つちや(仮)

大体当クールドラマ感想。たまに漫画、たまに旅、たまに雑談。

知らなくていいコト第1話感想〜妙齢女性主人公ドラマの物語開始時点の恋人は大体別れる説〜

主観による評価

★★☆☆☆

G線上のあなたと私やサバイバルウェディングもだね…。

 

つまらないわけじゃないはずなんだけど、「面白かったー!継続!」とはなれない第1話。

自分が何を微妙と感じているかもうまく言語化できない。

感想を書いている中では、

  • サービスシーン(重岡大毅の彼氏キャラに良さを感じる女性を増やす目的)がある➡︎サービスシーンに負けないほどのそれ以外のシーンの描写が少ない(メインストーリーの力が思ったより弱い)
  • 「主人公のヒューマンドラマ」と「取材対象のヒューマンドラマ」の力関係に差がありすぎて、取材対象の心温まる物語の印象が薄い➡︎「取材対象のヒューマンドラマ」パートの必要性が薄い

あたりが、「弱さ」の正体かなと感じた。

(偉そうにと思うかもしれないがこのブログはいつも偉そうですからね。)

まあ、ざっくりと言ってしまえば、お茶の先生のアレコレより、恋愛と出生の方が気になってしまうからお仕事ヒューマンドラマではないって感じだな。

 

しかし確実なのは物語開始時点で恋人がいると別れてしまうということ…それにしても早すぎる別れだが…。

 

1話の評価は微妙だったが、ドラマは3話見ないとわからん!(3話見なくてもわかるドラマはあるけど。)

ドラマとして微妙かどうかはまだ全然確定していないので来週も見る。

そして来週以降がクソドラマでも重岡大毅が出るなら見る。すまん。

 

 

 

 

良かったところ/悪かったところ

良かったところ

 

悪かったところ

  • どこかで見たようなキャスティング
  • どこかで見たようなキャラクター同士の関係性
  • どこかで見た展開「こうなるんだろうな」→裏切られない予想
  • 重岡大毅萌え」頼み感が強い

 

 

 

悪かったところを考えてみる

  • どこかで見たようなキャスティング・関係性
  1. ワンコっぽい重岡大毅これは経費で落ちません!
  2. 可愛いけど「結婚が全ての曖昧な解決策になる」と思って間の悪いプロポーズをかます重岡大毅これは経費で落ちません!
  3. パワハラ上司の山内圭哉獣になれないわたしたち
  4. 理解ある元カレと微妙に的外れで愛で何とかなると思っている今カレの間で揺れる(?)吉高由里子わたし、定時で帰ります。
  5. 婚活パーティーにいるえなりかずきG線上のあなたと私

 

役柄被りは、正直言うと悪いわけじゃない。

アンドロイドっぽい山Pも、適当なことやってるように見えてカリスマ性が溢れ出るキムタクもそれはそれでいい。その人が演じてそうな役を演じることが悪いのではない。

今回の問題は、前回のドラマからあんまり間が空いていないことだと思う。

このドラマのキャストや内容がいつ決まったかは分からないが、「元カレ」「今カレ」「仕事」「吉高由里子さすがに最近見たわ。ってなるわ。

 

ただ、この辺りは「よくドラマを見る」からこそ思うだけであって、久々にドラマを見た人とか、上記のドラマを見たことがない人にとっては問題ではない。多分。

でも個人的に一番困ったのは3。

けもなれって、上記の他のドラマに比べて結構前の作品なんだけど、関西弁でまくし立てるようなパワハラ、流石に被りすぎでは…。

 

 

  • どこかで見た展開

これは、このドラマの問題というより、よく感じることかもしれない。(個人的に「わたし、定時で帰ります。」を思い出してしまうこととは別問題。)

っていうか、結構斬新な設定なのにどうして全体的にそう感じるのかよくわからない。

 

「こういうわかってないプロポーズする男とはすぐに別れる」と予想がつく展開が予想通りに進んだことで、お決まりを裏切らないドラマなんだろうなというイメージになった。

「こういう展開があるということは、次はこうなるんだろう」という予想が当たるのは面白さでもある反面、続くと「またか…」と飽きてしまうのでなんとかマンネリにはなって欲しくない。

フォロワーも言っていたのだが、一見すると今まで見たドラマとは似ていないのに、見ていると「この要素はあのドラマ」「あの要素はこのドラマ」という、どこかで見た設定ばかりだなと感じてしまう。

まあ、完全オリジナルのドラマなんて無理だと言われればそれまでだが。

 

 

ジャニーズが出演しているドラマにおける問題の1つとして、Twitterの公式タグがオタクによって占拠されることが挙げられる。

でも、これはジャニオタのせいでは無い。推しが出ていたら、次のドラマの仕事につなげるために、公式タグを盛り上げたいのもわかる。

全ては、キャラ萌え以外の感想が盛り上がらないドラマの内容のせいだと思う。

なぜなら、本当に面白いドラマならキャラ萌え以外の感想もちゃんと盛り上がっているから。

キャラ萌えツイートばかり出てくるのは、そうじゃないツイートが少ないから。

Twitterでタグをタップするとまずそのタグの「上位」ツイートが出てくるが、キャラ萌え以外の感想でもRTが多ければ上位に入るのだから。

 

たとえば「監察医朝顔」では、風間くんと森本くんという2人のジャニーズが出演していた。ゲストでもう1人いた。

だからやっぱり公式タグには「森本くんのここの動きw」といった動画がたくさん上がっていた。

でも、それ以上に感想がたくさんタグ付きで書かれていた。

前クールの「俺の話は長い」に至っては、もはや「ここの斗真かっこいい」というツイートはあまりなく、純粋な感想ツイートばかり上位にあった。「グランメゾン東京」も、「コードブルー」もそうだ。

(ここまで書くと、「グループではなく単体で活動している人だからなのでは…?」という共通点に気付いてしまうが、愛でられ方はグループ活動のジャニーズと同じだから、関係ないと思っている。)

 

だから、現時点では完全に重岡大毅の勢いにドラマのストーリーが負けていると感じる。

女性の視聴の継続が、「恋人の描写」に懸かっているというか…。

殺人犯の子供だと知ってしまうという非常に面白い設定なのに、なんとなく力が弱い。

そのせいでストーリーで引っ張っていけていない。

個人的に、この感覚の正体が言語化できなくて一番困っているポイント。

「キャスト頼みかあ」とならないようにしてほしいなあ。

 

 

 

物語開始時点の恋人

記事冒頭にもツイートを貼ったが、本当にすぐ別れるな!

 

理由を考えると、ドラマというのは多くの場合変化を描くものだからなんだろうな。

彼氏がいないなら、彼氏ができるまで・結婚するまでがゴールなのと同じように、彼氏がいるなら、それをリセットしてからがスタート。

平凡に、第1話の時点でいる恋人とまったり過ごすのは変化にはあたらない。

今回のドラマは第1話で別れてしまっているので、これからよりを戻す可能性は大いにあるけれど。

 

とりあえず、即答する奴は本当にダメ。

冷静に考えたら考えが変わるかもしれないことくらい中学生でもわかる奴はわかるのにどうして大人になって無責任に即答してしまうのか。

 

あと、口がうまい奴もダメ。

若い女性の皆さん。口がうまい奴は信用しちゃダメだよ。

「言葉はいくらでも嘘をつく。本当のことは行動に現れる」って刻んで!!!!

 

それはそれとして、事態の解決策としての脳直プロポーズは本当に最悪だなあと思った。

「そういうことじゃない」の極み。結婚する喜びで問題がうやむやにできるわけでも苦しみが上書きできるわけでもないんだよ!

