つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

アンサング・シンデレラ第6話感想〜辛さを相対評価するな〜

俺らの刈谷さんの過去が見られてhappyだぜ。

 

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★☆☆☆

 

相原が、病気の重さで比べたとき、葵は病気に大小はないと言った。

病気は相対評価ではなく、その人が辛いと感じれば辛い、辛くないと感じれば辛くない、絶対評価で考えなければならない。

片足を失った人に、末期癌の人が「私の方が辛い」と言うのも、その逆も、比べられるものではないから意味がないのだ。

葵がそういう考えをしていることは素敵だなと思ったのに、最後は早苗さんの環境を恵まれない人(本当に関わる人のいない孤独な人)と比べて恵まれていると評価したのがとても悲しかった。

最終的に早苗さんに響いたからいいものの、他人と比べて自分の持つものが多いとしても辛さは変わらないのだから、このドラマを見て、

「もっと辛い人だっているんだから、弱音吐いていられない」

「辛いけど、恵まれてるんだから感謝しなくちゃ」

って考えてしまう人がいないといいなあと思った。

自分の辛さを相対評価しなくていいんだよ。不幸だって感じたら、不幸だって考えていいんだよ。周りにどんな人がいたとしても、あなたが感じたことが真実なのだから。

 

あと、薬剤師が患者のインスタ見るのってどうなの…!

いや、実際調べてる人いると思うよ。でもさ、それ言っちゃダメなやつ…患者としては不安になるやつ…。(それこそ、嘘ばかりつく患者の本当のことを知りたくてこっそり調べていた人がいたとしたら、このドラマで方法を潰されているのでは…とも思う。)

もちろん患者が嘘をつくのはよくない。良くないけど、プライベート探りました!あなたのいないところで!って言われたら怖くてその病院使えなくなると思う。 まあ、今回の患者さんは気にしてないようだったけど(笑)なんでやねん!

 

今回、「避妊薬のイメージが強くて」ってセリフがあったから、ピルの避妊というイメージを変えるのかな?と思ったけど、そこまでは踏み込まなかったな。医者ドラマじゃなくて薬剤師ドラマだからできることだと思ったんだけどな。

私は4年くらい低用量ピルを飲んでいたので、色々思い出しながら見た。

↑この展開にはならなかった(笑)

 

その代わりに、「生理」に関して男性医療従事者の言及しにくさにこっそり触れているように思った。

瀬野さんが、薬剤師なのに生理のこと口にするのちょっと困ってて、一度は中学生じゃないんだからと思った。

でもたぶん「男性薬剤師はヤダ」って人もいて、仕事があんなにできて冷静な瀬野さんでさえ言い淀む、男性医療従事者の大変さを証明してくれたのかもしれない。

 

ところで、患者の既往歴などについて詳しく調べるのって医者じゃないの?

全ての責任を薬剤師たちが感じていて、いや普通に医者のせいって場面もめちゃくちゃあるやろと思った。

 

あと、私は特に地方に関しては、ヤブ医者が必要な場面もあると思っている。

私も都会じゃないので、ちょっとわかるんだけど、本当に高齢者の溜まり場になっている病院はめちゃくちゃ多い。

彼らは、病気で来ているだけではなく、人と交流するために来ていることも多い。自分にコミュニティがあるという安心感がそこにはある。

病気を治すより必要なことがある病院もある。長崎先生はその役割を果たしているんだなと思った。 まあ、長崎先生についてはちょっと不器用だなとも思ったけど。

もうちょっと簡単にごまかしちゃえばいいのにね。そういうことしないから、早苗さんも長崎先生を信用しているんだろうな。

 

最後に。毎話気になってたけど、西野七瀬推しは民放ドラマでやることなのか…と思った。

いや私は西野七瀬の顔がめちゃくちゃ好きなので、魅力的なシーンはいくらでも見たいけど、なんか露骨に推してるのがちょっと苦手。

西野七瀬の魅力を伝えよう!という気持ちがこちらに見えてる。もうちょっと隠して欲しいな(笑)

 

 

 

実況中のツイート