つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

コントが始まる第1話感想〜つまらない劇中劇と面白い会話劇〜

主観による評価

★★★★★

 

想定してなかったけど(今のところ)今期ナンバーワンで面白かった…!

なんだこの会話劇!?と思って脚本家見たら「俺の話は長い」の人。新作ドラマチェックした時にはちゃんと確認してたのにすっかり忘れてた。そりゃ面白いわ!

 

劇中劇であるコントは売れなかったことが納得できるくらいつまらないのに、それを作る彼らの会話劇も人生も、動きが少ないのに目が離せないくらい面白かった。

(メロンソーダ面白いと思ってる人いたらごめんなさい!)

「お笑いとして面白くないもの」と「ドラマとして(会話として)面白いもの」を一つの世界で両立させてるってすごくない?

面白いと言っても、彼らのあの会話をそのままお笑いのコントにしてもきっと面白くないのだ。

お笑いとしての面白さ(funny)と、人間同士のやりとりとしての面白さ(interesting)の違いを感じた。

オチも「そう来るか!」と唸った。

ドラマを見ている視聴者には、3人のリアルのエピソードを見ているから納得いくけれど、多分彼らのファンにとっては最高のオチではないし(いつもとオチ違うな〜?程度)、あのオチのコントを現実で見て「面白い芸人だ!」と思って新規のファンが増えることもないんだろう。

あくまで九州のラーメン屋でのやりとりを見たからわかる。コントのオチとしての面白さではなくドラマのオチとしての面白さ。

 

ファミレスの「何人に見えます?」は、何も知らない時は「自分を面白いと思ってるうざい人間」に見えるのに、中浜との出会いを見た後には意味がわかる。

メロンソーダに変わる水、退職した職場、ラーメンを食べに行く習慣、全てが一つに収束していく快感!

描きようによっては面白くもならない「今にも挫折しそうな芸人の人生」を、彼らが作るコントの内容と紐付けて、さらにそのコントを冒頭に提示することで視点を提供し、伏線が回収されていく面白さを生み出す。

でも、コントそのものは「多分実際に見ても面白くない(売れない)」内容。

 

うわーすごい面白かったのにそれを表現する言葉がない!くそー!

面白い漫画の単行本の最後に収録されている、作者の過去のレベル高い読み切り短編を読み終わった時のような爽快感と満足感があった。

むしろ単発ドラマとして美しすぎて、この後10話近く何やるのかわからないし、気になる。

 

会話劇をここまで面白く興味深く1時間保たせられるのは脚本の力も大きいけど、役者の力も大きいなと思った。

やさぐれた有村架純も今までの有村架純の中でナンバーワンレベルで良いが、なんと言ってもマクベスの3人だ。

高校時代は確かに高校生に見えるし、今は挫折したアラサーに見える。(役者は実際アラサーだが。)

神木隆之介の、飄々としているように見えて表情を変えずに切り捨てる声色の変化。

話しているうちに涙が出てくる仲野太賀。(こいつに彼女がいるという納得感もまたすごいわかる。)

一度涙が出てきたら喋ろうとするたびに嗚咽しそうになる菅田将暉

全員すごくよかった。最高だった。

豪華キャストかつ、がっかりしない活かし方。

 

最後のナレーションは、これから二人の恋愛が始まるということなのか、中浜妹を含めた5人の新しい関わりが始まるということなのか、それもわからないが、とにかく来週がめちゃくちゃ!気になる!

楽しくないニュースの多いこの時代に、楽しみなドラマができて本当に元気出る!

 

 

 

実況中のツイート

劇場版名探偵コナン 緋色の弾丸 感想(ネタバレあり)

※ネタバレ配慮してません※

↓クソくだらない、2年前の「名古屋が舞台の名探偵コナン」予想記事

 

 

 

 

 

感想

事件 ★★☆☆☆

FBI ★★★★☆

総合 ★★★☆☆

 

まとめると「FBIとジョディが格好いい映画」だった。

チームワークが格好良かったし、自身も証人保護プログラムを受けているジョディが最後を締めるのが最高だった。

 

事件の解決については、あの弾丸はどこまで進む…?ということがいつまでも気になってしまった😂

弾丸は磁石のせいで下にも上にも行かない(この理解で合ってるよね?)というのは面白かったけど、あのままだとアランの頭に当たらないか?

そしてあれだけガラスに当たっても貫通して真っ直ぐ進むならそのままリニアの外に出て行くのでは?

 

犯人の意外性とかはあんまり…今回名前が出るような容疑者少なかった気がするなあ。

誰が犯人なのかがメインの映画ではなかったんだろうな。

それより、ジョディの見せ場に繋がる「FBIのやり方」がメインだった気がする。

トリックの面白さは最近の映画では衰えていっている感じがする。

 

あと全体的に女性陣の服装がおしゃれで良かった!こだわりを感じた。

ロンドンの工藤新一の服装も今回のスタッフが考えてくれていたら…。(ピンクシャツ事件を忘れない。)

 

 

過去イチの「さすがに死ぬだろ」

毎年「このカーチェイス人死ぬだろw」「この爆破人死ぬだろw」と思っていたが今年は規模が違え。

高架下。線路沿い。住民死んでるだろ。

いや流石に死んでるだろ。

車内も死ぬだろ。あの状況で「この車両なら安心!」はないだろ。博打だろ。賭けに勝ってよかったなマジで。死ぬ車両だった可能性あるぞ。

リニア蛇のおもちゃみたいになってたぞ。

 

「変な形の新しい建造物は壊されるな」と冒頭思ったが、まずぶっ壊れたのはリニアだったし、そして最終的には突っ込まれて新しい建造物も巻き添えでぶっ壊れたし、車も爆発するし、破壊欲張りセットか?という感じだった。

「最後に一発いっときますかw」という感じの車の炎上にはもはや笑ってしまった。

 

25分で東京行けるリニア最高だな〜!という気持ちの後に芝浜駅直前の高架……作り直しか……っていうか車輌…………と工事関係者の気持ちになって胃がキリキリした。

大人になると映画を楽しむ幅が増えるね!!(楽しいのか?)

※ちなみに車を運転するようになるとカーチェイスも胃がキリキリする。

今まで爆破されてきた建物だってそりゃ安かないが、今回の賠償はマジでやばそうだな…コナンと世良悪くないよね?大丈夫だよね?