最近こういう理由での別れが現実でも多いんだろうけどドラマでも多いよね。

女性が自立して、「逃げ道としての結婚を選ぶくらいなら結婚なんかしなくていいや」と思えるようになったのもあるんだろうけど。

(いや、今回は殺人犯の血が流れているからとかそういう理由の男からの別れなので同列には語れないんだけど。)

 

2話以降も登場するようだけど、どうなるんだろう。

個人的には、「じゃあ一人で生きていくわ!」とはなって欲しくないけど、略奪(元カレ)も嫌だから、野中くんと乗り越えて欲しい。

でも、その場合、「殺人犯の子供じゃなかった」だと、「それなら結婚したい!」っていう薄情な男に見えてしまうから、「殺人犯の子供ではあったけどやっぱり一緒にいたい」という道を選んで欲しいな。

例えば、殺人犯の子供ではあるけれど、ケイさんの過去との向き合い方を見て惚れ直した…とか。安直かな?

 

 

 

タイトルの意味

単純に「殺人犯の娘」であることを指すのだろうか。指輪の贈り主なんて調べなければ良かった。(指輪をもらっただけの可能性もあるにしても。)

このことを指しているのだろうか。

でも、これはもう第1話で判明してしまった。(勿論殺人犯が父親というのはミスリードで、全然異なる真相がある可能性のほうが高いけど。)

こんなに単純なタイトルがあるだろうか。

 

ところでこのドラマ、実はヒューマンドラマらしい。

多分、基本的には第1話のお茶の先生の話のような、週刊誌に取り上げられるような出来事を1話完結で扱うんだろう。

その内容が、心温まるような内容なんだろう。そして、それこそが、私たちが本当は知らなくていいことなんだろう。

ただの一人の「おばあさん」の本当の気持ちなんて、雑誌を読むだけの人間にとっては間違いなく「知らなくていい」ことだ。

ドラマ内でも指摘されているが、本当は知らなくていいことでお金儲けをしているのがケイトたちの仕事だ。

 

だから、この物語には2つの軸があって、「自分の出生のこと」「取材対象の人生」のどちらにおいても、本人以外は知らなくていいことがあるというダブルミーニングなのかもしれない。

 

しかし、「週刊誌記者が自分の出生の秘密にも迫っていく」お仕事系ドラマにしたかったのなら、配分を間違えたんだろうなという気がしてならない。

母親が死ぬのがもう少し後なら、お仕事ドラマの中に自分の謎を追いかけるパートがあるような印象になったんじゃないか…。あんなに早く死んでしまったら、物語の方向性は完全に主人公の人生がメインになってしまう。

この辺りの配分が、言語化できない微妙さの正体かもしれない。

単純に、ヒューマンドラマパートより主人公パートの方が目立ってしまっている印象だった。勿論個人的な感覚だが。

 

 

 

恋愛についての雑感

  • たった1話で「幸せになれそう!」からの急転直下。

 

 

 

  • ケイさんが元カレと話しているときの野中。嫉妬しないのが男らしいと思っている感がしっかり出ていたやきもち演技良かった。でもそのせいで巧は…。(わた定のトラウマ)

 

  • 匂いとしては元カレを選びそうな雰囲気がめちゃくちゃあるが、妻子持ちらしいので、どうなるのか。不倫か?

    吉高由里子のドラマは優男より元カレ選びがちって言われてたけど、わた定より前を遡れないからわからない。大きな違いとしては、キアヌリーブスを全否定するところと、柔らかく肯定するところか。まあ、元カレは真相を元から知っていたので、同条件で比較した価値観ではないが。個人的に、番宣ペアが柄本佑なのは不安しかない。

 

  • 「殺されたのは誰なのか」について。

    この展開、あるんだとしたら元カレ側かな〜と思っている。二人の別れの理由はまだわからないけれど。

 

 

 

 

実況中のツイート

2019年ドラマ個人的ランキング(冬〜秋)

ブログ自体は2019春から始めたんですけど、折角だし2019冬、春、夏、秋全体を振り返って個人的なランキングを作っちゃいます。

(自分の感想記事からピックアップしてエントリーしたせいで5位を含め忘れて後から付け足したため11位までの微妙な数字のランキングになりました。すまん。)

「※個人の感想です」を心に留めてお読みください。

ちなみにネタバレ配慮はありません。

おまけは個人的クソドラマランキング。

 

エントリー

※全体を把握できる程度の話数見たもの。大体全話見てます。

  • 2019冬(1〜3月)

トレース〜科捜研の男〜

初めて恋をした日に読む話

家売るオンナの逆襲

メゾン・ド・ポリス

トクサツガガガ

グッドワイフ

3年A組-今から皆さんは、人質です-

 

  • 2019春(4〜6月)

ラジエーションハウス

わたし、定時で帰ります。

緊急取調室第3シーズン

カフカ

インハンド

 

  • 2019夏(7〜9月)

監察医 朝顔

TWO WEEKS

偽装不倫

サイン-法医学者 柚木貴志の事件-

ルパンの娘

凪のお暇

これは経費で落ちません!

ボイス 110緊急指令室

あなたの番です

 

  • 2019秋(10〜12月)

シャーロック

まだ結婚できない男

G線上のあなたと私

同期のサクラ

モトカレマニア

4分間のマリーゴールド

俺の話は長い

グランメゾン東京

ニッポンノワール-刑事Yの反乱-

 

 

11位

あなたの番です

日本テレビ/春〜夏

最終回のガッカリ感や、物語の粗で、全体的な「面白さの完成度」としては個人的には(期待してしまった分)低いけど、とにかく2クールを跨ぐ圧倒的なワクワク感とハラハラする展開は他のドラマでは得難かった。

面白かったというより、印象的で、強烈に心に焼き付いて、多分一生忘れないドラマだな…と思っている。

 

グッドワイフ

TBS/冬

まずはキャストの良さ。小泉孝太郎はまた当て馬をやって欲しい。

そして物語の良さ。一度子育てで社会から離れた人が戻ることの難しさや、夫をどこまで許せるかというライン、そして自立する女性の強さ。

「良い妻とはこういうものです」と押し付けるのではなく、各々の「グッドワイフ」とは何かを考えさせてくれて良かったと思う。ある事象を許すことと、全てを許すことは違うし、許せなかった人が バッドワイフではない。

とかなんとか言っているが、多田くんが小泉孝太郎でなければこんなに評価高くなかったと思う(笑)多田加点がでかすぎる。

 

最終的な評価が低くなったとはいえ、半年間楽しんだ思い出を考えるとどうしてもあなたの番ですは外せなかったけど、完成度としてグッドワイフを上回ったと認めたくなくて(あな番のこと嫌いなの?)同列となりました。優柔不断ですまん。

 

 

10位

凪のお暇

TBS/夏

「原作あり漫画の実写化」のお手本のようなドラマだった。原作へのリスペクトがあれば、オリジナル要素があっても納得感があると知った。

平面のものを三次元にするのは多分本当に難しくて、例えば原作のモノローグや書き文字をそのまま文字で表示するとか、セリフの言い回しを原作と全く同じにするとか、再現したいという気持ちだけが先行していると、ドラマという映像媒体だと途端にサムくなってしまう。おそらくフィクションでも漫画よりもドラマの方が生身の人間が演じる分現実に近いからなんだろう。

やり方に正解はないんだろうけど、原作からそのまま持ってくるものと、映像だと合わないからオリジナルにするものの塩梅がよく、凪のお暇をドラマにすると、生身の人間が演じる「半分現実」だとこうなるんだなあと理解できた。

高橋一生中村倫也は、慎二にもゴンにも見た目は似ていないけれど、慎二とゴンだった。

 

 

9位

メゾン・ド・ポリス

TBS/冬

物語全体を貫く大きな謎と、一話ごとの小さな謎がうまく絡み合って最終回までダレずに楽しめた。

まあ、正直、厳しくも優しい元刑事・西島秀俊はずるいわ…。

おじさんたちが多くいるのに一人ひとりの役割がちゃんと分かれていて、その中でも近藤正臣が謎多きボスを演じているのはキャスティング担当に拍手したいレベルで良かった。金一封!

