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テセウスの船第8話あらすじ感想〜もはや過去の変え方もみきおに教えてもらえ〜原作ネタバレ前ワンクッションあり

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  • 第8話あらすじ
  • 主観による評価
  • ドラマオリジナルについて(原作ネタバレあり)
  • 原作ネタバレ/原作との違い
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前回の感想

 

 

 

第8話あらすじ

※原作9巻〜10巻(最終巻) ラストは完全オリジナル

  • 放送室で対峙したみきおは、お楽しみ会を楽しもうと笑って言う。今日何をやるかわかっていると心が言っても動じない。佐野がリュックを調べると、プライバシーの侵害だよと言いながら怪しいものは出てこず、青酸カリの場所を尋ねてもすっとぼけるみきお。はっと汁に毒を入れるんだろうと聞くと、「そんな怖い事件が起きるの?じゃあ絶対止めないとね!心先生!」と無邪気なみきおの胸ぐらを掴む心、止める佐野
  • みきおを学校の外へ連れて行こうとするが、先生や児童を見つけてお楽しみ会に出たいと演技で泣き出す。さつきと校長が駆け寄ると、僕を逮捕すると言われたと涙ながらに訴えるみきお。庇うさつきに阻まれ、証拠もないから引くしかない佐野と心。それを見て笑みを浮かべるみきお
  • その頃和子は、道路の真ん中に置かれた野菜に進路を阻まれ、どけるために車を降りる。鈴と慎吾は後部座席で寝ている
  • 大人たちは校庭でお楽しみ会の準備をしている。楽しみにしていた父の分も手伝う田中の息子。大人に混ざってはっと汁作りに参加するみきお
  • 校長から、子供の楽しみに水を差すなと忠告される佐野と心。何もしていないうちは何もしないように見張ることしかできない。校庭で、みきおがはっと汁作りに参加していたことを知る二人。もう青酸カリが入っているかもしれない。校舎に戻り、いざとなったら火災ベルを鳴らすことを思いつく佐野
  • クラスメートにお土産があるんだろうと聞かれたみきおは、準備室に置いておいた粉を取りに行く。水に混ぜるとジュースになる魔法の粉を混ぜて飲もうとする児童を止める心。みきおは自分で飲み、苦しみ死んだように演技するが、「毒なんか入ってるわけないじゃん」と佐野と心を嘲笑う。毒だと言った心を先生も児童も責める(みきおに味方する雰囲気ができる)。「楽しいから鈴ちゃんも来ればよかったのに。今頃何してるんだろうね?」と言うみきおの言葉を怪しむ佐野と心
  • 児童と先生がタイムカプセルを埋め、はっと汁を食べるために校舎に戻る隙に、佐野ははっと汁を捨てる。一人校庭に残るみきおに心は近づく。音臼小事件は起こさせないと言う心に、計画は完璧だと自信満々のみきお

みきお「ぼくはタイムカプセルよりタイムスリップの方が興味あるなあ。」

心「なんでみんなを殺そうとする?」

みきお「先生は全然わかってないなあ。ぼくは人殺しになりたいわけじゃない。」

  • はっと汁がなくなったことで、大人たちは大騒ぎ。佐野と心が安堵したのも束の間、佐野が捨てたのは大人用で、子供用はすでに校舎内に運ばれていた。食べようとする子供達に、はっと汁に青酸カリを入れるという脅迫状が届いたから食べるのをやめろと言う心。みきおは嘘つきだと言い、さっきのジュースのくだりを目撃していた他の先生も同調する。心は作戦を思いつき、「みんな、先生も嘘だと思う。きっと毒なんて入ってない」と言いはっと汁を飲む

もし、この中に青酸カリが入ってるとしても、これで父さんは疑われないし、俺たち家族の未来は変わる

  • はっと汁に毒は入っておらず、児童たちも完食。何も起きなくて良かったと安堵する佐野。計画が完璧だというみきおの言葉がひっかかる心。これで終わりではない。帰路につく子供たちを見守っていると、みきおが大活躍だったねとからかいに来る。さつきはみきおに我が家に止まれと誘う。佐野は止めるが、もうさつきは佐野と心の言うことを聞く気がなく、二人で去っていく
  • ドアが開いたままの車が道路に放置されていると無線が入り、佐野と心が駆けつけると、荷物だけが残された和子の車だった。現場のタイヤ痕を見つけた心は、車で拐われたと気づく。後部座席には、警察官が磔にされている落書きが置かれていた。みきおは見張っていたのにと焦る佐野に、共犯者がいて共犯者が車で連れ去ったと推理する心
  • 和子たちが見つからず、心は勘違いに気づく。みきおは罪のない人を殺したくてその罪を佐野に被せたと思っていたが、そもそもの目的が佐野の命だったのではないか。佐野を死刑にするために21人も殺したということが信じられない佐野。佐野を狙うならなぜ和子たちに手を出すのかという謎が残る。一方、さつきの家では、ご飯を作っているうちにみきおが行方不明に
  • どこかで目隠しをされて泣く慎吾。お父さんが必ず助けに来る、と和子。お父さんは正義の味方だと自慢げな鈴。その様子をこっそり見つめるみきお。背後の人物に、「あれとってきてくれた?」と聞くと、青酸カリの瓶を渡される
  • 心と佐野は、静かになってしまった家で落ち込む。21人も死んだのも家族に苦労をかけたのも自分だったと自分を責める佐野に、佐野は悪くないとフォローする心。恨まれる覚えはないけど、自分のせいで和子たちがこんな目に遭っていることに苦しむ佐野

ワープロに入力される文章「お楽しみ会は笑えた。計画はとっくに変更してたのに。明日はどんな顔をするか楽しみだ。」

  • 引き続き探す佐野に、和子たちが見つかった無線が入る。安堵する佐野と心。帰ってきた家族を抱きしめる佐野。誰も犯人は見ていない(和子はスタンガンで気絶して目隠しして運ばれた)。音臼小の体育館でみきおが見つけたということを知り佐野と心は驚く。鈴もみきおに感謝しており、見つかった時は抱きついてお礼を言った。みきおは3人を見つけた後、知り合いが迎えに来ると言って帰ったらしい
  • みきおが見つけたことと体育館にいたことに困惑する佐野と心。共犯者は昨日お楽しみに参加していたから音臼小に監禁するしかなかったのだろうと予想する心。つまり準備していた大人たちの中に共犯者はいる。一方みきおは、ここまでは完璧、今日も楽しくなりそうだと共犯者に話しかける
  • 無事に助かった子供たちを愛おしそうに見つめる佐野。絶対これで終わるはずがないと考える心は、和子の淹れたお茶を飲みながら、もう一度村を出てほしいと頼む。実はお楽しみ会で青酸カリによる殺人事件が起こるはずで、犯人はみきおだということ。結局起こさなかったが、監禁から助けたことも何か狙いがあるはずで、共犯者がいるからまだ何か企んでいること。事件はまだ終わっていないから、また危険な目に遭うかもしれないこと。それをこっそり聞いている佐野
  • 和子は動揺するが、村を出ていくことはないと言う

和子「この村は出ない。お父さんのそばにいる。

私ね、結婚するとき親にすごく反対されたの。警察官なんかやめときなさいって。危険な仕事だし、家族が巻き込まれることだってあるかもしれないぞって。

でも私は、警察官としてみんなに頼られて、その分ついつい頑張りすぎちゃう人だからこそ、お父さんのこと好きになったの。

だから親には、覚悟くらいできてるって啖呵切っちゃった。

その気持ちは今も1ミリも変わってない。私はこの家にいる。

警察官の妻として、あの人のそばで子供たちを守る。それが一番幸せだから。」

  • 佐野が現れ、和子に感謝すると、「やだ聞いてたの?」と恥ずかしそうな和子。これ以上犯人の好きにはさせない、村も家族も自分が守ると言う佐野に、頼んだよ正義の味方と返す和子。拳銃に弾を込めて、みきおを止めに行こうとする佐野を心配して心は同行を申し出るが、家にいるよう頼まれる。二度と父親を失いたくないと言う心に、「俺も心さんを巻き込みたくない。大事な家族を傷つけたくない。大丈夫、無茶はしねえから」と言い残して、覚悟した顔で出発する佐野
  • 佐野が本庁でみきおが犯人であることを話しても、家族を助けたのはみきおだろうと取り合ってもらえない。心は共犯者を探すが、全員怪しく見える。田中の息子とキンコメ今野は怪しい話をしている「俺の母ちゃんも桜が好きだった。あんなことがなきゃな」
  • 駐在所にかかってきたみきおの電話で、疲れたから捕まえてと言われる佐野。住所をメモし、指示された通り一人で向かう佐野。やはり自分が標的だと確信する。心に、生きていてほしいと雪山で言われたことを思い出し、書き置きを残す「すまん、俺が決着をつける。」それを読んだ心は、一緒に解決すると約束したのにと悔しがる。書き置きをよく見ると、一枚上のメモに書いた文字の跡が残っている。えんぴつで薄く色を塗り、文字を浮かび上がらせ、佐野が向かった住所「仙南キャンプ場」に心も向かう
  • 一人キャンプ場に着いた佐野は、拳銃を構えて突入する。テーブルにはワープロのみきおの日記がプリントアウトして置かれている。今までの事件の経過がわかる。みきおが現れ、なぜこんなことをしたのかという問いに、「鈴のため。正義の味方はぼく一人でいい」と答える
  • 「まだ計画は終わっていない。邪魔者は消えてもらう」と言うと、佐野の後ろから共犯者がスタンガンで眠らせる。次はどうするのかと信用し切って共犯者に尋ねるみきおにもスタンガンが向けられる
  • 心がキャンプ場に到着するが、ドアの開いたパトカーの中にはみきおが眠っているだけだった