大人たちの仕事の増え方を思うと…ウッ…。リニアの開通が遅れる………。

選手も…かわいそう…。

 

 

便利屋じゃない灰原

灰原の便利屋扱い、蘭の「新一!」要員扱いにここ数年クソイライラしてたので、今回は二人とも無理のない関わり方をしていてすごく良かった!

蘭が蚊帳の外扱いじゃないって、こんなにストレス溜まらないんだ…!

「おっちゃんに依頼が来て、蘭たちの行き先を心配される」という形で関わっているのは、うまく絡ませたなと思った。

制作側も蘭の本筋への絡ませ方は悩んでたのかな?毎回「瞳の中の暗殺者」みたいにするのは難しいしね。

 

蘭の扱いはもちろん、今回は灰原の扱い方がちゃんとしてて本当に嬉しかった!

遠隔推理協力便利屋じゃない!

 

特に、医療というコナンにも流石に補えないジャンルで知識を発揮していたのがかなり良かった。灰原にしか提供できない情報だったし。

いつも、犯人の身柄調べてくれ!とか、そういうハッキング系のことばかりやらされてて、"ただの"便利屋扱い・検索係扱い・ハッキング係扱いがすげー嫌だったんだけど、今回は灰原が自分の持っている知識で参戦していてよかった。

そうなのよ彼女は科学者なのよ!!

活躍はしてたけど、活躍しすぎていないのも良かった。情報が適度!

リニアに乗っているコナンの手の届かないところだけフォローしていた。

いつもはチートすぎるよね。調べられない情報がないし。

多分いつもの映画だったら、井上から奪ったタブレットに速攻何らかのソフト入れてそう(笑)

 

ただ、折角の赤井ファミリー大活躍映画なんだから、灰原も活躍するなら、通話先にいる世良に警戒するとか…そういうの欲しかったな。

主題がブレると言われたらそうなんだけど…家族問題はメインじゃないだろうからね。

「どうして世良さんが?」などのやりとりをしている時間は確かになかった。

でも灰原には折角、黒の組織の側面と赤井ファミリーの血縁関係の側面があるのに、後者のつながりをあえて感じさせなかったのが勿体なかった。せっかくの勢揃いだったのに!

最終的に赤井の一族で解決したのにな…。

制作陣灰原の血筋忘れてた?(そんなことはないだろう。)

 

あと、灰原に便利屋以上の活躍をさせると、博士が犠牲になるんだな…とも思わされた。

灰原を活躍させるには、博士を完全に蚊帳の外(探偵団の子守り)にする必要があるんだな…。クイズとお迎えしかしてないもんな。

灰原を子守りにすると、コナンからの指示で調べ物するだけになるから灰原も移動パーティーに加えたんだろうけど、彼女は探偵団のことを大事にしてるから、そこは違和感あった。

不満を言いながらも探偵団について行きそうなイメージだった。

別に灰原はコナンのことだけ大切にして生きているわけではないので。

灰原が「私には心配の連絡が来ない」って不満げなのもちょっとイメージ違ったな。(ヤキモチは普段から妬くけれど。)

別に側室気分でいるわけじゃないのになあ。

 

私は新しい人生を楽しむ灰原がすごく好きなので、いろいろ思うところもあったけど、とにかく劇場版の便利屋扱いがなくなっていたのが本当に嬉しかった!

 

 

舞台・名古屋

自動車メーカーのトップ…舞台は名古屋…まさか…!?と思ったがさすがにモデル豊田章男ではなかった(笑)

そういえばセントレアかと思ったら名古屋市の警察が出動してるってことは名古屋市なんだね?名古屋港の沖合にセントレアみたいなところがあるんだろうか。

 

チュウ𠮷と由美タンが名古屋でデートしていた意味は本筋には関係なかったね。飲んでただけwww

プロポーズを受け入れてもらって、チュウ𠮷がフルパワーになって推理が冴えたっていうのはあるだろうけど…。あと赤井さんの面白い表情が見られた(笑)

名古屋が舞台の一つなのに、架空の建物の中だけで終わらせるのは勿体無いというスタッフの優しさかな?

「駅として登場させるのに駅周辺だけでは申し訳ないから名古屋城とオアシス映しとこ」っていう聖地への優しさ、聖地紹介のための登場かな(笑)

そのためにデートしてくれたんだとしても、名古屋城や金シャチ横丁、オアシス21まで見られて私は楽しかった!

チュウ由美の着物デートは原作で是非!!!!!

 

そしてエンディングの実家のような安心感がすごかった。

見慣れた景色がエンディングになるのこんなに嬉しいのか…。京都と東京はいつもこんな思いを…?

 

あと、「うみゃーお茶」地味に面白かった。さては名古屋弁バカにしてるな?

でも無理な名古屋弁のキャラがいなくて良かった!

いても面白かったけど。

 

 

赤井ファミリー

赤井さんの見たことない表情が見られるので、もっと由美タンと絡んでほしい(笑)

対由美の時だけ使う表情筋絶対あるわ。

 

今回の見所、赤井と世良(時々メアリー)のマジバトル格好良かった!

お互いの目的を隠して各々動くのもすごくスパイ映画みたいでかっこいいけど、一応こんな感じのことしてるよってママと妹にも共有だけはしておかないとマジでママに殺されるぞこれ(笑)

 

しかし、沖矢であることを隠してないのもそうだけど、赤井さんって弟の推理力を本当に心の底から信頼してるんだな。

普段由美タンの前のヘラヘラしたチュウ𠮷を見ることの方が多い(赤井さんもそうだろう)けど、本当は頭がいいってわかってるからこそ一番いろいろ共有してるんだな。

詰将棋の手を1ミリも疑ってなくてすごかった。

 

チュウ𠮷の電話すぐ切るメアリーには笑った。

彼が一番家族の緩衝材なんだろうなあ。

 

 

ジョディ

好き!!!!!となった。

元々結構好きなキャラではあるけど。

ジョディの作画もめちゃくちゃ良かった…美しかった。

 