二期が見たいドラマ。

 

 

8位

俺の話は長い

日テレ/秋

働かない人間の一生懸命考えた働かない理屈が滑稽で面白くて、それでいてどこか「こういう風に考えて生きられたら楽かもな」と憧れを抱かせるようなもので、くだらないニートを馬鹿にするつもりで見たのに思いの外励まされたり学ばされたりすることが多かった。

中学生の恋愛、大人の恋愛、再婚、家業、友情…。この世のどこかで今も起きている、あまりにもありふれた出来事や家族の会話が、こんなにも新鮮で楽しく見えるとは思わなかった。

ありふれた私の家庭の会話も、カメラで映すと楽しいのかもしれない。そんな風に自分の生活を愛おしく受け止めるきっかけにもなるような、優しいドラマだった。

 

このドラマが冬放送で、1年経ってたらもしかするとランキングには入っていなかったかもしれない(笑)記憶の新鮮さが影響するのは仕方ないですね。

 

 

7位

グランメゾン東京

TBS/秋

どストレートのキムタクドラマのように見えつつも、いつも通り一筋縄で「キムタクの奇抜さが受け入れられる」とはいかず、それが新鮮だった。

カリスマ性のある奴が認められるだけのストーリーでは今の時代はダメなのかもしれない。なぜなら「周りを気にしない人」はそれなりに罰を受けたり認められなかったりする社会だから。

だから、「周りを気にせず自分を貫け!」と無責任に煽るのではなく、認められない社会の中でも希望を見失わずに前を向くことが苦しくても生きがいや楽しみになるというメッセージを伝えたかったのかもしれない。

喜びは苦しみを味わった後の方が多分大きく感じられる。

…とかなんとか言っているが、少しずつ仲間が増えて困難を乗り越えて人間関係が深まる様子が純粋に楽しかった。

大人になってからも、文化祭の準備をして成功しているような空気があって、終わって欲しくなかった。

 

 

6位

監察医 朝顔

フジテレビ/夏

「監察医ってここまでやるのか!」というお仕事ものの面と、人が立ち直るまで(立ち直れなくても生きていくこと)の経過と、誰かと一緒に生きたいと思う人としての気持ちと、子供を幸せにすることと…。とにかくあらゆる「生きる中で訪れるものごと」が詰め込まれているのに一つ一つが丁寧なドラマだった。

刑事ドラマじゃないから、事件の顛末がドラマチックじゃないのも良かった。とにかく良い意味で地味だったけど、地味でも真面目に作っていれば「面白い」とわかった。

登場人物の葛藤も、誰もが経験しうるものだからこそ、それに立ち向かう人の姿は勇気になる。

「世界がこう優しくあってほしい」が詰まった、もっと見ていたいドラマだった。

つぐみがあんなに可愛くなければこの順位にはいなかったかもしれないけど。

 

 

5位

これは経費で落ちません!

NHK/夏

お仕事とラブコメ(しかも好きじゃない→好きまでの過程がよくわかる)がこんなにバランスよく融合しているドラマは久々だった。

(そもそもこういうのが好み。)

お仕事パートでは、白黒つけるわけにはいかない社会での出来事の落とし前のつけかたに、モヤっとしつつ、そういえば確かに現実でも何でもかんでもスカッとするわけじゃなかったなと思い出させられた。

現実離れした、魔法の解決策などなく、それでも社会は回っていく。地味で、外からは見えない仕事が社会を支えている。多分世の中の9割はそういう仕事をしていて、自分の生活もその上に成り立っているのだと、経理の仕事を通して学ぶこともできた。

とかなんとか理性的に言ってるけどただ山田太陽が最高なドラマだった。

太陽のようなワンコ系年下男子として視聴者を惹きつけ、最終回直前のプロポーズでもやっとさせたかと思いきや、最終回ではしっかり反省して主人公の自我を尊重する訂正をする。

重岡大毅、10000000000000点。

 

 

4位

インハンド

TBS/春

山下智久濱田岳菜々緒というバランスが素晴らしく、各話で取り扱われている病気も勉強になる。

そして一貫して、今目の前にいる人は助からなくても、今の研究が未来を救うというテーマがあり、それにふさわしいエピソードが無駄なく選ばれていた。

何より動物への尊敬が貫かれていて、目の前にいる生き物にも可能性が秘められていると感じることができた。

道を歩いている時に見えるものが変わる、そういうドラマだった。

山Pは棒?そんなん知るか。役が山Pに合わせればええねん。

そう思いながら見ていたが、正直視線の動きなどの繊細な演技は本当にうまかったと思う。感情の奴隷になれない人間の漏れ出る感情を感じた。

 

 

3位

ルパンの娘

フジテレビ/夏

ドラマはくだらなくていいと思い出させてくれるドラマだった。

泥棒一族の馬鹿っぷりが突き抜けていて、バレるだろそんなの…としか思えない数々の行動がくだらなくて面白くて、こんなにもありえないしツッコミどころしかないのに、ツッコミどころしかないと逆にエンタメとして頭を使わず見ることができるんだと思った。

個人的には、ピューと吹く!ジャガーとか、ギャグマンガ日和を読んでいる時と同じ感覚だった。

後半のシリアスは特に「次回気になる度」が毎回ピカイチ。

コメディとシリアスのバランスが神がかり的な危うさで、ここまで笑えてハラハラする経験はしばらくできないのではと思うほどだった。

また元気がない時に見たい。

 

 

2位

わたし、定時で帰ります。

TBS/春

定時で帰りたいと思うと同時に、優秀じゃないと無理という事実を突きつけられる残酷な作品。(努力せえよ)(すまん)

自分の正しさを貫く主人公は、だいたい「そんなことしちゃダメだ」「このやり方が正しい」と押し付けるものだというイメージがあった。

でもこのドラマでは、「私は定時で帰るけどそれをみんなには押し付けない」という姿勢で、押し付けないからこそ働き方に苦しむ人たちに手を差し伸べているのがよかった。

こうやって働きたい、こういう人になりたいと思えた。

新しい時代のドラマだと思ったし、時代が変わったとも感じた。

恋愛パートにおいては、とにかく向井理がずるい。厳しいようで優しい元カレに向井理キャスティングされたらどんな俳優が今カレ演じてても太刀打ちできない。ずるい。

唯一残念だったのは、元カレとくっつけたいのはわかるが、「今カレが一方的に悪い」雰囲気だったこと。主人公にも非はあったのだが、心置きなく元カレのもとへ行くための装置感があった。

 

 

1位

G線上のあなたと私

TBS/秋

世界を変えるとか、大それたことは何もしていなくて、ただ気の持ちようを変えるだけのドラマだった。

自分自身、今更何者にもなれない、ただ「大人」というジャンルに入っただけの人間にすぎない。多分世間にはそういう人の方が多い。

だからこそ、バイオリンを極めるわけでもない大人が、バイオリン教室に通っているだけで、世界を変えるわけでもなんでもないのに、気持ちの置き方を変えていく様子を見ていて、優しく背中を押されたような気がした。

それと同時に、「白黒つけられないことをグレーのままにしておいてもいいんだな」と思えた。「浮気だけでは捨てられない夫」を抱える人はその象徴に過ぎなくて、多分登場人物の誰もが白黒つけられずにいた。周りから見ると煮えきらないように見える状態も肯定してくれるドラマだった。

何者にもなれないすべての人を肯定し、何かを決断できずにいるすべての人を肯定する。

本当ならドラマにならないような小さな世界も色鮮やかに見える。そういうドラマだった。

……とかなんとか言っているが正直理人が………恋愛パートが……最高だった……。

恋愛パートの最高さによる加点が1000000000000点くらいあった。すまん…。

年下の男性を好きになる葛藤、それを打ち破る若さ。ふぅ。久々に胸キュンとかいう言葉を使ってしまった。

そして安易に結婚まで描かないところもよかった。

 

 

 

 

おまけのクソドラマランキング

こちらも完全に個人的な好みによります。

3年A組は最終回が悪くなかったのでランキング入りを逃れました。

 

 

3位

あなたの番です

日テレ/春〜夏

「本当にびっくりさせる結末があるのか?」という心配を覆すほどの、今までの伏線を全て回収するほどの何かが用意されていると思ったら、そんなことはなかった…。

 

 

2位

ボイス 110緊急指令室

日テレ/夏

単独行動しかせん!(ノブ)

 

 

1位

ニッポンノワール-刑事Yの反乱-

日テレ/秋

キャスト以外全部ダメ。

恋はつづくよどこまでもがドラマ化するってマジですか【円城寺マキ作品個人的オススメ紹介記事】

エンマキが好きだ!