 

 

 

主観による評価

★★★★☆

 

心さんは何も考えずに指紋もつけるし証拠も投げ捨てるし本当にタイムトラベラーかつ事件を追う人間として迂闊にもほどがあるけど、今回「この時代で自分だけが、命を賭けられる」ということに気づいたから、今この平成元年で一番強い。

戻る場所はない。待っている人もいない。

だからこそ誰もできないことができる。

悲しいけれど、その強さを生かした作戦が作られると面白そうだなあ。

 

それにしてもみきおと比べると止める組の計画性のなさが際立つ。

見張ったせいで事件が起きなくなったら、その後同じような事件が起きるかもとか考えないのかな。

そしたらもう未来のこともわからないから止めようがないのに。

音臼小事件を防いだせいでもっとひどいことが起きたらどうするんだ?

そうしたらもう、どこで起きるかも想像つかないのに。

実際そうなっちゃったし。

死なない程度の事件を何か起こさせるのが一番いいんだよな。いや良くないんだけど。

 

それに比べてみきおのカリスマ性よ。

味方につけるのうますぎる。

完全に「負けるの青学」のノリやったで。

さらに奥の手も用意している。

無計画に学校に突入してたまたま見つけたベル鳴らすかつってノリで決める奴らとは格が違う。

 

しかし、長谷川が死んだ理由をどう説明するんだろう?ワープロでは「勝手に死にやがった」みたいな感じだったけど。

原作読んでいるせいで、因果関係が勝手に頭の中で補完されて、ドラマでの矛盾に気づきにくい。

でも「しくじった」と言っていたから、ドラマでもみきおに利用されたんだよね?説明されるかなあ。

 

そういえばオリジナル要素の「えんぴつ炙り出し」は無限に見たな…。

オリジナル要素が推理ものでは結構お決まりなのが面白いよね…。

でも、和子の覚悟は良かったな。原作にはない、愛のシーン。

由紀と心がもう一度恋をするのも、和子と佐野の愛を確認するのも、大きな困難を乗り越えるのに愛が必要だというメッセージがある気がして良い。

 

 

 

ドラマオリジナルについて(原作ネタバレあり)

前回の記事で、

原作ではお泊まり会までの間に、みきお(未来から来た)とみきお(こども)が語り合うシーンや、みきおが未来で知りすぎたさつきを手にかけるシーンがあるが、多分これはドラマでは最後だろうなあ。

と書いたが、まさかのオリジナル…!

原作を省略して、その分原作と違う展開を描くことに時間をかけるのがすごくいい!

 

原作では、和子たちの引っ越しからお楽しみ会までに9巻全体をかけて経過を描いて、10巻でお泊まり会、そのままエンディング。

ドラマでは経過を省いてお楽しみ会が始まったわりにあと2話も残っているから、

時系列順じゃなくて「後から種明かし」スタイルで途中経過は後から描くのかな?

と思っていたら、全く変えてきた!面白い!

 

この手の漫画のドラマ化だから、変えるのは致し方ないとも思うし、むしろ変えるべきだったとも思う。

犯人わかった状態で見るのつまらんもんな。

私も今回が一番興奮したから!!!!

 

展開を変えないとしても、犯人の正体を原作同様予め提示するわけにはいかなかったと思う。

あなたの番ですの終盤もそうだったが、「漫画読者」に向けて、最終回直前に犯人を明かして最終回にかけて種明かしをするのはいいが、「ドラマ視聴者」は犯人を知った時点で多分視聴を打ち切るから見てほしいなら最終回まで内緒にする方がいいんじゃないかと思う。

「どんな犯人だろう?」とは思えても、1週間も「どんなトリックだろう?」とはワクワクしていられないんだろう。

だから、あなたの番ですでも最終回まで隠したんだろう。(私は基本が漫画ファンだから、真犯人は最終回直前に公表してネタバラシしてもいいのにと思っていた。)

アニメ名探偵コナンでも、前後編なら犯人は後編で明かされる。

 

でもそんな、順番を入れ替えるなんていう小手先のドラマ化ローカライズじゃなくてがっつり変えたのが冒険していてめっちゃいい!

しかも面白いし!

 

 

 

原作ネタバレ/原作との違い

今更だが、原作ではテープに吹き込んでいた日記がワープロになっていたのは、子供の声であることが漫画では隠せても映像では隠せないからなんだろうな。

 

それでは原作と比較する。

 

原作では、タイムスリップしたみきお(大)が、過去の自分=みきお(小)の犯行を完全に手助けすることが前提。

ドラマでは、どうやらみきお(大)じゃない過去の人間がある程度手助けしてから裏切ったようだが。

 

まず大きな違いは、前回の記事でも書いたが、原作では和子・鈴・慎吾が疎開してからお楽しみ会(原作ではお泊まり会)が始まるまでに結構時間があること。

以下、お泊まり会までの原作の流れ。

 

田中の葬儀。

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ここで延期をお願いしてあしらわれる。

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和子たちが行方不明。

ちなみに心さんと佐野はお泊まり会前に入念な計画。(原作の心さんはドラマほどうかつでもないしバカでもない。)

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心さんを心配する佐野。

無事に生まれればまた出会えるんだけどね。

和子のお腹の中にいる心さんと、今ここにいる心さんは別物だからね。

なんとなくそう思っているんだろう。人を構築するのは記憶か肉体か。

実際、佐野は心さんが死ぬことで変えなければならなかった未来が存在したことを一人で抱えていくことになる。それをこの時からうっすらわかっていたのかもしれない。

 

和子はどこかで縛られている。

そんなことは知らない心さんと佐野。みきおの家を探しても何も出てこない。

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解決したら温泉でも行こうと約束する。親子の約束。

お泊まり会で手荷物検査をすることをさつきに話す。

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変だなと思いつつ、何か理由がありそうなことを察してくれるさつき。あんなクソババアになるとは思えない可愛さ。

なんでああなった?

 

心さんはみきおの作文を読む。この村に来て救われていたらしい。

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※紛らわしいが、同一人物。

みきお(小)はみきお(大)と行動している。

千夏を殺した日のことを思い出すみきお。

みきお(小)「翼くんの時間は未来ではどうなってるの?」

みきお(大)「バレてない」

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翼に乱暴をされたことを盾に言うことを聞かせるみきお。

倉庫で明音は乱暴され一人泣いていると、みきおが助けに来る。

温かい飲み物だよと差し出されたものを飲んだがなかなか死ななかった明音の首を絞めて殺す。(ドラマでは一命を取り留める。)

 

さつきが呼び出された山小屋には小さなみきお。悲しいと言うみきおに、なぜかと尋ねると、「母さんがこれからいなくなるからだよ」とみきお(大)が、後ろからさつきの首を縄で絞める。

 

みきお(大)は、さつきに一緒に暮らそうと言われた日のこと、リハビリ施設の職員である藍(鈴)を紹介した日のこと、さつきにテープを聞かれて犯行がバレた日のことを思い出す。(藍と同棲を始める際の引っ越し準備で知られた。それまで知られていなかった。歩けることもここで知る。)

一応、青酸カリを牛乳に入れたのは、さつきが牛乳を好きじゃなかったから。だから飲まないと思って入れた。(先生として好きだったのは本当らしい。)

さつきは、みきおの犯行の全てを知った上で隠蔽に協力していた。

心さんと佐野がお泊まり会前の持ち物検査をしていると、みきおのマイクテスト。

 

こうしてようやくドラマ第8話と同じスタートラインに立つ。

これらを省略して、共犯者に裏切られるみきおと暴走する共犯者を描くのがドラマである。

 

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持ち物検査を徹底する大人たちを嘲笑うかのように、子供たちに内緒だよと言って粉を配る。

変なものを飲ませないために水だけを飲ませようとする佐野だったが、粉を入れたことに気づいた心さんは飲むのを止める。

それを飲んだみきおは苦しんだふりをして、「毒なわけないじゃん」と笑う。負けっぱなしで翻弄される大人たち。

この辺りはドラマと同じ。

 

原作では共犯者は裏切らないので、展開が違う。

そこに、慎吾を抱えた佐々木紀子が現れる。

男に襲われ、慎吾だけ解放された。

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戻る場所もない心さんが特攻する。(これはドラマでもありそう。はっと汁を飲もうとしたとき多分、「この世界で自分だけは命を失っても困らない」と気づいた。)

鈴と慎吾を助けに行った心さんはみきお(大)に頭を殴られる。

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このあと、結局鈴たちを助けるのはみきおという展開はドラマと同じ。

