- はじめに
- 綾野×星野×塚原インタビュー
- 岡田インタビュー/オフショット
- 橋本インタビュー
- 麻生インタビュー
- キャラクター解説など
- 野木×新井インタビュー
- 各話解説
- 菅田インタビュー
- "バディ"QUESTION
はじめに
発売日翌日、MIU404公式メモリアルブック届きました。わーい!
これ以上遅れたらam͜a͉zonに詫びMIU404を1話分請求するところでした。
命拾いしたな…ククク…。
Amazonプライム会員だし、予約もしたのに、未だに郵便局にも届いていなくて明日手に入るかどうかすらわからないの本当に辛いので詫びMIU404 1話分ください そしたら許します
— つちや (@twottyeah) 2020年9月26日
ちょっとカロリーが高すぎて、全然読み進められず。びっくり。
10:36に読み始めて、12〜15ページで11:43までかかりました。1時間読んで休み、1時間読んで休み、全然終わりませんでした。4日かかった!
消化が追いつかない!!
今までアニメやゲーム、漫画などのファンブックなどよく買ってきたし、サクっと読んで楽しんで、また1年くらい経ってから読んで、漫画の展開が進んで読んで…って感じだったので、初体験。
たった1冊の本なのに熱量がすごい。
役者や脚本・監督の話を楽しみに読んだのに、衣装さんや美術さんにも感情を向け始めたから疲れたのかな。多方面に向くと…。
俳優さんも、哲学を持っている人たちが多く、読み応えありすぎました。疲れてしまった。ドラマ終わってもまだ頭使わせてくる〜も〜happy〜kiss...
メモリアルブック、面白いんだけど咀嚼に超絶時間がかかる 単純にカロリーが高いwwwほんとは今日中に読み終わってparavi見ようと思ってたけど厳しいな カロリーが高いのに消耗がすごい これは実質MIUダイエット
— つちや (@twottyeah) 2020年9月27日
全体的な感想としては、役者、脚本、監督、演出、衣装、全てに好意的になる。
そのせいで読み飛ばせるところがなく、疲れるという(笑)
全ての担当者にリスペクトがあってすごくよかった。
各分野力を合わせた結果のドラマだったんだとよく理解できました。ドラマの中と同じように、チームワークの結晶だったんですねえ。
以下、項目に分けて感想をまとめます。
メモリアルブックに書かれたことについての私の感想にすぎず、本に書かれたことを伝えるつもりで書いてもいないので、これを読んだだけでは当然本の内容は理解できません。
あくまでメモリアルブックを読んだ人が読めばわかるかな?ぐらいの内容です。
メモリアルブック読んだのに意味わかんねーよ!って場合は私の力不足です。すいません。
また、考察というわけではありませんのでご了承ください。本そのものが考察みたいなもんですから…。
最後に、ちょっとだけ注意?
私はMIU404のことは大好きだしこんなにハマったドラマも珍しいくらいハマってはいるけれど、この世の最高傑作ドラマみたいには思っていないので、「思ったよりテンション低くね?」と思われる方もいるかもしれません。
ドラマという媒体そのものに魅力を感じているタイプなので、MIU404が最高だからって他のドラマがクソに見えるわけではないというか、こういう意味でMIU404が好きだけど、ああいう意味であのドラマが好き、ぐらいというか。
たとえばMIU404は面白いけど、たまにセリフが漫画的でドラマチックすぎてちょっと恥ずかしくなることもありました。
だから、この程度の感想か、と思われる項目もあるかもしれませんが、「一人のドラマ好きの好きなドラマの一つ」だと思って熱量を測ってもらえると嬉しいです。
綾野×星野×塚原インタビュー
みんなメロンパン号好きだなw
寂しいけど、私はメロンパン号じゃなくてよかったと思う(メロンパン号のままだったらそれはそれで私もメロンパン号好きだから喜んだけど)。
ゼロに戻ったというか…リセットされた感じがするからかな。
中に乗る2人の関係にはちゃんと過程が残るけど、2人を取り巻く世界は今がスタート、ここがゼロ地点だから。
外側が変わっても2人が変わらないのがいいなと思って。
最終回の悪夢は、どちらがどちらのでもいいと思っていた。
志摩が、「伊吹にとっては俺が死ぬことが悪夢」と考えているのもいいし、シンプルに伊吹が「志摩が死ぬことが悪夢」と考えているのもどちらもよかった。
どうやら後者だったらしい。
綾野剛が最終回台本を読んだ時の印象、めちゃくちゃ言語化がうまくて、伊吹とは全然違うなと思った。
当たり前なんだけど、やっぱMIU404終わってから見る素の綾野剛が伊吹と全然違ってて、落差で酔いそうだったから、本当に違う人なんだなって気付かされる言葉だった。
これについては私が感想を書くのも恥ずかしい。とにかくここだけ何度も読んだ。
MIU404最終回のメッセージをめちゃくちゃ端的に表現している気がする。
その後の星野源の「歯切れが悪くなってしまう表現が多い中で(略)エンターテインメント化して、ちゃんと今の社会と結びつけた」もその通りだと思った。
社会風刺だけだとつまらないけど、エンタメに昇華して物語の中でメッセージを伝えているんだよね。
車の中で横顔を撮影したとき、隣の席にカメラマンが座るというのは当然ながらドラマを見ていては想像できないので驚いた!