円城寺マキ作品を集めているので、火曜22時のドラマにエンマキが!?と知ったときの驚きと喜びはすごかった。


「恋はつづくよどこまでも」は、個人的には「まあ普通に面白いな」と思っていて、
でも3巻超えた頃に
「3巻超えるということは人気なんだな」
とやっと理解した作品だった。

少年ジャンプの漫画ほど「人気かどうか」が目に見えてわかるわけじゃないから、よくわかっていなかった。

本屋もあまり行かなくなったし。

でもドラマになるほど人気があるとは知らなかった。

作者買いの贔屓目だと正常な判断がくだせない。


さて、本題。

もちろんドラマ化する「恋はつづくよどこまでも」は面白いけど、
どうせみんなドラマを見るし、
ドラマが面白ければ原作を読んでくれるでしょうから私なんぞがオススメする必要はない。

円城寺マキ作品の中でも私の好きな作品・読みやすい作品を紹介する。

オススメ度は★1つ〜★3つで書く。

すぐエッチするかどうかも書いておく。


読んでください!!




どんな漫画が多い?

※以下に書くことは、すべて「レディコミの中では」の話だと思ってください。

基本的に、結構一筋縄ではいかない。

長期連載なら、すぐには好きにならないし、すぐに体を許すわけでもない。

他の「そういう漫画」と比べると、かなり感情の成長は丁寧に描かれていると思う。

男側がおあずけをくらうことも多い。(読み切りだと当然出会ってすぐエッチすることもある。)

大っ嫌いだったのに好きになったとか、こんな奴嫌いになりたいのになれないとか、そういう「恋のどうしようもなさ」にニヤニヤできる人にもおすすめしたい。

特に、人気作ほどヒロインに厳しめのお金持ち(社会的地位が高い)男が相手役になりがちで、その分恋をする前と後の差が大きい。

嫌い→好きの過程が一番面白いもんね。

(ちなみに円城寺マキ作品では虫も殺さぬように見える穏やかで優しい顔した男性は大体裏の顔がゲスい。)


それでいてコメディが多い。

たぶん作者が「エロ」というより「下ネタ」が好きなんだと思う。

巻末おまけ4コマでは、あるシーンの裏話として「テント張ってる!」というネタが描かれたことがあった。(あたしはそれを我慢できない巻末)

本編で入れると興醒めだし流れが止まるから入れないだけで、本当はもっとコメディシーンを入れたいんだろうなという雰囲気を感じる。


総じて、じれったいエッチもありのラブコメ!の名手。と私は思っている。





契約結婚してから恋しちゃダメですか?「はぴまり」全10巻

オススメ度★★★ すぐエッチしない


ーーーこんなみっともないこと言わせたのおまえが初めてだよ。こんなに思いどおりにいかないのも、こんなに嬉しかったりするのも。俺の初めてだって、ずいぶんとお前にやってるよ。

×××なしの結婚生活ってアリですか・・・!?
借金返済のために、自分の会社の社長と契約結婚した千和
自信家で俺様な旦那の北斗に翻弄されっぱなしなのに、いつしか千和は本当に彼を好きになって・・・。
(Amazon/3巻内容紹介より)

円城寺マキ作品で一番長い。

アマプラでドラマ化もされた。

なんと!ディーンフジオカで!!


借金を返すために社長(金持ち)と結婚をするのはTL漫画でよく見る気がするが、この漫画では主人公はすぐには社長に甘えたり体を許したりしない。

社長もそんなに甘やかさない。

実際初エッチは4巻である。

3巻では行為前に寝てしまった。


契約結婚にお決まり(?)の、好きになった後に相手の目的意識を盗み聞きして勘違いしてしまい「契約結婚なのに自分だけ好きになってしまった、相手に察されてはいけない」という葛藤もあるし、両思いになってからもあらゆる困難が待ち受ける。(夫側の血縁関係にいざこざがある。)

自分のせいで夫に怪我をさせた上、商談をダメにしてしまったと悩み、離れようとする主人公を優しく抱きしめるのではなく、
「そこまで言うなら一生俺に責任感じ続けてろ。そしてずっと俺のことを考え続けていればいい。申し訳ない申し訳ないって思いながら俺に縛られてろ、死ぬまで。」
と言うのがあまりにも好き。


愛のない結婚、結婚してからする恋、翻弄される男、両思いなのにすれ違い……ラブコメ×シリアスのあらゆる要素がてんこ盛り。





研究一筋の私が恋をしたのは異国の王子様「プライベート・プリンス」全5巻

オススメ度★★ すぐエッチしない


ーーー君に最高の悦びも楽しみも希望も、与えられるのはこの世で俺だけだ。 失くしてこれから独りで生きていくつもりなのか。

エスリア王国の王子・ウィルフレッド殿下が日本の英都大学に留学してきた!! 華麗で上品なルックス&物腰の王子に、学内もマスコミも大騒ぎ。地味な大学院生・都は、自分の論文のためにウィルの曾祖母・リツコ妃の記録を借りようと近づくが、彼の裏の顔を知ってしまう。しかも勝手に「ご学友」にされたうえ、「愛を乞う」ことまで要求されて・・・!?
(Amazon/文庫版1巻内容紹介より)

タイトルから「私だけの王子様」だから、それはもうとびっきりのシンデレラストーリーである。

自分の論文完成という目的のために王子様に近づいたら「記録が見たいなら俺に恋した顔を見せろ」と言われる主人公。

とんでもない交換条件だが、そこに違和感を抱くようなら多分大人の女性向け恋愛漫画には向いていない(笑)


巨乳好きで傍若無人な王子様に当初は反感しか抱けなかったのに、根っからの王子様気質の優しさや言葉の裏に隠れる思いやりに徐々に惹かれていく…という経過も楽しめるラブストーリー。

前半は王子様とのドタバタラブコメディで、後半は身分の違いに悩みながら将来を決めるシリアス展開。





私だけのお医者様「ナメときゃ治ります!」

オススメ度★ すぐエッチする

●1話


●2〜3話

●おまけ(巻末短編の客として日浦・奈々登場)

ーーー大人気(おとなげ)?どーしてそんなものが必要なんだ、恋をするのに。 俺はただいつも、奈々さんへの気持ちに忠実なだけだ。

看護師の奈々は、甲斐甲斐しいお世話を恋と勘違いした元入院患者の恋人に退院後に「気の迷いだった」と振られて以来、恋に臆病。
入院患者・日浦に迫られミスの隠蔽を条件に付き合うことになるも、前回の失敗を引きずって心を許せない。
その上日浦は他の入院患者と比べ登録情報が少なく怪しい。にも関わらず「退院したらデートしよう」と浮かれる日浦に奈々は不安を隠せない。
奈々は再び入院患者を信用して前向きに恋ができるようになるのか?

