つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

オー!マイ・ボス!恋は別冊で第1話感想〜フリでも良いからバイクに乗せて〜

サバイバルウェディングの伊勢谷友介みたい。

 

主観による評価

★★★★☆

 

王道!

そして王道を走ることを恥ずかしがらない!

もちろん王道なので「いやペンキ塗りたては今時ないやろ」「なんでその体勢になるねん」みたいなお決まりに対するツッコミどころはあるよ!

でも、わかっているからこその安心感もあって楽しく見られた。

 

この安心感の理由に、主人公の性格がある。

1つ目に、文句ばかり言って大きな失敗をする…という展開がないこと。

2つ目に、知識はないけど元来の真面目さで仕事をなんとかこなしていること。

共感性羞恥を覚えるシーンがくるのでは…とハラハラしていたがそれがなく、かなりストレスフリーだった。

あと、主人公の「安定がいい」の価値観は、第一話の中盤からはあんまり関係なくなっていたけど、現代的でいいなと思った。

もちろんこれから大きく変わっていく布石なんだけど。

派手な人生は一握り。それなら最悪の人生だけは避けたい。

保守的で現代的な若者の考え方が、刺激的な上司との出会いで変わっていくのが楽しみだな〜。

枠的にそんなことあるわけないけど、編集長との百合を望む声がTLで多かったのはわかる(笑)

相手に影響されて価値観や人生が変わるって、ドラマで描かれるラブストーリーの肝だから。

この先玉森くんと結ばれることがあっても、ナミちゃんを一番大きく変えるのは編集長だろうからね。

 

あとは配役ぴったりで良い!

特に、上白石萌音ちゃんは、SUITSのいい女役とか、未満警察の誰もが振り向く美人役とか、ちょっと(個人的に)ピンとこない役が続いていたので、今回はかなり良かった。

でも、こういう意見が彼女の演技の幅を狭めてしまうのかな〜。

個人的には性格悪い役も見たいな。

 

玉森くんもかなり良かった〜!

しょっぱいものデートに誘うのめっっっっっっっちゃよかった。

後部座席コンコンって。好きです。

彼女のフリ。します。はい、します。

直近で見たのがパラレルワールドラブストーリー(アマプラ)だったんだけど、別に演技がガラッと変わるわけでもないのに繊細な役もワンコな役もできていいですね。

線が細いのが良いんだよな。

あと無条件でパーカーが好きです。

 

そして何より菜々緒よ。あれは強い。

カリスマ性の説得力が強すぎる。

スタイル良すぎ、何着ても似合う。なんだありゃ。ファッション誌の編集長みんなあんな感じなんだろうな。(そんなことないと思う)

 

配役に加えて、劇中でオシャレとして描かれるものが本当にオシャレなのが説得力あって良かった。

「すごいモデルを用意した」と言っておいて、意見の分かれるモデルじゃなくて冨永愛を起用するところとか、編集長の服装が本当に刺激的なところとか。

それと対比してナミちゃんの服装がイモっぽいところとか。

完成した表紙も格好良かった。

比較するの失礼だけど、恋あたで、樹木がオシャレになるシーン、あんまり変化ないな〜と思っちゃったんだよね。

あれはファッションドラマじゃないからいいんだけど、今回のはファッションに関係するドラマだから、その辺りに説得力があるといいなあ。

多分ナミちゃんのファッションもどんどん変化していくでしょ?

徐々に変化していくのよりは、ワンレンでガラッと変える方が似合う印象だけど、どうなるのかな。

ナミの垢抜けさせ方はめちゃくちゃ心配。

(そんなに変わってないやん!てならないかな…。)

 

ぶっきらぼうな中沢くんはナミちゃんに惚れるだろうし、フリのつもりがそのうち本気で好きになっちゃうだろうし、恋愛模様も気になる!

犬飼貴丈が終わりなのは悲しいが…。

 

 

 

良かったところ/悪かったところ

良かったところ

 

悪かったところ

  • プラダを着た悪魔の少女漫画化(悪かったところというわけでもないか)
  • ベタだな…ペンキ塗りたてって、平成初期か?

 

 

 

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知ってるワイフ第1話感想〜何もできないのに人たらしの顔してる男〜

お前が出世できないのはお前が無能だからでは…?

 

主観による評価

★★★☆☆

 

2回目の過去改変までやった方が第2話への訴求力になったのでは…?