井上は最後まで、自分に銃を向けるFBIが自身も証人保護プログラムを受けて生きているとは知らない。

自分も受けているとは明かさず、プログラムを薄汚いと表現するジョディの気持ちは多分他の誰にもわからない。

薄汚い、ずるいと思いながら、それを逆手に取ってFBIに入った自分のこと、恥ずかしいんだろうか。

一人で何でもできる大人のような顔をして井上に説教してるけれど、実は保護されながら生きていることに、いろいろな思いがあるんだろう。

二手に分かれて、一人で井上を待つジョディはどんな気持ちだったんだろう。

親の職業が違えば、プログラムを受ける経緯が違えば、自分もこうなっていたかもしれないという「もう一人の自分」に見えていたのだろうか。

 

 

来年の映画

マジか〜!とシンプルに思った。

事前の噂で、高佐かな?と思っていたから、桜と警視庁の映像が出てきて、「予想通…ンン!?えっ!?」とびっくり。

黙って見ていた隣のお姉さんも「ヒッ…」て声上げてた。そりゃ声も上がるわ。

彼らは人気だし、ワンクールは難しくてもアニメコナンのSPや長編としてきっとアニメ化はするんだろうなと思っていたが、まさか映画とは…すごいなあ。

たしかに人気になる要素は十分わかるけどまさかここまで(人気になる)とはな…と思ってる。いや私も好きだけどな!

ちょうどアマプラでコナンのシーズン8が見られるようになり、最初から「揺れる警視庁」なので、思いを馳せて楽しみにしましょう。

 

 

 

その他こまごまと

  • 浜辺美波上手くない!?今回、あえて事前情報ほぼ調べずに見に行ったので、浜辺美波がどのキャラなのかは知らなかった。さすがにポジション的にこのキャラが浜辺美波だろうな〜とはわかってたけど、本当に違和感がなかったので、エンドロールですごいなと改めて思った。

 

  • おっちゃんの裸は何?サービスタイム?
  • 脱がせた意味はわからなかったけど(笑)、蘭が高校生にしてトンカツ揚げてるのすごいし、それを全部美味い美味いって絶賛しながら食べるおっちゃんは父親として最高だし、お味噌汁こぼしたことしっかり謝るのも愛だし、心配する気持ちを理解して穏やかに「温め直すから」って言う蘭もめちゃくちゃ良くて毛利親子最高!になった。

 

  • 「お前を守るのは俺の!」とまで言われても控えない蘭、自由でいいな。そういう自由で無茶なところも好きなんだろうな、新一は…。

 

  • 不意打ち沖矢昴の抜け殻。
  • 赤井さんの車に「何か用?」ってコナン冷たくね?「どうしたの?」とかじゃないんだ。結構協力してもらってると思うんだけど…。
  • 赤井さん、コナンの「犯人を死なせたくない」気持ちは知りつつも、別に犯人死んでも気にしなさそうなところ、仕事としての警察だな〜と思った。そういう大人がいてもいいよね。別に急所に当たっても困らなかっただろうな。

 

  • 女児の言葉でクエンチを疑う医療従事者やだな…。

 

  • 結構衝撃なんだけどデトロイトの電車は人撃たれても出発するん?

 

  • さすがに歩道ある時はスケボー歩道で乗ったら?歩行者が危ないか…。でもあれ子供が車道でスケボー乗ってます!って通報絶対されてるよな。問題児…。

 

  • 名前がオリンピックじゃないだけで、設定はほぼオリンピックなんだな。オリンピックのある年に公開できていたらよかったのになあ。(まだ2021はなくなってないぞ〜!!!)最後に出てきた2020の文字で切なくなってしまった。

 

  • うな重オタクの伏線回収ワロタ。お前…このためにずっと…?(んなわけ)しかし辿り着いた先のカートの上には洋風の料理が載っていて謎だった。
  • 三色団子みたいに出てくる少年探偵団可愛かった。今回は元太がいなければ早期発見できなかったからえらいぞ。
  • しかし博士は本当に「善」の人だな…自分の子供でもないのにな…。

 

  • OP格好よかった!まだ「幼馴染で同級生」とか言ってんのかオメ〜!!!

 

  • 今回のコナンの眼鏡の曇り方、なんか不思議だったな。灰色?

 

  • 弁護士、なるほどくんだったね!?

 

  • 探偵団バッヂ咥えてタブレット奪う灰原Cute…だった。今回全体的に灰原の作画がめちゃくちゃ可愛くて良かった!!!灰原ファンが今回加わった感じすらする(笑)洋服もおしゃれで可愛かった!
  • 比護さんのキーホルダーもしっかりついてた☺️
  • 蘭に「子供だもの」って言い訳するの可愛かったwww蘭も「帰れないわけねーだろ!」と思いつつもう諦めてるよね😂隠しもせずに大人っぽい乾杯もしちゃうし。
  • 灰原とコナンがジェスチャーで合図するのを見て、エリーがびっくりしてたのはなんだったの(笑)

 

  • うろ覚えなんだけど、確か音の鳴る方向を把握するのって女の人の方が脳の作り的に苦手らしいんだよね。スマホの鳴る方向がわかるのが世良じゃなくてコナンってあたりにそれを感じた。

 

  • 緊迫してるとさすがに正体を取り繕う余裕がないね(笑)灰原も普通の子供らしさを結構忘れていた。(それでも江戸川くん呼びで偉い。)
  • 元々バレているとはいえ、世良の前で「蘭」と呼んだり、二台目のスマホを鳴らす事態を招いたり(急いでいたから電源切る時間もなかっただろうけど…)、あまり隠せないことを悟っているのならもう共有してもいいのでは?(そうか?)
  • スマホ二台目の緊迫感すごかった。

 

  • 「はいはいまた便利屋鈴木財閥ね」と思ったら事件の導入として結構重要だった。
  • 園子最高すぎる…。もう…。子供達のおかげでお父さん助かったからなんだろうなあ。最初から譲らずに子供たちが「自分で勝ち取った!」と思えるように誘導するなんて…真さん惚れ直しちゃう…。
  • 園子服装も可愛かった♡パーティーの服装大人っぽーい!クイズの時のへそ出しはちょっとよくわかんなかったけど。真さんいないときは肩もへそも出し放題で可愛い。
  • 真さんストラップもちゃんと描かれてて良かった。
  • 蘭のパーティーの服装は園子が用意してるのかな?何もなければ制服でもいいんだろうけど、いつもちゃんとした服装だよね〜。

 

  • 病院の説明待ちモブに一人可愛い人がいた。

 

