主観による評価
20話単体として ★★★☆☆
2クールの最終話として ☆☆☆☆☆(虚無)
みんな、考察の呪縛から解き放たれような!
良かったところ
- 最終回前まで楽しかったこと(どんな風に裏切ってもらえるんだろう!って期待している間のワクワク感)
- 半年間ダレなかったこと(2クールで一続きの物語をやってのけたことがすごい)
- 尾野がただの頭おかしい人で終わってくれたこと(愛した…)
- フォロワーと楽しめたところ!!!!楽しかったね!!!!!
面白かったところ
悪かったところ
- 二階堂がただのバカに終わったこと
- 今まで拾ってきた情報を無意味にするゲーム関係なしの大量殺人だったこと
- サスペンスにサイコキラーを混ぜたこと
- 不倫と殺人の何が違うのという問いに答えを出さなかったこと(違うんなら説明せいや翔太も翔太なりに悪いことしたことになってるぞ)
- 活かしきれない設定を出しすぎたこと(嘘つく時の癖とか)
- 伏線を出しすぎたこと(結果疲労だけの最終回になり、それでも拾えない伏線が多く残った)
- 不思議道具(AI)で思いとどまったこと
- ミスリードのために用意した様々なものを回収しなかったこと、そして回収の仕方がわかりにくかったこと(翔太くんが黒島だと判断した理由とか)
- 真犯人がわかりやすかったのに追い詰め方が面白くない(というより自白頼みだった)こと
- 付け焼き刃のテーマ「愛」が特に着地しなかったこと
- 最終回での衝撃を狙い過ぎて最終回まで溜め込みすぎたこと
- ↑そのわりに黒幕がみんなの予想通りすぎたこと
- ↑そのせいで期待した人たちのガッカリ感が増したこと
- ラスト1時間で驚きを!なんて無理だったのに強行しようとしたこと
反省したところ
楽しい半年間だった
これより後の項目では
延々と悪口を言っているため、先に言っておきたいのだが、半年間本当に本当に楽しかった。
ほんとーーーに楽しかった!
深読みして、何よりみんなで盛り上がれたことが楽しかった。
話題になったことで、普段ドラマを見ないフォロワーが見てくれたり、仲良しのフォロワーとああでもないこうでもないと語り合ったり、今までにない体験だった。
ダレずにここまできたことはすごいと思う。
特に、やはり菜奈ちゃんが死んだ回の面白さはすごかった。あそこがピークだったかもしれないけど。
小道具のミスや伏線の放置など、細かいことにもっとこだわって欲しい気持ちがないわけではないけれど、人間のやることだから限界はあるし、こだわりきれなかった部分もあるだろう。
結末はクソだったけどそれを補って余りある楽しい時間をありがとう。
あとは文句。ここまで文句を書く時点でめちゃくちゃハマっていたことの証明なのが悔しい(笑)
そして、わたしがどんなに文句を言っても、普段テレビを見ない若者に訴えかけたからもう圧勝であることは理解している。
若者のドラマ離れに歯止めがかかればいいな。
読み返して思ったけど、結局同じようなことを繰り返し書いているだけで有益でもなんでもない(普段のブログも別に有益ではない)ので暇な方だけどうぞ。
※追記:ジェバンニと入力したつもりがiPhoneちゃんが気を遣ってジョバンニになっている箇所があり、訂正したがまだ残っていたらご一報を。
商業的成功と視聴者への不誠実さ
結果的に商業的に成功すれば、視聴者の満足度を保証する必要がないことなどわかっている。話題性とブームを生み出したのだからこのドラマは大成功だろう。エンタメとして盛り上がることと作品として駄作であることは両立可能。
それでも、私は消費者だから、不誠実だと声を上げたい。
「視聴者をがっかりさせやがって」と、こうやって裏切られるたびに思うだろう。
雑誌のインタビューでは「黒幕は意外ではないかもしれないけれどその動機に注目」と語ったり、合っている推理はあまりないと言ったり、推理を楽しんでほしいと言ったり。
信じてついてきた人たちに失礼ではないか。殺人犯の自白頼みの説明だけの最終回なんて。
スポンサーがつけばいい、話題になれば勝ちというのは事実だけど、それをしている人でも視聴者に対して誠実であることは両立できるはずだ。
…とかなんとか言っていても、他のテレビ局は秋元康に頼もうと思うだろうし、これからもドラマをプロデュースするだろう。
そして私は毎回期待して毎回最終回に落ち込むんだろう。
勝手に期待したのはこっちだけど期待しろって言ったのはそっちだろ!責任とれ!