シーンを並べてるだけなんだなあ。
カメラの存在を感じさせないつなぎ方ができるんだからドラマってすごいなあ。
メモリアルブック どうでもいいこと(p13) https://t.co/DO4KuwZJLW
— つちや (@twottyeah) 2020年9月27日
星野源が、8話を例にして野木脚本が信用できる理由を「心情的にはガマさんだと言うことが感じられるところ」と言っているのがすごいよかった。
それでいて主人公たちは警察だから肯定しない。
人の気持ちと職務としての正義、どちらも持っていていいし、そういう警察官も現実にはいるんだろなと思ったし、物語として両立しているの好きだ。
清廉潔白×ヤンチャじゃなく、人×人なんだなと改めて思った。
真面目な人が悩まないわけじゃないし、ちゃらんぽらんな人が深く考えることがないわけじゃない。人は白か黒かではなく、グレーのどこかにいる。
伊吹と志摩も、凸凹コンビに見えることもあり、それも間違いじゃないんだけど、ある瞬間を切り取れば似た者同士になる。
例えば志摩が「何してもいい」気分に寄って、伊吹が「ちょっと抑えよう」という気分になったときに、グレーの中でも同じ地点に到達する瞬間がきっとある。
凸凹でも似た者でもなかったんだろうなあ。
そうやってカテゴライズするのやめた方がいいな私。反省。
綾野剛の「1発しか撃たないのはドラマっぽい」のバランス感覚も、「6発では済まないでしょう」の感情移入も好きだし、「罪の重さは重力を失う」ってクレバーすぎない?
考えながら俳優やっててめちゃくちゃ好きだな。バラエティで見えるお茶目なところも好きだけど、この人俳優という仕事に真面目に向き合ってんだな…。
「ウイルスの擬人化」のくだりも繰り返し読んだ。綾野剛の言葉めちゃくちゃいいなあ。
私は志摩の言葉を「誤解する余地を与えない」と思っていたけど、綾野剛の表現の方が優しくて的確だと思う。
画角や色合いで感情を表現するのめちゃくちゃドラマとして好きだな。
モノローグが多いコメディも好きだけど、このドラマはコメディではないから。
そうか、そういうのも演出の力なんだな。
過多でも不足でもなく、必要最低限の感情の発露となる表情を使うの、プロの技だなー。
星野源がそれを信用して、台本にない表情をしたのもすごくアツイ。
制作チームの熱と一体感が上がっていたことがよく伝わるエピソードだと思う。
台本を追いかけるだけじゃなく、自分たちの中にキャラクターを落とし込んで演じる星野源と綾野剛を制作側も信用していたんだなあ。
(後で岡田くんのインタビュー読んだ時、台本はあくまで骨であって、肉付けが当たり前だったんだとわかった。)
それが「それぞれの人生を生きているみたい」だったんだろうな。
メモリアルブック(p15) 4ページ読むのに1時間かかってて草 https://t.co/n96YBSVr7B
— つちや (@twottyeah) 2020年9月27日
締めの綾野剛の言葉も素晴らしいな。良さを表現することができない。
岡田インタビュー/オフショット
岡田くん、俳優としての成長期なんだろうなといろんな作品見てて思うから、彼の現実に重なるいい役だったんだろうなー。
アドリブ一つにも勇気が必要だったのに、九重を魅せる力のある陣馬を魅力的に見せるためにどうしたらいいかまで考えてたなんて、刺激的な現場だったんだろうなあ。
「できなかったことを…」というくだり、涙が出る。
自分自身働いてきてこんなふうに思えたことがない。未熟だ…。
次のじゅんさんのインタビュー見て思ったけど、相棒が歳離れてるからこそ岡田くんも自分のことに集中できたというか、これが同世代のコンビだったら2人で主役にしがみつくのに必死になっていたんじゃないだろうか。
ついていくのに必死だと多分内省する余裕がないというか。
自分を既に確立している人と組むのは九重にとっても岡田くんにとっても幸運だったんだろうな。
彼のインタビュー全体として、未熟さを自覚して取り組んで課題を見つけた印象を受けた。
すごい真面目で仕事に対して真摯に取り組んでるんだな。
最後の質問への答え、すごく素敵だ。
MIU404全体についても言えると思う。
このドラマは素晴らしかったけれど、TBSはこれからMIU404を凌駕するドラマを作らないといけないんだろうな。少なくとも気合だけはそのつもりじゃないと。
休日のフォトストーリーすごく良かった。ananかと思った(笑)
キャリアならいつかいいとこのお嬢さんとお見合いとかするんだろうなと思うと胸がギュッとなる。
自由恋愛ならそれもそれでギュッとなる。リアコか?
