つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

ルパンの娘第10話感想〜世界一難しい恋、テンポ最優秀賞のドラマ〜

主観による評価

★★★☆☆

 

(↑次回予告)

かずくんと華が幸せになってほしい気持ちで胸がいっぱいで何を書いたらいいのやら…。

とりあえず、このご時世に11話までやってくれてありがとう。

 

もうね、「お決まり」でもテンポよく重ねるとこんなにも楽しいのかと。

あまり気の進まない結婚式でチャペルに前の恋人が来るとか、泥棒もので最後に盗み出すのが愛する人とか、割と見たことあるシーンや予測できるシーンなんだけど、テンポよく進む展開と未だ完全には見えない結末が視聴者をワクワクさせる。

他にもたとえば、円城寺のミュージカルシーン。前奏が流れているから音楽隊にいることは想像できるのだが、まさか桜庭母をミュージカルに誘うとは予想できなかった(マルシアから想像はできたかもしれないけど)。本気で笑ってしまった。ミュージカルももう見られなくなってしまうのか…。

そうやって「予想通りだけどちょっと予想通りじゃない」を演出してくれる。

本当に来週が待ち遠しい。やはりドラマは脚本だな…。

警察上層部の悪事を暴いた上で二人が永遠に別れることになっても、結ばれることになっても、間違いなく面白い。

もちろん結ばれてほしいけど!!!

おばあちゃんたちの叶えられなかった恋を代わりに叶えてほしい…。

 

しかしそうなると、なんの非もなく昔から一途に華を愛している円城寺や、多分祖父に操られているとはいえかずくんのことを本当に好きそうなエミリは、その恋心を実る直前にもがれることになる。

でも多分かずくんも華も、一番に愛さなくても、愛してくれる人を愛そうと思えるタイプでも、器用に振る舞えるタイプでもない。

できそうだったけどかずくんを盗み出すことで、華は攫って守りたい本当の気持ちに、かずくんはその場から逃げ出したい本当の気持ちに気付いてしまったからには、もう不誠実なことはできないんじゃないだろうか。

円城寺やエミリがどんなに受け止めてくれるとしても。

魅力的な登場人物、全員幸せになってほしいのに、もうこの時点で全員が「各々の一番の幸せ」を得ることはできないのが悲しい。

 

 

 

かずくんと華の愛(ツイート中心)

幸せにできない自分が助けたことにせず、あくまで他のところで幸せになってほしいから優しい嘘をついたんだろ!

警察バッジを隠してあげたばあちゃん。なんか結構伏線がちゃんとしていたことに驚く。

そういえばばあちゃんが華の結婚を応援してくれている理由って不明だったんだなあ。

かなり色んな方法で強引に誤魔化してくれてたもんな…。

ハッピーエンドにしてー!

次回予告のエロさに全部飛んでしまった。

 

 

 

いろいろ感想

  • 全然華麗じゃないところが好き。
  • ミュージカルはシャブ。
  • わざわざ殴って燃やしたことを考えると、おじいちゃんではない気がするなあ。警察を騙すために遺体のところに置いたのでは?殺したのにわざわざ燃やす理由って、人物の同定をごまかすためじゃない?
  • なぜ桜庭家の父母世代は使われなかったのだろう。たまたま「桜庭家の人間」と同世代の子(エミリ)がいなくて今回が好機だった?それとも単純にかずくんが気づきそうだったから?
  • 警察がガバガバ。マジでバージンロードを走る華をあの人数の警察で抑えられないのやばくない?まあ、演出演出!楽しいからOK!
  • マジで死ぬほど笑った。元気出た。今日仕事頑張るわ。
  • 指輪の代わりに鍵と錠前だなんて、ロマンチック。ばあちゃんと結婚したくて、泥棒の腕磨いてきたんだな…。めちゃくちゃ健気じゃん。
  • 流石にそこまではしなかった😅
  • セイントテールも「私の宝」だったなあ。あれは子供同士だからああいう終わりにできたけど、かずくんと華は…。
  • かずくん、親に何頼んだんだろう?
  • なぜ今までルパンマスクしなかったの!?
  • ここにきてのかずくんの白目、第1話から見てる人間をめっちゃ喜ばせにきてて大好き…。

 

 

 

 

 

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TWO WEEKS第10話(最終話)感想〜恋はスリル・スピード・ストレスフリー〜

主観による評価

★★★★☆

 

ちょっと駆け足気味だったけど、面白かった!

