つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

TWO WEEKS第2話感想〜爆発にも「映画かよ!」って突っ込んでほしかった(天丼)〜

主観による評価

★★★☆☆

 

ビル跳び移るより爆発の方が余程映画らしいぞ。

ツッコミを入れる余裕すらなかったのだろうけれど…(笑)

 

原作ドラマからそうなのかもしれないが、後出しが人物像の輪郭を「少しずつ」くっきりさせてくれるのが面白い。

第1話では、妊娠させた彼女に堕ろせと命じる冷酷な男に見えていたのが、第2話で、逮捕される事情ができるまでは妊娠を喜び結婚しようとしていたこと、ちゃんとした父親になることを誓っていたこと、そして身代わりに逮捕された理由さえ彼女のためだったことが明らかになった。

これが、過去の話を一気に見せられていたら違う印象になっていたと思う。

我々は、毎週少しずつ主人公に同情し、少しずつ「捕まるなよ」程度の気持ちから「2週間絶対に逃げ切れ」という差し迫った気持ちを抱くように仕向けられているのかもしれない。

私自身は、第1話では、堕ろせと言った娘が存在していたのに、急に穏やかな気持ちになれるものなのか?普通「勝手に生んでいたなんて許せねえ!」と思わないのか?と考えていた。

それが腑に落ちた。彼は、あの小さな子の誕生を本当は心待ちにしていた。

ものすごく安直な考え方をすれば、彼は児童養護施設出身で、家族への思い入れが強いのだろう。それは「家族なんかいらない」か「家族が欲しい」の両極端に(ドラマでは)描かれがちに思うが、今回は後者だった。彼は、自分と血の繋がった家族が欲しかった。

大地は、すみれを愛していた。この8年間、本当は3人で穏やかに過ごせるはずだった。きっと子供のことだって、呼ぶ機会が何度もあった。それが失われた象徴の「あなた」呼びが悲しかった。

 

となると、次に気になるのは8年前何の弱みを握られて逮捕されるしかなくなったのか?である。

徐々に明かされるだろうけれど、楽しみだ。待ち遠しい。

でも、ハラハラするからそろそろ協力者やアジトができて欲しい。これらがあると安心感が違う。協力者が裏切るのもまた醍醐味だろう。

 

すみれが、「私もドナーを知らない」という設定にしていることは後々問題になりそうだ。隠し事は後からバレると大問題になりやすい。

第一、すみれが隠さずに結城大地という実の父親に提供してもらえると言っておけば便宜を図ってもらえたのではないか。後の祭りだし、そもそも大地の担当になったのも偶然だろうけれど。

次回予告で刑事と大地が遭遇している。本当は捕まえてはならない容疑者であることを刑事は知らない。彼はあなたの娘となる子供を助けるために逃げている。でも大地でさえ、目の前にいるこの男が、すみれの婚約者だとは知らない。

すみれは、この婚約者が好きなんだろうか?穏やかで、優しくていい人だから結婚しようとしているのだろうか。子連れ再婚だから、感情的なものよりも優先されるのだろうか。「好きなの?」と書かれて、まず「うん」と答えない人は、嘘をついている、本心を隠していることが多い。そこが気になった。

もう感情で大地を愛したときのように愛せないかもしれない。それでも、この子を愛してくれる人と一緒にいたい…そういう気持ちがあるのだろうか。

その穏やかな信頼と愛情が、子供の命を捨てさせようとした男が今は子供を活かすために必死で逃げてくれていることで揺らぎ、婚約者に誠実でいられなくなる日が来るのではと思うと、それもハラハラする。

 

しかし、三浦春馬カッコいいな…こんなにキラキラしていただろうか?

公式タグに投稿していた人がいたが、三浦春馬はどうやら恋人を孕ませがちらしい。結婚していない女を妊娠させそうな男に見えるのだろうか。言われてみればそんな顔をしている気がしてきた。

色気があって、演技力があって、本当に良い。今後のドラマも、三浦春馬が出るなら見ようという気持ちになる。

 

 

実況中のツイート