橋本インタビュー
現実のじゅんさんと岡田くんの関係性を深める過程が、そのまま陣馬と九重に生かされていたのかな。
「最後のボタンが〜」のくだりとか、陣馬さんと九重くんの関係と同じように、役者の関係も柔らかく醸成されていたんだろうなと思えてにっこりしちゃう。
これだけベテランさんだから岡田くんも自分の成長に集中できたんだろうな。インタビューのどっしり構えてる雰囲気が他の人と全然違う(笑)
演技の固め方をしっかり持っているから。
その一方で舞台の人だから、ドラマらしさを学ぶことに対して謙虚で、素晴らしい役者さんだなと。ベテランとして周りを支えながらもやり方を押し付けない陣馬さんそのものだなあ。
役者としてはベテランだけどドラマの俳優として未熟という感覚が本人の中にあるから、準主役の立ち位置で程よい演技になるのかな…。(脇役でもベテランすぎて存在感ありすぎる人とかいるから…。)
麻生さんとの関係性も良いなあ。
麻生インタビュー
星野源に対しプライベートで「ファン」の気持ちがあるのに抑えて演技できるんだからすごいなあ(笑)
女性隊長の話すごい興味深い。
男性社会で男性を取りまとめる女性って勝手に「強い女」「弱さを見せない」って思ってるけど、普通の男の人がトップに立つことがあるように、特別に気の強くない普通の女の人がトップに立つことだってそりゃあるよなあ。
(警察という組織がそもそも気弱を足切りしている可能性はあるかもしれんが。)
私が麻生久美子を見るときは当然芸能人の顔でしかないけど、現実では1人の女の人で、一般人と同じような悔しさを味わうこともあるんだろう。脚本でいろんなこと考えたんだろうな…。
守る人がいるからこその強さが美しかったなあと思い出す。
キャラクター解説など
【志摩】
- 警察学校で警棒の使い方とか学ぶ様子めちゃくちゃ見たい。運転免許試験場時代の志摩も死ぬほど見たいなあ。
- 5兄弟の2番目!?!?!?!?お兄ちゃんだからゆたちゃんともすぐ打ち解けたのかなあ。弟の子供とかいそう。お年玉あげるのかな?かわいい。ていうか当たり前だけど志摩にもお母さんがいるんだな…。それなりに仲良さそう。
- 忙しすぎて女に振られてるのめちゃくちゃ理解できる。好き。
衣装の首元で色気の出し具合を調整していたのすごい。ドラマってチームワークなんだなあ。(色の対比自体はTwitterでも話題になっていたけど。)
脚本家や監督ばかりに目がいくけど、野木亜紀子先生に衣装のコーディネートは多分できなくて、みんなで補いながら作り上げていくのは、ドラマの中身と重なる。
【伊吹】
- 警察学校では同期なんだ。沢山いるのかな?同期というものがどれくらいの重みなのかはわからん。まあでも「同じなのに捜査一課!?」の衝撃は大きいよな。
- 9年も交番勤務だったのか。
綾野剛の衣装へのこだわりたまらんな。演技で生きている人だ…。誰かを演じることでいきているから衣装まで気になるんだ…。それでいて自分を見失わないかっこいい俳優だ…。
【その他のキャラクター】
- 変わらない陣馬さんがいるから変わる人たちが際立つんだろうなと思った。役もだし、衣装もだし。
- 桔梗と志摩10歳違うのたまんねえな。
【美術】
ドラマの制作費って、家具とか購入して高いってのもあるんだろうなと思った。