 

 

1年の延期と名古屋(どうでもいい話)

2年前の予告を見た時、ぼんやりと「来年は赤井さんか〜」と思っていた。

出てきた映像は「なんかそのへんにあるタワー」だと認識していた。

Twitterで「名古屋だ」と言われているのを見て、いやいやwwwwwwwwんなまさかwwwwwwwwwwシンガポールの次が名古屋てwwwwwwwwwwwwテレビ塔オアシス21やないかーい!!!!!!wwwwwwwwwwwと2回目の鑑賞で思ったのを昨日のことのように思い出せる。

オアシス21は高校時代100回以上行った、親の顔より見た施設だというのに。ぼんやりしすぎ。親の顔ももうちょっと見ろ。

 

(ひつまぶしもみんなで食べたかった!)正直、名古屋が舞台なのは今年じゃなければもっと気楽に楽しめたのになぁと思った。

オリンピックと重ねるためにこの年である必要があったのは理解できる。制作側もしんどかっただろうな…。

きっとラグナシアのコラボもあっただろうし、名古屋の街中とのコラボも他に色々あったんだろう。

折角国内お手軽聖地巡礼ができる年にこんなの悲しすぎる。

↑一応ナナちゃん人形だけ見てきた(笑)

 

それでも江南駅(特定の地域に住んでいなければついでに寄るような場所ではない)の限定キーホルダーが数時間で売り切れたというのだから、景気の良い話だなと思う。

きっともっと盛り上がったであろうことを思うと悲しいが、それでも名古屋が舞台(の1つ)の映画が制作されたことはとてもとても嬉しい。

 

いつか鳥取が舞台の映画も見てみたいな〜!!

天国と地獄〜サイコな2人〜第10話感想〜愛とは罪を被ることか、意思を尊重することか〜

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★★★☆

 

「俺たちの戦いはこれからだ!」

壮大な愛の物語だった、と思う。

愛とは、エゴではなく相手の心を守ることだと伝わるドラマだった。

愛のドラマとはいえ、最後に「あなたを一番愛してる」「私もあなたが大切です」と抱き合って終わる恋愛ドラマでもない気がしていた。

言葉にすることが2人のゴールではないと勝手に思っていたから。

伝えたいという気持ちが2人にあるとも思えなかったし。

だから、拍子抜けするような終わり方にも見えたけど、「2人はこれからも関わり続ける運命」というシンプルな答えだけは確かに示されていたので、愛に限定されない人間関係のドラマとしてはスッキリしていてむしろ良かったなと思った。

2人が夜空を眺めてお互いを思い出すだけというのも寂しいし。

ギボムスも、新幹線のチケットが見つかるという「えっ?これで終わり?えっ?」と、ある意味ずっこけてしまいそうな終わり方だったので、森下先生の趣味なのかなと思う部分もある。

じめっとしてドラマティックな終わり方も好きだけど、ズッシリとこないけど日常をそのまま受け止めるような終わり方も、まだドラマの世界が続いてくれそうな感じがして、いいなと最近は思う。

 

それに、また入れ替わった2人の日常を想像するのも楽しいよね。

今度は信頼があるから、ドラマとは全然違う雰囲気になるんだろうな。うーん、見せて欲しい😂

変な意味ではなく、多分2人で暮らした方が辻褄を合わせて元に戻った後の生活を円滑に送れそう。

そして、とりあえず次の入れ替わりの日まで一緒に暮らして、その日あったことを共有して元に戻っても問題なく生活できるように心がけていたら、いざ元に戻ってもなんかそのまま一緒に暮らす…みたいな感じでずっと一緒にいるかもしれないよね。

望月のズボラさに日高が耐えられなくなるかもしれないけど。

↑この解釈素敵…。

入れ替わり慣れてて、一言目が「お勤め先どこです?」と冷静すぎて面白かったな。入れ替わり慣れるってなんやねん。

 

ちょっと失敗したのが、字幕をつけて見ていたせいで、最後の入れ替わりが字幕でわかってしまったこと。

演技で察したかったなあ。

 

 

2人の「守る人」たち

ハッピーエンドだと言い難いのは、陸が消えてしまったからだろうなあ。

自分の身を犠牲にしてまで「最後まで望月のことを思っていたのは日高」だと、陸はそう思って姿を消したんだろう。

敵わないからと身を引いた。

 

でも、果たして日高の方が望月のこと(東のことも)を思っていたと言えるんだろうか?

日高は東を庇い、東の意思に反して彼の名誉を守ろうとした。東は自分が殺人犯として裁かれることを望んでいたのに。

そして、守られたくもない望月のことも勝手に守ろうとした。

一方、陸は意思を守ることで東を守ろうとした。弟を守りたい気持ちを蔑ろにしなかった。

本当に望月の意思を尊重していたのは、SDカードを渡した陸なんだと思う。

2人とも、大切に思う2人が同じなんだけど、大切な人を悪者にしたくない日高と、大切な人の気持ちを大切にしたい陸で、行動が真逆になった。

望月の意思も師匠の意思も守ったのは陸だった。

でも、その陸が「敵わない」と思ってしまったから、もうこの終わり方しかなかったんだろう。

日高も陸も、守りたいのは間違っていないのに、「助けるために生まれてきた」とさえ思える人の前から姿を消して、一緒に生きられない道を選ぶ陸、すごいよ。

実際に全てを犠牲にして守る姿を目の当たりにして負けたと感じて、強くて飄々とした「彩子の中の陸」の姿のまま去るなんて、なんて男だよ。

日高を大切に思う望月の気持ちを尊重して、その上でそれをずっと見つめてはいられないからと姿を消す。陸だって望月を愛していたんだなあ。

陸の願いは望月の幸せだったけど、師匠の願いが日高の幸せだったことを忘れられなかった。

大切な人は何人いたっていいはずなのに、増えれば増えるだけ、全員の願いを叶えることは難しくなるんだなあ。

 

最終回を通して、日高の不器用なエゴが描かれていて、この人は第一話からずっと不器用なだけだったんだと思った。

賢いくせに守り方は不器用でエゴの塊。

サイコパスの笑顔必死に貼り付けて。

証言するまでも、きっと全てのピースを繋げる言い訳をずっと考えてたんだろうなあ。

 