(この枠に期待する方が悪い。)
暴いてもいないし反撃してもいない、ただの自白の1時間
推理とは?反撃とは?
結局黒島を疑う一番の理由がAIの結果だったのがとても残念。AIが決め手になるのは興ざめ。
AIはきっかけに過ぎず、そこから黒島を調べ直した結果でたどり着いて欲しかった。
でないと、現実で使われていない便利道具が暴いたことになってしまう。翔太くんにヒントを拾い集めた後に関連づけて欲しかった。(鍵垢フォロワーの発言)
ただ、その展開にした場合の問題点は、1話では収まらないこと。
このガッカリ感の敗因は、最後の1話まで真犯人を内緒にしておこうとしたことと、そのわりにみんなが想定していた人物が真犯人だったことにある。
最終話の最初の方で黒島だと判明したからにはこの後まだ何か驚くことが明かされるんだろうと思ったら特にないし。
もったいぶりたかったのはわかる。
でもその結果予想通りの人物にするなら、ただの説明時間になってしまう。最終話ではもっとほかの描写に時間をさけたのではないか。答え合わせだけで1時間が終わってしまった。
ただただ、引っ張りすぎた。最終回の衝撃を狙いすぎず、18〜19話あたりでもう少し黒島の過去について掘り下げてくれれば、独白の肩透かし感は薄れたと思う。衝撃の展開ってどこがやねん。1週間引っ張ったのに黒島のままだったせいで余計に拍子抜けだった。(掲示板で、19〜20話の内容を2時間スペシャルでやったら面白かったかもと言われていて、確かにその方がまとまりがいいかもと思った。)
とにかく、驚かせたくて最後まで引っ張ったわりには驚くような結果ではなかった。予測されていた結末にするならもっと他に時間を使えたはずだ。
驚くような結果じゃないならもっと早くに明かして説明を短くすれば、独白に時間を使いすぎて感情のフォローも翔太の推理の答え合わせもミスリード分の種明かしもできなくなる状況にはならなかったのではないか。少なくとも翔太くんの黒島と判断した理由くらいは入れられたはずだ。
どんなドラマでもそうだが、考えてもわからないことがわかると、何だそんなことかとがっかりする。このドラマは盛り上がり過ぎたからその落差が大きかった。そういう点を考慮しても、もっと推理して追い詰めて…そういった展開にできたのではないか。最後に情で締めくくっては、推理もクソもない。抱きしめて終わりってなんだよハートフルドラマか。
全てが黒島の自白頼みで、主人公も相棒も自力では何一つ導き出せていない。(自白頼みなせいで、ドラマ全体がただの説明になってつまらなくなった。)
翔太くんの推理が合っていた!という快感が一切ない。翔太くんに推理の余地がないほどに全てを説明。そもそも推理で確定させることができずに犯人の方から出向いてもらっているのだから当然だが。
ゾウさんキリンさんのくだりでなぜ黒島だと判断したのかの説明もなし。「こう答えたってことはつまりこうだろ!」って。ツイッターの素人の考察の方がまだ納得できた。自白頼みでもいいからせめてどこで黒島とわかったのかぐらい教えて欲しかった。あのままだと勘で当てたみたいになる(あの部屋にいる1/2)。せめて推理で当てたことを確定させて欲しかった。
だからやはり、黒幕はもう少し早めに明かして、翔太くんが一旦こらえて証拠を集め、推理を披露して「もう逃げられない」と思わせる最終回にして欲しかった。(翔太くんも推理できるし、黒島が観念するしかなくなる。)現段階で黒島は翔太の説教に納得したわけではなくなぜか大人しく警察に連れていかれているだけの人間である。
ただこの展開だと黒幕披露+種明かしを1話で済ませることができず、最終回の大フィーバーは叶えられなかっただろう。
でも、翔太くんが何も推理しなかったから、ミステリー好きという設定が、「主人公なら黒島が怪しい」などという「ありがちな展開」を想像する程度にとどまってしまった。
脚本の稚拙さ-サイコパスにもトリックを
上記の通り、設定を活かしきれないのもそうだが、サイコパスにする以外動機が考えられなかったのだろうか?