しかし原作では実際にお泊まり会で事件が起きる。心さんがみきお(大)に殺される。

(そのせいでみきお(小)は大きな事件を起こさずに済み、それ以外の事件を起こしたから無罪ではないが、数年で施設を出た。)

ドラマでは起こらずに終わった。そして次の事件がどこで起こるかはわからない。

 

みきおの計画は本来失敗していただろう。

事件知っている心さんの手によって。

それを、さらなる知略で遂行させてしまったのはたまたまタイムスリップできたみきお(大)だったのは皮肉だった。

でも、みきおも一緒に戻っていなければ、大きな心さんが消えるきっかけを失っていたことを思うと必然だったんだろう。

 

その展開を捨てたドラマがどうなるのか楽しみ。

 

 

 

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アライブ がん専門医のカルテ第9話あらすじネタバレ感想〜とにかく女から愛されるオンコロ〜

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前回の感想

 

 

 

第9話あらすじ

  • 以前恩田が担当していた39歳女性・小山内さんが、切迫流産で緊急搬送。検査でがんの転移が判明したため、妊娠中絶し、改めて抗がん剤治療するしかない。年が近いから色々な話をしていた恩田は再発を悲しむ
  • 小山内は癌になって会社を辞めフリーペーパー「NOT ALONE」を発行しがんの情報発信をしている。読んでいた梶山は、綺麗事じゃなくがんのリアルを発信している雑誌だったと評価する。可能なら両方助けるが難しいなら母体を優先すべきだと考える梶山
  • 会うのは5年ぶりの恩田と小山内。部屋で仕事の話をしていた年下の男性が夫だった。再発と妊娠継続が困難であることを伝え、今は小山内の命を優先しようと言う恩田。梶山は大きいから抗がん剤で縮小しないと切除できないと話す。赤ちゃんに影響の出ない抗がん剤はないのかと尋ねる小山内、諦めたくない夫。小山内は、指示は理解できるが中絶はしない、なんと言われようと結論は変わらないと言う。恩田を見て、「これを逃したら私がもう妊娠できないの先生知ってるでしょ?」と言う小山内
  • VRでオペの練習をする結城。XRというらしい。腫瘍内科で相談するが、妊娠後期なら産んでからの治療が可能だが妊娠初期では無理。阿久津は、「癌は容赦なく大切なものを奪うから、どうやって折り合いをつけるか人生設計を立てるかが難しい。それが腫瘍内科医の使命でもある」と言う
  • 仕事のことを考えている方が気が紛れる小山内。夫に堕ろさないのは本気かと聞かれて、「これがダメなら終わりだからね」と答える小山内。「わかってる」と夫
  • 佐倉の抗がん剤治療は順調。佐倉は恩田に民代の旅の記録のインスタを見せる。使い方は佐倉が教えたらしい。病気でも人生を楽しんでいる民代から元気をもらった佐倉は、病気のプラスな側面をもっと知って欲しいと言う。佐倉が発信したっていいと言う恩田に驚く佐倉。佐倉も小山内のフリーペーパーを読んでいる。「がんあるある」がたくさんあるらしい。フリーペーパーには、凍結していた最後の卵子で妊娠したという小山内のインタビューが掲載されている
  • 小山内に、このまま継続すると治療の時期を逃すと言う恩田。泣く小山内

小山内「がんになって、自分の身に何があってもおかしくないと思い知らされた。でもだからこそ仕事も闘病も頑張れた。私たちがん患者は諦めることが多い。仕事、恋愛、結婚、出産…。だからこそ失ったものにしがみつくより、闘病しながら得られる幸せがあるってフリーペーパーで伝えたかった。でもいざ自分がそうなると諦められない。彼には私と結婚したこと後悔させたくないから。他の夫婦みたいに彼と一緒に喜び分かち合いたい。」

  • 息も絶え絶えの民代が入院。パリに行こうと思っていたのにローマで倒れたらしい。倒れて、戻る場所が自分にあると思ったと言う民代に、おかえりなさいと声をかける恩田。イケメンに病院までお姫様抱っこで運ばれた話を楽しそうにする民代。男の趣味が違う方が友情は続くらしい
  • 悪化の早さを嘆く恩田。民代の腹膜炎の治療は緩和以外しない。緩和ケアに精通している光野先生に何かあったらお願いしますと頼む恩田と阿久津
  • 眠る民代を見ながら、恩田は梶山と話す。やりたいことやりきれたかなと心配する梶山。恩田が、抗がん剤治療した方がいいんじゃないかと思うことがあると話すと、目を覚ましていた民代は「本人の前でそんなこと話すんじゃないわよ」と言いながら、自分はこのままでいいと主張する
  • 旅行に行かせてくれたことを感謝する民代。民代が素直だと拍子抜けするという恩田に、長生きしたいから医者に対していい子にしてた時期もあると言う民代。そんな時期はないと笑う恩田

民代「キャンサーギフト(がんになって得られたもの)ってあるじゃない?その言葉、大嫌い。だって、がんになんかなりたくなかったからね。でも、得られたものもなくはなかった。あなたたちとか。まあギフトとまではいかないけどね。」

  • 3人で笑い、梶山と恩田は民代の手を握る
  • 小山内が、多くを求めすぎて周りを苦しめているだけなのだろうかと悩んでいると、腹痛が小山内を襲う。腫瘍内出血のせいで腹腔内出血もあり、いつ再発するかわからない。放射線治療では胎児への影響があるからやはり中絶するしかないと言う恩田を見て、梶山は「リスクを理解してもらう必要はあるが、オペで取り除けるかも」と思いつき提案する
  • 小山内に、イレギュラーな対応だが小山内の希望に添いたいと言い、治療方針を伝える恩田。オペでひとまず腫瘍は切除できたが、残存がんがあるから今後も注意して経過を見る必要があるし、術後の経過と胎児を見ながら抗がん剤も検討しているから、発育障害や早産の可能性はある。帝王切開で分娩して、本格的に抗がん剤を投与する。楽な道ではないと言う恩田に、納得した様子の小山内
  • 小山内は夫に離婚を言い渡す。子供が産めなくなったら離婚するという約束だった。赤ちゃんも自分もどうなるかわからないから、まだ若い夫を自由にしたい。しかし夫は最初から約束を守るつもりがなかった。どんなことがあっても小山内と一緒にいるつもりだったから、今回だけは譲れないと主張する。手を取り泣いて笑う二人
  • 光野は、民代のモルヒネを早くして楽にしたが、一時的に痛みを軽減はできるけどいつ何が起きてもおかしくないと恩田に告げる。一人夜遅くまで勉強する恩田。出張から戻った阿久津は民代の話をする。腫瘍内科医になってからずっと民代のことを診ていた恩田の辛さを受け止め元気付ける阿久津

阿久津「腫瘍内科は他の科と比べると患者さんと向き合う時間が長いからいろんな感情が生まれるよね。弱る姿を目の当たりにすると病気の無情さを感じるし、同時に病気に立ち向かう人の姿を見ると感動する。これってすごいことじゃない?」

  • 民代に会いにきた佐倉は、民代が上達したメイクとカバンにつけたスカーフを喜ぶと泣く。アイラインが台無しと言う民代。旅行はどうだったか聞かれ、最高だったから若いうちに行けるところに行きなさいとアドバイスする。パリに行けなかったことを話し、25のときナンパしてきたパリジャンと結婚しかけた思い出を語る民代。「出会いって面白いわね。人生、変えちゃうんだから。今日も新しい出会いあるかも」佐倉に手伝ってもらい、嬉しそうに化粧をする民代。似合うか聞かれ頷くが涙が出てくる佐倉。NOT ALONEの裏表紙の問い合わせ先に連絡し、民代の取材を依頼する佐倉
  • 民代のカルテに書かれた「やりたいことリスト」を読んで盛り上がる梶山と恩田。阿久津は病室でのパーティーを許可する
  • 腫瘍内科に入り浸りなことを指摘される梶山。居心地がいいらしい。研修医たちがまだ行きたい科を決めていないこともあり、冗談で腫瘍内科に来てと頼む阿久津
  • 夜眠れず恩田を呼ぶ民代。明日の朝を迎えられるよう祈りながら眠るらしい。「真っ赤な太陽見て、今日も明日の朝迎えられるように精一杯生きようって思う」という民代の言葉を思い出す恩田
  • 目を覚ました民代の病室を佐倉が訪ね、今日は取材があると言う。小山内の夫が民代の写真を撮る。写真を撮られる民代は生き生きとしている。それを見ながら話す佐倉と小山内。民代の生き方に勇気づけられる人が沢山いると思うと言う小山内
  • 凍結卵子でやっと妊娠できた矢先に再発が発覚した話をする小山内。卵子凍結をした佐倉も聞き入る。本当は諦めないといけなかったのに無理を言って継続しているからみんなに迷惑をかけていると言う小山内を、民代は「それのなにがいけないの?がん患者だってやりたいことやっていい。ほしいもの欲しがったっていい」と元気付ける。楽しそうな取材を見守る梶山と恩田「患者さんたちってやっぱりすごいよね」
  • 外国の写真を飾り、病室で研修医二人と恩田梶山佐倉でパーティー。病室でパーティーなんて前代未聞だと笑う恩田。佐倉に塗ってもらったマニキュアに文句を言う民代。盛り上がっていると、結城の準備が完了。VRで、パリの朝日を民代に見せる。民代は喜んで泣く
  • 佐倉は、診察で小山内から預かったフリーペーパーを恩田に渡す。民代のインタビューの記事を読んで涙する恩田