あと一話あれば、はなと結城の親子の時間がもう少し増えたと思うけど、それはそれで冗長かな。15分拡大くらいしても良かったかもしれないけど、総じて言えばこれがちょうど良かったなと思う。

強いて言えば、(最終回の盛り上げのためだろうけど)部下三人からの裏切りが全部第10話に入れられたのは「急だな」と思った。(秘書の動画データを求める月島を第9話ラストにする、金庫をチラ見する描写を第8話あたりから挿し込むなどの分散はあっても良かったと思う。)

 

全体的に、敵も味方も全員冷静で賢くて、一つ攻撃が効かなくても次の手をちゃんと考えられるところがストレスフリーだった。結城を見逃した柴崎はアホだったけど。あと結城めっちゃ怪我するけど。

毎話無駄なところがなくてスピーディーでスリリングで面白かった

結城からはなへの父性の芽生えは、存在さえ知らなかった娘のために人はここまで頑張れるのか?という唐突感を三浦春馬の素晴らしい演技がカバーしていたように思う。

恋愛ドラマでも「こんなにすぐ好きになる?」「こんなにすぐここまでできるほど愛せる?」という疑問を抱かせてしまうものがあるけれど、ちゃんと、「こういう経緯で彼は家族を求めていて、それが原動力になっている」ことと、徐々に父親になっていくことが伝わってきた。

最終話なんて完全に完璧に父親の表情だった。

三浦春馬めちゃくちゃ良かったな。

 

展開として特に良かった点は、すみれと最終話でよりをもどさなかったところ。

これは恋愛ドラマじゃない。結城が「すみれの夫」ではなく「はなの父」になる物語だった。

それが最終話で明確に示されてスッキリした。

これで「すみれ、これからは俺が二人を守ってもいいかな?」とか言い出してすみれがええで♪って言ってたら「ええ…さっき有馬にフラれたところやん…」と引いてしまうところだった。

すみれに対して「俺にしなよ」的な態度をとったことはただの一度もなかった。本気で、自分のいないところですみれの幸せを祈っていた。だから「俺に同情して彼を失うなよ」と言った。もっとエゴイストになっていいんだぞ…。

そしてちゃんと自分の力で立てるようになってから会いたいと自分で考えたのは、本当にはなにとって誇れる父親でありたいからだろうなと思った。

はなが求めてくれることに甘えない。一人でも娘を支えられる、そういう父親になりたい。

結城の、理想の父親像なのかもしれない。

 

有馬の身の引き方もよかった。すみれが有馬にフラれたと思いもしない結城の優しさもよかった。

二人ともすみれとはなにとって一番幸せな道を選んで欲しいと考えている。自分が幸せにすることよりどこかで幸せでいることを望んでいる。

こんなにも大らかな男いるか?菩薩か?

しかしはなの紙芝居の比喩が的を射過ぎていて怖い。

 

ただ忘れないで欲しいのは、柴崎が味方から裏切られなければ結城は死んでいたぞということ。

柴崎に人望があったらお前もはなもゲームオーバーだったんだからな。

 

  • 協力がいままでの回の積み重ねの上に成り立っている感じがしてとても良かった。最終回で急に!じゃない。
  • 弟の墓参りとか弟の彼女のフォローとか何かあってもよかったと思うな。そう考えると15分くらい拡大するのがよかったかもなあ。
  • 学区大パニック。
  • いや開けろよ!音は聞こえたけどとりあえず開けろよ!ってなるのはジンの兄貴だった。
  • シャツが残ってたこと知らなかったから仕方ないけど無様だったな。っていうか、一応残しておいた部下、常に捨てられる危機感を抱いていたんだろうなあ…。
  • 名前に馬って字すら入ってる。
  • 近藤公園が裏切りもせず氏にもしなかった(驚愕)
  • 3ヶ月間楽しかった!!ありがとう!!

 

 

 

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監察医朝顔第10話感想〜悪いことの予兆を丁寧に積み重ねるな!〜

主観による評価

★★★★☆

 

止まるエンディング!

子供の手紙(絵)を見る!

「もうすぐ子供が生まれるんです」!

雨の日に危ない場所に行く!(台風で田んぼを見に行くアレ!)

山崩れ!

割れる花瓶!

予兆のよくばりセットか!

いやマジで桑原くん本当に生きて欲しい。あんなにいい旦那さん、あんなにいいパパがいるか?

