つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

知らなくていいコト第8話あらすじ感想〜野中お前まさかまだ最低を更新できるのか!?〜

編集長、仕事できるし大好きだけど、

私はケイトにも編集長にも「傷つく人がいる可能性」を考えずに決断を下して欲しくはないなあ〜!!!!

 

 

前回の感想

 

 

 

第8話あらすじ

  • 病室で襲撃事件の記事を読んで、ケイトが刺されたときのことを思い出す尾高(自分の優先順位に気付かされているのだと思われる)
  • 襲撃事件は大スクープで、テレビではケイトの顔まで報道されている。一部雑誌では美人記者とも。(週刊イーストのやり方も悪い!と言うテレビもいる)週刊イーストは爆売れしているが、負傷者がいるから笑えない編集長
  • 福西がやっとネタを5つ出す成長を見せたネタ出し会議が終わり、ケイトがいなくてしんみりしているとケイトが会議室に現れる。右腕は刺されて使えないが元々左利きだから大丈夫。ラーメンを食べているとき、ネットでも顔バレしたことでケイトに気づいた店員からのリークで、スープが市販の水炊きスープを使っているという偽造スープネタを引っ提げてきた
  • スープを流用する写真、直撃インタビューを編集部に持って帰り記事を書こうとするが、編集長に代議士の金庫版の自殺の取材を命じられる。全て自分がしたという遺書を遺したが、消えていた3ヶ月分の帳簿を探して記事にしろと。編集長は、副社長に「お騒がせな真壁を異動させろ」と言われていた。上の奴らをこの記事で黙らせろと言う編集長。ケイトもイーストを追い出されたくないと奮起し取材に出掛けるが、街中の女性に自分を刺した女の幻覚を見る
  • 金庫番・相田の家へ行くと、奥さんは警戒して話してくれない
  • 右腕が使えなくてペットボトルの蓋も開けにくいケイトは、母の遺影に話しかける

刺されて入院するし、上から厄介者扱いはれるし、帳簿は見つからないし、PTSD気味だし、尾高さん奥さんいるし、赤ちゃんもいるし、ねえ、どしたらいい?

  • 尾高から明後日退院するとの電話。「一人で怖くない?」と尋ねる尾高に、「一人慣れてるから」と言いながら、「前から人が歩いてくると刺されそうな気がする」と弱音を吐くケイト。尾高が心配すると「心配されるほどじゃない」と強がるが、それを見抜くように「心配するよ」と返す尾高
  • ケイトが出社すると、騒がしかった編集部が一瞬で静まる。ネットで顔バレしたからまた何か記事でも出たのかと呑気なケイトに編集長は「これ見たか?」とノトアの娘であることを載せた記事を見せる。顔色が悪い野中
  • ケイトの謝罪を一蹴する編集長

編集長「この記事を無視するためにも聞いておきたい。ケイトの父親はノトアなのか?でっちあげなのか?」

ケイト「本当です」

編集長「そうか!わかった!」

編集部に向けて

編集長「はい注目!ここに書いてあることは本当だ。しかし我々の仕事は何も変わらない。今まで通り普通に仕事をしてくれ。大事なのは、何も変わらないという姿勢だ。」

編集長「ケイト!仕事でこんなことは吹き飛ばせ!」

  • 副社長に呼び出された編集長は、出自は関係ないことと、真壁ケイトの人権を堂々と守ることが出版社としてすべきことであって、あんな記事に屈してはならないと主張する。売り上げが下がったら異動だと脅されるが、真壁ケイトは売れるスクープを出すとあくまで信じる編集長に、「自信を持ちすぎだ。いつか足をすくわれるぞ」と副社長。「すくわれるまで走ります」と返す編集長
  • Twitterで自宅を特定されても相田家に取材に行くケイト。バスの中で隠し撮りされる。相田家で取材を断られたケイトを、真相スクープ、その他週刊誌が囲む。困るケイトを見た相田の妻はケイトを家に入れる。なぜ招き入れたのか尋ねると、「今のあなたのように、犯罪者の家族として追われた経験をしたことがあるからです。わかりました?追われる方の気持ち。だから、私のこともう追いかけないでください」と拒絶される
  • 相田は蜥蜴の尻尾切りで死ぬ羽目になったのに名誉回復しなくていいのかと尋ねるケイトに、何を言っても夫は戻ってこないからと答え、勝手口から帰れと言う妻。せめて書斎を見せてくれと頼み込み頑張って探すケイトを見つめる妻
  • 編集部に戻ったケイトを見てあからさまに隠れ、床の探し物をするふりをする野中。恋人に一緒に探すと言われてイライラしながら断る
  • ケイトは福西の偽造スープ記事の様子を見ようとするが、みんなで指導するから早く帰って寝ろと言われる。「みんなが普通に接してくれて、優しくしてくれて、それが…ありがとう」と泣くケイト。黒川は「何をしおらしいこと言うてんねや!」と照れ隠し。ケイトが帰る時も床の探し物を続ける野中を見るケイト
  • 編集長は尾高の病室にノトアの件を知っていたか聞きにくる。知っていたと答える尾高。これを知ったから野中とケイトが急に別れたのか、バラしたのが野中ならこの先辛いだろうと慮る編集長

尾高「でも野中だって、こんなことしてなんの得になるんですか?