人を殺すことを何とも思わない人間というのは物語において大変イレギュラーである。
それを総一、桜木、黒島と3人も出した。桜木は愛のためというのであれば省くこともできるが、罪悪感もなく人を殺す点では同じだろう。
個人的にはサイコパスが犯人だったという設定が好きじゃない。超能力者が黒幕でした!と同じくらいお粗末だと思う。結局誰にでも当てはまってしまうから。
交換殺人ゲームである必要がなく、黒島が動機もなく殺人を楽しんでただけ。ルールも何もない。
殺したいたった一人がいたとかじゃなく、誰彼構わず殺してしっちゃかめっちゃかにしただけ。殺人ゲームの原則はほとんど考えなくてOK。
サイコパスって設定は要するに、人をたくさん殺したい性格の理論的な説明(納得できる凄惨な過去など)を考えなくて良い逃げ道である。
(フォロワーの意見。わかる。)
その中でも「人を殺すことを愛している」って。なぜ?普通の人からしたらくだらない、些細で理不尽な理由なら頭のおかしさがもっと伝わるのに。血が見たいとか。殺された時の声がとにかく好きとか。
ミステリーは、動機で納得感(共感はできなくても納得はできる)を得るものだと思うんだけど、サイコパスだとそれが失われる。どんな動機でも殺人は悪いことだけど、動機が面白さの一つなのだから。
サイコパス、好きじゃないけど出すならせめて一人だろう。二人出すってネタ切れか。サイコパス二人以上出したらミステリーじゃないだろ。
そして、せめて意外性のある人物にその特性を与えて欲しかった。最初から怪しまれている人間に与えるなんて…。
黒島に全てを自供させるのも、上手い暴き方が考えつかなかったとしか思えない。一番つまらない手法。
また、黒島が目撃されていないわりに、殺し方は結構大胆。でも目立たない隠し方の説明もなし。警察は何を調べていたの?防犯カメラにも写っていなかったし髪の毛も落ちていなかったの?
とにかく、黒島がここまで見つからなかったことへの納得感が一切ない。
心理的なものはわかる。いつも近くにいたから。好きだから。でも物理的な納得感がない。
たとえば、菜奈ちゃんが死んだ日にスーツケースをマンションに運び込む内山がどう考えても防犯カメラに映り込むはず。それは他の人も同じ。特に、菜奈ちゃんと
浮田さんはマンションの外だから。あと、
最終回でどうやって南さんに見つからずに出かけたんだよ。
警察に協力者がいて、巧妙に隠しているのかと思えばそうでもないらしい。このレベルで騙せるなんてポンコツ警察か。
多分だけど、この辺り何も考えてないんだと思う。「なんとなく上手いことやってカメラに映ったり見られたりせずに逃げられました!」というのが稚拙。やけに犯行がうまくいったり誰にも目撃されず証拠も残らなかったりするあたり、子供が考えたトリックみたい。
サイコパスでもトリックは必要である。
黒島が暴れる浮田を運べたのも意味がわからない。強さを証明する描写はなかった。
そして、難しいことが全て内山の仕業にされたことも、「巧みに警察の目をかいくぐる方法が考えられなかったんだろうな」としか思えなかった。なんだよ映像の合成って。サイコパス×万能キャラって無敵か?ラノベか?(後付けでアリバイ崩しするにしても「映像を改ざんしてました」って一番やっちゃいけない後出しだろ。)
「黒島が怪しいけど黒島にこんなことできる気がしない…。」っていう難しめのトリックが全て内山の仕業になっていて、そりゃ協力者がいればアリバイもクソもないわなと。ハッキングも防犯カメラの細工もお手の物。バイト先だからなんでもできちゃう。どんだけ黒島に都合のいいバイトしてるんだよ。毎日バイトか?ジェバンニかよ。
内山がいたら考察もクソもない。全部小細工で、アリバイは全部嘘でした!はい、そうですか。協力者がいればなんでもできるんだな。なんでもありになっちゃう設定にしちゃったんだな。
超推脳KEI思い出した(ぶっ飛んだ推理じゃないと導き出せないという意味)。むしろよくAIは導き出せたな。
あとたぶん理系ならなんでもできるって思っていそう。