「パパ死んじゃうの?」という言葉から、まだ死んでいないらしいけど。

予告であそこまで描くからには大丈夫なはず!と思いたい…。

県警なんか行かなきゃ良かったんだよ〜😭

 

今回とても良かったのが、さぶちゃん編からそのまま次の話がスタートしたこと。

逆にそういうことを示唆するために同じ話の中に入ったのかな。最後の話のメインは事件の解決じゃなく朝顔の成長の話だから、こういう構成になったのかな。

朝顔はどんな時でも法医であることができるのか?夫が危険でも?そういうことを問う最終回になるんだろう。

 

大学の講義のシーンも良かった。

コウノドリでは、産科医はおめでとうを言える仕事だと言っていたが、法医はその逆で、どれだけ華麗に死因がわかっても、蘇らせることだけはできないんだなと痛感した。さぶちゃんの人生は、結衣さんがいないまま続いていくことをこのシーンでも思い出した。

そして、そんな「治して人を喜ばせる」ことのできない仕事に興味を持った学生がいるのは、朝顔がドラマティックじゃないけれど真摯な言葉で学生に向き合ったからだろう。(最初生意気かと思ったけど普通に疑問に思っただけだったんだね。)

興味を持つ点は人それぞれで、多分この話を聞いても法医に興味を持たない子も沢山いるし、朝顔の話が最後まで雑音にしか聞こえなかった子もいるだろう。

でも一人の心には間違いなく響いた。

こうやって法医の仕事は地道に繋がっていくんだなと思わせるいいシーンだった。

上野樹里の演技も、もう、素晴らしかった。

 

  • モスキート音が金属音というのが面白かった。
  • つぐみは今回も抜群に可愛かったぞ。朝顔も優しいぞ…。

 

 

 

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ボイス 110緊急指令室第9話感想〜透の死亡フラグを折れるのはアニキだけ!〜

主観による評価

★★★☆☆

 

  • まっすーが良い!ペロッこれは顔をくちゃくちゃにして泣く演技ができるタイプのジャニーズ!苦悶と後悔がないまぜの表情がめちゃくちゃ良かった。声がめちゃくちゃいいのがあの無邪気さを残す演技とギャップある。
  • しかし死亡フラグがすごい。
  • 最後にアニキに託しそう。

  • 指令室の恋愛要素が何なのかよくわからなくて、外に出ないから殺されることもないのに?悲恋にもならないのに?と思っていたのだが、次回予告で伊勢谷友介真木よう子を指令室で倒していたので、まああの部屋もそれなりに危険に晒されるんだな…庇って死ぬのかな…などと思った。なさそうだけど。
  • 殺人鬼の自覚がない殺人鬼。あと証拠は粉々にすべき。
  • 耳の探知能力すごくない?それ使えば今までももっとどうにかなっていたのでは?そこまで聞き取れるの!?
  • アニキカウント忘れてた。

 

 

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凪のお暇第9話感想〜米寿のばあちゃんかわいそう〜

主観による評価

★★★☆☆

 

凪たちの前で本音を吐露する唐田えりかちゃんのシーンがめっちゃくちゃよかった…!

高橋一生中村倫也も「原作のイメージとは違うのに、全く違う凪の相手役としての慎二とゴン像を作り出した」すごいキャスティングなのに、なんで演技も普通で顔もそこそこのこの女優さんが?と思ってたんだけど、今回すごい良かった。

まさにかわいい顔して毒がある感じの演技で、顔のタイプは違うけど世間から求められる自分であり続ける宇垣美里みたいな雰囲気だった。

毒がなさそうで毒がある。

女から見るとめちゃくちゃ大人しそうで、男からはめちゃくちゃモテるタイプ。めっちゃくちゃわかる。大学でいた。いたわこいつ。

すごいぴったりだなと思った。

 

あとは凪と慎二が公園で泣くシーン。

なんだあの…なんだあの対比のシーンは…😭

二人とも優しくて苦しんで泣いているのにお互いに胸も貸せないし抱き合うこともできない。並んで泣くことはできるのに慰め合うことはできない。

2人が一緒に泣く場面など今までなかった。初めて一緒に泣いたのが、触れ合える距離にいながら触れ合えない距離の関係性の時だなんて。

切なくて美しい距離だ。別れた男女は一言では表せないんだろう。

慎二の泣く理由がまたお前おばあちゃんっ子でかわいいな…。

 

