周りがいい奴と褒めるたび勝率が下がる音がするわね…。
前回の感想
主観による評価
★★☆☆☆
新谷にもう「いい奴」と言うな
「いい奴」の評価で塗り固められて新谷がどんどん死んでいく。
友達の彼氏見せられて「(かっこよくない…)いい人そう〜!」って言うレベルの語彙しかねえじゃねえか!
誰か具体的に「お前は優しくて一途で仕事に真面目」って褒めてやれよ。奴を肯定してやれよ。いい奴以外に褒めるところないのか?私でもスラスラ出てくるのに…。
フラグを強固にするように「いい奴」というキーワードを頻出させるな。露骨か!典型的か!お決まりか!いい奴って評価されてる奴がうまくいくわけないだろ!
いい奴だけどそれ以上になれなかった奴が当て馬になるんだよ!
ここテストに出っからな!!!!!!マーカー引いとけよ!!!!!!
今回新谷偉かったんだよ。
キスしたことを誤魔化さず、
- もたついて彼女持ちを否定し損ねない(「いやっ、俺…」「さ、仕事しよ!」「…」みたいなことにならずしっかり否定する)
- キスはなかったことにしたくないと明言する(日和って言いなりにならない)
- 君といると楽しいから特別になりたいとはっきり言う(「付き合って!」「どこに?」とかにならない)
と、これだけ誠実さを積み重ねて、伝えるべきことはしっかり伝えても、横暴で口が悪いという欠点がある奴の方が恋愛的には評価上がるの、理不尽だな…。
もたついて「いや、俺っ、彼女は…」と言い訳し損ねる奴が恋愛敗者になるのは納得するよ。でも、彼、恋愛的な要点は押さえてるんだよ。
それなのに「彼女いない」に対する返答が「キスをなかったことにしよう」になるの、脈がなさすぎて悲しいわ。
新谷の次の恋がうまくいきますように!
(まだフラれてないぞー!)
あと、「いい奴評価」の他にもう一つ、終わったなと思ったポイント。
女友達によるお膳立て。
これがね、新谷に片想いしてる女(=当て馬の介入)とかなら別なんだけど、味方につけるのが女"友達"の時はダメになりやすい気がする。
異性の純粋な応援が介入してうまくいくカップル、あまりいなくない?
(恋つづのときのミキ兄とかは別。そもそもあれは「誰とくっつくの〜!?」恋愛ドラマではないので。)
そしてもちろん、「返事はいつでもいいよ」という相手のことを思った優しさは恋愛レースにおいては最悪。
待ってあげる優しさ、一歩引いてしまう、嫌がられることを恐れる自信のなさは命取りなんだよね。
こう考えると、新谷ポジの中村倫也が見たかったというか、通常なら中村倫也の役どころだよね…(笑)
成就した回で気まずくなる要素をぶち込まれた北川
1回くらい幸せな回があってもよかったのでは…!?
幸せな様子を見て樹木が傷つく回…ないのね…!蜜月を与えられないまま北川さんは樹木に譲る羽目になるのね…!
この展開、もっと先だと思ってたんだけどな…!?8話で樹木が先に聞いてたことを北川が知って、新谷に「だってさ、私は誤魔化されたのに、あの子は知ってたんだよ、こんなのもう…」って泣きながら打ち明ける(流れ弾で新谷も傷つく) https://t.co/pnHVh6k28l
— つちや (@twottyeah) 2020年11月17日
恋人は社長解任されるし、クリスマスにケーキという直球地雷を無意識に踏むし、ハグしたのに結ばれるビジョンが全くない…。
どうして…。
新谷がいつかフラれるのは仕方ないよ、だって樹木、社長のこと好きだもん。
でも、北川さんは違う。
社長も前向きに北川さんとやり直したくて、北川さんも同じ思い。なのにダメになる。多分、自分以外の理由で。
自分の欠点なら直せる。でも、他の人(樹木)と比較されたらどうしようもないのに。
2人にこの先確実に訪れる「フラれる瞬間」を想像するだけで辛い。
社長と樹木の成就を素直に喜べるフラれ展開にしてほしいな…。
クリスマスの予定も、
- 果たされない
- 別れの日になる
のどちらかじゃん、あんなの…。
うまくいかないカップルの約束は果たされない・もしくは楽しくない日に終わるもんなんだよ。
多分、クリスマス当日に樹木に何か起きて、樹木の元へ走っていくんじゃないかなあ。
ずっと、樹木の背中を新谷が押すことしか想像してなかったけど、樹木の背中を新谷が、社長の背中を北川さんがそれぞれ押して、2人してクリスマスの街を駆け抜けてお互いの元へ辿り着く展開かもしれないのか…。
しんどいな。当て馬に押されなくても走って欲しいけど、北川さんも新谷も悪人じゃないので、2人が背中を押して肯定してくれないと、走り出す理由が多分ない気はする。
悪い人じゃない、嫌いじゃない、つまりフる決定的な理由がないのに、自分の意志では社長のところへ(樹木のところへ)走り出す許可が与えられないんだよね。
この人でもいいはず。こういう理由でフるという明確な理由はない。その状態で踏ん切りをつけさせることができるのは当て馬だけなんだよね。
いやどんな展開になるか知らんけどさ。
樹木について
仕事の面では評価されすぎだと思うが、性格面では社長が一番自然体でいられる相手というのはとてもよくわかる。(格好つけたくなる相手というのももちろんありだけどね。)告白の返事を急がせない・いつかでいいと言う太賀はうまくいかないが、その理由は嘘でしょ」と踏み込む樹木は社長の心の柔らかい場所に触れて社長にとって弱音を吐ける人になってしまうんだわ #恋あた
— つちや (@twottyeah) 2020年11月17日
多分、社長には、賢くて冷静な北川さんのようなタイプより、ストレートすぎて大雑把だけど言い返しやすいタイプの方が合うんだろう。
「聞いてあげる」という雰囲気でしっかり聞こうとする北川さんより。
樹木は押し付けがましいアドバイスも言うけれど、それに対して反論ができる。(もちろんさらに反論されるかもしれないけど。)
そういうのが社長にとっては楽なんだろうな。
社長が解任された現実を、しょうがないって諦める北川さんと、諦められない樹木の差がえげつなかった。
スイーツを嫌いになった本当の理由を濁す時点で、社長にとって弱音を吐きたい人ではないんだろうな。
格好悪いところ見せたくなさそう…(笑)
樹木と最終的にくっつくためには一度北川さんとくっついて別れないと精算できないんだろうけど、新谷と仲良くしてる樹木見てもやっとするのかな。それともなんか事故でも起こるのかな。
うーん、気になる。
その他
- 佐野ひなこがまた出てきたけど、あそこで見知った人である必要性はよくわからなかった。なんか意味あるのかな
- 中村倫也のデート服良すぎ
- 中村倫也ともんじゃ焼き食べたすぎ
- 樹木の最後の長台詞良かった。私と社長はもう会えないの?のところ
-
珍しく夫と見てたんだけど、「ねえねえ、どこがあたたまるの!?この2人!?」ってずっと聞いてきて、確かに「この恋あたためますか」の段階なのか明言するのは難しいなと思った。あたためますかって聞いてるからまだレンジの中入ってねえのかな?