瀧本美織が妻になるところまで見せた方が「ええーっ!」て2話まで見たくなる気がしたけど、それは私があらすじで展開を知ってたからなのかな。

「どうしてこうなったのかを知るために来週も見なくちゃ」と思わせる力がないタイミングでの終わり方だったなと思った。

設定は面白いのに、なんとなくテンポが悪いなと感じた。

 

役者はめちゃくちゃいい。

広瀬アリスがマジで最高。

ラジエーションハウスみたいなちょっと情けない役もできるし、恐妻もできるし、主役も脇役もできる。

元々好きだったけど今回は本当に「こういうママ」に見えててかなり感動した。

来週の同僚としての変貌ぶりも楽しみだな〜。

余計なことする無能が似合う大倉忠義もすごく良かった。

あの甘めのフェイスで何もできないくせに割と人には恵まれてるの、すごく似合うな…。ごめん大倉くんの素の性格は知らんけど…。

クズなのに一度惚れると抜け出せない男の役がめちゃくちゃ似合いそう。

 

展開としては、

  • 自分自身のタスク
  • 夫が果たすべきタスク
  • 子供のためのタスク
  • 親のためのタスク

に追われて余裕を失う様子がめちゃくちゃ辛かった…!

あと、Twitterで意見が割れてるのは面白かった。

夫と口利かなくなった妻の漫画がバズってた時と似てるな。

自分の立場や個人の許容範囲によってフィクションの見え方は異なる。

 

ゲーム機沈めるのは私もやりすぎだと思う(笑)

でも、「なんでこんなことでここまでキレるの?」って思う時は大抵、「こんなこと」が最後の一滴となってバケツの水が満タンになっただけなんだよね。

だから、たまたまあのタイミングだっただけなんだろうけど、ゲーム機沈めるのはインパクトあったな…。未使用品…もったいない…。

 

タスクが多くても、心の余裕を失わない人も確かにいるだろうけど、「自分一人になれる」時間が1秒もない日々が続くと人は本当に心を失うんだよね。

例えば「今から自分の気が済むまで漫画読もう」もできない。

飽きるまでスマホいじろうってのもできない。

それが毎日。

しかも親の問題まである…。

 

過去に戻ることで、ワイフの問題にも目を向けることができるようになるのかな?

その辺も気になるなあ。

 

でも、無能だからな…。気づけるかな…。

なんか、仕事できるけど家庭ではダメダメとかじゃなくて仕事も家庭もダメダメってすごいなと思った。

ドラマだから面白いけどね(笑)

財布運転手に渡さないのも、効率の悪さから出世できないのがよく伝わる。

デートの約束が反故になったあと、おそらく携帯電話が普及しているはずなのにうまく連絡できずにやり直せないとか。

まあ奥さんも言葉選びがヘタなところはあるかもしれないけど、悪妻ではなく本人がポンコツだよね。

常に自分以外に責任があると思っているから。(だから過去を変えるストーリーになるわけだが。)

「家事と育児大変そう」までは辿り着けるのに、そこで"完!"ってなる人の思考回路だよね。

当事者意識が欠如してるとも思うけど、多分ワイフももう少し早い段階で「こいつ言わないと気づけない奴だわ」と気づけたはずなので、掛け違えたボタンを少しずつ直すことがまだできるはず。

なのにそれをせず過去を変えようとするからな〜アイツは〜😣

 

でも、どんな風に過去を変えるのか?どんな風に後悔するのか?がすごく気になるので、来週も見る。

言い換えると、テメーこの野郎自分だけ過去に戻って都合よく未来変えるんじゃなくて妻にちゃんと向き合うんだろうな?見ててやんよってことだけど。

お前にだけ過去に戻る権利があるのが…許せない!

変えてしまった過去をどう後悔するのか、そしてそこからどう変えていくのか。夫の反省する様子と、愛を再発見する様子が見たい。

 

 

 

良かったところ/悪かったところ

良かったところ

  • できない男・ダメな男が致命的に似合う大倉忠義
  • 子役が可愛い もっと映せ
  • 広瀬アリスがめちゃくちゃ良い
  • 時代考証がしっかりしている(高校生川栄の服装が2010年っぽい)

 

悪かったところ

  • テンポが悪い(というのか?回想、そんなに長くないのに長く感じた)
  • 夫がマジで何もできないのでイライラする(それが改善されるストーリーだろうから構わんが)
  • CMのタイミングが変

 

 

 

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#リモラブ〜普通の恋は邪道〜第10話(最終話)感想〜面倒臭さを愛せ〜

スペシャルドラマ作ってください!!!!一生のお願い!!!!