理系のこともミステリーのことも知らない素人が無理やりまとめたミステリーだった。
↑こんなの誰でもありじゃないか。
全体的に伏線の回収の仕方もわかりにくい。
視聴者が「内山がハッキングしたんだろう」「尾野に頼んだんだろう」って忖度しないといけない。
解釈の豊かさが魅力のドラマも間違いなくあるけど、これは解釈に多様性があるドラマじゃなくて事実は一つでしょう。答えは公式でちゃんと示すべきだった。
ミスリードはミスリードなりに、「なーんだ、そんな結末かw」という事実を描かなければただの丸投げである。
また、もったいぶりたくて答え合わせを1話に詰め込んだ結果、テーマに触れる時間が残らなかった。
残酷な殺し方、理解できない動機。だからこそ、納得感ある言葉で「愛」を描いてバランスを取って欲しかった。
「愛」の着地点も謎。「どうして人を殺してはいけないの?」に対する答えもない。
たとえば「どうして勉強しなくてはならないの?」でもそうだが、「どうして人を殺してはいけないの?」「どうして不倫してはいけないの?」「どの愛の形が正解なの?」といった、普遍的な問いをせっかく投げかけたのに答えを出さずに終わらせたことも稚拙だなと感じた。
復讐殺人と快楽殺人の違いなども、アツく「君は間違ってる」「いや私はこう思ってる」と、このドラマなりの答えを出してくれたら面白かった。
その問いに対する答えでいかに視聴者に納得感を与えるかというのはドラマでかなり重要だと思う。
それなのにAIに諭されてハグで終了。
どう反撃するのかと思えば、答えは反撃もしないし問われたことへの答えも出ないであった。マジか。何もスカッとせーへんやん。
黒島の問いに答えて黒島が納得していないのになぜ大人しく運ばれるのか意味不明。
答えが出て初めて、「だから不倫していない翔太は裁かれず自分は裁かれなければならない」と学習できるのではないか。
翔太くんも殺そうとしていたからこそ、その違いを言葉で提示して欲しかった。快楽殺人で人を殺すことと、復讐殺人しようとしたけど踏みとどまったこと。それを分けたのがなんなのか、聞かせて欲しかった。
また、最後まで見逃さないで!と言われたところで、我々は予想通りの黒島エンドの説明がただの独白による説明で終わってしまったこと、最初に明かされた犯人がそのまま真犯人だったことにがっかりしているところで、そこでさらなる真相が!?とぼかされたところで驚きは上塗りされない。今更驚かない。
中途半端に終わったという印象が固まるだけである。
ババア血の繋がりはないし。江藤なんやねん。
結局、猟奇的殺人やトリックを描いてみたくて入れてみたけどオチまで上手く繋げられなかったんだろう。
とにかくミステリーの描き方が下手だった。
今までのフラグ・問い・意味深なセリフの未回収、いつでも続きができそうな保険をかけたエンディング、これら全て演出ではなく脚本の問題だと思う。風呂敷を広げるだけなら誰にでもできる。回収が難しいのである。
怪しい人物を生み出すことに夢中になった結果、回収するのに必死で心理描写まで手が回らなかった。だから最終回に二階堂の感情も翔太の感情も流された。フォローも何もなかった。
犯人は最初から変えるつもりがなかったんだろうけど、こんなに予想されてしまうなら変えればよかったのに。あれだけ他の人の怪しさを積み重ねたのだから。それだけはしたくなかったのだろうか。
真犯人途中で変更しても良かった
多分、犯人は変えないという決まりだったのだろう。(秋元康だから。)
でも、こんなに予測されている時点で、「このままだと最終回に驚いてもらえない!」と思わなかったのだろうか。話題になっていたから、もはや驚かせることなんかどうでもよかったのだろうか。
- AIが示している
- 視聴者から見ても条件は揃っている
- 主人公格と恋に落ちる=バイアスを利用することができる
- ありがちな「恋した相手が黒幕だったパターン」に当てはまる
- 捜査メンバーに最初からいる
- 最終回直前公式動画でも「黒島が怪しい!」を前面に押し出している
- 「黒このこだよ」←偶然だとしても放置
これで黒島にするってマジか!?
