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アライブ がん専門医のカルテ第6話あらすじ要約感想〜弱く見える女、強く見える女〜

梶山先生によって、苦しみから救われた恩田先生が、今度は梶山先生を支配される苦しみから救う、女と女の支え合いの物語なのかな、と思った。

 

前回の感想

 

 

 

第6話要約

  • 診察室で、高坂(高畑淳子)が「自分が執刀医でいいのかと梶山先生に聞かれた」と話すと、仲良しのはずの恩田先生が「執刀医はまだ変えられますよ」と言う。恩田先生が梶山先生をオススメしたのにと不思議に思う高坂
  • 退職願を出す梶山。「オペを待っている患者さんがいるから最低限の責任は取れ、そもそもなぜやめるのか」と聞かれても答えられない
  • 関河(三浦翔平)は匠の手術の第二助手に呼び出され「本当のことを言いたかった、梶山先生のせいじゃない」という証言を得る(前回記事を差し止めたのは、本当のことを言いたいという連絡が来たため)。しかし術後にCTを撮ってない(わざと撮らなかった)ため証拠はない
  • 第二助手はオペの後匠の担当を外され、自分の家族を守るためにも黙っていた。しかし関河が問い詰めると、罪悪感からもう一度調べてくれそうな様子
  • 須藤は次期教授最有力候補。最年少教授になるなら身辺には気をつけろと言われるも、埃は出ないようにしていると笑いながら答える須藤
  • 病院では、弱っている患者に「がんが消える水」を勝手に配る民間療法の団体が問題になっている。ただの水なのに5000円。恩田は「弱ってる人につけこむなんて許せない」と憤る(私情がこもっているからか腫瘍内科のメンバーがびびるような表情)
  • 恩田先生は、若い女性(土方さん)にステージ3の胃がんを告知。根治の可能性はあるため、まず術前化学療法(抗癌剤)、それから手術と説明すると、患者の父親が「抗癌剤はダメだ!身内もみんな抗癌剤で死んだ」と反対。娘は「昔の抗癌剤とは違うらしいし私頑張るから」と答える

恩田「告知は昼間の明るい時間帯。家族がいるなら立ち会ったほうがいい。一人で受け止めるには勇気がいる」

結城「家族に言いにくい人もいるんじゃないですか」(佐倉のこと?)