2人のその後の面倒くさいところもいつか見せて😭

 

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★★★★

 

相手にまつわる面倒臭さごと愛することが、恋をするということなのかもしれない、と少し思えた最終回だった。

 

 

分かり合えなくても一緒にいていい

前回ラストで喧嘩して、今回冒頭で仲直りした時、え?いつもあんなに頭の中でごちゃごちゃ考えてる結婚適齢期の女がこんなことで納得する?と思った。

根っこの向き合うべきところから目を逸らしていたら、その壁は再び目の前に姿を現す。

それを乗り越えるイベントがあるのは想像がついた。

でも、この2人がどんな風に乗り越えるかは想像できなかった。

 

ドラマにおいて、視聴者と登場人物の納得感を一致させるのは難しい。

例えばヤキモチで不安になっていた主人公はキスで触れ合ったことで安心するかもしれないが、視聴者にはヤキモチの原因が残ったままに見えてしまうことさえある。(少なくとも私は。)

その場しのぎに見える。

かと言って言葉で安心させても、納得するとは限らない。

だから、青林と美々の話し合いの結論が、視聴者にどんな風に受け取られるものになるのか不安半分、期待半分だった。

一度「イチャイチャで誤魔化した」ことを失敗扱いしたことで、「本気の解決策はどうなるのか」というハードルがめちゃくちゃ上がってしまったから。

イチャイチャでは不十分だよ?とわざわざ一度頓挫させるということは、その後でしっかりした解決を持ってくるということだと思ったのだ。

 

それを、分かり合えなくてもいいという終わり方にしたのは、すごく現実的ですごく良かった。

「え?解決してなくない?」と思う微妙な結論で2人を納得させるのではなく、解決してないけどそれを抱えて進んでいくんだよという終わり方。

自分自身結婚して思うのは、価値観をすり合わせると言ったっていつも中間があるわけじゃないしどちらかに合わせることは無理をさせることにもなるしわりと目を背けた方が楽な場面もあるということだ。

分かり合えるものだってあるけれど、一つ分かり合えなかったからといって他の全てが終わるわけではないのだ。

 

なんでこんなにややこしいのに恋愛などするのかと聞かれて的確に答えられる人はそんなにいないと思う。

でも一つの答えの鍵として、ゆりっぺと我孫子さんの言葉がすごくよかった。

上手に生きてるように見せるのが上手なだけで、実はみんなもがいてる。

上手く生きられないのが生きているということ。

恋愛はそれを実感する最たるもの。

好みの相手と好きになった相手が違ったり、ムカつくけど嫌いになれなかったり、イライラするけど一緒にいたかったり。

理想通り回せないからこそ生きているということ。

理にかなっていない、無駄が多い。

そんなこと恋愛に思ったって仕方ない。それが当たり前なんだから。

救いの言葉だと思った。

不器用で、面倒で、でもそれを含めて恋をするということなんだな。

現実でも、リア友じゃなくてフォロワーだから話せるとか、遠いからこそ言えることがある。

一方で、恋人だからこそ「わかり合っていないとおかしい」という感覚を持って、理解してあげられないことや理解してもらえないことにイライラすることがある。

檸檬と草モチだったから上手く話せた距離感が、恋人同士になったら近すぎてまだ適切な距離感が掴めていない2人。

でもきっと、揉めるたび面倒くさいなと思いながらピントを合わせてくれることだろう。

分かり合えないけど、これでいいんだと2人で共有できているなら大丈夫だ。

 

 

こまごまと

  • 「人の女に手ェ出すな」とか「でも五文字には渡さない」とか、意外と雄っぽいところがあっていいな…と思った。

 

  • 普通の恋というものをわざわざ語る必要はなかったかなと思った。そもそも普通の恋などないわけで。SNSで出会ったから普通じゃないってことでもないし。

 

  • ハジメちゃんとゆりっぺ、上手く行って良かったけどハジメちゃんは反省してね???上手くいかないからって乗り越える努力もせずに手放すな!バカタレ!