私のキャンサーギフト

がんになっても嬉しくない。

八つ当たりもした。

でも自分を支えてくれる人がいることに気づいた。

向き合い続けてくれた。

よくもまあ飽きずに。

一緒に戦ってくれる人がいるから私たち患者は前を向いて歩けるの。

私には幸せなことにそういう人ができた。

愛すべきヤブ医者がね。

  • 梶山は、今度大切な記念日があると恩田に話す

 

 

 

主観による評価

★★★☆☆

 

愛すべきヤブ医者で大泣きしてしまった。民代さん…。

 

キャンサーギフト。

がんなんてならない方がいい。

それでも得られるものがある。

それを伝えたい。

NOT ALONEとの出会い、恩田の「佐倉さんが発信してもいいんじゃない?」、そしてがんのプラスの面も知ってほしいと思う気持ち。

佐倉は、がんの情報を発信する側になるのかもしれない。

がんになんてならなければ良かった。

でも、がんにならなければ、がんの「笑顔の部分」があることも知らなかったし、それを伝えたいとも思わなかった。

お化粧も上手くならなかったし、カバンにスカーフだってつけなかった。

キャンサーギフトは、皮肉な言葉のようにも思うけれど、でもがんにならなかった人には決して得られないギフトなんだ。

がんにならなかった人生をいつまでも追い求めるのではなく、前向きに生きる佐倉の姿は美しい。

最後まで見守りたい。

 

「迷惑をかけるこの選択は間違っていたのだろうか?」と悩む小山内さんに、「がん患者だって望んでいい」という言葉を託した民代さん。

この出会いもまた、キャンサーギフトだったんだなと思う。

 

しかし梶山先生、全て吹っ切れただけだとしても、オンコロ先生への愛増しすぎでは?

というより、愛を隠す気がない。

入り浸る、二人で話す、もう好き放題。

っていうかもうずっと一緒におる。ニコイチか?

むしろ、本当はずっとこういう友達になりたかったんだね。

我慢してただけで、友情両思いだとわかったらもう隠さない。

ずっと一緒にいたいからずっと一緒にいる。それだけ。

素直な女性だなあ。

 

最後まで、専門用語の解説は全くない。

でも人間ドラマで胸が熱くなる。

最終回も楽しみ。

 

 

 

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知らなくていいコト第9話あらすじネタバレ感想〜野中、3周回って好き〜

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※変換がめんどくさいので乃十阿のことをノトアと表記しています。

 

前回の感想

 

 

 

第9話あらすじ

  • 出勤するケイトと、佐藤と仲良くする小泉(彼女)をじっと見つめる野中。編集長は、上がケイトに手記を書かせたがっていることを伝える。ケイトの手記を堂々と掲載することで社としての逃げない姿勢を示せと
  • 書くことがないと保留するケイト。冤罪もないし、そもそも嫌われているようだったと言うと、嫌っているように見せかけるための水かけだったのか、本当に嫌っているのかを見極めろと命じられる。仕事を休んでいいからノトアの新事実を探せと
  • ノトアと尾高は弁護士と会う。ノトアはそこで初めて今回の記事を読む。ケイトの報道で心配になった弁護士もノトアに会いに行ったがマスコミが多くて会えなかった。ノトアは訳もわからず家をマスコミに囲まれて何日も籠城していた。尾高は隙をついて連れ出したらしい。ホテルを用意しようとする弁護士に、尾高がスタジオに泊まっていいと言うと、ノトアは素直に従う
  • 編集部で、小泉にこっそり話しかける野中。俺の彼女だよね?と確認するとウザいと一蹴される。ケイトの彼だと思って見てた野中は素敵だったが自分の彼になったらそうでもなかった
  • テレビの大食い選手権で、新谷マリアという細くて可愛いタレントを勝たせるようにスタッフが仕組んでいるというヤラセ疑惑のタレコミが入る。タレコミ主の大食い選手権参加者小瀧(編集部の倉橋にそっくり)に福西と会いに行くケイト。予選で新谷マリアだけ大盛りカツ丼のご飯が少なくて負けたらしい。今夜生放送で決勝戦だが、可愛い子が勝った方が番組的に美味しいから新谷マリアに勝たせるだろうと。客観的な証拠がないとイーストでは記事にできないと言うケイトに小瀧はすがりつく
  • ノトアをスタジオに連れて行く尾高。部屋を案内し、布団を2階から持ってこようとするが、傷が痛んで階段がのぼれない。あとで自分がやると気遣うノトア
  • 見学という体でテレビ局に潜入するケイトと福西。新谷マリアが事務所社長とスタジオ入りする。女プロデューサーは、大物タレントをいっぱい抱えている社長に頭が上がらない。マリアの人気が安定したらあっちのことも考えるから、とプロデューサーに話す社長
  • 生放送中調査するも、調理室では同量に見えるし運ばれるものも同量に見える。使えなさそうな男の新人ADを見つける。ジャンボハンバーグ、ジャンボオムライス、ジャンボパフェ。マリアが勝って、プロデューサーが社長と喜び、「あの件でまた伺います」とと言っているのを見るケイトと福西
  • 話が漏れるならもたもたしていたADからだろうと判断したケイトは、慣れた記者より同じように新人でもたもたしてる人の方が心を開くからと福西にADを探らせる。何日かかるのかと嫌そうな福西に、心を許す瞬間を待てと命じるケイト
  • 自宅で尾高を思い出すケイト。人とすれ違うのが怖いが、尾高も背中が痛いはず。一方車でケイトを思い出す尾高。刺された背中が痛い。助手席には離婚届が置いてある。スタジオではノトアがスタジオの本を読んでいる
  • ケイトの家に酔っぱらった野中が訪問。ドアの前で吐かれ、家に上がり込まれる。水をあげると、塩水がいいと文句を言い、塩を入れると、辛いと文句を言う野中。僕ってそんなに最低ですかと聞かれ、正直に最低ですと返すケイト

野中「結局真壁さんが本当に好きだったのは尾高さんだけですよね。なんでじゃあ新入社員の僕にあんな優しくしてくれたんですか?

ケイト「覚えてないそんな昔のこと。大きい間違いだってあんのよ人生には!」

野中「真壁さんが普通の人だったら、僕たちすごく幸せになってたはずだったのに。どうしてこんなひどい目にあわなきゃいけないのかなあ。幸せになりたい。」

ケイト「幸せってさ、手に入らないから幸せなんじゃないの。」

野中「真相スクープにリークしたの僕じゃないですから!…お前じゃなきゃ誰がやったんだと思いましたよね?

ケイト「思った。」

野中「なんで尾高さんは疑わないんですか?そりゃ尾高さんかっこいいですよ。でも尾高さんと真壁さん不倫ですから!誰からも応援されませんから!殺人犯の娘が記者で不倫。僕よりひどいですから!」

  • 早く帰れと急かされ靴を履く野中に、本当に最低で言葉もないが悩む気持ちは理解できると言い責めないケイト。人の足引っ張ったって意味ないと言われ、余計なお世話と返す野中
  • 福西には期待できないと話すケイトと黒川。しかし出勤した福西は、朝ADとヨーグルトを食べてテレビ局まで送ったと言う。1日でそこまでいけたら十分と褒めるケイト。東山(連載班)は、怒られても毎日来る福西を羨ましがり、最近すぐ休む野中に呆れている。大食い選手権の映像を見てもヤラセはわからないけど、何か裏はありそうと言うケイト
  • 編集部に尾高が訪れる。ケイトを部屋の外に連れ出す尾高を見守る編集部。スタジオにノトアがいることを伝えると、何日も食事せず籠城していたとはいえ人に助けを求めたことに驚くケイト。助け求められたわけではなく、切羽詰まっているからついてきたんだろうと言う尾高。全てを断ち切って静かに生きることは、これだけいろいろあったら無理だと
  • 「私なら無理だっただろうけど尾高さんのことは信じたんだね」と言うケイトに、尾高は「事務所で記事読んだから、俺のことも知ってるし、ケイトと俺のつながりが浅くないこともわかっているのにスタジオに身を寄せたんだよ。会って話すなら今しかない」と言う。ホースで水をかけるほど嫌われているのに何を話すのかと問うケイトに、それを自分の目で確かめろと言う尾高。水をかけたときとは事態が変わってきた。ノトアと話してから、俺たちのことちゃんと話そうと言う尾高にケイトはうなずく
  • 1人の時、尾高に届いた荷物を受け取るノトア。尾高がスタジオを訪れ、食事や新聞、雑誌、スタインベックエデンの東を差し入れ。明日燃えるゴミを出すと言うノトア(歩み寄りが見られ、激しい人間には見えない)
  • 夜、ADを家の前で待ち伏せするケイトと福西。文句を言うも、一人で突撃させられる福西。あんたも大変だねと言われ、怖い女上司がいるからと福西が返すと、同調するAD。温かいもの食べに行こうと誘い、ファミレスに入る。ケイトも離れた席で見守る
  • もう仕事辞めようと思っているらしいAD。新谷マリアの食事の量を減らすことを命じられたことを愚痴る。プロデューサーが事務所社長にいいタレント回してもらうために忖度している。ハンバーグの中身もこっそりかき出していたらしい。ケイトも聞きたかったからもう一度話させようとするが、福西が上手く聞き出せずケイトの存在がバレる
  • 証言してもらい、記事が完成する。福西の書いた文章もちょっとは残ってる。ADは本当に辞め、プロデューサーは降格。記者を恐ろしい仕事と言う福西に、その感覚一生忘れないでねと言うケイト
  • 二人で飲む黒川と編集長。黒川は家にあまり帰らないケイトを心配するが、家にいても1人だしケイトの家族は編集部だと思ってやれと言う編集長
  • 新聞を取りに外に出たノトアは、会いに来たケイトと遭遇する。スタジオで沈黙するケイトとノトアを、コーヒーを入れながら見守る尾高。

