つちや(仮)

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アンサング・シンデレラ第10話感想〜2人抜けただけでバラバラって言うな〜

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★☆☆☆

 

瀬野どうなったんかわからんのかい!!

いや、まあそうだよな、最終回見てほしいもんな…生死確認するために見る人多かろうしな…。

 

原作で健康なら、せめて生きていて欲しいとは思うな。メタで申し訳ないけど。

アンサング・シンデレラは、何もかも都合よくいく世界ではないし、同じ枠だった「アライブ」でも、死が無情にも訪れるということは徹底的に描かれていたわけで。

最悪の覚悟も一応してるけど、治験が怖いと震えていた瀬野さんが、生きるために、生きてまた薬剤師として頑張るために、治験を受けると決めたその覚悟はやはり報われて欲しいと思った。

 

そして、どんなに苦しい状況でも、葵にとっての先輩であり続けるところが本当に格好よかった。

まあ葵が「お前がしたいことじゃなくて、患者がしてほしいことをやれ。」という瀬野さんのアドバイスを生かしていたかはなんとも言えないが…(笑)

そして、小野塚のこと覚えてたのに忘れた振りしてたのも格好よかった。

あれ?もしかして瀬野さん格好いい…?(気づき)

 

そしてこの視点は今の私にはなかったので結構ギクッとした。

ドラマで「助かるんだから従えよ!」と思うのは他人事だからで、それが現実になったら私だって「治るかもわからないのに?」「必ず出ていくお金がもう決まってるなんて」と思ってしまうだろう。

現実の薬剤師も、無碍にせず聞いてくれるのかなー。

 

今回、う〜んと思ったところは以下。

  • 相変わらずの看護師不在
  • 相原の関西弁、本当にファンサービスにしか見えなくなるし、西野七瀬を正当に評価させないことになるので本当にやめた方がいいと思う(西野七瀬好きな私でもそう感じるので…)
  • 治験が仲間の薬剤師に対してだと判明してからの敵のセリフが学芸会みたいで恥ずかしかった
  • 愉快であたたかい薬剤部の仲間達!の演出がすごい臭かった
  • 2人抜けたことを解体されたとかバラバラになったとか言うのはやめようや

 

それでもなぜこのドラマを見ているんだろう?と思ったんだけど、刈谷さんが常に葵への厳しさを忘れないポジションにいてくれてるからかな、と。

熱い主人公に絆されて仲間が増えていくRPGもそれはそれで胸が熱くなるんだけど、共感できないやつは共感できない、でも味方だから協力するときはするというバランスの取れているキャラクターがそばにいるのはかなり良い。

私たちは、無条件に葵を認めなくてもいい。これが正解ではないと教えてくれるのは刈谷さんなのだ。

 

あとは、やっぱり勉強になるから。私の全く知らない世界を教えてくれるドラマだ。

お薬手帳がなぜ必要なのか。治験がどれだけ大変なのか。

そして生活の負担にならない処方のためにも薬剤師の力が必要らしいこと。

1日97円はでかい。そして、私のような知識のない人間ではあの削減は導き出すことはできないのだ。

現実の薬剤師とは程遠いということは素人の私にもわかるが、一口に薬と言ってもいろんな物語があることを知れたのは本当に収穫だった。

お薬手帳、ちゃんと持ち歩こう…。

 

それにしても、マジで西野七瀬を正当に評価された女優として成長させたいならもっとフラットにした方がいいと思うよ…。

それはそれとして、相原の成長が感じられたのはすごく良かった。ちゃんと段階を踏んで、失敗も経て、できることが増えたんだよね。

でも、「葵の受け売り」みたいな顔で語りかけてたけど、葵は「病気に大きいも小さいもない」と言いつつ、「あなたより辛い人もいるんです」とか言っちゃうじゃん?そこは大丈夫?(笑)

 

 

 

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