守りたい、庇いたい。

望月が守られてばかりでは不満を抱く女ってこと、わからないわけではないだろうに、庇われた望月がどう思うかなんて無視したエゴの塊で、腹が立って愛しかった。

守りたい、守るのは自分だというエゴを持つ男の姿はとても良かった。

 

だからこそ、セク原に望月のことを「たかが女一人」と表現されて、証言を覆すわけにはいかなかったんだろうな。

たかが女一人ではなく、人生半分こした人だから。

セク原の説教も良かったけれど、セク原1人では証言を覆すには至れなかったところが面白い。

結局望月が怒らなければ日高には伝わらなかった。彼女の言葉が一番重かったのだ。

「私を守りたいと思うなら、私の正義を守らせて」

自分のためだと言うのなら、本当のことを言うべきだと自分で言える望月。

罰を受け入れる高潔さがあるからこそ、日高は望月を守りたかったんだろうな。

大人しく守られてなんてやるもんか。1人で地獄には行かせない。

この高潔さ、そりゃ警察学校向いてるよな。

正義を人に教える仕事なんだから。

再び入れ替わった日高は、きっと生徒を見て、望月が普段どんな指導をしているか想像して笑うんだろうなあ。

 

 

八巻・セク原について

八巻愛してるよ…。殺されなくてよかった………。

チワワを抱きしめる八巻も、ずんだパンケーキ楽しんでる八巻も愛しい。

そして、思っていたよりアホじゃなくて、辻褄を合わせる嘘の証言をしていたところも良かった。

口裏合わせずにみんなの言い訳が一致したところはちょっとご都合主義的だったけど、八巻が良かったのでOKです!

巻き込まれて警察学校に異動になるのも。

望月と悪いことしたのに同じところに異動させていいのか…?

 

日高が東を庇っていることも分かっていたし、望月が共犯ではない(協力者ではある)ことも分かっていた。

「やり方」一つで、悪役の行動に見えるのが面白かったな。

悪役ヅラしてることが主な原因だったけど。

この説教はすごく良かった。

セク原には嫌なところもたくさんある。

でも、社会的強者である日高にも望月にもきっと想像できない「痛み」を見ている人なんだとも思った。

強者が痛みを奪ってはいけない。声を奪ってはいけない。「犯罪者になりたくなければ嘘をつくな」という表面的な説教より、ずっと日高に刺さったと思う。

(ツメが甘くて「たかが女一人」と表現したことで日高の気持ちを一変させるに至らなかったけど。)

社会的弱者である兄が命を賭けて主張するために殺した、その叫びを奪う権利が社会的強者であるお前にあるのか?

お前がしたことにしていいのか?快楽殺人で終わらせていいのか?そうやって庇われることが本当に望みなのか?

兄が殺したことにしてやる方がいいんじゃないのか?それこそが兄のためだろう?兄の叫びを世界に届けることが弔いじゃないのか?

この、犯罪者の正義を犯罪者の正義として直視する考え方は、セク原にしかないだろうなあ。

ドラマの中では悪者だけど、彼もまた自分なりの警察としての矜持を持っていて、人間味のあるキャラクターで良かった。

 

そういえばこのドラマ、最後まで警察内部からスパイが出てこなくて良かった。

警察が信用できないとハラハラして、不信でストーリーに入り込めないんだよね。アンフェアやMOZUくらいになるともうそれ自体がエンタメになるんだけどさ(笑)

八巻は視聴者からは疑われていたけどただのアホだったし。

セク原は腹立つけど正義がある人だったし。まあ正義を台無しにするほどの性格と人相と手段の悪さだが。

 

 

最後に

冒頭、取調べで怒る望月は日高にそっくりで、理屈が似てきたんだなと思った。

フォロワーが、「日高になってた期間が彩子の正面突破しかしないようなやり方も変えた」と言っていたが、それが伝わってきた。

お互いのために変わってしまったという人間の感情の基本的な相互作用が胸を熱くした。

 

これ、本当に新鮮で面白かったと思う。

真実を探すドラマの最終回を、庇う人と、それに抗う人の攻防を描くことに費やす。

これは謎解きドラマじゃなくて、人と人との間にある複雑な感情を描くドラマだったんだなと思った。

 

謎解きドラマみたいに見えて、二人が出会ったことで、きっと出会わなければならなかった二人になってしまったという人間関係を描くドラマ。

3ヶ月、楽しかった!

本当に人間関係を楽しめる素敵なドラマをありがとうございました。

 

 

 

実況中のツイート

オー!マイ・ボス!恋は別冊で第10話(最終話)感想〜橋キスのデジャヴ〜

3ヶ月前にも橋でキスするドラマ見たな…。

 

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★☆☆☆☆

 

脳でも乗っ取られるんか?ってくらい背中押すよな。あれ何でなん?

今回は物理的に奈未の背中押してたし。

主人公カップルが職場で抱き合った時は中沢に死ねって言ってんのか?と思ったし、今回全体的に奈未のデリカシーのなさがすごい引っかかってはいたんだけど、何もかもまとめてしまったら和泉が幸せそうならそれでいいかな…って思えてきた。

和泉がそれで満足ならいい。それでいいならいいんだよ。

視聴者が怒ることじゃないよな…ごめんな。

和泉のためだと思って怒ってたけど、私のためだった。

私がイライラしてたのに和泉のためって言ってるだけだったね。(何の反省?)

 

奈未は、結婚して金沢はNGだけどカンボジアとの遠距離はOKなんだなあ。

その基準はよくわからない(仕事の有無だけ?)けど、あの二人には段階が必要だったんだろうなとは思った。

最初からこの結論には辿り着けなかったというか。

一度夢を諦める必要があった。一度挫折したからこそ自信を持って道を進めると思えた。

だからこそ待っててもらうことに意味ができた。

奈未も、好きなことをやっている潤之介なら、離れていても待てると思ったんだろう。

結局、潤之介が紆余曲折を経て自分の夢を追い求めることが2人の幸せの鍵だったんだろうなあ。

 

「別にそこまでの案じゃないのに鈴木のこと持ち上げすぎじゃね?」と思うことは結構あったけど、最終的にスーパー編集者にならなかったのは良かったと思う。

この世の中の、9割の人は多分「スーパー」じゃない仕事をしている。

カリスマにもなれないし、リーダーにもなれない。それでも仕事をしている。

鈴木も、たまにみんなにヒントを与えることはできても、編集長にはならなかったし、世界に名を残す人物にもならなかった。

玉森裕太間宮祥太朗に言い寄られるのは並ではないけど、仕事においては最後まで並で良かった。

 

編集長と副社長の終わり方は良かった!