ケイト「私が小6の時、母は私をスイミングスクールのプールにいきなり投げ入れました。父親がいなかったからたまには荒っぽく扱った方がいいと思ったみたいで。その時のことがトラウマになってて、大人になってからも母にプールに投げられる夢を見ました。あなたが捨てたのか、母があなたを捨てたのか、話し合って別れたのか知りませんけど、母は、父親役もやった方がいいと思ってたみたいです。ノトアさんはそのときはもう刑務所でしたけど。」

  • 尾高は、未だにプール嫌いだもんねと合いの手を入れたり、軽食を差し入れたりして場を和ませる。コンビニのサンドイッチを渡すが、ノトアは開け方がわからない

ケイト「24時間営業のコンビニって30年前はなかったんですか。」

ノトア「ああ、あったかもしれない。」

ケイト「そのサンドイッチの開け方考えた主婦、億万長者になったらしいですよ。」

  • ぎこちない会話をしながら、みんなでサンドイッチを食べる。一応会話になっているからもっと突っ込んで聞こうかと一度は考えたものの、尾高が言うように何かが変わったのなら焦ることはないと思い直すケイト。関係を聞かれて焦って昔馴染みと答える尾高とケイト
  • 尾高と二人出勤するケイト。ケイトがノトアにまた来ると言うと頷き、だからスタジオにいてと言うと下を向いたままだが多分肯定だろうと判断し微笑む尾高
  • 2人で歩いて会社へ向かう。会って話したことが水をかけたことへの謝罪だろうと考える。指輪がついた母の卒論を見せつけるために持ってきていたが、福西がだらだら後つけてただけなのにいきなり心開いてもらえたことを思い出して、自分のせっかちなやり方以外にもやりようはあるなと思いやめたと言うケイト。また一人でも会いに行きなよと言う尾高

ケイト「ノトアのことも尾高さんのこともあっぷあっぷ。仕事してる時の方がずっと楽。でも、怪我してるのにあの人を迎えに行って、この寒い中何日も張り込んで連れ出して匿ってくれて私と会えるようにしてくれて、その尾高さんの気持ち本当にありがたく感じてる。その気持ちに応えるためには、やっぱりもう一度ノトアに会って、私の聞きたいことを聞かないとと思った。そこを乗り越えないと前に進めないから。」

  • ヤラセ記事は無事掲載されることになった。他の班は、黒川班がいいチームだと羨ましそう。外では野中が会社を休んで小泉を待ち伏せしていた。東山が怒っていないか確認する野中に、怒ってないと教える小泉。ここまで来たならもう会社に来ればと言われるも、自分が来たことは言わないで欲しいと言う野中。今晩行っていいか野中が尋ねると、小泉は二度と来ないでと返す
  • 弁護士が尾高とケイトを呼び出す。ノトアを訪ねたとき、ケイトの名刺を大切に持っていたのを見た。娘なのかと尋ねると違うと言われたが、それで本当に娘なのだと確信した。それでノトアは罪を犯していない可能性があることを伝えなければならないと思ったと言う。驚くケイト。発端である殺人犯の娘という可能性がひっくり返るかもしれない
  • ノトアは犯行を認めてからも知的で誠実な印象。離婚の手続きをしてくれと言われノトアの妻に会いに行ったとき、小さな息子がハーブティー入れるのを手伝っていてピンと来た。弁護士の想像だけど、いつも母親のハーブティーを手伝っていたから、飲み物に草を入れることがいいことだと思ってキャンプ場でも入れた可能性がある
  • 警察は妻がハーブを育てていることは知らなかった。ノトアが自白したのは事情聴取で警察が家を訪ね、原因がハリヒメソウだと知ったときだった。警察も驚いた。息子を庇ったのかと弁護士も聞いたが、動揺したように見えただけで何も言わなかった。警察にも言ったが捜査されなかった。客観的な証拠がなければ裁判では使えないから

 

 

 

主観による評価

★★★☆☆

 

愛する人を庇った冤罪か、ノトアの娘であることが勘違いか…いずれかだと思っていたけれど、前者だった。

子供の悪戯なら、まだ良かった。怒れるから。

でも、ママのお手伝い。良かれと思ってやったこと。

それに一瞬で気づく聡明さ…頭が回りすぎるのも考えものだな。いや、頭がいいから息子を庇えたんだけど。

 

ハーブティーという趣味のためにハーブを沢山栽培できる奥さん。

大学教授の夫と、穏やかな生活をしていたことが窺える。

幸せだったんだろう。

だから、その生活を守ってあげたかった。

子供が自分のためにしてくれたことでこんな事態になったなんて思わせたくなかった。

一刻も早く犯罪者の家族から解放してあげたかった。

 

奥さんに対しても、息子に対しても、ケイトに対しても、とにかく愛情深い人であることがわかった。

無口で、とにかく深い愛情を持っている。自分のことを二の次にできる人。

 

編集長は、ホースで水をかけたのは嫌いに見せるためなのか本当に嫌いなのか見極めろと言っていたけれど、前者なんだろう。

本妻の子でも、不倫の子でも、守りたい。巻き込みたくない。自分の子供への愛情が深い人。

子供のために黙秘を貫ける人。

子供のために関係ないように振る舞える人。

ホースで水をかけるのも、名刺を残してるくせに大切にしていないフリをして自分の娘じゃないなんて嘘をつくのも、愛しているから遠ざけたい、ただそれだけ。

完全に突き放すことができず、名刺を大切にしてしまったり、ケイトと関わっていることがわかっている尾高のもとに身を寄せたりするあたりのちょっとした甘えも、愛ゆえだろうか。

 

でももう時間は戻らない。

どう決着をつけるんだろう?

 

弁護士が、「客観的な証拠がない(ハーブを子供が入れたのは推測でしかない)から裁判では使えない」と言っていた。

大食い選手権のヤラセも、客観的な証拠がないと記事にできないとケイトが言っていた。

つまり、子供が入れた客観的な証拠が手に入れば、記事にできるということかもしれない。

それが、記者として、娘として、ケイトに課せられた義務なのだろうか。

 

でも、息子を庇って30年服役し、娘を案じて水をかけて嫌われる人が、記事にすることを望むだろうか。

それにケイトが納得できるだろうか。

 

今回明らかになった事実は、今までの大前提もひっくり返す。

でも、あと1話で、世間がひっくり返るまでいかないと思う。

冤罪でも、それは世間に知らしめられないだろう。

なぜならひっくり返った後の世界まで描けない。それだけの時間が残っていない。尾高さんのこと、野中のこと、殺人が無罪だったこと、知らなくていいことを1話に詰め込むのは厳しい。

個人的に駆け足はやめてほしい。テンポがいいのはいいけど…。

 

世間の評価をひっくり返さないのなら、それはそれで、落とし所がどうなるのか、気になる。

 

ところで、野中とケイト、より戻すのは無理だけど、3周回って、なんでも言い合える悪友にはなれるんじゃないか?

そう思わせるクズ語りシーンだった。野中オンステージだった。

ここまで純粋などストレートチンケMAN、今時珍しい。クズだけど優しいとか、ギャップじゃない。ただのクズ。

それが新鮮で、新しい時代が来ている。気がしなくもない。

 

しかし、次回予告の尾高さん…「結婚しよう」言うてたな…。

それちゃんと身辺整理してから言うてるんやろうな?あ?

ふられたら奥さんの元に戻る…なんてセーフティーネットに甘えてないやろな?

