前回の感想
主観による評価
★★★☆☆
シンプルにわらび餅の試行錯誤がクッソ美味しそう。
わらび餅を食べた色とりどりの浴衣の人たちの鮮やかな笑顔を見て涙する城島、あまりにも美しく、私もちょっと泣きそうになった。
情を刺激する素敵な映像だった。色がつくって、いいねえ。
城島の過去編が削られたのは残念だった(グレた高杉真宙が見たかった)けど、彼の過去が片付いてよかったなあ。まあ私は永遠にひねくれた高杉真宙も愛しているが…。
このスムーズ壁ドンがとてもよかった。スムーズな追い込み。壁をダァン!するんじゃなくこれが追い込みですよ。そうそう。 #私たちはどうかしている
— つちや (@twottyeah) 2020年9月2日
そうなんだよ、壁ドンは壁をドンすることが目的なんじゃなくて、壁をドンするのは手段でありあくまで目的は追い詰めることなんよ。
追い詰めるという目的のためのするっとした窓トン、大変よかった。これだよこれ!!!!!!
今回特に感動したのは横浜流星の演技。
横浜流星の演技というか、顔の演技?椿、菓子を生み出した人へのリスペクトがあって、本当は刺々しくもなく冷酷でもない、心の温かい人なんだよね。環境がそれを許さないだけで。 #私たちはどうかしている
— つちや (@twottyeah) 2020年9月2日
口角の上がり方の繊細な変化で優しさや妖しさを醸し出す演技が素晴らしいと思った。
椿は言葉が少なく、冷酷な仮面をかぶっている。
だからこそ、たまに見せる「セリフにならない」優しい仕草がどれだけ優しく見えるかが重要だと思いながら見てるんだけど、台詞がなくても笑顔だけでこんなにバリエーションがあるんだと感動すらした。
七桜を疑う1〜2話のニヤリという笑顔もいいし、七桜をからかって純粋に楽しむ今は表情から感情の変化が伝わってきてとても良い。
漫画と違って頬に線を入れて照れを表現できない分を彼の表情変化が補っているんだなと感じた。
あと結婚式にウキウキでシンプルに可愛い笑顔もめっちゃ良い。(語彙ないなあ。)
↑このツイート見て、確かにそりゃウキウキもするわな!と思った(笑)椿、恨みかってるのも知らなかったし、椿から見たらめちゃくちゃ甘い恋愛ドラマな可能性ある。毎回壁ドンするし #私たちはどうかしている
— 蒼兎 (@manea31) 2020年9月2日
それにしても一発で?というのは私も思ったしタイムラインも「マジか?」「一度で?」「いや私たちが見てないだけであれから毎晩してたかもしれないだろ」ってテンションになっちゃったよ。
椿…やるなあ。(メッ!)
しかし前回致さなかったから浜辺美波は裸がNGなのかと思ったけどメッチャ「「「美」」」のベッドシーンあってセクシーサンキュー!!!!!!ってなっちゃった。
前回未遂で終わったのは、多分今回をより盛り上げるためというのもあるし、漫画と違ってドラマでは生身な分、行為に至るまでに説得力を持たせるために少しだけ時間かけたのかな。
↑しかしこの「間」は気になるな…。大切にするって言うくらいだし、布団に移動しようって提案したのかな…。掛け軸の前であんな激しくキスしてどうやって寝室行こうってなったのか気になる #私たちはどうかしている
— つちや (@twottyeah) 2020年9月2日
見たい…その補足が見たい…そういうのHuluで配信してない?(残念!してない!)
最後の「ゆうこ」での女将さんの恐ろしい表情が素晴らしくて、私はまだまだ観月ありさのことを知らないのかもしれないと思った。
まだいろんな顔を隠し持ってるんだな…。
↑準備の様子思い浮かべるとかわいい。わざわざお札を扇型に広げていった女将、ちょっといじらしい #私たちはどうかしている
— つちや (@twottyeah) 2020年9月2日
相も変わらず原作を読んでいるからドラマ初見の人の抱く違和感はちょっとわからないが、今回はかなりテンポ良く&無理なくストーリーが進んだと感じた。(一発で?のところだけ引っかかっている人はいた(笑))
次週は予告を見た限りだと多分かなり大きくストーリーが動く回。
楽しみだなあ。
原作ネタバレあり感想(ネタバレ注意)
とりあえず一言。
原作では、
抱く(ドラマで未遂に終わってしまったポイント)
↓
「さくら」じゃないか確認される
↓
七桜は嘘をついて、椿は安心。再び七桜を抱く
↓
事後、抱きしめながら「俺なりに大事にする」と言う椿。嘘をついた罪悪感に苦しめられながら、抱かれることで幸せを感じる七桜←どうかしているポイント(大事!)
となる。
つまり、抱かれることで「喜び」を味わい嘘をついた罪悪感がより強まる(嘘をついているのに何度も抱かれてしまう自分)という展開だったわけだが、前回冒頭で、さくらの話をしたことで中断になり未遂に終わっているので、ドラマではどうなるのかと思っていた。
わざわざピロートークじゃなく行為の前にさくらの話をすることで中断させたからこそ、思いが(一見)通じ合ったときに燃え上がるという改変だったのかな?