色々すっ飛ばして結婚してるより、地に足ついた「一緒にいること」が2人には似合っている気がしたし、すごく自然な形におさまっていて嬉しかった。

編集長が副社長に笑いかけたとき、今までに見たことない可愛い笑顔で、菜々緒の演技も素晴らしかったし、最初から最後まで副社長の前でだけは1人の女性でいられた編集長の可愛さが現れていて良いシーンだった。

 

ハッピーエンドだけど、結婚式でおしまい♡じゃなくて、これからは隣で歩いて行こうねという生活の続きみたいな終わり方で、私は好きだった。

ここから復縁して結婚して幸せな生活まで描けるのか?って前回思ってたから。

突拍子もない展開も多かったけれど、誰かと共に歩く人たちの在り方はすごく堅実で、ただの色ボケドラマじゃないところが面白かった。

(ただの色ボケ貫くドラマはそれはそれで好きだけど。)

 

とにかく菜々緒が美!!!!で説得力があるドラマだったなあ。

編集長と奈未がベストパートナーとしてこれからもずっと仕事をしていくのが想像できて、奈未にとっては恋も大事だけどメインは編集長と共に歩くことで、恋はあくまで別冊なんだなということが伝わってきた。(職場で抱き合った時は別冊じゃなかったけど。)

 

3ヶ月楽しんだ!

中沢〜!って叫んだのも楽しかったな!笑

お疲れ様でした。

 

 

以下、文句です。

 

 

全体的に、社会人の視点から見ると結構キツかったな…と思った。

フォロワーが仕事じゃなくて部活動のスタンスと言っていたが、その通りだと思った。

社会人として見るとその在り方が、緊張感がなく無責任すぎてつらいのだ。共感性羞恥である。

尻拭いだけ元編集長に頼みにいくし…。

写真流出の原因究明もせず代わりの表紙の案も考えず飲み会するし。

新編集長のための席を、社員のプライベートな元恋人との復縁の場にしようとするし。

↑このガバガバさが原因という匂わせか?

恋のロスを仕事に持ち込むのも見ててキツかった。

あれを「辛かったんだね…潤之介の幻を見るほど…」と思って見てあげられない私は歳をとったんだな…。

↑本当にこれ。自分で振ったのに何?

 

あと、今回はとにかく奈未のデリカシーのなさがすごかった…!

まず和泉の前でわざわざ中沢の名前を出すデリカシー。あれすごくない?あんなにポロッと出てきちゃうもんか?「中沢さんに借りた」無神経か!?

わざわざピンポイントでそこ口滑らせる?

しかも「名言カレンダー作ろう!」はすごいよ。

普通の神経してたら振った男でこの遊びはできない。

 

今回一番ひどかったのはもちろん潤之介へのデリカシーのなさである。

潤之介なら乗っかってくれるという善意に甘え過ぎ。

私だったら「は?振ったのにフリってなに?」って思う。(私は潤之介ではない。)

ていうか「一日」彼氏のフリさせる必要は全くなかったし…。

彼氏のフリしてくださいってセリフが言わせたかっただけ感がある。

「あの時と同じセリフ!」っていう演出を狙った。(最終話のサブタイトルがメインタイトルになる的な。)

必要ないし、潤之介のことは傷つけるだけに終わったけど。

婚約破棄した元彼に夢を追ってほしいと話すために彼氏のフリさせるの意味わからない。

 

潤之介のよくわからないポイントは、最後の決め台詞だけかな。

奈未が特別だから自分は奈未のヒーロー。よくわからない理屈だった。

 

最後まで、「画期的」の表現方法が少なかったのは残念だったな。

今回だと、流出した写真を宣伝にしてしまうアイデア。他の人考えつかなかったのか?

鈴木の特別なアイデア!の演出が、そうでもないアイデアに使われるのがピンと来なかった。

鈴木の一言を特別にしたいならもっと画期的なアイデア考えてほしかった。

 

リオのエピソードが適当に終わったことも、高橋編集長何も悪くないのにいつの間にか去ってたことも、よくわからんかった。

もう1話あれば丁寧に描いていたのかな。

 

 

 

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天国と地獄〜サイコな2人〜第9話感想〜2人で1つの林檎を食べたから〜

「捕まるならあなたがよかった 何も2人して地獄に行くことはありません」

こんなん実質愛の告白だよ…。

捕まるならあなたがいい、そしてあなたが自分を捕まえればあなたは助かる。究極の自己犠牲と信頼。

「お前を捕まえるのは俺だ」「捕まるならあなたに捕まりたい」はオタクの大好きなやつ…。

 

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★★★★

 

天国と地獄は望月の境遇ではなく、日高の人生だったんだなあ。

自分で選んだ地獄の人生。

 

「兄の過ごした壮絶な人生は、自分も半分背負うべきだったもの」

本当はそんなことはない。

でも、優しい日高は、罪の意識があったからこそ、兄に関わらない道を選べず証拠隠滅をしてしまったんだな。

日高の優しさも、育ちの良さに由来するものだと思うと、悲しい。育ちがいいから、自分に余裕があるから人を思いやれるんだと思う。

人を思いやれるからこそ、父について行った兄の波乱万丈の人生を想像したら、太陽と月が入れ替わったように、自分がその立場になっていたかもしれないと必要以上に感情移入せざるを得なかった。

でもこの思いやりさえ、15分生まれるのが早ければ、東のものだったのかもしれないんだよなあ。

そうやって日高は思ってしまうんだろうな。

 

本当は兄弟の責任なんて負わなくていいはずなのだ。

でも責任感が強いから、「弟としてあるべき姿」を自分で勝手に決めて、自分で自分を追い詰めて、わざわざ地獄を選んだ。

天国のぬるま湯に浸かっていることだってできたのに。

「15分違えば自分がやっていたから」と言うが、15分後に生まれた負い目なんて感じなくてもいいのに。

そんな悲しいルールをわざわざ自分に課さなくてもよかったのに。

 

単純に人として交流して楽しいと思っていた兄に、「(自分が殺人を犯して悲しむ)周りの人なんかいない」と言われたのも悲しかったんだろうな。

たった一人、自分だけは東に「殺人を犯して欲しくない」人間なのに。周りの人なのに。

周りの人なんて言わずに、「俺が嫌だ」と言えば何か違っていたんだろうか?