 

 

まとめ

新型コロナと向き合い、新型コロナ禍を生かす。

新しい形を、一つのドラマとして作り上げたことはすごいと思う。

今後、制作されるドラマは新型コロナを無視できなくなっていく。

なぜなら、現実と大きく乖離しているから。

マスクをしていない人々、仕切りのない飲食店。最近放送されていたドラマでさえ「ドラマの世界だけだなあ」と感じていた。

そんな中で、先陣切ってこのドラマが生の接触を減らした人たちの在り方を描いたこと、忘れない。

キスやハグで表現できない代わりに、文章のメッセージにこだわる。

表情は見えないけれど、マスクを外すことに特別感を持たせる。

こうやって新しい社会に合わせたエンタメが作られていくんだなと感じさせるいいドラマだった。

(もちろん、そんなこと関係なくラブコメとしてもドキドキできるいいドラマだったけど!)

 

 

 

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この恋あたためますか第10話(最終話)感想〜日本アテウマー賞〜

忘れない。失恋をコメディとして一瞬で消化された男。

 

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★☆☆☆☆

 

振られたなら、

もっと恨め。怒れ。

憎悪を原動力にしろ。

物分かりのいい人間になるな。

振られるときに先回りするな。

踏み台に甘んじるな。

背中を押すな。

しがみつけ。

お前らの恋心も一人の人間として尊重されるべきだった。

舞台装置にされるようなものじゃなかったのだ。

(アングリーポエム)

 

新谷の失恋は、一人の登場人物の恋の終わりとしては描かれず、舞台装置として終わらされた。

恋する登場人物として扱われず、展開の一部として流された。

舞台装置として一瞬で消化され、当たり前に踏み台にされる空気についていけないまま終わってしまった。

私の中で新谷の悲しみは続いているのに最初からなかったかのように世界が進む。

「あれ?新谷の話もう終わったの?」「なかったことになってる?」と何度も思った。

ドラマに「当て馬の失恋なんてもう終わったエピソードだから忘れろよ」と言われているような気持ちだった。

北川さんもそうだよ。ただの舞台装置扱いされるほど適当な恋愛じゃなかったのに。

 

っていうか………樹木も社長もデリカシーなくね?

デリカシーというか、罪悪感?

清々しいほどに「誰も犠牲にせず幸せになりました♡」のテンションじゃない?

いや、ずっと罪悪感で顔曇らせてても「そんなテンションになるなら振るなよ」ってなるけど、それにしても新谷や北川の存在などなかったかのような買い物やお部屋デートだった。

ドラマの中では終わったことだよ!のテンションだから、カラオケで歌い飛ばしたり痴話喧嘩の愚痴話したりしてるのに、見ている私だけが冒頭15分の新谷のこと思って全然気持ちがついていかなかった。

せめて一回は「社長の話、まこっちゃんや里保さんには言わない方がいいかな…」ってためらう姿くらい見せて欲しかったな???

平気でよく…惚気を語ったり…「いいなあ楽しそうで」と言ったり…すげえわ。

 

しかし、マジで一度も報われることなく最終回冒頭10分でふられるってすごいな。

↑予想が虚しく響く。

無理矢理したキス以外、押し倒すラッキーイベントもなく………ん?あれ?違うな。再起動あったわ。

忘れてた…あったわ…生かせなかったな…。

 

でも、これ以上の恋ないなんて言うなよ。

フる勇気のない女なんか忘れて、幸せで楽しい恋しろよ。

一度目の人生、あそこまで当て馬全うしたんだから、次は絶対いいことあるよ。

視聴者はマジで応援してるぞ!!!!!!

 

なんでこんなに当て馬の失恋にモヤモヤしたまま見ることになったのか、

主人公とヒロインの幸せを優しく見守れずその下に散らばる新谷と北川の骨ばかり見てしまうのか、

考えていたんだけど、多分お膳立てされないと上手くいかなかった恋だったからな気がする。

せめて、自分の意思で樹木には振って欲しかった。ずるいんだよな。

「拓兄ィとクリスマス過ごしたいんだよね?」って、全て誘導されて。

それが悪いんじゃないけど、それに無自覚的なところが嫌だったのかな。誠実じゃないように感じた。

まあでも幸せそうな二人は可愛かったです。

 

 

こまごまと

  • 選ぶのは彼女だと言いながら卑怯な真似したのに新谷に謝る社長、意味がわからなかった。謝るくらいなら駆けつけるな。

 

  • クレームツイート

 

  • 新谷と北川さん、無理にくっつかなくて良かった。あれぐらいの距離感が良い。

 

 

 

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#リモラブ〜普通の恋は邪道〜第9話感想〜ハッピーエンドになるって信じられるから大丈夫〜

 

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★★★☆

 

ボタンの掛け違え

んあ〜〜やっぱプロポーズする予定だったか〜!!

