つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

ルパンの娘第7話感想〜「愛」として100点満点〜

主観による評価

★★★☆☆

 

マジで、「愛」としては満点。警察としては落第点。

約束を破ったことを責めることより、とにかく必ず守ることの方が優先されている。

かずくんは、先週のラストからもう、難しい運命だとしても最優先事項は華と決めている。

自分の中での優先順位をつけられて、とにかくその順番通りに守ろうという気持ちが言動や行動にしっかり表れる。

これが、どんなに愛していても恋人という「枠組み」で見ていたらまず「どうして泥棒をしたんだ=どうして約束を破ったんだ」という言葉が出てきたかもしれない。恋人としての約束事は、相手と続けていきたい以上は守るものであることが多い。

でもかずくんは恋人という枠組みを外して華そのものしか見ていない。恋人だからじゃない、華だから守りたい。

「恋人は守るもの」と考えているのではない。「華を守りたい」と考えている。

これは、たとえば華が(ジュリエットのように)死んだふりで警察に死んだと誤解させて、法的には死んだまま生きていくことになった場合、肩書きとして結婚できなくても一緒に居られるならいいという考えに至ることができるのではないだろうか。まあロミオとジュリエットになぞらえてしまったらここでかずくんは死ぬのだが…。

 

 

ただ、一緒に生きさえすれば2人は心置きなく幸せになれるのだろうか。

どちらかの信念を曲げなければ一緒に居られない以上、今のままでは難しいだろう。華は、人を救うことができるなら泥棒をするし、かずくんは自分のすべきこととの間で板挟みになるしかない。

桜庭家との因縁が一体どんなものなのかによって2人の未来にも違いが出てくる。桜庭家との因縁によっては光が見える。というよりその可能性に賭けるしかない。

たとえば実は桜庭家もLの一族で、大昔に義賊として人を守ることを選んだものはLの一族に残り、泥棒としてではなく治安を守る者として警察になることを選んだ者はLの一族を抜けて桜庭家になったとか。捜査一課を異常なまでに求めるのは、泥棒という方法を選ばずとも徹底的に悪者を排除できるから。下で燻っていては望むように治安を守れないから。義賊を抜けたからには完璧に治安を守りたかった。そのためにはトップに上り詰める必要があった。

この説が無理ならかずくんは記憶を失ってもう一度華に恋をしてください、ハイ。

 

 

華も、盗んだものを飲みたくないかずくんを守って飲んであげるあたり、本当に愛…という眩しい気持ちになった。相手の信念を大切にできる。多分守られることより逃げることを選んだのも、「泥棒を庇う」というかずくんを苦しめるジレンマから解放したかったという部分もあるだろう。警察を誇りに思うかずくんが好きなんだ。自分と敵対するとしても、そういうかずくんを好きになった。

幸せになってほしいなあ。

 

最終回までまだあるのに、こんなに簡単にバレて、ここからずっと逃亡劇なのだろうか。

先週の…なんか怪しいライバルグループと、何故かLの一族を殺そうとする上層部の人間。

この辺りの謎が解けたら、意外とハッピーエンドが見えるのだろうか?

 

余談。

もの足りねえ〜!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

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