プロトタイプ…と言うには「恋はつづくよどこまでも」とは全然似ていない。職業だけ(笑)

「俺に愛されるのはけっこう大変だと思うから覚悟しとくこと!」と日浦さんが言う通り、隙のある奈々を日浦さんが心配したり嫉妬したり盗聴器付きのキーホルダーを渡したり…という愛され系ストーリー。

子供の患者から奈々が迫られたり日浦の婚約者が奈々のもとを訪れたりしながら、3話かけて日浦が奈々の不安を溶かしていく。


読み切りとして分散して掲載されているため買い辛く感じるかもしれないが、1話も2〜3話も読み切りを集めた短編集で読みやすいため、とりあえず「あたしはそれを我慢できない」を読んでみて合うなと思ったら「恋するハートでタイホして」も読んでみて欲しい。

個人的には「恋するハートでタイホして」が好き。

エッチなまじっく快斗みたいな読み切りも載っている。





お坊さんとしかエッチできない!?「ツいてる彼女」全1巻

オススメ度★ わりとすぐエッチする


ーーーこれからは俺が有紀美ちゃんを護ってあげる。仏さまにかけて誓うよ。 だから安心して。俺についてきて。行ってみたいでしょ、極楽浄土。

ものすごーく霊にとり憑かれやすい体質の有紀美(ゆきみ)は、守護霊の呪い?で男の人とのおつきあいが上手くいかない。お祓いを頼みにお寺に行くと、イケメン住職の蓮心(れんしん)さんが「坊守になって」といきなりプロポーズ!?これってツいてるの?ツいてないの…?
(Amazon/商品紹介より)

1冊すべて表題作。

初の連載作品らしい。


主人公がその時々の悩みに応じてあらゆる霊に取り憑かれ、そのたびにイケメン住職に祓ってもらう物語。

たとえば、主人公が「私のテクニックでは満足させられないのかな…」と悩んでいると、経験なしに死んだ女の幽霊に取り憑かれてお坊さんを誘ってしまうというジャンプのエッチなラブコメみたいな展開も…。

でもただのエッチありのギャグ漫画ではなく(笑)、お寺に嫁ぐ覚悟を問うこともあれば、妻としての役割について思い悩むシーンもある。

ブコメにしやすい設定なのに、シリアスも挟みこんで1冊にコンパクトにまとめてある。

「初めてなんだからもっとゆっくり」とエッチの最中に懇願する有紀美に「初めてだろうがそこは触らせてもらわないと困る。そこだけじゃなくてどこもかしこも全部触らせてもらうけど。」と返すのが好き。※個人の感想





いかがでしたか?(クソブログ構文)

お好みのものがあったら是非読んでね♡

2019秋ドラマまとめ

お疲れ様でした。

 

全体的な感想

「不作だな」と思いながら見始めたのだが、豊作ではないものの「また見たい」と思うドラマもあって、これだからドラマはやめられないなという気持ちになった。

あと、これは完全に個人的な問題だが、タイムリーに自分が悩んでいる事柄の答えをくれるようなセリフ・展開が沢山あって、背中を押されたり決断をとどまったり、自分の人生にとっても大きな意味を持つクールだった。

(全然見ていなかった、要潤のドラマの、「言葉はいくらでも嘘をつくけど、本当のことは行動に表れる」というセリフは、たまたま聞いていただけなのにあまりにも身につまされた。)

夫婦というものは、目に見えるいくつかの欠点で別れるものじゃないんだなと、俺の話は長いでも、G線上でも強く感じた。

まだ結婚できない男、G線上のあなたと私、モトカレマニア、俺の話は長い。この辺からは共通したメッセージを受け取ることがかなりあった。

 

前クールの感想まとめで、

相変わらず、「最終話でくっつくかどうか気になってハラハラしちゃう!」というラブコメの無さが悲しいが、それでも各ドラマキュンとくる組み合わせがいて楽しかった。

と書いたが、今回は「G線上のあなたと私」がその役割を存分に担っていて、大満足だった。一本でいいんだよ、一本で!入れてくれよ!

 

放送前の期待度については、様々な記事を読んだが、全体的には、

「まだ結婚できない男前作が良かったから

「同期のサクラ」過保護のカホコがウケたから

「ニッポンノワール3年A組がウケたから

の3本が推されがちだったように思う。

結果は……期待しすぎは良くないという教訓が得られた。

期待以上に良かった(と記事で推されている)のは、「シャーロック」「G線上のあなたと私」「俺の話は長い」「グランメゾン東京」な気がする。

見てみないとわからないものだなあ。

 

ニッポンノワールの枠が、来期から読売テレビ制作になるらしいけど、それがどう転ぶか気になる今日この頃。

 

 

 

印象

当初の期待はこちら。

  • プラス

G線上のあなたと私、俺の話は長い、グランメゾン東京

  • ふつう

シャーロック、まだ結婚できない男、モトカレマニア

  • マイナス

同期のサクラ、4分間のマリーゴールド、ニッポンノワール

 

これを踏まえた上で、ここから下を読んでください。

 

 

 

各ドラマまとめ

  • シャーロック

感想をまとめるような鑑賞が出来なかったが、結構楽しんで見ていた。

毎回推理が「ああ、そんなものか(その程度の論理と推測か)」と思ったり、こじつけだと思ったり、それでいてホームズとワトソンの関係は良かったり、キャストが良かったりと、色々考えてしまっていたあたり、このドラマに振り回されていたんだなあ。

 

桑野さんは面白かったし英治の結婚式はとても良かったけれど、前作を意識しすぎ…。

最終回で特に思った。

関係性も前作をなぞらえすぎていて、女3人が旅行するほど仲良いことに違和感があったり、桑野さんがそんなに入れ込んでいるように見えなかったのにまどかさんに行かないでと言うことに感情移入できなかったり、もう少し前作のことを忘れてもいいのになと思った。

 

  • G線上のあなたと私

トキメキをありがとう。

そして幸恵さんのように生きたいと思えるような、柔軟な人物像を提示してくれて本当にありがとう。

原作を読んだが、かなり丁寧に補足・脚色されていて、すごいなあと思った。

特に幸恵さんは、影の主人公だなと思っていたが、そう思わせるだけの追加描写がドラマで豊富だった。

 

  • 同期のサクラ

同期という言葉への過剰な期待と、変化しないことへの押し付けが恐ろしいドラマだった。

第1話から、「その理屈でスカッとジャパンできなくない?」とひねくれた見方をしていたけど、葵が桜に惚れたあたりで持ち直したと思いきや、ラスト3話くらいで社会の恐怖を描写してきて本当に怖かった。

橋本愛はめちゃくちゃ良かった。またドンドンドラマに出てほしい。

 

  • モトカレマニア

視聴率は良くなかったみたいだし、恋愛超メインです!!!!!ってドラマだから仕方ないと思うけど、個人的には前半はゆるく楽しんで、後半はハラハラして、ラブコメドラマとして存分にドキドキさせてもらった。

高良健吾やっぱりかっこいいなあ。

 

ぼんやり見ていた。

お仕事ものとしては中途半端だったなと思うし、結局「自分の行動が変わったからサラの運命も変わった」みたいな捉え方されてたけどどう行動を変えていたのかよくわからなかった。

菜々緒の、「頑張って演じています!」感が強く、イメージの払拭の難しさを感じた。

 

  • 俺の話は長い

Twitterで「俺の話は長い」と入力すると「イライラ」とサジェストされた通り、満に本気でイライラするか屁理屈を楽しめるかでだいぶ評価が変わるドラマだったんだろう。

私自身は屁理屈も、ありふれた会話劇もめちゃくちゃ楽しんでいたが、生田斗真以外の全然かっこよくない俳優が演じていても同じ印象を抱いていたかは、わからない(笑)

凪のお暇と同じで、立ち直るには休憩が必要なんだなと思わされた。

 

  • グランメゾン東京

全く見るつもりがなかったのに、軽い気持ちで見たらまじでめちゃくちゃ面白かった。

感想記事書いても、多分毎回「超面白い!」だけになっていたと思う(笑)