 

日高の境遇を聞いた望月の表情はかなり印象的だった。

正義の人だから、多分殺人犯の気持ちに共感することは決してない。

でも、たった15分の差で、ついていった親が違うだけで、人生がこんなにも変わることはかなりショッキングだったんだろう。

自分が入れ替わって、短い間でもその人生を体験した人間がそんな悲しみを抱えていたとはわからなかった。入れ替わったって心の中まではわからなかったからね。

 

入れ替わって、奇妙な信頼関係のある2人が、人間として惹かれ合うのは自然なことだと思った。

このドラマは、入れ替わっているうちに気になってきちゃった!?という恋愛ドラマではない。

でも、入れ替わっているということは自分の今の体の人物のことを常に考え、その人の歩んできた人生の上に成り立つ現在の生活を過ごすことであり、半分自分のような人間のことを、「一時期入れ替わっていただけの他人」にすることは難しいだろう。

2人のこの奇妙な関係にはドキドキする。

一方で、陸の表情が切ない。

望月が嫌いになる理由はない。望月だって陸のことを信頼して愛情を持っている。

でも人生を半分共有してしまったような人との、その稀有な経験は、陸と2人で過ごした日々とは全く別の濃厚な運命なのだ。

 

それにしても必死にサイコパスアピールしてた日高かわいい(笑)

ちょいちょい犯罪描写とか、隠蔽の仕方とか、ガバガバなところが気になっていたけれど、綻びがあるのは当たり前だった。

大切な家族のために関与せざるを得なかっただけで、犯罪者の考えなど日高にもわかるはずはなかったのだから。

ずっと不敵な笑みを浮かべるの、めちゃくちゃ頑張ってたんだな😂

大企業の社長なのに、清掃業者と立場関係なく仲良くなって、本当に妹の言う通り昔からただ優しい人だったんだな。サイコパスになんかなれるはずもない。

本当にただ優しいだけの人だから、望月の立場をずっと心配してるし。

誰も憎んでないのに兄を救うために共犯になるのも、

望月を警察のままでいさせるために地獄へ一人で堕ちようとするのも、

自己犠牲をしてでも自分の周りの人を助けたい、ただの優しい人だから。

 

東は亡くなってしまったけれど、事件は解決していないし、薬や弟の乳歯を入れるほどの大切なケースに入っていたSDカードの中身も気になる。

 

八巻は果たして入れ替わりを上司に報告しているのか?

陸の表情にはまだ何か隠されているのか?位置情報をオフにしたことには何か意味があるのか?

入れ替わりが解消されただけでは終わらなかった物語の結末が気になる。

来週本当に全部解決するの!?

 

以外、こまごまとした感想。

  • 囮満喫する八巻可愛い。豪遊しすぎ。ずっと癒し 命は落とさずに済むけど社会的に死ぬ八巻 みんなアホならよかったのにな…

 

  • セク原、クソ優秀なのに全てを台無しにする口の悪さと手口の悪どさ

 

  • 元の体に戻った望月、第1話より優秀になってて面白かった

 

 

 

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オー!マイ・ボス!恋は別冊で第9話感想〜最大のライバルが姉〜

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★☆☆☆

 

いやハリーウィンストンの石でっっっっっか。

マジか…さすが跡継ぎ…いやマジででけーな。

庶民の拙者、あのような開き方のプロポーズリングの箱を初めて見たでござる…。

(潤之介は奈未にそんな惚れてんのか…どういうところに…って未だに思っちゃうのは火曜22時に向いてないんだろうな…😂)

 

別れなくても何とかやりようはあったんじゃないか?って思っちゃったなあ。

だって、2人とも相談せずに報告しかしないんだもの。

2人で話し合えばいい方法が見つかったかもしれない。

もちろん見つからなかったかもしれないけど、そういうトライアンドエラーをしない2人だよね。

揉めなさが楽なのかもしれないけど、リオさんに優しい潤之介であってほしいとか、認めてあげる彼女でありたいとか、いい顔ばっかりしちゃってると思う。

最終的にリオに「このままだと傷つけるよ」と言われてあの結論に至ったんだろうけど、「やりたいことを我慢してそばにいたらあなたのことも傷つけるから」くらいのこと言った方が良かったんじゃないかな。

もちろん潤之介は言わなくてもわかってただろうけど。

そもそも潤之介も、「仕事のこととかいいの?ってことも含めてプロポーズした」って言うけど、それ言わなきゃ奈未に伝わるわけないし。

人間、言わなきゃわからんのよ。宮野明美も言ってるよ。(お前宮野明美のこと好きすぎだろ…。)

奈未も「好きだけど仕事もしたいから、両立できる道が探したい」とは提案しないし。

言葉の足りない2人なんだよね。ぬくもりを感じるシーンはそれはそれで可愛いんだけど、可愛い感情だけでは現実の距離の壁は超えられないよね…。

まあ金沢そんな遠くないけど…。

長野にサクサク行く描写があるのに金沢外国扱い?って突っ込まれてて笑った。本当にそう。北陸新幹線に乗れ。週末婚余裕でできる。

 

でも逆に、2人とも言葉が足りないだけで、話し合えば週末婚でも何でも方法が見つかったかもしれないという点では、最終回で数年時間が経てば2人とも少しは器用になれるかな?という希望にもなるよね。

再会した時、今見つけられなかった新たな選択肢があるといいよね。

 

…という切なくも希望がある別れからの中沢ーーーーーーー!!!!!

「どこまで当て馬ムーブ網羅できるかな?」を中沢でチャレンジするのはやめろ!!!!

もう十分だろ!!!!!!

中沢の足が映った瞬間流石に笑ったわ!ここまでやるか!GPSつけてたか!?

 

これで中沢に寄り道するのは流石にないよね?

たった1話で中沢と付き合って別れる?悪魔か?

〜数年後〜 に飛ぶなら付き合ってても違和感ない?数年付き合って別れるの?残酷か?

それとも「恋は別冊で」の副題の通り、中沢とも付き合わずに仕事を頑張って、潤之介との再会で未来を匂わせて終わるか?

