つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

アンサング・シンデレラ第8話感想〜瀬野!!!!生きろ!!!!〜

そんな感覚があったんか!相原!

 

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★★☆☆

 

薬剤師ドラマだった…。

(ずっとそうだよ。)

「薬剤師にはそれ以上何も言えない」「薬剤師にできることはこれぐらいだから…」みたいなことを葵が言うたび、そういう意識あったんだ…と思った。

結構ガンガン患者の生き方に介入してたが…。

 

皮肉はこれくらいにして。

 

大切な人がいるなら、自分に置き換えて、自分ならどうするだろうと考えた人もいるんじゃないだろうか。少なくとも私は考えた。

小野塚が問いかけた、「在宅だと、患者は病院より苦しいし、家族は介護が大変だし、いいことなしなのになぜ?」という疑問。

確かに、常にWIN-WINを求めるのなら、それが最適解に見える。でも、最期を目前にした感情に、メリットやデメリットが関係あるのだろうか。

私は夫の最期の時、苦しむことを求めて家で看取るだろうか。それとも、快適に最後を迎えて欲しいだろうか。

いま健康な夫を目の前にして、あまり想像はつかない。でも多分その日は突然訪れるのだ。

その日がやってきた時、絶対に病院で!とは言えないと思う。一緒にいたい、安心できる家に帰らせてあげたい、いろんな「感情」でぐちゃぐちゃになりそうだ。

 

荒神さんは、そんな人をいくらでも目にしてきただろう。ベテラン薬剤師なのだから。

どんな薬がどんな効果をもたらすかを知っていて、たくさん悩んで決めたはずなのに、最後の最後に迷ってしまう。どんなに薬のことを知っていても、大切な人となると手放すのが嫌になってしまう。

理性で仕事をしていても、感情に邪魔をされる。そこにベテランも新人も関係ない。

家族の最期のあり方を自分が決めなくてはならないという苦しみを、専門の人でもこんなに味わわなくてはならないという怖さ。 薬剤師の目を通して人の最期を描くという点で、とても新鮮だった。

医者の物語でも看護師の物語でもない。命を決定する決断に関われないのに近くにいる存在。

何もできないのに近い立場からはこう見えるんだと思った。薬剤師ドラマじゃん…。

 

今回よかったところ。子供に薬勝手に飲ませたバカ親父に相原が諭すシーン、すごく葵の語りかけ方に似ていて、葵ズムを感じた。

影響されていてすごくいいなあ。

でも、うーん、「相原」ではなく「西野七瀬」を押し出しすぎかなあ。

私は彼女の顔が好きだからいいんだけど、彼女を好きでも嫌いでもない人が、変なイメージ持たないかな…と。

 

そして衝撃のラスト。

瀬野。

いや勘弁してくれ。生きてくれ。瀬野。

少しずつかっこいいシーンを重ね、田中圭のガワで私を興奮させた。瀬野。

瀬野を失ったらこの職域オーバー薬剤師物語はおしまいだ。

瀬野のバランス感覚が肝要なんや。頼む。生きろ。生きてくれ。

葵に新たなトラウマを植え付けたら、葵の職務怠慢が加速してしまうぞ。

もう、ほんと、都合よくていいから、生きてほしい。万能薬今から開発して来週に間に合わせてほしい。頼んだよ。

 

 

 

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