前回の感想
主観による評価
★★★☆☆
2巻までは、原作に忠実すぎて、ドラマ初見の人がついていけていないことにハラハラしてたけど、今回いい感じに時系列入れ替えたり改変したりしてて、いいじゃん!これ最初からやればよかったじゃん!と思った(笑)
原作の時系列は解体されていたけど、それを違和感なく組み合わせていてすごくよかった。安心した。
次回予告からも、ちょっとオリジナルを感じたので、来週も楽しみ!
今回、横浜流星最高だと感じるシーンが多かった。
特にここ。「七桜、ここに来てませんか!」の声の焦った声色がめっちゃいい 横浜流星 セクシーサンキュー #私たちはどうかしている
— つちや (@twottyeah) 2020年8月26日
漫画のように汗や頬の線では表現できないけれど、声色があそこまで冷静な普段と異なるとドラマでも伝わるからいい。
横浜流星の繊細な演技の違いを感じるドラマ、多分あまり見たことがなかったので、上手なんだなと思った。
吉高由里子との映画楽しみだな。全然感想じゃない、ごめん。
あと、キスで動揺して取り逃すの、原作よりアホ感あって可愛くてよかった。
しかし驚いたのがセックスせんのかい。
そらそうだ。あんな恐ろしい話して続きできんわ。だから原作ではピロートークだったんだわ。
ほれ見ろ原作だと女将さんの女の勘にびびる怖いシーンが女将さんがトンチンカンなこと言っちゃうシーンになってしもたやないか!いまの「椿に抱かれたの?」の台詞、原作だとまさに初めて抱かれた翌日に聞かれたから察しの良さに恐れ慄くよに、抱かれてないなら台詞だけ原作のままにするなよ!意味わかんないじゃん!女将さんトンチンカンじゃん!やってないのに「ねえねえやったの?」って中学生か!
— つちや (@twottyeah) 2020年8月26日
ベッドシーン連発できないから、一度のシーンのために溜めてるのかな。
今回の、「実写化による、時間を省略できないがゆえの映像としての違和感」大賞には、城島ラストぺろりが選ばれました。漫画だと間のクッションのコマをしっかり再現したらそりゃそうなるわ。
急に赤いシロップみたいなんビシャー出してペローするなぞのシーンになっとったわ。
まあでも高杉真宙が可愛いのでOKです。
原作ネタバレあり感想(ネタバレ注意)
第1話で1巻、第2話で2巻、第3話で3巻と4巻ほとんど…スピードがすごい…そして最終話2時間って…。
(今回は3巻真ん中まで→4巻お茶会準備・本番→3巻残り)
今回ぱっと見で気づいた原作との違い。今回は結構違うところ多かったな。まあ、時系列入れ替えたから当たり前だが。
今後も上手く入れ替えてドラマとして無理のない作りにしてほしい!
- 結局セックスしなかった
- 七桜の母が来たと言いに来るのが女性従業員ではなく城島(城島の格上げ効果)
- 長谷屋の描写が入る(2話に引き続き椿柄の湯呑みを眺めて印象付ける)
- 草薫会の話が椿の部屋ではなく厨房。原作では草薫会を知らなかった七桜が城島に説明。主催者の目の前で七桜がお菓子の依頼を引き受ける。原作では押し倒されて本心を聞かれたが、ドラマでは廊下で話す(とにかく色気のシーンが排除される)
- 七桜がお茶の飲み方がわからないシーンが省略される(すぐに大旦那が来る)←可愛くて好きなのに!残念(テンポ悪くなるかな?)
- 大旦那への「もうお出かけですか」が椿の台詞に
- 3巻前半→4巻中盤まで→3巻後半という時系列の大幅な入れ替え。茶会と「俺はあんたに惹かれてる」の時系列が入れ替わる(茶会、ゆうこ凸、掛け軸など)
- バックハグに主催者が乱入するシーンがなく、しっとりしたシーンで終わる。また、主催者との会話がなくなり、子供用に落雁を作るくだりがごっそりなくなる
- 眠くなっても知らないぞ?