そりゃそうだ。

青林、理想のプロポーズ絶対あるタイプだし、美々にプロポーズされて「ごめん」と返したのも断りじゃなく「気づかなかったこと」に対してだし、その直後に誘ったデートだから、プロポーズの仕切り直しだって視聴者にはわかるじゃん。

でも、わだかまりが残ったままでは言えなかった。

そして、「わだかまりがあったから言えなかった」ということさえ言ってしまう。

言うなら、キャンプ前やキャンプ中に言えば、キャンプはいい思い出になったのに。

喧嘩したけど、話し合えて良かったねって思えたのに。

後から聞いて、楽しかった思い出が青林の我慢の上に成り立っていたと知ったら、美々の中で台無しになると想像していなかった。

 

こんなことになったのは、恋愛における青林の完璧主義によるところが大きいかなと思った。というか、シンプルに理想が高い。

今回、青林は「気づかなくてごめん」と2回言った。

一度目は、すごく優しいと思った。

円形脱毛症を打ち明けることに勇気が必要だったことを理解して、「もっと早く言ってくれたらよかったのに」と軽んじない。

言えなかった相手の気持ちを慮る。

でも、二度目は、すごく自分勝手に聞こえた。

それがよくわからなくて、フォロワーとのやり取りの中で考えてたんだけど、

  • 言われなくても気づく恋人同士が理想
  • →そこからはみ出した(=言われないと気づけなかった)自分を恥じている
  • →美々への思いやりよりそれが強い?
  • ↑なぜそう思った?
  • →同じ言葉を違う場面で二度言ったことで定型文のように聞こえたから

二度言ったことで、理想からはみ出たことを気にしているだけで、目の前の美々との関係性を見つめることより、目の前にない理想を見ているように感じたからかなと思った。

 

でも、青林の完璧主義のせいだけでもない。

誰か一人が悪いわけじゃなく、ちょっとしたボタンの掛け違えだと理解していて、勘違いだと分かっても、残るわだかまりはあるのだ。

人間関係がこじれる様子をまざまざと見せられているように感じた。

 

今回は、美々の成長が見えた分、頑固な青林の責任が大きいように感じてしまったけど、実際そういうわけでもないんだよね。

「心の中の独り言は吐き出せ!私!」と考えて、ちゃんと伝えられるようになっていたのは本当に良かったな…。

ヤキモチに対する青林の「なんで?」とかいうジャンプのラブコメ主人公ばりの鈍感さも、美々の覚悟がなければ「察してよ!バカ!」で終わってしまったので、揉め事にならなかったのは美々のおかげだよ…。

八木原カップルへのお節介といい、美々先生は本当に柔らかくなったというか、人に前向きに接することを厭わなくなったよね。

素敵な変化だね。もちろん美々先生自身にとっては、疲れることが増えてるだろうけど。

 

五文字とのアレコレも、胃が痛くなったな〜。

うまくいっていると言ってしまった手前、ストレスに気づけなかった自分がさらに情けなく感じる。

分かり合えてると思ってたらそうじゃなかったって、一番ダメージ大きいよね。思い上がっていたというか。

五文字の方が、美々が無理してたことわかってたように思ったんだろうな。

その一方で、五文字は、美々のこと好きだけど、推しカプでもあるから、適度な距離で、ここにきてめちゃくちゃ輝いてる。

青林が追い詰められたのも仕方ないといえば仕方ない。

 

でも、そこにいない檸檬2のことで揉めてる場合じゃない!

来週最終回だよ〜!!!

 

 

こまごまと

円形脱毛症を気にしない恋人、とても良かった。

腹巻きするような人は気にしないってわかってた。(偏見では?)

今回全体的に青林面倒だなと思ったけど(笑)、頭皮マッサージのところはすごく良かった。

 

川栄李奈と波瑠がテラスで話すシーンで、二人とも顔が半分隠れていて、自分たちの姿形を売る仕事を選んだ人たちはこのドラマをどう思っているんだろうと思った。

私は、自分の顔が嫌いなので、マスクをする状況はすごく安心するし、ずっとこのままでもいいなと思ってるくらいだけど、顔を売る仕事を選んでいる人たちにとって、この仕事がどんなものだったんだろう。

自分の顔が出ないドラマでどんな感情だったんだろう。

顔の半分が出なくても勝負できる実力を磨く機会になったのかなあ。素人考えだけど、そういう前向きな機会だといいなあ。

 

 

 

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この恋あたためますか第9話感想〜そんなルール違反の卑怯者はやめとけ〜

だからスノードームはさっさと壊せと言ったんだ!!!!