 

 

 

尾高とケイトの恋の行方

個人的に、ケイトは別れを選ぶと思う。

理由は大まかに3つ。

  1. 野中への「幸せは手に入らないからこそ幸せ」という言葉
  2. ケイトの生い立ち(片親)
  3. ノトアが見せた子への愛情のあり方

 

まず、ケイトはひどいことをした野中の弱さを認め、自分の問題から目を逸らさない人間。

寄り掛かりたいことだってある。強い人間ではない。

でも多分、強くありたいと思っている。

(私がケイトにそうあってほしいと思っているという面ももちろんある。)

だからこそ、誰かから奪ってまで幸せを手に入れる自分にはなりたくないんじゃないかな。

尾高さんがほしい。でも欲するがままに尾高さんを手に入れる人間にはなりたくない。

そういう葛藤はあるだろう。

得難いからこそ、人は幸せを求める。

 

次に、自分自身の生い立ち。

親の不倫、片親家庭で育つこと。

ケイトが尾高を略奪するということは、何も知らない奥さんをケイトの母親にすることで、なんの罪もない子供をケイトにすること。

父親代わりをしようとしていた母親を思い出すと、それは選べないんじゃないだろうか。

父と母と子、そういう当たり前の家庭への憧れはあるだろうし、それを奪う立場に自分がなることへの抵抗。そして良心の呵責。

自分と同じ思いを、自分のせいでさせられない。

 

最後に、愛する人のために自分の人生を捨てたノトアに触れたらもう、尾高さんに自分のために人生を捨ててほしいとは思えないんじゃないかということ。

尾高さんは、不倫相手のために、「妻子を捨てた人」になる。多分ケイトはそうなってほしくない。

ノトアは、不倫相手(ケイトの母親)を捨てて、妻と子を守った。

尾高は、不倫相手を選んで、妻と子を捨てる。

ノトアの深い愛情に触れたら、その選択をする人になってほしくないんじゃないだろうか。

(多分、それで再婚したところで、この人は愛を捨てた人だということをケイトは生涯忘れない。)

来週、ノトアがケイトの母との何かを語るなら、一層無理だろう。人の家庭を奪えなくなる。

 

でも、これも見てみたい。

不倫を貫くなら、どう貫くのか?

そしてこの脚本家はそれをフラットにかける人だと思っているから。

 

 

 

「知らなくていいコト」は何か

ヤフコメに、「ノトアの息子が尾高」という可能性が書かれていた。

ありえないとは言い切れない。

ここにきて、息子が今まで出てこなかった人間だとちょっとつまらないから。いや、まあ、いいんだけど。

 

正直、尾高さんが自分の父親のことを全く知らない描写があったわけでもないし、非現実的かなと思う部分は大きい。

その一方で、ノトアが尾高に素直に従う理由はそれで説明がつくとも思う。

そして、それなら二人が結ばれるためには知らなくてよかったコトになる。

(籍を入れて、子供を作らず穏やかに暮らす未来の可能性もあるけど。)

ただ、この展開を最終回に入れ込むのは、もう大渋滞になってしまいそう…。

 

現実的に考えたら、息子を庇って罪を犯したことにしたことが知らなくていいコトな気がする。

多分、庇ったのだとしても、ノトアは記事にすることを望まない。息子に罪を突きつけることになるから。

どうせ記事にできない、罪は覆らない、それなら知らなければ、今更ままならない過去に苦しむことはなかった。

 

それが、ケイトにとっての「知らなくていいコト」なんだろうか。

 

 

 

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何歳になれば誰かの一番の友達になりたいと思わなくなるのか

友達がいるかいないかと聞かれたらいるし、

少なくもないと思う。多くもないが。

 

でも私のことを一番の友達だと思っている人はどこにもいないなあと、ふとした瞬間に考える。

中学生くらいからこの思考から動けていない気がする。

 

私が「夫婦関係に何かあったら一番に相談する」友達にとっての「夫婦関係に何かあったら一番に相談する」友達は私ではないし、

私が「仕事で何かあったら一番に愚痴る」友達にとっての「仕事で何かあったら一番に愚痴る」友達は私ではない。

 

ランチもするし、長電話もするし、お茶もするし旅行にも行く。

その時は楽しいし、不安な気持ちになるわけでもない。

 

書いていて思い出したのが、去年の友達の結婚式。

お決まりのファーストバイト(花嫁が花婿に、花婿が花嫁に食べさせるアレ)の後に、サンクスバイトというコーナーがあった。

お世話になった友達に食べさせるサプライズ演出。

花嫁と、私と、友達A、友達Bは4人で仲が良かった。友達Bは仕事の都合で欠席。私と友達Aは同じテーブルだった。

4人で遊ぶこともあれば、その中の誰かと遊ぶこともある。今もそう。

 

そしてサンクスバイトでは友達Aが呼ばれた。

 

その時初めて、彼女の中には序列があったんだと思った。

 

嫌いになったわけじゃないし、一緒に遊んでいる時思い出すわけでもない。

この記事を書いていて久々に思い出したぐらい。

 

手紙も沢山書いてあったし、友達だと思われていないわけじゃない。と思う。

でもその子が、「一番お世話になった人は誰だろう?」と考えた時、それは1人にしぼられた。

 

結婚式に呼ばれるのは嬉しい。

でもその中でも序列を感じてしまうことが苦しい。

 

こんなことなら、誰かを一番に思ってしまうような、誰かの一番の友達になりたいと思ってしまうような密な関わりを誰とも持ちたくないな、と最近は考える。

 

一番じゃなくても、大勢の友達の中の一人でもいい。いつもはそう思う。

でも何かの機会に、「この子の中には"一番"がいるんだな」と気づいてしまうと、途端に人間関係を保つのが嫌になる。

 

思い返すと、誰かとべったり探しがちな中学時代でさえ、「あの子と言えばつちや」「つちやと言えばあの子」という感覚の人はいなかった。

「2娘1(ニコイチ)」でつるむことがなかった。

いわゆる「相方」がいたことがなかった。

 

もちろん私の友達が悪いというわけではない。

つまり私に「誰かの一番の友達」になれるだけの魅力がないってことだと思う。

それがわかっているから苦しい。

 

べったりしていなくてもいいじゃないか、と普段は思っている。

でもふとした瞬間に、何かあったときに真っ先に私に話したいと思っている人がこの世にいないんだなと感じて寂しくなる。

それは多分、何かあったときに真っ先に報告される人がいるのに私はそれになれないという、比べたがりなだけなんだと思う。

「そういう人」がいるのに、私は「そういう人」になれない人。

 

選抜から外されたような気持ちになっていても仕方がない。

友人関係って多分そういうものではない。

 

こういう感情にとらわれない大人にこれからなりたい。

なれるかなあ。

どうやったら捨てられるだろう。

恋はつづくよどこまでも第8話あらすじ感想〜電話してたら大体もう後ろにいる〜

電話してたら大体後ろにもういる。これテストに出ます。

 

  • 前回の感想とエンマキおすすめ
  • 第8話あらすじ
  • 主観による評価
  • シーン別感想
  • ブコメビンゴ
  • 実況中のツイート

 

前回の感想とエンマキおすすめ

 

 

 

第8話あらすじ

  • 弁護士によれば上条は「治療方針を聞いたら口論になり天堂に殴られた」と言っているらしいが、天堂は佐倉を馬鹿にされたときに「今の苦しさから早く解放されるといいですね」と答え、それを気に入らない上条が殴りかかって倒れたのを支えただけだった。小石川はフォローするが、上条の打撲傷の写真を見せられる
  • 来生も佐倉もナースステーションも天堂を信用している。若林が直後に見たときは上条に打撲傷はなかったため、訴えると決めてから傷をつけたのだろうと推測する。今後上条は来生が担当することに
  • 流子は天堂の爪の甘さに呆れながら、佐倉に任せて実家に縁談について話しに出かける。家で天堂と二人きりになった佐倉は「妻のように支えます!内助の功がすぐに伝わると思います!」と張り切って家事を試みるがことごとく失敗する
  • 佐倉をソファに座らせ、おでこをくっつけながら、お世話してもらいたくて付き合っているわけじゃないと諭す天堂だったが、佐倉は役に立ちたいのに女子力も家事力も無いと落ち込む。天堂は佐倉の髪を解いて頭を撫でながらそんなこととっくに気づいていたと優しく言う(エロさと愛おしそうな手つきが極まっているから映像で見てください)
  • 上条さんの訴訟の件を心配する佐倉に、天堂は、大丈夫だからもう容態を見られない自分の代わりに支えてやってくれと頼む天堂。勇者の二つ名を信用している。上条を見ることで天堂を支えることを誓う佐倉
  • 天堂の言った通り、懸命に上条を支える佐倉。手術は成功したはずだが、精神が荒れていて回復しない上条。佐倉は病気のせいで心まで痩せてしまうことに理解を示し、心まで元気になるならなんでもやりたいと言う。心の回復を目指したリハビリプログラムにすることでナースステーションの意見は一致する
  • まずは歩くリハビリ。歩くことに意味があるのかと懐疑的な上条に、佐倉は体力回復で再発予防、社会復帰を目指そうと言うが、上条は仕事もないしやりたいこともわからないのにと卑屈。それでも明るく励ます佐倉。ナースステーションでは、みんなが上条のゴールで盛り上がる(テンションを上げてモチベーションを保つ)
  • 杏里ちゃん(小児患者)にも「私より自分の心配しなよ」と言われる天堂。先生が大好きだから先生に見てもらえると安心するという励ましの言葉に天堂は笑顔で感謝する。小児の補助人工心臓が使えることになり、杏里ちゃんの手術が決まった。天堂もチームに加わる
  • 長い距離を歩けたことで前向きになった上条をリハビリルームに連れて行く佐倉。退院したらドライブ行く?と誘う上条をかわす佐倉を見つめる天堂
  • 来生のドッキリ(仮眠中のミキ兄を起こす)で楽しそうな酒井だが、そのせいで佐倉の作ったおにぎりが潰れる
  • 天堂のために作ったおにぎりを渡した佐倉だったが、おにぎりは潰れていた。なぜ潰れているのかわからないが食べないでと言う佐倉。ひらべったいと文句をつけながら食べる天堂。中庭での二人の様子を見つめる上条は「涼しい顔をしていて気に入らない」と呟く
  • 流子と仁志のデートで流子は実家の天堂総合病院が後継者問題でゴタゴタしていることを打ち明ける。今まで好き勝手やってきた分親の言うことをむげにできないと言う流子は、仁志に結婚するのか聞かれて曖昧に笑う
  • 医師室で杏里ちゃんのオペの調べ物をする天堂をラーメンに誘う佐倉。ラーメン屋で話しかけても集中して論文を読む天堂に、その姿を何時間でも見ていられるからこっちは気にしなくていいと言う佐倉。それを聞いて見つめ返す天堂。「何時間でも見てられんだろ?」と言われ、動揺し笑って先に顔を逸らす佐倉。ラーメン早く食えと言われ楽しいラーメンデート。その頃一人孤独に眠る上条
  • 手術の打ち合わせをしようとするが、小石川に呼ばれた天堂は杏里ちゃんの担当を外される。スポンサーから、訴訟問題を棚上げにするなら次は寄付しないと圧力をかけられた上層部の決定だった
  • それを聞いた佐倉が上条に話に行くと、転院先のシンガポールのクリニックに同行してくれるなら訴訟を取り下げると提案される。