  • 佐倉、病院で結城を見かけ、話しかける前にリップでちょっとオシャレにしているときに、髪が抜けることに気づく。覚悟はしてたけれど辛い
  • 梶山は高坂のCTで腹水と思われるものを発見し、緊急カンファレンスを開く。梶山が手術延期した方がいいと考えていることを察し、無理な手術は避けたいと冷たく言い放つ恩田。梶山は冷静に恩田を見られない。周りの医者も心配する。このオペが高坂の生きるモチベーションになっているから、腹水のせいで腫瘍を切除できなくても、手術はしてほしいと言う恩田
  • 佐倉は、髪が抜けなくなる薬が欲しいと言うが、それはないと恩田に言われる。恩田は佐倉のウィッグを褒め、結城にも同意を求めるが、佐倉がウィッグを気に入っていないことに気づき、結城に席を外させる。女同士でウィッグの話をする二人。佐倉の職場では、隠しきれてないけど、誰も何も言ってこないらしい。自然なウィッグはかなり高額
  • 土方さんの両親は、抗癌剤治療ではなく腕がいいと噂の梶山先生に手術をして欲しいと恩田に懇願する
  • 高坂に、本当に執刀医が自分でいいかを聞く梶山。不安な人に任せられないから笑っていなさいと言われ、涙する梶山
  • 病院の廊下で偶然、抗癌剤治療の副作用にに耐える佐倉を土方の父親が見つける(結城が駆けつける)。抗癌剤の副作用で苦しむ姿を目の当たりにし、今まさに抗癌剤を打とうとしていた娘への投与を無理やり止める
  • 土方本人が、「病気になってごめんなさい、親より先に病気になるなんて順番を間違えた」と謝罪し、投与は中止
  • 土方家は、抗癌剤を使わない民間療法のフィルピースで治療したいと言う。がんが消えるサプリメントを販売しており、がんが消える水もこの会社のものだった
  • 民間療法に傾倒する患者を心配する腫瘍内科のメンバーに、阿久津先生は「全ての民間療法を否定することはできない。僕ら腫瘍内科医がもっと信用される必要がある」と声をかける
  • 娘が傷つかないと親が気づけないことを嘆く結城は、恩田と共に、抗癌剤治療に安心して臨んでもらえるように資料を作る
  • 資料を渡し、土方の父親にもう一度説明する恩田。民間治療の5割は亡くなることを伝えると、「大事なのは確率じゃない!こっちにはたった一人の大切な娘なんだ!何を選択するかはこっちの勝手だ!」と怒られる
  • 恩田は関河記者と会って話す。匠の手術で医療過誤があったのは事実だが、まだ調べることがあると言う関河。また、梶山自身父親を医療過誤で亡くしていることを恩田は知る
  • 高坂のオペの日。オペがモチベーションになっていると恩田が言っていたことを梶山は思い出しながら手術を行うが、やはり腹水のせいで切除はできず、そのまま閉じることになった
  • 切除できなかったことを恩田に謝る梶山。執刀医が梶山でいいか迷ったが高坂が選んだのだから、術後の説明はちゃんとしてあげるよう目も合わせず頼む恩田
  • 梶山は須藤を呼び出し、恩田に本当のことを話したことを伝える。教授選前の大切な時期に申し訳ないと須藤の胸で謝る梶山、これ以上自分を責めるなと言いながら抱き返さない須藤
  • 術後、高坂は隣のベッドの家族が騒がしくて眠れないと睡眠薬を恩田に頼む。今後は継続的に抗癌剤治療をする方針を聞かされ、フィルピースの代表が逮捕されたニュースを恩田に見せる
  • フィルピース事件を受けて、土方の両親が恩田のもとを訪れ、もう一度娘を診るよう土下座して頼む。今からでも治療はできる、戻る選択をしてくれてありがとうと優しく寄り添う恩田
  • 匠が亡くなる前のCTを関河に見せられ真実を聞いた恩田は、梶山を呼び出す。土方のオペを頼むと、もうここにはいられないからオペの約束はできないと言う梶山
  • あなたを傷つけるかもしれないけどと前置きして恩田は梶山に匠のCTを見せる。亡くなる数日前当直医が撮っていたものを、第二助手だった人(関河に証言した人)が入手した。梶山の位置からは見えなかった縫合部位があったせいで起きた事故で、原因はこの縫合をした(狭窄を作った)須藤だと言う恩田
  • 梶山は、「縫合部位はそのままで」と言われてから残りのオペを任されたことを思い出す
  • 梶山が悪いわけじゃなかったのに酷いこと言ったことを謝る恩田。梶山は混乱するが、須藤を調査委員会に調べてもらうと恩田に言われると、強く拒否した

 

 

 

主観による評価

★★★★☆

 

一見、恩田先生の方が弱い…というか、周りに頼りながら生きていく人に見える。梶山先生は一人でかっこよく強く生きる現代の女!に見える。

でも実は梶山先生の方が内面は脆くて、誰にも頼れずにいる。恩田先生は依存先を複数持っていて強い。だから、悲しくても苦しくても日常生活を送ることができる。

弱く見える強い女が、実は強く見える弱い女の精神的支柱になるの、本当に好きだな…。

委員会に報告すると言った恩田先生にすぐに「ダメ!」と言った梶山先生は、須藤先生の将来のことを考えているのか、知らず知らずのうちに須藤先生に支配されて須藤先生がいなくなったら心の内を曝け出す人がいなくなってしまうと思っているのかわからないが、恩田先生にはそれを打ち破る存在になって欲しい。

梶山先生一人では打ち破れないものだろうから。

 

全体的に、結城くんが恩田先生の姿からあらゆるものを学ぼうとしている姿勢がすごくいい。

常に意味深な表情なんだけど(笑)

腫瘍内科での研修を経て、第一志望腫瘍内科になるのかな☺️

研修医の役割ってそういうものであることが多いし(笑)コウノドリもそうだったよね?

 

 

 

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