呪われてるんだよ!!!!

 

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★☆☆☆

 

それはレッドカードだろ社長!!!!

正々堂々!フェアプレーしろ!

てめーそれでもスポーツマンか!(スポーツマンではない)

マジで中村倫也のガワしてなかったら誰も味方になんかならんぞ。

 

つーか到着があと3秒遅かったら絶対クリスマス新谷のものだったじゃん。

あの表情と距離で「私クリスマスは社長と過ごす♬」とか言い出すクソ女だったらわからんけど。

でも間に合っちゃったからもうダメ。おしまい。あーあ。可哀想な新谷。

聞く覚悟がなくて先送りにした新谷も…まあ…少しは悪いけど…。

間が悪い弱虫だな…まあ邪魔されていいことにはならんけどさ。

 

今回の学びは、恋愛はルール違反する卑怯者が勝つということ。

前回まで、やけにアシストしようとする北川さんには卑怯者になれと思っていたけど、いざお膳立てされた社長が卑怯者ムーブをすると許せない。

お前はズルいことしていい立場じゃないんだよ。

なぜなら既にチャンスを無駄にしたから。

挑戦権は奪われてるはずなんだよ。お前が勝手に「もう一回!」してるだけ。

ラストチャンスの日曜日のデートで樹木の気持ちをモノにできなかったのに今更追加で得点入れるのやばくない?

樹木はお前とのデートを経ても新谷を選ぼうとしてたの!(多分…)

なのに邪魔する?土壇場で?「選ぶのは彼女だ」って「正々堂々戦おうぜ」宣言じゃなかったの?

正々堂々戦う気ゼロか?

お前にとっての新谷ってなに?やっぱ女の方が大事か?新谷にチャンスもらったけど自分は与えたくないか?

こないだまで「里保より樹木のことが好きとは思えない」とか言ってたやん。「ずっと好きでいてほしかった」とは?

アシストまでして公平であろうとする新谷より、自分のことだけ考える方が恋愛勝者になるんだな。理不尽。

元カノやら友人やらにあれだけアシストされても決められなかったのに、いざ友人の方がゴール決めに行ったらシュート直前でスライディングでボール奪うくらい卑怯

↑一番好きなフォロワーの例え(笑)

 

卑怯者は卑怯者だけど、アシストする方もする方だわ。

北川さん、浅羽に自覚させる義理はなくない?

せ、背中押しすぎじゃない?新谷も傷つく結果になってるんだけど。

何?社長が手に入らないとわかったら新谷欲しくなった?新谷に振られてほしい?と思うレベル。

むしろ本当はもう新谷と北川さんがデキてて、「あの二人くっつけて心置きなく付き合おう」って約束してんのか?と思うくらいのスーパーアシスト。ごりごり。

 

でも、新谷が社長をアシストして日曜日に樹木を譲ったのは理解できるよ。

このまま遠ざけていればきっと樹木は楽しい自分との時間を選んでくれるかもしれないけど、ずっと「今も影響を与えているのは拓兄ィなのかな」と思い続ける。

心置きなくずっと一緒にいるために、ここで「今隣にいてくれるならいい」に甘んじることはできなかったんだな。北川も同じ。

恋愛ドラマで二人が同時にホームランバッターにはなれないのかな。新谷、バントしてる場合ちゃうで。

 

でも、ちょっとだけ希望。

新谷は当て馬だとずっとずっとずーーーーーーっっっっと思ってきたけど、当て馬だったら9話のラストで一度クリスマスOK確定されると思うんだよね。

だから、意外と社長が振られる可能性もあるのかな?と少しだけ、少しだけ思えた。

フェアな奴に報われてほしい。日曜日、樹木を社長のところへ行かせてあげるなんてなかなかできることじゃないよ。

いずれにせよ最終話に恋愛の全ての結末が詰め込まれるってすごいな。ぎゅうぎゅうだな。

 

 

 

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#リモラブ〜普通の恋は邪道〜第8話感想〜口説き文句は「マスクしてもいい?」〜