一晩中落とし文のイラストを描いていた七桜に、あくまで「信用していない」スタイルを貫く原作椿だったが、ドラマでは「眠くなっても知らないぞ?」ってもう全然好意隠す気なくてワロタ。
抱いてないのにすぐ彼氏ヅラしてるじゃん。
そしてついに時系列入れ替えた!そうだよ、忠実じゃなくていいんよ!
壺や女将さんとの会話でどうせ疑われるから城島への疑惑を先に進めることもできるし、想いを通じあわせるのと茶会が前後するのは問題ない(茶会をより気持ちを深めるエピソードとして扱っても問題ない)し。
でもそのせいで落雁のくだりなくなったのは寂しかったし、椿の父への思いの効果が薄れる気がしたな。
七桜の機転が利く好きなエピソードだったのでちょっと残念 https://t.co/CUPUiHbPFJ
— みどり (@midori_mn) 2020年8月26日
七桜の機転のシーンでもあり、椿の落雁への思い入れを深めるシーンでもあったんだけど。っていうかこの落雁のエピソードがあるからこそ、落雁を落として電車に轢かれそうになったシーンの意味があるのでは…?落雁の流れ(イチャイチャ含む)好きだから複雑だけども、ここまで原作に忠実すぎて、えって思ってしまっていたので、順番の入れ替えとかカットあるとなんかやっとドラマっぽさを感じ?ほっとするかも。
— とら☆ミ (@Too_Rk14) 2020年8月26日
まあそんなこと思うの原作読者だけだな。別にあそこで落雁が登場しただけならドラマ見てるだけなら問題なさそう。
そういえば、長谷屋のシーンがまたあったので、3年後編で栞さんへの感情移入が原作の比じゃなさそう(笑)
本気で愛してるとか言わないよねって女将に聞かれて、七桜の色んな表情を思い出した椿の、この「不本意ながら少しだけ頬を赤らめる」表情、めっちゃ好きだったので、絶妙な横浜流星よかったな。(横浜流星が好きなだけ。)
っていうか!やらんかったんかい!(爆笑)
前回の感想で、散々語ったけど、「肉体関係がある」こと、わりと今後重要だと思ったんだけどな。
なぜかというと、原作だと七桜の妊娠・流産という大きなイベントがあるから。そして、それが大きな運命の分け目になるから。小さな悲しみイベントではない。
まあでも、ベッドシーン連発できないからこそ、ここぞというときにドーン!と見せるために、今は溜めてるのかな。
掛け軸の前での告白で次回へ続くことになったが、このシーンの続きで再度体を重ねるし。
嘘をつけない掛け軸の前で想いを伝え合って結ばれる方が、より嘘をついている後ろめたさがあって切なくなるかもしれんな。
でも、裸で事後に物騒な話をするというちぐはぐさが「どうかしている」なので、台詞だけ再現するなら他も変えてよかったのにな、とは思う。
変えるなら思い切り!
セックスしなかったという展開に変更したことについて。
私は、ドラマ化に、原作への忠実さなんて求めていない。映像にするために、生身の人間が演じても違和感ないものにするために、どれだけでも変えていいと思っている。
でもこのドラマはあえて「ほとんど変えない」ことを選んだのだ。それなら中途半端に一部だけ演者の制限に合わせないで欲しかった。裸にできないからって…そんなのって…。
中途半端に女優の都合で表現を「「一部だけ」」変えるくらいなら、他の部分も沢山改変して、ドラマで初めてこのストーリーに触れる人でも楽しめるようにして欲しかった。
最初からちゃんと、ゆっくりストーリーを咀嚼してもらえるように作って欲しかった。
そうすれば、「ここは役者の都合だな」と思わずに済んだのに。そういう制限があるなら最初から誰でも楽しんで見られるように描いて欲しかった。
漫画で読むと面白いのに、変な物語って思われるの、悲しい。折角の実写化なのに。
今回、少しだけ軌道修正されたけど、1,2話は戻ってこないし、さくらの話をしたせいで一度セックスキャンセラー発動しちゃってるし、もう…なら最初から変えといて!(笑)