黒島が怪しい→AIも黒島→どんでん返しあるか?→黒島が黒幕。マジか!?!?
2クール分の結末としてはあまりにもお粗末すぎんか!?怪しんでたのがそのまま!?マジ!?!?2時間ドラマでももう少し裏切るぞ。ここまで期待させてて犯人が数話前からゴリゴリに疑われていた人間って、驚かせる気もしかしてなかった?
↑男を操って殺させていたと言っている人たちたくさんいたけど、なんでその通りなんだよ。
あれだけ期待させておいて、ただのお決まり踏襲ドラマ!?
恋愛関係になった奴に裏切られるって、安直か!
しかも、アクション俳優かアサシンかってレベルの殺し方してたけど、鍛えてる描写なんかなかったよね?(あの能力があれば彼氏くらい簡単に殺せたのでは?)
早苗さんは、最初に「パパ!?」と呼んでいることから実は子供がいるのではという伏線が張られていた。
黒島のサイコパスは唐突すぎる。(強いて言えば家にいろと言われたのに外に出て尾野に殺されかけたシーンくらいか。)
黒島黒幕は唐突でなさすぎるのに黒島サイコパスはあまりにも唐突。
もう少し異常性が滲み出る描写を挟めばよかったのではと思いつつ(チェーンかけないだけじゃなく)、「そんなことをしたら早めに黒島だとバレてしまう」と考えていたのかな。そんなことしなくてもバレていたんだからいっそ描写を挟んで「ミスリードか?」と思わせておけばよかったのに。
あと、縦読みについてはひどい。
縦読みで疑っても、推理で疑っても、キャラクターの立ち位置で疑っても同じになる容疑者が真犯人って、もう少しひねってくれや。
黒島以外を推理していた人は、黒島が一番怪しいことをわかりつつ、このままでは終わらないだろうからと期待して他の人物を真犯人として提唱していた。
期待して推理していた人たちがかわいそうだ。
最初から犯人を決めていたなら、もっと説明できることもあっただろう。
牡牛座のラッキーデーの意味は?なんでそれに合わせたの?
翔太くんへのパソコンのメッセージ、なぜ翔太くんの癖を知っていた?
後から犯人を決めたならともかく、矛盾点を残しすぎである。盗聴器見つけるシーンくらい挟んでほしい。
これもなんだったの。黒幕としてはイレギュラーだったの?
「また二重人格はやめろよ」「続きはWebではやめろよ」と追い詰めすぎた。
フラグさえ立てていれば二重人格でもいいよと認めるべきだった。
バレたからって真犯人途中で変えるなよと言っていた人もいただろう。変えられなかったのかもしれない。
ごめんな、康。
ただのバカにされた二階堂
主人公になれないザコキャラで終わったのがあまりにも悲しい。
ヘタレて翔太を止められないし。
最後普通に鍋つついてるし。(翔太もよく食えるよな…。誰かを愛する人間に寛容すぎる。)
「最後まで聞いてください!」←聞いたがなぜ聞いた方が良かったのか全くわからないし。
これは脚本全体の問題だけれど、怪しさの積み重ねのために感情描写が蔑ろにされていた。凄惨な状況の中で重要なのはその中にいる人たちの気持ちなのに。
だから、最終回でも、黒島に面会して「待ってるから(死刑だろうけど)」または「さようなら」と告げるシーンや、頭を嗅いだこと、フィボナッチ数列の趣味が合ったこと、色々なことを思い出して「辛く終わった初恋だったし、間違えてしまったけれど翔太さんに救われたことを糧に生きていこう」と思うシーンなどがなく、こいつは犯罪者を庇った末に平気で鍋をつつくサイコパスなのか?と思われるような終わり方になってしまった。
感情のフォローが足りないせいで、視聴者から見た二階堂は何を考えているのかよくわからなくなった。今も好きなの?待つの?もう切り捨てるの?