展開が原作と違うのは全く構わないのだが、展開が違うのに成長する感情だけ原作通りというのは、ドラマ初見の人に違和感があるんじゃないだろうかと心配している。
ドラマ初見の人にとっては、感情の成長にふさわしいだけのエピソードを見ることができていないのでは?と思ってしまう。どうなんだろうか。
たとえば、嘘をついても抱かれたのは原作では「どうかしているけれどもう一度抱かれたかった」からだが、一度も抱かれてないドラマの七桜が嘘をついているのに抱かれるというのは、ドラマ初見の人には違和感はなかっただろうか。
でも逆に、ここまで時間をかけたからこそ行為することに納得がいくのかもしれない。
ドラマだと生身の人間の物語だからね。
「ここまでの出来事があればこうなるだろう」の説得感は漫画より重要。
前回行為が未遂に終わり、妊娠無しでどうやって物語を大きく展開させるのかと思ったが、ちゃんとありそうだな。
でも、原作と違って一度しかしてないのに、妊娠が原作のままなせいで一発で?ってなっちゃってたぞ。
私のタイムラインでは「一発必中wwwwwwww」などという最低な言葉まで回っていた。こら!
まあ、このまま疑惑で終わりそうな雰囲気がないとも言えないけど。
今後明らかになるけど、椿の父親や、七桜の父親の話も出てくるだろうし、「血」や「誰と誰の子供なのか」がかなり重要な物語なので、やっぱり避けられないだろうなあ。
この先、流産とともに全てを失う辛い展開が待っている。
ドラマで見たらもっと辛そうだ。
ん、なんかここまでセックスの話しかしてねえな。
ということで冷静になって、今回見つけた原作との違い。
第3話で3巻と4巻の冒頭以外を描いたが、第4話は4巻の冒頭の掛け軸のくだりの後は5巻へ飛び、6巻にも突入した。
- 原作「あんたの」が「お前の」になる
- 掛け軸の前での告白の後にはじめての行為
- 女将さんが目撃したとき、二人が裸(原作だと服を着ている)
- 城島のアフタヌーンティーへの誘い文句がちょっと違う
- 七夕の寒天、せっかくのドラマなんだから映像にして妄想を膨らませて話して欲しかった(原作で白黒で伝わらない色を知りたかった)
- くちなしの花のくだりはカフェではなく部屋にまとめられる
- 原作にない、大旦那の「あの子を探せ」のシーンが城島の部屋に行く前に挟まる
- 七桜さんを探しているの?の女将の問いかけの前に椿が思わず「七桜?」とつぶやく(かわいい めっちゃ好きやん)
- ムカついたんだ仕方ないだろのところで嫉妬のキスしない…(ウソ…)(kissして…)
- 「私が二人で店やりたいっていったら?」のくだりがなく制服を返す
- 「ほんと怖い人だ」を城島がモノローグじゃなく直接女将に言う(怖いもの知らずか?)
- 城島の過去話が語りでざっくり済まされる(マジか…)
- グレた高杉真宙見たかった
- 城島の金の受け取りがカフェじゃない(ドラマの方でいいと思う)
- 椿が七桜と城島の話を厨房で耳にするという改変によって、椿が「しまや」について疑うことに説得力が生まれる
- 城島の「早く落ちろよ」がセリフになる
- わらび餅が床に直接落ちていない(スタッフが美味しくいただけそうなのでよかった)
- 椿の「目的は七桜だと思ってた」がない
- 椿から城島への「愛してるからじゃない」がない(聞きたかった〜♡)
- 七桜がふらついて椿に支えられるシーンがない(妊娠発覚が匂わされなかった影響)
- 城島の「オレに押し付けんなよ」の後に、罪悪感と気まずさからの「すみませんもう休んでください」がない(かわいい城島のシーンが…)
- 3年前の催事が2年前の催事に
- 「傷つけたくないのがバレバレなんだよ」の後の睨むような椿の視線が良い
- 女将さんがあの職人(名前忘れたし調べる気になれない)の告げ口で催事がわらび餅であることを知る(原作では七桜が作っているところを見る)←富岡だわ
- 「俺が惚れる女は」が「俺が惚れてる女は」(ここのセリフ、ドラマらしくなっていてかなりよかった)
- 百貨店で妊娠が発覚しない
- わらび餅の完成を厨房で喜ぶ
- 栞さんのお辛いシーン補足
- 城島のわらび餅台無し方法がしゃもじ→物理投げに
- 女将に語りかける喜多川(この最悪のタイミングで煽るな煽るなw)
- 椿の「おまえとなら天の川も渡れそうだなと思って」は漫画的すぎて省略?ドラマだとかなりポエミーに聞こえそうだからいいと思う
- 七桜に惚れそうな城島を見たあとの、「だからあんま隙見せんなよ」のシーンがめっちゃ愛おしい顔してる
- 結婚式の準備中に妊娠発覚
- 栞さんが人殺しの娘疑惑を聞く
- 結婚式にめっちゃウキウキしてる椿さん
- 夕子さんの名刺がない
ドラマのための改変だろうなって思うところもたくさんあったし、特に椿がメッッッッッチャ七桜のこと好きで愛おしく思っていることが伝わる改変がたくさんあってよかった。
でも、ひとつだけ言いたい。
ここ、照れる感じじゃなくてうんざりしてそうだった。
頬に線入らないけど照れる横浜流星見たかった。