前回の感想

 

 

 

主観による評価

★★★★☆

 

新しい恋の駆け引き

「マスクしてもいいですか?」が口説き文句になる世界、実に良い。

こんなセリフでドキドキする日が来るなんて、思ってもみなかったよ。

6話の感想7話の感想でも触れたけど、新型ウイルス感染拡大していることを逆手にとって、「新たなトキメキ」の形を生み出しているのがすごいなと思う。

この社会の状況を逆手にとって、表現できる狭い範囲で工夫することで、逆に制限がない状況では生まれなかった新たな恋愛のシーンを描くことに挑戦した

(中略)

全ての演出が、「濃厚接触を避ける世界観」にマッチしていて、すごいと思う。

マスク着用が徹底されていない世界線の他のドラマで、「マスクしてもいいの?」は「近づいていいの?」の駆け引きの言葉になり得ない。

しかも、相手が我孫子さんでもこの駆け引きは成立しない。

この舞台設定で、マスク着用を徹底していた美々先生相手で初めて成立する、限定的な愛の言葉。

「マスクしてもいいですか?=近づいてもいいですか?」なんて、「マスクするな」とは言えない立場を逆手に取る、最高にズルくて最高に格好いい言葉だ。

 

今までも制約を逆手に取ったトキメキシチュエーションに毎度ドキドキしてきたけれど、ここまで細かく「この世界ならでは」を描けるってすごいと思う。

現実世界もまだ、完全にこの社会を受け入れられていない。まだ心のどこかで、元の生活に戻れるのかもしれないと期待している。

その中で私が物語を描いたら、多分マスク着用が必須の世界線なのに登場人物の行動が従来の価値観に基づいてしまって矛盾すると思うんだよね。

例えば、昆虫が最も美しく価値が高いものとして取引されるという設定の世界なのに、プロポーズにタマムシじゃなく指輪(=現実世界の価値観)を使うシーンを描いてしまう、みたいな。

そう考えるとハガレンと十二秘色のパレットのプロポーズって最高だな…。

私がその設定に基づいて、その世界なら人々はどう考えるだろう?というところまで想像できないと、その世界ならではの物語の整合性って生まれないと思う。

だから、このドラマは、新型ウイルス感染拡大という設定を最大限に活かして新たなキュンを描いているので、本当に本当にすごいなと思う。

よくこれだけ「この世界ならでは」を生み出せるよなあ。

 

今後、「元通りの世界を描くことは無理だから、マスクをしたドラマを作ろう!」というテレビ局は他にも現れるだろうけど、私はリモラブという先駆者のことを忘れないよ。

 

 

その他

お家デート凄く良かった〜!!!

彼氏じゃなかった人→彼氏になった人の変化が、ああやって自然な形で描かれるってすごく贅沢な(ドラマの)時間の使い方だと思う。

すぐにキスとかセックスとかしないからあんな風に丁寧にできるんだろうな。

 

なんていうか、友達同士が陰で恋人同士の関係性に収まる様子を見ている気分だった。

「青林って付き合うとこうなんだ」って。

ほくろのくだりの「戻せ戻せ!」とか。

友達では見られない、恋人の前だとそういう青林なんだねって。

世の中のカップルも、家に2人でいるとき、ずっと裸で抱き合ってんじゃなく、ああいう何気ない、気の置けないやりとりしてんだろうな。

人に聞かせられないわけじゃないけど、ちょっと恥ずかしい、恋人同士のやりとり。

お裾分け、ごっつぁんです!

 

叔母さんになんでそこまで言われなあかんねん!田舎か!と思う反面、その場しのぎで適当に流さずはっきりと「結婚は彼女以外考えられない」「お似合いかどうかは僕が決める」と言い切った青林が格好良かったので、許す!

ていうか叔母にどこまで話してるんだ、お前(笑)

 

  • 好きな子が隣で寝てたら平気でいられない男大好き!!!飛行機の隣の席で蘭が寝てるから平気でいられなかった人間未完成の工藤新一を思い出します!!(クソデカ声)

 

  • 美々の感情オフ顔、最高だったwww幼馴染の女と同じ呼び方絶対したくないよな〜!!!!!

 

  • ゆりっぺたちも、2人の歴史があるからこそ、2人の今までのエピソードがあるからこそ成り立つ限定的な愛の言葉で良かったなあ。 歴史のない他の人に言っても同じ意味にはならないから。

 

 

 

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