あそこまで活躍した二階堂の成長が一つもなかったことが悲しかった。(翔太くんは復讐心にとらわれず一皮剥けたというのに…。)
止めることもできず、協力も中途半端で、黒島の改心のきっかけにもならなかった。なんだこいつは。
サイコパス役なんかできるのか?やばそうじゃない?とめちゃくちゃ心配していたからか、拍子抜けするほど普通だった。
特別上手いとは言わない。でも西野七瀬のせいで台無しになったということはないと思う。なぜなら西野七瀬の演技が上手くても結末のクソさは変わらないから。(それはそれでどうなの。)演技が上手くてもあの終わり方は帳消しにはならない。(誰か一人の演技のせいにすれば楽なんだろうけど。)
特別上手くはないけれど、全責任を押し付けるほど下手ではなかった。(得意じゃないから淡々としたサイコパスになったという経緯もあるかもしれないけど。)
今回については、演技が上手でも下手でも個人的には構わなかった。最終回で最初に発表された犯人が本当に犯人だったから、ただ殺人はこのような流れでしたって説明だけで終わってしまったことは、女優のせいではない。最終回までの流れが雑だったから、黒島役が超絶演技を魅せても、あまり評価に変わりがない。(演技は良かったね!という感想にはなるかもしれないけど。)
早苗みたいな激情タイプじゃなくて心がないタイプのサイコパスがこんな風に淡々と話すのはありふれている。
全部の責任を西野七瀬の演技に押し付けているようなツイートを見ると、ちょっともやもやする。もちろん、私も、豹変でぞっとするような静かな迫力が欲しかったとは思っているけれど。
元々嫌いだからより憎くなるという気持ちはわかる。でも、元々嫌いである(西野七瀬自身なのか元アイドルの女優なのかは関係なく)ことがその評価に関係することを自覚していないともったいない気がする。嫌いだとどんなに普通でも特別下手に見えてしまう。
演技だけでドラマ全体の評価が決まるわけじゃないだろう。
女優として出演する以上はもちろん一定以上の演技が求められる。でも、そもそもの脚本の酷さを見失わないで。クソ脚本の責任を一人に負わせるのはあまりにもかわいそう。
脚本が期待を裏切ってさえいればこんなことにはならなかったのだから。
元アイドルの女優ってとにかく嫌われがちだなと思う。
知名度を利用して女優になるハードルが低いってことなんだろうけど。
紙の月の大島優子とかかなり良いんだけどね。
最後にもう一度言うが、
別に西野七瀬の演技が上手いと言っているわけではない。さすがに「なーちゃんの演技すごかった!」は贔屓目だと思うし。
ただこの最終回のがっかり感の責任の全てを西野七瀬に押し付けるのは無理がある。脚本の力不足が大きすぎたと思っている。
ヤフコメで「新しい事実がなかったからベテランでもつまらなかったと思う。仮に
藤原竜也がやっていたらこりゃ演技で無理矢理な脚本を有耶無耶にしようとしているなと感じたと思う。」と言われていて、確かにと思った。
ただ、「演技下手な人はアンドロイド、オタク、勉強ばかりしている人、異星人みたいな、感情を表す必要のない役ばかり」と言われていたのはかなり重かった。
Huluについて
見たければ金払えばいいし見なければ困るものでもないから特に文句は無し。
「最終回はHuluで!」をやらなかっただけ成長したなと感じる。
有料動画サービスも慈善事業じゃないから。それにしてもHuluは高いけど。
いろいろ
実況中のツイート