バラバラの椅子までこだわるのか。すごいなあ。現実をあえて生み出すって難しそう…。
【写真】
どれも素敵だなー。
コロナ禍で撮影したからこその一体感もあったんだろうな。
伊吹の部屋の写真の伊吹のだるっとしたTシャツ死ぬほど色気があってめちゃくちゃすき。
これ以上好きになりたくないので早めに結婚してほしい(笑)
【人物相関図】
志摩と伊吹の「相棒」の矢印バカでかくて笑った。
感情が強い。(真ん中だからだろうけども。)
野木×新井インタビュー
視聴者が「意味があるんじゃないか」「なぜこの年なのか考察!」とか言ってたことに深い意味がなかったのが笑えた。
オタク、深く考えることも、深く考える自分のことも好きだから、勝手に深読みするんだよな…すいません…。
塚原さん、頼もしいけど行き当たりばったりで面白い。3話で車のシーンが少なかった理由も。
井戸の話や予算の話でも思うけど、思ったよりも「物語の面白さ"だけ"追い求める」ロマンばかりではなくて、大人の事情でもストーリーを確定する要因になっていたのに、結果的に視聴者の深読みしたい欲に合致したせいで全ては意図的で物語の面白さのために必然的に用意されたものと扱われていたんだなあ。
この人たちが用意したものなら意味があるはずという勝手な期待が完成度の客観的な高さをさらに上げていたのかもなあ。
いや、期待しなくても面白さは保証されてたと思うんだけど、勝手な一方的な期待によって、制作側の意図せぬ底上げがあったんだろうなと。
私も、ネットで一切感想を見ずに視聴していたらあそこまで深く考えなかったかもなあ。
他の人が「意図がありそう」と言っているのを見て勝手にそう思い込んでそういう前提で意味を見出したシーンや小道具は絶対にある。
意味のないところから、勝手に。意味があるはず!つって。
深読みする勝手な人間であることを多分変えることはないんだけど、わりと視聴者の思い込みってこともあるというのは肝に銘じたいね。
カルテットの時間表示みたいな(笑)
MIU404にならない可能性もあったんだなー。
その場合は何だったんだろう?
それにしてもハッシュタグまで見越して…という手法はこれから流行りそう。
新井さんも私たちと同じ困惑をしてたんだなあ。なんか親近感ある。
そういえば綾野剛のテンション高い役ってあんまり思い浮かばないなー。おかしいくらいクールが多い気がする。
表情の演技は空飛ぶ広報室のときも大好きだった。普段そう見えないのに、本当に子犬に見えるからね…。
一方で星野源、おかしいくらい童貞役が多いから、志摩は意外ながらも適役だったね。
忙しすぎて女に振られるのあまりにもイメージ通りすぎる。(忙しさゆえに好きな女の産休まで気づかないという悲劇も…。)
太刀打ちできないのに…というあたりは新井さんの趣味マジでありがとうと思った。
お母さんみたいな気持ちの新井さん素敵だ。
陣馬さんの好感度が上がること前提の展開だったんだなー。好きだから感動する、確かに。
全部読み終わると、それぞれの役者の「こんな役もやれますよ!」を全力で提示している印象で、これからも「このチームで演じたい!」という俳優がたくさん現れそうだな。
このチームで演じたら役の幅が広がったり仕事が増えたり好感度が上がったりするなら、応募殺到だよね(笑)
各話解説
なんだこの企画…クソヤバイな…作り手による全話解説贅沢すぎんか?