玉森のgakuの服装が……あまりにも似合っており……好きになるかと思った……。

なんだかんだ、キムタクって最高だな。

 

悪口を言えばキリがない。

SPEC結を彷彿とさせる展開、脚本家の私物化、「新しい」と不自然なほどに褒めて宣伝する役者、本当に酷いドラマだった。

 

 

 

全話リンク

-まだ結婚できない男

まだ結婚できない男第1話感想〜結婚したのか…オレ以外の奴と〜 - つちや(仮)

まだ結婚できない男第2話感想〜ハロウィンは一人でも楽しめる〜 - つちや(仮)

まだ結婚できない男第3話感想〜おひとりさま感が薄い〜 - つちや(仮)

まだ結婚できない男第4話感想〜絶対に結婚するなよ!絶対だぞ!〜 - つちや(仮)

まだ結婚できない男第5話感想〜雨降って地固まる〜 - つちや(仮)

まだ結婚できない男第6話感想〜阿部寛がサウナで迫ってきたら怖い(それはそう)〜 - つちや(仮)

まだ結婚できない男第7話感想〜名前を名乗らない男の美学〜※ネタバレあらすじあり - つちや(仮)

まだ結婚できない男第8話感想〜女を見る目以外は最高の英治〜 - つちや(仮)

まだ結婚できない男第9話感想〜イロモネアで笑わない人〜 - つちや(仮)

まだ結婚できない男第10話(最終話)感想〜え?そんな好きだったの?〜 - つちや(仮)

 

-G線上のあなたと私

G線上のあなたと私第1話感想〜目の前に出てきたものを消費するだけのアラサー、勝手に身につまされるの巻〜 - つちや(仮)

G線上のあなたと私第2話感想〜お前がつまらなくなって喜ぶ者にお前のオールを任せるな〜 - つちや(仮)

G線上のあなたと私第3話感想〜このトロンとした目がすごい!2019大賞〜 - つちや(仮)

G線上のあなたと私第4話感想〜これは理人?それともリピドー?〜 - つちや(仮)

G線上のあなたと私第5話感想〜切り捨てられない幸恵さんと、結婚しなくていい也映子〜 - つちや(仮)

G線上のあなたと私第6話感想〜曲の真名で締めくくるの最高〜 - つちや(仮)

G線上のあなたと私第7話感想〜つべこべ言わず黙って俺に愛されとけ!〜 - つちや(仮)

G線上のあなたと私第8話感想〜幸恵は見た〜 - つちや(仮)

G線上のあなたと私第9話感想〜もう手を離さなくていい関係〜 - つちや(仮)

G線上のあなたと私第10話(最終話)感想〜エレベーターで下からキス(覚えたい日本語)〜 - つちや(仮)

 

-同期のサクラ

同期のサクラ第1話感想〜スカッとカホコ〜 - つちや(仮)

同期のサクラ第2話感想〜「すぅ」で忖度させているのはサクラのほう〜 - つちや(仮)

同期のサクラ第3話感想〜全員がしたいことだけしていたら崩壊するんだろうか〜 - つちや(仮)

同期のサクラ第4話感想〜百合がめっちゃサクラのこと好きで萌えるやん〜 - つちや(仮)

同期のサクラ第5話感想〜ゴン…お前は光だ〜 - つちや(仮)

同期のサクラ第6話感想〜作業着の葵はいつもより生き生きしてるよ〜 - つちや(仮)

同期のサクラ第7話感想〜偏屈爺のデレが萌えるのはアルプスの少女ハイジから同じ〜 - つちや(仮)

同期のサクラ第8話感想〜誰も…病院行きを提案していないのである!!!〜 - つちや(仮)

同期のサクラ第9話感想〜サクラはうんこもしないし熱愛もしない、なぜなら偶像だから〜 - つちや(仮)

同期のサクラ第10話(最終話)感想〜突然の総キング牧師〜 - つちや(仮)

 

-モトカレマニア

モトカレマニア第1話感想〜けもなれか? #山下にしとけ 〜 - つちや(仮)

モトカレマニア第2話感想〜MKM、留年〜 - つちや(仮)

モトカレマニア第3話感想〜イタズラなkissじゃん〜 - つちや(仮)

モトカレマニア第4話感想〜努力せずに誰かそばにいてくれんかな〜 - つちや(仮)

モトカレマニア第5話感想〜北海道の人はマジで「ヒグマだ!」って思うの?〜 - つちや(仮)

モトカレマニア第6話感想〜より戻した回のラストくらいハッピーな顔しようや〜 - つちや(仮)

モトカレマニア第7話感想〜結婚と恋愛の話しかしない最悪のホームパーティー〜 - つちや(仮)

モトカレマニア第8話感想〜元彼の名前が思い出せない〜 - つちや(仮)

モトカレマニア第9話(最終話)感想〜マコチマニアもMKM〜 - つちや(仮)

 

-俺の話は長い

俺の話は長い第1話感想〜「俺を反面教師にしろ」と振る舞っているようにも見える〜 - つちや(仮)

俺の話は長い第2話感想〜お金のために動いている人の方が相談しやすい〜 - つちや(仮)

俺の話は長い第3話感想〜かぼちゃと戦争〜 - つちや(仮)

俺の話は長い第4話感想〜普通にクズニートだった〜 - つちや(仮)

俺の話は長い第5話感想〜ヒモになる算段〜 - つちや(仮)

俺の話は長い第6話感想〜娘の作る蟹雑炊がどんな毛蟹より旨い〜 - つちや(仮)

俺の話は長い第7話感想〜愛情、努力、敗北〜 - つちや(仮)

俺の話は長い第8話感想〜母性をくすぐる男たち〜 - つちや(仮)

俺の話は長い第9話感想〜豊富なトークは豊富な人生経験から〜 - つちや(仮)

俺の話は長い第10話(最終話)感想〜満のお暇〜 - つちや(仮)

 

-ニッポンノワール

ニッポンノワール-刑事Yの反乱-第1話感想〜役名がかつき以外覚えられん〜 - つちや(仮)

ニッポンノワール -刑事Yの反乱-第2話感想〜よくわからん〜 - つちや(仮)

ニッポンノワール-刑事Yの反乱-第3話感想〜「我が名はルシファー」とか言い出しそうなガキ ※全編悪口〜 - つちや(仮)

ニッポンノワール-刑事Yの反乱-第4話感想〜刑事ドラマ感出てきた〜 - つちや(仮)

ニッポンノワール-刑事Yの反乱-第5話感想〜昭和の決起集会かよ〜 - つちや(仮)

ニッポンノワール-刑事Yの反乱-第6話感想〜令和のソードマスターヤマト〜 - つちや(仮)

ニッポンノワール-刑事Yの反乱-第7話感想(ほぼ悪口)〜遺体を映さない奴は生きてるから来週はネオ才門が登場する〜 - つちや(仮)

ニッポンノワール-刑事Yの反乱-第8話感想(ほぼ悪口)〜僕たちは、バックボーン徐々に書くの苦手芸人です〜 - つちや(仮)

ニッポンノワール-刑事Yの反乱-第9話感想(悪口もあるけど考察もあるよ)〜先週ビキビキなったの何やったん?〜 - つちや(仮)

ニッポンノワール-刑事Yの反乱-第10話(最終話)感想・悪口〜SPEC結のトラウマと稀代のクソドラマ〜 - つちや(仮)

 

-挫折したもの

シャーロック アントールドストーリーズ第1話感想〜パセリ!バター!松本まりか!〜 - つちや(仮)

シャーロック アントールドストーリーズ第2話感想〜アイリーンアドラーがそこまで狡猾じゃないけど叶わない美しい女なので許した〜 - つちや(仮)