毒親認識の溝が、登場人物が悪意など込めていないかのように発言している分(完全に親切心で)、深くて苦しかった。

二人には、二人にしかわからないことがある。みんなにはわからない。わからないことは悪いことではないはずなのに、たまにその無知に憎しみが湧く。

あなたは幸せだったんだね、親との関係で自分の心が濁る感覚を味わったことがないんだね、と。

みんなは、「ありのままのあなたで会いに行けばいい」と言う。それではよくない親がいるなんてこと、想像もしない。

ただ坂本さんたちのシーンはすごく良かった。

あれだけ下がっていたブレスレットを渡した。

凪を通じて知り合ったけど、凪がいなくてもみんなもう仲良しなんだよね。

 

チャラついた男が、本気になるとどうしたらいいのかわからない。少女漫画の王道。

それを中村倫也が演じている奇跡。ありがとう2019年。

 

完全に個人的な話だが、この言葉は心に刻みたい。

 

 

 

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ルパンの娘第9話感想〜つらすぎて 地球爆発 しないかな(5・7・5)〜

主観による評価

★★★★☆

 

ミュージカルシーンも2回あった(しかも1回は子供バージョンでレア)し、エミリの短歌も聞けたし、満足度の高い話だった。

 

もう…もうもう…かずくんと華が…!!!!

今回はお兄ちゃんの語りと、この邂逅シーンで涙が出てしまった。

どう考えても顔見て気づいた反応じゃないんだよね。

でも、話してる最中、もしかして華か!?とは一度も言わなかった。でもなんとなく気づいていたんだろうな。

その上で、君を超えられる人はいないけれど結婚する、君を守るのは僕ではないと伝えたんだなあ…。残酷な愛…。

こんな悲恋ドラマになると誰が想像していたーーーッッッ!!!!

 

しかし、円城寺にとってはやっと巡ってきたチャンスなんだよな…と思うと、素直にかずくんと華の復縁を願うことに抵抗がある。

でもやっぱりかずくんと華は一緒に幸せになってほしいんだ…。

 

エミリに怪しいところが残っているけれど、だからと言ってそれが判明してかずくんが失恋するのはかわいそう。結婚しようとした人が敵になりがちなかずくん…。よかった、エミリ悪者だった!心置き無く別れられるね!とは言いにくい。かずくんは幸せにしたかったのだから。

だから、せめてかずくんが「やはり華のことが忘れられない」と別れを告げてからの判明になれば(エミリが悪者なら)傷が浅いとは思うのだが、かずくんはもう華のことを幸せにするのは自分ではないと思っているし、華ほどではないとはいえエミリのことが好きだからちゃんと幸せにする気はあるだろうし、何よりドラマ的にそんなことはなさそうだ。

 

華の祖父が殺されたこと、上層部の秘密が隠されていること、エミリがお爺様と話せないと語るのこと、ノンキャリのかずくんを歓迎していること…色々考えると、多分巻家には何か隠されているだろうし、最終章はそれと対峙することになるんだろうし、それが終わったらエミリとかずくんが結ばれることもなさそう。

でもどういう出来事が起きてどういう展開になるのかは全く想像がつかないから楽しみ!

 

 

 

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TWO WEEKS第9話感想〜みんな賢いので騙し合いが楽しい〜

主観による社会

★★★★☆

 

主人公たちもちゃんとそれなりに考えて行動してるんだけど(侵入中にケータイの電源切るけど公衆電話で月島に音声聞かせるし)、敵がそれを上回るから次はどうするんだろう!って素直にワクワクできる。

ただ、病院のセキュリティがガバガバなのは気になる(笑)

私はクソバカだから結城たちが後々のために写真を撮ったと思ってたんだけど、それを上回る敵陣営がかっこよすぎる。

自分に疑いの目を向けさせて逆に潔白を証明するなんてすごくない?

「主人公」というなんでもうまくいくことがわりと確定している存在の相手にとって不足なし。一筋縄ではいかない。だからこそ来週が楽しみ!

 

あとはいろいろ。

  • 幻想のはなに肯定を求める結城…。
  • 父親になっていくにつれはなから遠ざかることを直感している結城切ない。死ぬなんて言うな。有馬が父親になることを悟ったような顔をするな…。
  • あな番と比べてしまう。
  • はなが天使すぎる。
  • すみれと有馬の馴れ初めも素敵だったけどすみれと大地の馴れ初めも最高すぎた…最初からずっとずっとずっと優しい。苦手なホラーも見に行ってあげる。だからこそ結城が自分を捨てたことに意味があるとわかっている。いつまでも誤解していないところがストレスフリーで良い。

 

 

 

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