つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

ルパンの娘(続)第2話感想〜和くんのピーチ姫化が止まらない〜

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★★★☆

 

華、泥棒やめたいなら何よりもまず和くんの捕まり癖をどうにかしないと…と思った。

あいつが捕まる限り華に平穏は訪れないと思う…。(あいつ呼ばわり)

弱いし迂闊だしすぐ捕まるし、でも一生懸命で華のことが大好きだから華はいつも助けに行くんだよな…。

和くんが捕まることで2人の日々の刺激になるならそれでいいのかもしれない。(そうか?)

でも、モールス信号の解読は格好良かったよ♡頭脳プレーはさすが警察だね!

 

ルパンの娘らしさ

普通に全体的に面白かったのに、最後のルパンの娘っぽいトンチキ重ねました!と自慢するかのような怒涛のルパンの娘で爆笑してしまった。

ルパンの娘1話に含まれるルパンの娘はルパンの娘1話分だぜ!

ルパンの娘の製作陣のすごいところだと思うのは、視聴者はラブコメドラマを見るためにテレビをつけているのではなく「ルパンの娘」を見るためにテレビの前に座っているということをちゃんと把握しているところ。

 

あらゆる記事で書かれているが、ルパンの娘、視聴率はそんなに振るわなかったけれど、「見ていた人たちの満足度が高かった」ことが続編決定のためにかなり大きかったらしい。

「視聴率が良かったから」じゃなくて「満足度が高かったから」つくられた続編だからこそ、完成度の高いドラマを目指してかっこつけるんじゃなく、「ルパンの娘を見たい視聴者にルパンの娘を見せてツッコミ疲れさせてやる!!!!!」という気持ちが伝わってくる。

いや、ある意味完成度は高いんだけどね!?笑

でも、私がこんなに気楽に楽しめるのって、ドラマ作ってる人達がかっこつけてなくて「しゃらくせえ」と思うところがないからなんだろうな。

楽しんで作ってるから満足に繋がるし、満足が続編に繋がったんだとしたら、幸せな連鎖だなあ。

 

たとえば完成度の高いドラマだとちょっとしたことで突っ込まれて揚げ足を取られる。

中途半端(中途半端ではないのだが)に完成度が高いせいで、スマホに表示された日付が撮影日によってバラついてしまうとか、ご都合主義の事件解決とか。そんな些細なことが目につく。他が完成度高いせいで。

でも、ルパンの娘は格が違うので、すべてをツッコミどころで構成することで「突っ込む余地を与えない」というスタイルをとっている。

意味がわからない。

でも、ご都合主義だけを集めればご都合主義とは言われない。多分。

突っ込まれることを逆手にとってドラマとして成立させるの、意味わからないし私も何書いてんのか意味わかんなくなってきた。

 

意地悪な揚げ足を取られても、「え?うん、そうだが?」で返せるのは強いと思う。

全てのドラマがそうなったらそれはそれでつまらないから、ドラマの多様性が守られている中でこそ生まれたドラマだとは思うけどね!

お利口さんなアイドルがたくさんいるから、お利口さんじゃないアイドルも輝けるのと同じようにね。

 

円城寺盛り沢山

切ない時間経過を全部冒頭のミュージカルで済ませてクソ笑った。

正直、

「2分でミュージカルシーン済ませちゃうなんて、もう製作陣はノルマとしか思ってないのかな…」

と「製作陣の飽き」を感じてちょっと寂しく思ってたんだけど、そんなことは全然なく、

最後に舞ってて意味わかんなかった。

この文章、多分10年後に読み返しても「舞ってた?」って意味わかんないんだろうな。安心してほしいけど放送当日も意味わからない。

華の出産と、神々しい「泥棒遺伝子のサラブレッド」のシーンが安産祈願の舞で上書きされてしまった。

いや、汚え小屋での出産も意味わからないしあの神々しさも普通に意味わからなかったんだけどね?

 

現実とドラマの設定の融合

セリフや展開に、ごく自然に時代への考慮やトレンドの導入、それらとルパンの娘の元来の設定とのマッチングがあって、わりと多様性を認めるドラマなのでは?と思った。トンチキの影に隠れてるけど(笑)

 

華の元来の「最強の泥棒」という設定に、妊娠という設定が加わり、いつもの挙動ができない中で、時代に適した「リモートワーク」という要素と自然と結びつける。

これすごく面白かった。「ルパンの娘」ならではの事情に、「ルパンの娘」ならではではない現実の事情を自然とミックスしている。

コロナがなかったらどうなっていたのかも気になるところ。

 

あと、マッチングアプリを使う息子を揶揄うのではなく受け入れる姿勢。

でもそれを「そういう時代もいいだろう」と大らかアピールに使うのではなく、トレンドのセリフ(時を戻そう)でギャグのベールに包んでさらっと何気ないセリフとして終わらせてしまうところが優美でいいなと思った。

そんなことをメッセージとして掲げなくてもドラマとしての力があるからこそかもしれない。

どんな生き方もありだよね!というセリフで肯定するのではなく、エッセンスとして入れているような気がした。まあ、気のせいでもいいんだけどね。ルパンの娘だし。

 

色々感想

冒頭から意味わかんなかったけど一つ一つ突っ込んでたらドラマ見ていられないからな…。

 

「君のために自分を犠牲にしてるんだ!」ってのも自己満足だよな。

パパ、倫理観ないように見えて、父親としては真っ当なので、ギャップで風邪引きそうだわ。

でも一期でも華の背中を大事な場面で押すのはパパだったよね。

だからこそ不道徳が服着て歩いてるみたいなえっちゃんとラブラブなのが面白いんだよな…。 和くんの捕まり癖と同じように、刺激があるから長続きしてるのかな?(そうか!?)

 

 

 

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