同期のサクラ第10話(最終話)感想〜突然の総キング牧師〜

主観による評価

★★☆☆☆

先週のひどさが極まっていたおかげで最終回は意外とマイルドだな…と思った。(ハードル下げすぎ…。)

 

 

 

最終話の良かったところ

葵の意思表明が、素晴らしかった。(葵と百合が致してしまったことはやっぱり意味がわからないんだけどね。)

百合に必要なのは、「愛してる」でも「結婚しよう」でもなく、その先にある明確な「生活」のビジョンだった。

薄っぺらい「結婚しよう」は、多分「結婚すること」をゴールとしている。

でも今の百合にとっては、結婚という形を得ること自体はそこまで重要じゃない。その先にある幸せを守りたいという意志が重要だった。

多分、生まれたばかりの時では同じ言葉でも百合の心に響かなかったと思う。幸せがこんなに難しいことだとは思っていなかったから。

葵も、結婚することをゴールと捉えていて、その先の生活まで見えていなかったんじゃないかな。

子供がいるからって結婚する必要はない。それはそうだ。

でも、百合はあの頃は「縛られないこと」だけを重視してしまっていたんだと思う。

でも、縛られないことが、必ずしも良いとは限らない。

結婚する必要はないけれど、幸せを守る必要はあるから。

そのことに二人が気づけたことは大きなことだった。

一緒に生きていくことを目的にして、これからも二人で支え合って生きて欲しい。

 

 

 

最終話の悪かったところ

「変わってもいいけど大切なところは変えちゃダメだよ」すみれさん。

「忖度したくないなら権力を持て」黒川さん。

「忖度して欲しくないけど権力も持たないで元のあなたから変わっちゃダメ」同期。

同期…。

忖度しない桜を貫いてほしい。権力も持って欲しくない。でも「忖度しない」生き方を選べるのは権力のある人間だけ。

ということは、同期たちは桜に権力を持たないまま(今のまま)忖度しないでほしいということで、それは今まで通り左遷されるなど痛い目に遭い続けること。

痛い目に遭うしかない立場でい続けてほしい。それは果たして友情なのか?

すみれさんは、「変わろうとするのもわかる」と肯定し桜の気持ちを尊重した上で、それでも全てを変えてしまわなくてもいいという意味で「変わってはいけないところもある」とアドバイスした。

黒川さんも、桜が忖度できないことをわかっているからこそ、自分を貫きつつ他人に左右されない(左遷されない)ために権力を持つという方法を提案した。力がありすぎただけで、それは桜の生き方の尊重でもあった。

唯一具体的な案もなくいつまでも「変わらない桜」という理想を押し付けるだけの同期…。

それは桜のことを考えているのではなく、自分たちが「あの桜でいる方が嬉しい」だけである。

とにかく最後まで、同期たちの「私たちの理想の桜であってね!」「私たちの願う桜の姿以外認めないよ!」という圧が重すぎた。

最後は思い通り、桜が「元の桜」になったからみんな満足げだっただけで、そうじゃなかったらまた「失敗」と認定されていたんだろう。

責任も取れないのに「こうあるべき」を押し付けて自分の思い通りにしようとする人たちのことを本当は仲間だと思わない方がいい。

理想通りじゃなければあなたを全否定する人など、本当は信じてはいけない。

でも桜には、家族がいない上に、仲間は永遠だという思い込みがある。もうこの人たちしかいない。

「他人の気にかけ方」には種類がたくさんある。お金だけ出す人、「最近どう?」とこまめに聞く人、会った時に話を聞いてくれる人。

でも桜の目には今、一種類しか映らない。同期の気にかけ方が桜にとって全てだ。

少ないサンプルでこれが最上と決める。それは恐ろしいことだけど、世の中にもっと友情のサンプルがあると知らなければ、疑うことさえできない。

 

桜は、こだわりを貫ける世界へと旅立つ。

そしてそれは幸せだと認識しながら生きる。

きっと桜は幸せだろう。

視聴者という神の視点では狭い世界に閉じ込められているだけに見えても、桜にとってはそこが全てなのだから。

 

 

 

このドラマで学んだ気がすること

  1. 人間関係のサンプルは多めに持っておく方が視野が広がる
  2. 理想を押し付ける人、その理想から外れると怒る人は私のことを考えているのではなく自分のことを考えている
  3. 理想を追い求めることに崇高さを覚える人は強い言葉を使う
  4. 苦しい時はまず休んだ方がいい

 

 

 

項目立てるほどじゃない感想

  • 精神論でふわっと終わって怖かった。仲間がいれば大丈夫なのか…その結論でいいのか…桜がいいならいいのか…。

 

  • 百合が一番怖かった。「あんた変わったね」「権力持っちゃダメな人間」と言ったその口で最後には「大好き」と言う。

 

  • 子育て真っ最中に、子育て中にほしいシステムを作ろうとするの、すごいと思う。だって、運営側にいるということは、ただ享受しておけばいいわけじゃないもの。

 

  • みんな、お金を稼げることより「実」を優先するからすごい。理想を持って生きてる。そりゃ起業に向いてるわあ。

 

  • 桜のクビにはさすがに間に合わなかったのかな。

 

 

 

実況中のツイート

G線上のあなたと私第10話(最終話)感想〜エレベーターで下からキス(覚えたい日本語)〜

主観による評価

★★★★★

 

「今更何者にもなれない自分」の背中を少しだけ押してくれるような、優しいドラマだった。

「今の自分」を肯定してくれる。

それでいて「今から何かを始めていい」とも言ってくれる。

大人になってからでも何かを始められるし、でもできなくても前に進むことはできる。

「何か」が理由で苦しくて立ち止まった時に、私はきっとまたこのドラマを見たくなる。そう思った。

 

 

 

エレベーターが下りるほどの時間も空けないで

理人、アンタ恋愛マスターだよ…!

 

恋愛において、冷却期間というものはどうしても必要になってくる。

「モトカレマニア」ではマコチが「二人のことなのにどうして一人で考えようとするの?」と言っていたが、自分一人の頭の中で考える時間だってどうしても必要だ。

二人の間のことだけど、一人の気持ちでもあるから。

難しいのは、そのタイミング。一人にしておかないといけないタイミングと、一人にしてはいけないタイミングがある。その見極めがあまりにも困難。

急かしてはならないのに、放置してもならない。

でもそのタイミングを間違えると永遠に戻らない。糸が絡まり始めて解けなくなる。

 

やえこは、もう十分自分の頭の中で考えた。

考えて考えて行き詰まった。

なぜなら自分の頭の中で考えていては、理人の気持ちという要素を考慮できないから。

相手の気持ちというものは、本当に言葉にしないとわからないものであって、やえこは自分の不安のことは頭の中でわかっても、そこに不確定要素である理人の気持ちを加えることができない。だから、二人で話し合うのとは全く別の結論にたどりついてしまった。

一人で話し合った後、二人で共有することで、初めて「二人の」結論が出るのに、やえこは逃げようとした。

理人の気持ちという要素を取り入れたら、きっとこのままぬるっと現状維持になるから。(理人も押し切るだろう。)

でも何の勢いもない現状維持では、やえこの気持ちはついていけないだろう。

「このゆるっとしたお付き合いのたどり着く先は?」と考えてしまう。そしてまた立ち止まる。それを多分繰り返す。待っているのは疲弊と別れだろう。

だから、あのときのやえこに必要なのは、美辞麗句で優しく繋ぎ止められることじゃなく、タイミングをこじ開けられることだった。

身も蓋もない言い方をすれば、「ノリ」だった。

現状維持にするとしても、勢いでジェットコースターに飛び乗らなければならなかった。

理人が、慣れない「安心させる言葉」を並べ立てることを選ばなくてよかった。100の言葉より1のキスが雄弁に語ることもある。

少なくとも、あのエレベーターという小さな箱の中で一人にしてはいけなかった。

やえこが一人で考えた時間だって無駄じゃない。でもそれを無駄で終わらせなかったのは他ならぬ理人だ。

選択肢を間違えなくて、本当に良かった。

 