編集長「でも、目の前で尾高がケイトを守るのを見たら意味不明に不愉快ってこともあるかもしれないよ?」

尾高「だからって、こんな雑誌にチクりますかね?」

編集長「俺にはわかるよ、そういう、闇に堕ちる気持ち。」

  • ケイトのマンションに戻ると、全戸のポストに雑誌の切り抜きが入れられており、他の住民がケイトの噂をしていた。帰宅できず真っ暗な編集部に戻る。尾高から、ネットで自宅が特定されているからしばらく尾高のスタジオに泊まれとメッセージが届くが、大丈夫と送ろうとして涙が止まらないケイト
  • 仮眠室で寝たケイトが目を覚ますとベッドの上段に福西が寝ていた。ラーメンの記事は小野寺に引き継いだとドヤ顔をする福西を見て力が抜けるケイト。相田の妻の親の建設会社に取材に行くと、相田が亡くなってから業績がいいと言う。ちょうど孫(編集部の調査では頭が悪い、相田の息子)の大学合格の一報が届く
  • 退院した尾高が編集部に訪れると、ヒーロー登場のように盛り上がる社員。野中がトイレに逃げ込み顔を洗って部に戻ろうとすると尾高に別室へ連れ込まれ殴られる。「俺が背中怪我してて良かったな」と言い去る尾高に、「もう二人で会わない方がいいですよ!尾高さんとケイトさんの不倫がバレたらもっともっと大変なことになりますから!」と壊れたように笑う野中。顔が腫れたから早退させてもらう
  • 相田の妻の実家の取材を報告するケイト。家業は潰れかけてたけど相田が死んだ途端市が入札してくれたのは、妻とその実家、アホな息子の私立入学全ての面倒を見るから死ねと言われたんだろうと予想する編集長。妻への愛から察するに、帳簿は残しているだろうと推測するケイト
  • 編集部でケイトが髪を乾かしていると編集長が帰社。自宅が物騒だと言うケイトにポケットマネーでホテルをとってあげようとする編集長。ケイトは固辞。怪我でお酒は禁止だがソフトドリンクとビールを飲みながら話す二人

編集長「ところで、尾高とケイトはどうすんの?言いたくなきゃいいけど。」

ケイト「いや、岩谷さんに聞いてほしいです。」

編集長「ケイトをかばって刺された尾高を見て、編集部全員思ったよ。尾高はケイトに惚れてるんだなって。尾高の気持ち考えると涙出そうになるわ。」

ケイト「私も嬉しかったです。」

編集長「一度しかない人生、自分の思い大事にした方がいいんじゃないの?」

ケイト「それができたら…。でも、刺された日、赤ちゃん抱っこした奥さん見て、尾高さんの病室に入っちゃいけない気持ちになって。」

編集長「尾高はどう思ってんだ?」

さりげなく両立なんかできないと言われた日を思い出したケイト

ケイト「そのあと刺されて、ゆっくり話をする機会もなかった。」(不倫を察しているという前提で「そのあと」と言っている?)

編集長「あいつの気持ちは決まってるだろうな。奥さんには悪いけど尾高はケイトを選ぶつもりだよ。あの優しい尾高さんにそんなことできないと思ってるだろ?でも決めるときは決める男だよ。どっちつかずの方が不誠実って思ってる。」(意訳)

ケイト「でも私が奥さんだったら…。」

編集長「そういう綺麗事はいらないんだよケイト。ケイトはケイトらしくまっすぐ尾高を求めればいい。配慮じゃなくて、まずは自分の思う人生を求めろ。」

  • 話したあと、ケイトは尾高に電話するが出ない。自分の求める人生の前に帳簿帳を求めるケイト
  • 朝早い木嶋の言葉をヒントに、妻の飼う犬の首輪に証拠があると考え相田家へ行き首輪を外すケイト。中にはSDカード。中身を読むと、「これが読まれるとき私はこの世にいないだろう」という相田からのメッセージと消えた帳簿のデータ
  • 相田に与えられた選択肢は二つ。一つは、警察に全て正直に話し、全て破滅すること。もう一つは、代議士への賄賂を自分で使ったことを遺書に書いて死ぬこと。そうすれば代議士は安泰、他の全ての面倒を見てもらえる。家族の平和を守るため犬に託し、相田は死を選んだ。帳簿と手紙は微かに残った正義の心だった。表に出すかどうかはこれを見つけた方の判断に委ねると書かれていた
  • 妻の意思を尋ねるケイト。「こんなことをするなら、なんで生きているときに言ってくれなかったのかな」と泣く妻に、家族の命を守るためではと返すケイト。命をかけて自分と息子を守った夫を思う妻は、週刊イーストで公にすることを頼む。ケイトは、息子の大学入学は取り消され実家への影の援助もなくなる可能性があるがいいのかと尋ねる