プレーバック全体に私が愛したドラマの世界は脚本だけの力によるものではなく監督や演出の力も同じくらいあったということを感じた。
素人なのでどうしても「ストーリー」やそれを構成するセリフに着目して脚本ばかり気にしがち(野木先生がTwitterしているのもある)だが、たとえば1話の解説に書かれていたように、私がスッとドラマの世界に入るためのあのクラップ音やタイトルは「監督」の領分。
本全体を通して言えることだけど、ドラマは脚本と役者の力だけじゃないということがすごく伝わってくる。
なんかもう表面しか見えてなくてクソ恥ずかしくなったわ。
ついつい野木先生の名前ばかり考えてしまうけど、私が見ている映像だって、撮っているのはカメラマンさんなのだ。
担当の人たちがそれぞれの領域で最大限の仕事をしたからいいドラマになったことを改めて知った。
あとは箇条書きで。
- 星野源のVネックいいよね。わかる。
- 加々見のジャンパー一つにここまでこだわってたんだ…。
- 脚本でどんなに伏線を張っても、映像がそれを表現できていなければ意味がない。そして、脚本にない仕掛けや比喩を映像でどれだけでも入れられる。2話解説③の話。
- 「台本にはないが必然のシーン」沢山あったんだろうなあ。DC版見るの楽しみ。(読んでから見ようと決めてた。)
- iPhoneで撮影するのも工夫だな…。
- 次は竹村監督と塚原監督と加藤監督の違いを感じながら見たいな…。
- 高速道路のシーン、そりゃそうだ大変だよな!
- 5話の冒頭にこの写真!ヒュウ!
- 服の色もランプの識別も、そうだったのか!いやーすごい。チームワーク。協力。共同。共鳴。
- 「泥臭くしたい」じゅんさん最高すぎる。
- 「見せられない」を生かす。8話解説②。
- 殺人の追憶ショット、恐ろしいし、結婚指輪が入っていて哀しい。
菅田インタビュー
菅田将暉がオファーを受けた理由がめちゃくちゃ格好いいな。役者って感じだ…。
菅田将暉は両の目の印象が違うから見せる目を選んでるって見たけど、自分の全身を使って表現する人だからこそ、名前は些末なことだったのかな。
見ている時も思ってたけど、ネイティブ関西弁なのにエセ関西弁にするのすごすぎる(笑)野木さんの不慣れな関西弁をわざとそのまま喋ったんだね。
3つ目の質問の答え、久住という人間を象徴していてすごく良い。
多分文字で書くと「つかみどころがない」で終われるけれど、映像で見せるには象徴を入れなければならない。
それはセリフだったり、動きだったり。
菅田将暉が久住という「つかみどころがない」人間に入り込んで動きや声の調子を考え、変えていたのを知ることができてよかった。
404の目に着目するのすごくいいな。
DC版見る時気にしよう。
「見つかったら悪で〜」のところ、この人普段からこんなこと考えてるのかと思った。
哲学を持つ俳優だから魅力的なんだなあ。
世の中をぼんやりと見ているんじゃなくて、見えていない部分にも心を寄せているんだね。
頭使って生きてるな…。(頭を使わない視聴者の感想)
フィクションだから久住が捕まって終わりだけど、久住自身、「俺以上の悪い奴はまだまだおるでえ」って思ってそうだし、実際そうなんだろう。
一つの悪が捕まって安心するなよというメッセージが最終話にもあったんだろうか。
また塚原さんの作品で見たいね!
"バディ"QUESTION
【綾野剛】
- 「レフ板」って面白い例えだなあ。普段レフ板に囲まれてるから出てくるんだろうね。見慣れない人からは出てこない単語だと思う。
- 片思い!?なんだこの激重感情………。それだけ伊吹が魅力的なキャラクターだったってことだよね。私たちの目から見た伊吹藍が魅力的なだけでなく演じる綾野剛にとってもそうだったというのがシンプルに嬉しい。
伊吹の目に綾野剛が映ることはないんだなあ。不思議な感じ。私には伊吹藍の姿は綾野剛だから。
でも上で少し書いたように、この本を読んで伊吹と綾野剛の違いを感じる瞬間も多々あり。
それを綾野剛も演じながら感じていたのかなあ。
【星野源】
- 「厳しいけど揺れている」うううううう。志摩の心に柔らかい場所がある…。きっと永遠に埋められない場所も…。
- トカレフの話ってコナンでもやってたっけ?あのシーンで志摩は死にたがりクソ野郎で伊吹よりクレイジーだと思ってたけど、命の安全を確保してから言ってたんならただの意地悪クソ野郎なんだなと思った(笑)オタク、すぐにキャラに深淵を見出そうとするけど、そこまで漫画的キャラクターではなかったのかもしれないな。彼は人間なので。
相棒へのメッセージが綾野剛よりもあっさりした印象なのが、まさに伊吹と志摩感があってよかった。