階堂自身は「そんなことないと思う」と言うだろう。心当たりがないから。(当然である。)

だから、単純な恋心・独占欲による殺人ゲームとは関連のないイレギュラーな殺人未遂だとしても、それに気づけなかった場合、恐らくAIの捜査に黒島が狙われたことが組み込まれる。

それによって、黒島の名前を書いた人がいるのか?誰が嘘をついているのか?と、新たな可能性が本当は考慮しなくて良いイレギュラーにもかかわらず浮上してしまう可能性がある。

しかし、イレギュラーの可能性に気づかなくても仕方がない。イレギュラーか、本流かは物語の人物からはわからない。全てが本流だと思って推理するしかないのだから。(黒島が狙われたのもあり、偶然とは考えつかないだろう。)

ただ、個人的には、直接手を下すとは思っていなかった。尾野だとしたら、驚く。

 

④感情が邪魔をして正しい推理ができない

「この人に犯人であって欲しくない」という感情は、必ず先入観というノイズになり、真実への妨げになるだろう。

翔太の相棒に二階堂が選ばれたのは、もちろん技能があることと間違いなく事件に関わっていないことがあるだろうけれど、事件に関わっていない=殺人ゲームの間住んでいない=住人への「この人ならしないだろう」という決めつけがない(思い入れもない)という翔太にはないフラットさ(客観視できること)があったことも重要だったと思う。

判断するのはAIでも、情報を入力するのは二階堂である。感情を紛れ込ませて真実を遠のかせる、もしくは誤った真実へ辿り着かせるための装置の可能性がある。

黒幕でなくとも、黒島が嘘をついていたり何かに関わっていたりした場合、二階堂の彼女への特別な感情が、「あってほしくない」というあまりに人間的な願いが、彼に無意識のミスを起こさせるかもしれない。

 

⑤尾野は自分が当て馬・障害になって推しカプを成就させたいタイプのオタク

ないですね…。

 

どうやって助かるか気になって夜しか眠れない!という人は劇場版名探偵コナン瞳の中の暗殺者を見てくれよな!!!!!!!!!

とりあえず、死なないようで良かった。

 

 

袴田吉彦

ワイドショーに興味がないけれどドラマだけは大好きな人だっているだろう。

その俳優・女優が何者であるかを知らなくても楽しめるのがドラマではないのか。

俳優のプライベートを知っていればより楽しめる要素を用意すること自体に不満はない。(窪田正孝の役が洗車が好きとか。)

でも、今回の「ポイントカードと呼ばれる」という設定。ドラマだけを見ている人、ゴシップに興味のない人を楽しませる気があるのか?

あなたの番です第5話感想記事より

何かの意味があると信じたい。メタネタというより本当にただの身内ネタで、俳優本人が袴田吉彦だと知っているから「混乱するわw」と楽しめるつくりにしていることは、ドラマとして私は好ましくないなと感じる。

 

 

菜奈ちゃんが2人?

考察タグで、「日比野菜奈と細川菜奈の2人がいる」と言っている人がいた。

ただの旧姓だろ?と思ったが、ただの旧姓だと思い込ませることによって、本当に日比野と細川の2人がいるのにそれに気づかせない、誰の目にも明らかな証拠があったのに見えなくなっていたという可能性もあるなと気づいた。

思い込みが1番怖い。気づけないから。

しかし、視聴者は思い込むだろうと考えて思い切って細川と日比野で分けたとしたらすごい大胆だなあと思う。

 

 

誰が殺した管理人

菜奈ちゃんたちの部屋の上からぶら下がってきたことと、怪しさから、総一が殺したと思っていたら、管理人を殺して早苗を脅したのは別人だった。

でも、5階までしか住民はいないはずだから、屋上で殺された?

個人的に何度も記事で触れているけれども、管理人が黒幕で、最後に「みんな、疑心暗鬼を楽しんでくれたかな?見られなかったのは残念だったなあ」というメッセージの録画されたビデオレターが住民会で再生されると思っている。

しかし早苗さんには脅迫文が送られてきた。

やはり、管理人に共犯者がいたということだろうか?

 

 

刑事組

【朗報】神谷、糾弾される

翔太くんがついに声の主に気づく…!長かった…!

こいつのせいで殺人が重ねられたことを思うと、共犯者だから。隠滅に協力したどころではないから。

神谷が自己弁護を捨てて情報共有していれば水城さんだって総一を疑っただろう(顔を知らないはずはないから)から、公園で聞き込みをしたときにその危険性を知っていればそらくんがあんなに怖い思いをせずに済んだはずだ。

菜奈ちゃんももしかすると死ななかったかもしれない。(殺人ゲームとは関連なさそうとのAIの結果から、どのみち死んでいた可能性もあるが…。)

 

 

甲野の名札

田宮さんは知らない。

犯人は甲野が名札をしていなかったこと自体はわかっているけれど、田宮が知らなければどうでもいいから脅す材料にするために名札を送ったのか?それとも、犯人も彼が名札を外していたことを知らないのか?だとすると、だいぶ大きな要素だと思う。

田宮さんは隠したがるだろうけど、翔太くんに相談すれば一発で偽物の証拠だと判明する。

どうせ田宮さんは相談できないだろうと踏んで大胆にも脅迫材料として送ったのだろうか。だとしたら、何を脅迫しているのか?

 

 

 

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