主人の最後の正義心を尊く思わなければ妻になった意味がありません。息子は身の丈にあったところに行けばいいし無理なら働けばいい。実家も私も命を奪われるわけじゃないから。

  • またもやケイトの大スクープに。副社長に呼び出された編集長は褒められて「真壁の記事です」と返す。異動はさせないが手記を書かせると言う副社長。ノトアの出所写真で叩かれたことを逆手に取ると言う。東源出版は逃げないという姿勢を示す、それがお前のやり方だろうと言われる編集長
  • 尾高はノトアを連れて東京の街を歩く

 

 

 

主観による評価

★★★☆☆

 

出自がわかってもみんながフラットに接してくれることから、普段ケイトがいかにイーストに貢献していかにみんなから信頼されているかが分かるよね。

野中の憂さ晴らしは多分そのせいで中途半端になるだろうけど。

でももう野中にはこれ以上何もしようがないんだよね。不倫ばらしたところで、編集部はみんな知っているし。もはやかわいそう。

バレても優しくされるケイト、ヒーローの尾高、惨めな野中の対比がえげつなかった。

 

それにしても編集部、みんな尾高とケイトの仲を察してて笑っちゃうよ。

火曜9時の10の秘密でも言っていたけど、隠しきれない秘密ほど罪深いものはないんだよ。

そもそも「自分がここで元カノという立場の人を庇って死んだら残された妻と子は?」と考えたらあんなに向こう見ずな行動は取れない。

つまり、冷静に考えられないくらいケイトに本気ってことなんだよね。優先順位なんかとっくに入れ替わってるんだよ。

だから編集長の言うことは正しい。

尾高さんは、とっくに心はケイトに決めてる。

 

まあそんな不倫クズ野郎は置いておいて。

編集長マジ最高すぎない?

仕事できる、ポケットマネーで部下に宿与えようとする、部下を庇う、部下を偏見の目で見ない。上司にしたいランキングNo. 1か?佐々木蔵之介のガワに加えてこのハイスペ?ずるくない?

しかも、「誰がノトアのことをリークしたのか?」を尾高と話す編集長、推理1億点で当たってるからね。

バラしたの野中だし、野中とケイトの別れの理由もこれだし、「目の前でケイトを庇う尾高を見たら意味不明に不愉快」もその通りだし。

しかも、クソッ野中の野郎…って感じじゃない。バラしたのは野中だろうとわかっていても詰め寄らない。責めない。闇に堕ちる気持ちにさえ同情する。

よく考えてみると、この編集長は、自分のイライラを部下にぶつけない。怒らない。叱るだけ。

そして、自分の正しさを押し付けない。

世間的な「正しい」も「正しくない」も自分が決めるものじゃないと思っているからこそ、ケイトの不倫も、野中のリークも自分の一存で断罪しない。

だから週刊イーストを引っ張っていけるんだろう。(尾高さんの奥さんの痛みを考慮しない鈍感さと隣り合わせだけど。)

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これはヤフコメだけど、多分編集長は脚本家の価値観を体現した存在なんだろうなと思う。代弁者。

いずれにせよ、自信を持つには十分な有能さだよ。副社長は黙ってて。

 

尾高さんは別れるのか?

ケイトは心に従って尾高さんを欲するのか?

個人的には、尾高さんが別れるかどうかはどうでもいいけどケイトは一人でも生きていける、一人で生きていける自分になりたい、みたいに立ってみてほしい気持ちもある。

編集長と話したあと、尾高さんと話して自分の求める人生の結論を出す前に帳簿帳を求めたケイトは、それができるとも思う。

でも、後ろ指差されるけどこの道を選んだのは私たちだから正解にしていこうねって、少しだけ後ろめたい幸せを二人で掴む終わり方もちょっとモヤモヤが残って嫌いじゃない。

 

尾高さんの気持ちがケイトに向いている以上、現状維持が最適解とは言い切れないから、この二人に用意された結末が何なのか、最後まで見守りたい。

 

 

 

重岡の未来に幸あれ

先週もこんなん書いたけど、今週も清々しいまでのクズを演じきっていて素晴らしかった。

今回のボコられたシーンも、なんかもう本当に腹立つしみみっちいし卑怯者だしクズだしマジで死ね!って思う役を演じきっていること、すごいなと思う。

あそこにいたのはキラキラアイドルが恋のライバル演じました☆じゃなくて、はい。人としてクズです。って感じのクズ人間だったからね。

「どこか憎めないやつ」とかじゃないもんね。憎い。普通に。

重岡の顔を見たときの好感度をかなぐり捨てたのはすごいと思う。

ヤフコメもこんなんだからね。↓

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「いい役者さんですね☺️」みたいな感じじゃなくて、「しばらくCMでも見たくない」みたいなレベルまで嫌われ役に突き抜けるって、なかなかできることじゃない。

カルテットの吉岡里帆も、ヤフコメで同じような評価だった(笑)

色んな役がくるといいなあ。多分本人も役者に力を入れているんでしょう。

 

 

 

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