上条「俺と来てよ。専属ナースとして。あいつから離れて俺と一緒に。そしたらやめるよ。どうする?」

  • 小児患者のお友達とのオペ頑張れパーティーで楽しそうな杏里ちゃん。佐倉も天堂とお疲れパーティーに参加してと言われる
  • 若林に杏里ちゃんのオペを頼む天堂に、杏里ちゃんには天堂が必要なのにとチーム離脱に納得いかない様子の若林。「ずっと見てきて、彼女の体のことは自分が一番わかっているという自負はあります。でも、体のことを考えると今の時期を逃す方が良くない」と伝える天堂。その様子を見つめる佐倉
  • 杏里ちゃんのカルテを見ながら、手術できないことに苦しむ天堂。佐倉は、帰宅した天堂をそのままボウリングに誘う
  • 天堂は上手だと褒められてドヤ顔をするが、佐倉も上手くてムキになる。勝負を楽しむ二人。ラスト一投の前、佐倉は「もし私があれを倒したらずっと一緒にいてください」と頼む。佐倉の意図に気づかず、スペア取れたらなと答える天堂。ぎりぎりスペアを出す佐倉。このまま終われない天堂はゲームを続ける
  • デートの帰り道、楽しそうに歌う佐倉。勉強してたとき、絶対看護師になって天堂と再会すると誓いながら歌っていた夜食の歌。それを聞いて天堂は手を差し伸べ、佐倉が応じて初めて手を繋ぎながら歩く二人。佐倉は泣いているのを誤魔化すために歌い続ける
  • 上条からの訴えが取り下げられ、上条は転院することになった。杏里ちゃんのオペを予定通り担当する天堂だったが、手術中佐倉が突然辞めたことでナースステーションは大騒ぎ。手術を成功させた天堂に、主任が佐倉について知らないか尋ねるも、天堂にとっても青天の霹靂だった。天堂の電話にも出ない佐倉は夜行バスで地元へ帰る
  • 上条は佐倉からの手紙を読む。一緒にもらった冊子には、退院後の夢などがまとめられていた

上条さん

退院する日まで看護できなくてごめんなさい

先生とは離れるからそれに免じて先生を許してください

これまでのことよりこれからのこと考えてください

私もそうします

お大事に

  • 上条の病室を訪れ、体調を尋ねる天堂。責めてこないことに腹が立つと言う上条に、「大切な患者だから。ただ、一人の男としては、正直厄介な奴が現れたなあと思いましたよ」と返す

上条「俺には誰も興味を示さない。みんな俺をいつ壊れるかわからない不良品みたいな目で見る。それに引き換えあんたは何もかも持ってる。」

天堂「持ってませんよ。医者という仕事だけです。それ以外切り捨ててきた、みんなそうです。足りないものがあって、それでも必死で生きてる。足りないものを誰かと補い合って生きてるんです。それに、あなたは気づいたじゃないですか。いち早く、あいつの良さに。俺は気付くまで時間がかかりました。大丈夫、どこにでも進んでいけますよ。」

  • 上条は謝罪し、連絡がついたら片思いが楽しかったと伝えて欲しいと頼む
  • バーで飲む流子と小石川。連絡のない佐倉を心配し、訴え取り下げるのと引き換えに身を引いたなんて相談してほしかったけど自分のことにかまけて気付いてあげられなかったと反省する流子。親と喧嘩ばかりと愚痴る流子に、うちに来ればと誘う小石川。冗談と受け取る流子に、昔もそう言おうと思っていたと返す小石川
  • 上条を見送るのは酒井と来生。酒井は、問題は収まったのだから戻ってくればいいと言い、「頼りなくてミスも多いしイライラすることもありましたけど、いるだけでみんなが笑顔になる優秀なナースでした」と評価する

来生「しばらくみんな佐倉ちゃんロスだな。」

酒井「私に代わりは無理でしょうか。」

来生「もちろん酒井さんならみんな頼りにしてる。シフト見ると安心するよ。」

酒井「シフトの話じゃなくて、先生です。来生先生のロスを埋めたいです。」

  • 地元で個人医院の看護師として患者と和気藹々と過ごす佐倉。しばらく佐倉さんと一緒に頑張ると嬉しそうな院長
  • おつかいをしながら、天堂との日々を思い出す佐倉に流子から電話。しかし出ると天堂だった。俺がかけても出ないのはどういうことだと言う天堂に、声を聞いたら離れる決心が揺らぐと答える佐倉。再就職して、オペの介助が終わって今から回診という嘘をついて電話を切ろうとするが、背後から天堂が現れ優しく佐倉を抱きしめる

佐倉「やっぱり私花の東京より地方の方が合ってるんです。先生と会えないのはちょっとだけ寂しいですけど、でもそばにいると甘えちゃうし、成長できないような気がして。ここで一人前になれるように修行します。だからもうそんな心配しないでください。」

天堂「勝手にいなくなるな。ずっと一緒にいるって言っただろ。」

 

 

 

主観による評価

★★☆☆☆

 

とりあえずこうなるんだろうなと思ったらそうなる安心感のあるラブコメだなあと深く感じた。毎話そうだが。

タイムラインもみんなあーこれもう後ろにいるわ、この角度からインして後ろからハグするわのテンションだったしその通りだった。

お決まりの何が悪い?なんも悪くない。

これが見たい。

火曜日の夜はこれが見たい。

予想通りのラブコメが見たい。様式美だけでいい。ヒロインの気持ちを下げたら上げる。それが見たい。

このドラマで盛り上がり続ける世間を見ていると、

みんな疲れてるから、こういう、すぅ〜っと効く恋愛ドラマが火曜夜に見たかったんだろうな…ということがよくわかる。(ボラギノールか?)

もちろん私も疲れているので佐藤健に癒されまくっているわけだが…。

 

不安を持ち越さない、何も考えずに見られる、癒される、そういうドラマが毎クールほしい。

2020年、20代OLの切実なお願いです。

 

 

 

シーン別感想

つーかさっさと転院しろ。

と思いながら見ていた。

 

髪ほどいて撫でるシーン。

手がめちゃくちゃ愛おしそうやん。

なんであんなにエロい?

エロいこと一切しないのに。

どうしたらいい?どうしたらあれ味わえるん?

 

来生先生の惚れ直しイベントのために起こされたミキのお兄ちゃん可愛そう。

 

私だったらふかふかのおにぎりを渡すし、

下手なボーリングで自信をつけさせてあげららるけど、

そういうことじゃないんだよね〜〜〜わかってるよ…そういう女が欲しいんじゃないもんね…。

 

あのCMを彷彿とさせる。

 

 

 

 

 

ブコメビンゴ

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実況中のツイート

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クックパッドアプリのアプデが最悪(オチはない)

前の食べログの記事で、クックパッドのプレミアムサービスの感想もそのうち書きます的なことを書いたんですけど、

 

プレミアムサービス使いこなす前に過去最悪のアプデきた。

 

以下はここ最近の私のツイート

f:id:tonsemgarden:20200303173107j:image

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f:id:tonsemgarden:20200303173138j:image

クックパッド アプデ」「クックパッド アップデート」「クックパッド アプリ」で検索するとみんな概ね同じ感想。

 

今までもアップデートで使いにくくなったことはあった。

レパートリーとかいうよくわからん機能つくし。

つくれぽにタグ付けしないと投稿できなくなるし。

 

それでも、一度のアップデートで変わる部分が「ここが変わった」と示せるような、狭い範囲だったから対応してきた。

アプデ前にクリップしていたレシピが昼間にアプデされたことで消えたのだって我慢してきた。

いや嘘我慢はしてないわお問い合わせしたわ。

 

でも今回は酷い。

「ここが変わった」「これが増えた」ではなく、全面リニューアル。

変な機能が一つ加わったとか、ここだけ使いにくくなったとか、「なんでこんなことした?まあ使えなくもないけど」だったのが、全部一気に変えられて慣れるどころじゃなくなった。

 

誰が「うん!このリニューアルで行こう!」って賛成したの?