個人的にはこれくらいがいいなと思ってるけど、火曜22時の枠だからね。2人の恋模様を純粋に楽しんでた人たちを裏切るわけがないのよ。

ナギサさんもしっかりくっつけた枠だよ?

「現実では恋愛に帰着しないのもありだよね」なんて考えはガン無視のドラマティック枠だよ、ここは。

正直、数年後に再会して、今より上手く仕事と恋を両立できるようになって結ばれる(北陸新幹線のホームで抱き合ってくるくる回りそう)としか思えないよ!!

 

それにしてもリオさんシンプルに怖くない?急にメッッッッッチャ「ジュンちゃんのこと知ってる」マウントとってくるじゃん。奈未怒っていいんだよ…。

でも正直、潤之介にはリオさんからのお願い自分で断って欲しかったな〜。

判断を奈未に任せないで…。「奈未ちゃんに言われたからやめるね」の体裁になるのすごく嫌だ。

優しいのは良いところでもあり悪いところでもあるよね。

このままだと家業継いだあと自分の秘書に「夫にDVされてて…」って泣いて相談されたら抱きしめて不倫しそうじゃない?そんなことない?はい…。

 

しかし潤之介も、最大のライバルが姉だとは思わなかっただろうね(笑)

麗子がヒントを与えなかったら奈未はきっと今頃金沢について行っていたよ。

このドラマ、仕事の描写は雑だけど、唯一奈未と編集長の関係性の変化だけは丁寧なんだよね。

段階を踏んで信頼され信頼していく過程が細かく描かれている。

編集長に惹かれていく理由はこれでもかというくらい作中に溢れていたから。

 

仕事の描写は…うーん…仕事と恋で迷うことに納得できるくらい仕事での成長が見たかったかな…。

やっぱり、周りの人の言葉による評価以外から奈未の成長が伝わってこなかったかなと思う。

ファッションはすごく変わったよ!これはスタイリストが本当にすごいと思う。

でも、和泉が強敵と評するほどの実績や伸び代があるとはちょっと思えなかった。

鈴木の仕事がそこまで成長してファッション誌の編集として有能になっているようにはあまり見えないのに、周りの言葉だけが認めている。

副社長の「本なら1人でいいけど雑誌は1人で作れない」という理屈も、奈未を引き止める暴論だと思う。本も1人では作れないですよ実際…。

 

高橋新編集長への態度も、顧問に反応する高校生か?と思った。

実際付録ないと買われないじゃん!

っていうか、あの世界ではそうじゃないんだな〜付録より雑誌の中身見る世界線なんだな〜って思ってんだよ。

でも、新編集長は付録をつけることを提案した。

急に「付録をつける=付録があると売れる」という現実世界と同じ理屈だと分かったら、今までの本棚の陳列が夢物語だったんだなと気づかされてしまった。

じゃあみんなビジネスのためのこと考えようよ。社会人じゃん。

売れるより好きなもの作りたいだけならサークル活動でいいじゃん。

廃版の危機に陥ったのに世界中に読者がいるのも本当かよ〜!!

 

こんなにぐちぐち言ってるけど、ここまで来たら数年後でもいいから潤之介と上手くいって欲しいし、中沢にはこれ以上傷ついて欲しくないよ。

ハッピーエンドが待ってますように!

 

 

 

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天国と地獄〜サイコな2人〜第8話感想〜五木さん好きすぎる〜

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★★★☆

 

色々疑っていたけれど、結局妹の言う「兄はずっと優しい」だけが真実だったのかなあ。

思い出すと、日高は第一話の時点で「一人暮らしって情報は言い過ぎだったか」と口にしていて、最初から警察に自分が犯人だと誤認させる=捜査を撹乱する気満々だった。

入れ替わったからめちゃくちゃになってしまっただけで、常に周りの人を守って過ごす人だった。

殺してないのに殺したかのように振る舞ったのも、きっと無鉄砲な望月の行動を慎重にさせるためだ。

犯人として捕まってはいけないと怯えるくらいでちょうど良かったのだ。

犯人じゃないとわかれば、望月は日高と入れ替わった立場を利用してもっと無茶な行動をとっただろう。

それは望月を危険に晒すし、兄のことがバレることにもなっただろう。

運命がめちゃくちゃになって余命わずかな兄のために証拠を隠滅する。

五木さんのお迎えの時間を気にして、社長が逮捕された後の会社のことを心配して辞任を促す。

そして、大人しくさせていた望月を、いざというときには元に戻ることで守ろうとした。

それなのに「攻守逆転」と言い出す望月よ(笑)

日高が殺していないなら、守に入る必要はないけど、攻める必要もないはず😂説教は格好良かったけどね。

 

日高が必死で兄のことを庇う理由も、ただ優しさだけなのかは気になるところだが…。

方法を模索した結果隠蔽にたどり着いたようだったけど。(何度も考えたらしいので。)

お母さんに甘えられなかったことを後悔する兄に同情しただけであそこまで追い詰められるかのように隠蔽するのだろうか。

金銭的な問題なら日高になら援助できたはず。

 

しかし、日高の中身は女性(もしくは男性を好きな人)かと思っていたが、東のことを兄さんと呼んだから、やはりずっと日高なんだな。

入れ替わった経験くらいはあるかと思ってた。

化粧したり、陸にキスされたり抱かれたりすることに抵抗がないのは日高自身ということ?

抵抗がないから女性だ!と思い込むのではなく、日高自身が男性を好きなのかもしれないと考えるべきで、男性との性的接触に抵抗がないのは女性だという先入観を批判しているのだろうか。

それとも、そこまで考えられていない?日高の演技力が高いだけだろうか。

 

あとは細々と感想。

 

  • 五木さんここに来て好き…好きすぎる…。綺麗で仕事ができて日高のこと理解してて好き…。

 

  • 歯が見つかるの、面白かったな。日高がどんなに頭良くても、予想外のことは起こる。小さな頃に何気なく渡した歯が、ここに来て足を引っ張るとは流石に思ってなかったんだろうな…でもここまで足を引っ張られなければもう一度リスクを冒して入れ替わることもなかったかな。

 

  • セク原、人格は最悪だけど警察としては優秀なんだね。まあ人格は最悪だけど…

 

 

 

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