主婦とかに使わせた?モニターとかした?

「5年課金してたけどやめようかな」って言ってる主婦もいるんだけど。

それ重く受け止めて欲しい、

マジでこれ誰の判断でリリースされた?

マジで聞きたい。褒めるところない。

 

細かい不満を上げるとキリがないんだけど、すべては求める機能へのアクセスのしにくさ。

目当てのところに、何回もタップして移動しないと辿り着けない。

 

ちなみに、文句書くためにアプリのスクショに書き込んで示そうとアプリ見に行ったら、「つくれぽを書くボタンが分かりにくい」問題が改善されていた。

  • アプデ前

個別のレシピページにつくれぽを書くボタンがある。

人のつくれぽが見られる。

つくれぽを書くボタンに、つくれぽ数が表示されている。

  • アプデ後 昨日まで

個別のレシピページにつくれぽボタンがない。

人のつくれぽが見られない。

つくれぽ数がどこにもない。

①新機能「料理きろく※」で作った料理を撮影し、

②自分のページ(「きろく」)を開き、

③撮影した写真をタップすると、

④写真の下のレシピ名の隣に「つくれぽを書く」ボタンが出現する

これが「アクセスのしにくさ」

  • 今日から

個別のレシピページにつくれぽを書くボタンがある。

人のつくれぽが見られる。

つくれぽを書くボタンに、クリップするとつくれぽ数が表示されない。(なんで?)

 

多分めちゃくちゃ沢山のクレームがついたんだと思う。

それで直したんだろう。

だって私も全然どこからつくれぽ書いたらいいかわからなかったもん。

 

レシピページにある謎の写真マーク。

つくれぽかと思い押すとカメラモード。

撮影すると自分以外に非公開の「料理きろく」にコメントもなく保存されるだけ。

 

なんとなくその写真を確認して初めてつくれぽが書けることに気がついたレベル。

そのくせアプデの目玉として「つくれぽのタグで検索しよう!」が表示されているから意味わからん。

つくれぽを書くボタンがわからないのに検索機能だけ充実させてどうしたいの?

 

誰かが試しに使ってみればすぐわかったことだと思うんだけどね。

本当にテストとかしてないんだろうな。

 

※ちなみに今までの料理きろくも「旧料理きろく」として残っている。

フォルダに保存された「食べ物っぽい写真」を自動で記録する機能だった。

料理以外も食べ物に見えたら保存される上に、削除が出来ないからちょっと改善して欲しい機能ではあった。

今回追加された「料理きろく」は、撮影した写真を保存する機能。

便利なように見えるが、撮った写真を後で登録することができない。その場で撮影したものをその場で登録しないといけないから不便。

元々の機能に加えて削除ができればそれでよかったと思うんだけど…。

ちなみに「旧料理きろく」もまだ機能している。尚更削除機能追加だけで良かったやん。

 

あと、クリップ機能も悪くなった。

今までは、マイフォルダへの保存とクリップ機能が明確に分かれていたのが、クリップ機能に統一された。

  • アプデ前

①マイフォルダへの保存

個別のレシピページで、マイフォルダ内のフォルダを選択した上で保存できる。(「時短」に入れるか「作りおき」に入れるか選んで保存できる。)

②クリップ機能

その日作るレシピを、アプリの右下に常に表示。

1日経つと消えるが、消える時(翌日アプリを開いた時)レパートリーに保存するか確認してくれる。

  • アプデ後

保存行為はクリップ機能に集約。

レシピをクリップする→その日のうちはアプリ下部に常に表示される→翌日開くとアプリ下部からは消えるがマイフォルダに入る

 

勝手に消えないからいいんじゃないの?と思うかもしれないが、フォルダ分けして保存できないのが死ぬほど不便。保存してからフォルダ行って分けろって?めんどくさ。

あと「ただ保存したいだけで下部に表示したいわけじゃない」時に「単純にマイフォルダに保存するだけ」ができない。

一日クリップした状態で次の日マイフォルダに入るのを待つしかない。クリップを外すとマイフォルダに保存もされない。

 

クリップ機能が悪いというより従来のマイフォルダ保存機能をなくしたことが意味不明。

 

とにかく文句ばかりだが、全てはその機能使うのに何回タップさすねん

に集約されるため省略。

 

トップページももはやなにが表示されているのかわからなくて最悪なんだけどね。

 

人気のレシピなの?

私におすすめのレシピなの?

季節のレシピなの?

殿堂入りレシピなの?

 

でもトップページ(アプリ開いて最初に出てくるところ)はもはや何言ったらいいかわかんない。

 

もはや一つ前の状態に戻すだけでいいんだクックパッド

頑張ってくれ。

 

一昔前ならいざ知らず、今はクラシルやらデリッシュキッチンやら、便利なアプリで溢れているんだから、こんなんで遅れをとってどうするよ…。

シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。第8話感想〜それでもパンケーキは食べられない〜

(まああれは週刊誌の話だけどさ…。)

 

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前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★★★☆

 

切ねえ〜…。

どんなに自分を好きでいてくれる人よりも、自分のことあんまり好きじゃないからこそ普通の意見をくれる時間制限付きの人の前が、直輝が一番素でいられる場所なんだなあ。

一番一緒にいたい人は、そこに留まろうとしない。すぐにレンに戻されたがる。直輝よりもレンが大切だから。

直輝はリコを求めたのに、リコは直輝を求めてくれない。

あずさも、レンも、思いのままだった。

なのに一番一緒にいたい人だけ、全然、ほかでもない直輝を求めようとはしてくれない。

リコは「私を必要としてくれてありがとう」と言ったけれど、人に必要とされた時の肯定感を直輝は味わえないんだね。

レンも、あずさも、肯定してくれる人を作り出しただけ。自然と受け入れるようになったわけじゃない。マインドコントロールしていたから。

リコを抱きしめるのを躊躇った直輝を思い出すと、あずさへの冷たい目は脈のなさの表れだなと思う。

 

自分を従えている人間が真犯人だった、というのはクロサギっぽいなあと思った。いやもちろん結構違うんだけど。

でも、あんなにタヌキみたいだったのにペラペラ喋るなあと思ったら、まだ何か隠していたんだね。

うまい嘘のつき方は、全部嘘にせず、真実の中に混ぜる方法。

直輝もどこまで嘘でどこまで本当かわからないんだろう。(次回予告で、父親の動画からいろいろ判明していそうではあった。)

でも、一度森島刑事を悪者にしたなら、あんなにすぐ自分の口で撤回しなくてもいいのに…。

自分の口で説明する映像を流すくらい、本当の真相を隠したかった(この映像がすべてかのように見せたかった)んだろうけど、本当に娘のこと全く考えていないんだな。

今回のラスト、あずさは映ってなかったけど、直輝には利用されて父親には自作自演でトラウマ植え付けられて、一番かわいそうだわ。

父親が自作自演していたなんて、闇堕ち待ったなしだなあと思う。

彼女の心を救えるのは直輝だけなんだけど、自作自演した男の娘が、どのツラ下げて犠牲になった男の息子に助けを求めるのか。

それに加えて、どんなに足掻いても直輝が自分を見ることがないと知ることになったら、救われることなんかないだろうし、捨て身で直輝を裏切ることもありそう。

 

コアラの着ぐるみの中身は誰かなあ。

直輝とレンの写真を撮ってあずさに見せたのもコアラの着ぐるみだったはず。

あの中に入っていて驚くって、もう森島哲也くらいしかいなくない?と思うんだけど。

白骨遺体なんてどれだけでも誤魔化しようがある。自殺と判断するくらいなんだから。

 

 

 

今週のちょっとガバ

もしかするとレンやリコが昔から習い事をしていた話でも出てくるかもしれないと思っていたが、潜在能力だと言われてしまった。

いくら潜在意識が暴れることを求めているからって、元々の身体能力がなければあんなに動けるもんじゃなくない?

もしくは、目覚めたら全身筋肉痛くらいの表現はあっても良いのでは?

 

まさかどっちもやってない?

証拠とか…何もない?いやどうせ自作の自白映像流されてたから結果的には動画撮る必要はなかったけど、そういうところ意外と甘いな、と思う。

夢にまで見たボス戦なのに。

 

 

 

実況中のツイート

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