 

 

もう弟に見えない

やえこだって、理人が好きだ。

(中略)

でもそれ以上に、幸恵さんと3人、「友達」「他にないオリジナルな絆」でいることの方が大切だ。

なぜならそれは、保とうとする限りきっと失われないだろうから。

(中略)

些細なきっかけで、他の人に気持ちが動いたり、嫌いになったりしたら、もう取り戻せない。元の居心地の良さには戻らない。恋が介在するというのはそういうことだろう。

友達のままでいれば、恋とともに、「一緒にいられる関係」まで終わることはない。

(第8話感想より)

理人は若い。8歳も若い。

やえこも21歳だったことがあるから知っている。21歳の出会いの数と、29歳の出会いの数は全く違う。

だから「いつか」が怖い。理人が自分を好きじゃなくなることが怖い。そして理人と「三銃士」の仲の良ささえ保てなくなることも怖い。

それならいっそ、付き合わないほうがマシだ。振られて苦しくなるほどに恋人としての理人が当たり前になってしまう前に終わらせた方が、相手から切られたときのダメージが浅いから。

でもそれは同時に、幸恵さんの言う通り、「ゆるくて心地よい関係」以上になれないことでもある。

ダメージを出来る限り少なく済ませようとするのは大人の悪い癖だろう。

深い関係を望まなければ、ずっとずっと、ゆるい関係で「続く」ことができる。それでもままならないのが、恋である。

もう可愛い弟分には見えなくなってしまったのだから仕方がない。好きにならないようにしたって好きになってしまうのが恋だ。恋に「落ちる」とはよく言ったものだ。

もう弟には見えないのだから、傷つくことを嫌がっている場合ではない。

それをやえこもエレベーターで抱きしめられて確認できただろう。抱きしめられたら、多分ずっと抱きしめられたかった自分に気付いてしまった。

たとえば、喧嘩しないカップルが深くなれない(深く考えるからこそ喧嘩が起こる)ように、別れを恐れていては心の底から笑えないように、難しい話をしない友達を心の底から信頼できないように。

やえこと理人も深くなろうとしてぶつかり合う。苦難を乗り越えるたびに関係を深くしていく。

一緒にいるためにはそうするしかない。深くなることから逃げてはいけない。

不安になったら、その度ちゃんと抱きしめて現在地を確認すればいい。理人はちゃんとそれをわかっている…はず(笑)

 

 

 

幸恵さんになれたら

浮気しない人と一緒にいれば傷つくことはない。深い話をせずゆるい関係でいた方がずっと友達でいられる。病気も怪我もなさそうな家族といれば困ることなんかない。

でもそんなことができるのか?浅い関係のままで満足する。そんなことができる人は、多分浮気されても友達と喧嘩別れしても傷つかない。

浮気されて、喧嘩して、苦しむ人たちは、どんなに浅く済ませようとしても深い関係を求めてしまうんだと思う。

でも、深い関係は、きっと、「傷つくこと」と隣り合わせでしか存在しない。

親を大事に思えば、親が病気になった時に支えたくなる。夫を愛せば、裏切られた時に離れられないのに苦しい。大好きな友達と真剣な話をすれば、意見が合わなくて喧嘩になることもある。

深い関係は、時に自分を傷つけ苦しめる。

私たちは、浅い関係でとどめることを考えるのではなく、苦しい現実が訪れたときに、どうやって立ち直るかを考えなければならない。

どんなに嫌だ嫌だと思っていたって義母が倒れることはある。苦しい現実は待ってくれない。

そういうときに、苦しい現実を憎むだけじゃなく、バイオリンを弾くフリをして、前を向く。

辛い思いをさせる夫、苦しめてくる関係。捨てたい。でも捨てたらもっと苦しい。

だから、「苦しいものをそのまま捨てる」のではなく、何かを支えにして「苦しいものを携えていけるように気持ちを変える」ことを選ぶ。

先日の坂本真綾鈴村健一夫妻のラジオで坂本真綾さんがこんな発言をしていた。

どんな夫婦でも365日ずっと仲睦まじいわけじゃないと思うんですよ。やっぱり、1年に1回でも2回でも『この人のこういうところを尊敬できるな』とか『この人すごいな』って思えたら、あとの364日くらいまぁまぁでも、それでいいと思うんですよね。

幸恵さんにとっての夫も、こうなんだろうなと思った。364日辛くても、1回や2回、許せてしまうところがあって、そんなもので夫婦は続けていける。

何かに苦しめられている人に、その原因を捨ててしまえ!と言うことは簡単だが、その原因以外のたくさんの部分があって、それを一緒に切り捨てることはなかなかできない。

捨てる方が後悔するから捨てられないものは沢山あるし、それを抱えている人も沢山いるはずだ。

だから、「捨ててしまえ」は解決策にならない。

受け止めたり、受け流したり、諦めたり、立ち向かったり。

捨てられないのなら、そうやって生きていかなければならないのだから。

浮気されて、義母が病気になって。一見すると「幸恵さんの状況になりたくない」ようにも思える。

でもずっと愉快な人生でいられるほど、浅い関係の上で生きてはいけないなら、どんな状況になっても、幸恵さんのようでありたいと思う。

 

 

 

細々とした感想

 

  • エッチすぎるだろーーー!!!!!!

    ベッドの中でですか!?!?

    「してない!」って照れない…完全に肉体関係にある男女だ…互いの気持ちを確信している男女だ…。そこまで言ってないだろ。

 

  • ゆるい関係でいたいってことは恋じゃなくても好きってことで、そんな人と一緒にいられるなんて奇跡だよね。

 

  • マオ先生が幸せになって良かった。原作を読んでいるんだけど、原作だとかなり庄野さんとの描写が多い。結婚式での挨拶は何だこいつと思ったが、不器用でまっすぐで、こういう人を選んだんだなと思った。

 

  • 滝沢カレンが本当に良かったなあ。

     

  • 不安には、理屈を突きつけるより、とりあえず抱きしめて仕舞えばわりと解決する。これは忘れないでおけよ理人。

 

  • 温泉デート見せて欲しかった(遺言)

 

  • まあ本人たちとしてはそうもいかないわな(笑)

 

 

 

実況中のツイート(※温泉旅行への執着がすごい)

ニッポンノワール-刑事Yの反乱-第10話(最終話)感想・悪口〜SPEC結のトラウマと稀代のクソドラマ〜

主観による評価

★☆☆☆☆

※悪口です※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最終話まとめ

  • 消したい記憶をピンポイントで消せる、ピンポイントで復活させられる、捏造もできる、捏造された記憶だと気づくこともできる(!?)、なんでもありの科学技術
  • 科学でありえそうな範囲じゃなくて鋼の錬金術師の失敗作レベルの超現実肉体改造
  • 黒い血管がビキビキなるけど普通の肉弾戦(動きに意外と規格外感がない)
  • 理屈のわからない、薬の効果を薄める成分
  • 特撮オタへの媚び
  • 深掘りやバックボーンは過去作に丸投げの私物化
  • 3年A組続編にしろと言いたくなるほどの内輪ネタ
  • 3年A組の生徒たちはフェイク動画か考えもせず拡散
  • 運命に抗い自分の道は自分で切り開けというメッセージのために理屈もわからず無効化されるカツキの矯正
  • 通好み(笑)の鬱END

 

 

 

「新しいドラマ」自称も持ち上げもやめろ

1つの作品の中で描き切る力がないからって過去作からちょうどいい設定やキャラクターを見繕ってチョイスするのをやめろー!!

そしてそれを実質ビルドとか武藤脚本らしいとかいう言葉で肯定するのもやめろー!!

それは斬新さでもなんでもねえ!!

 

とにかく、今までのドラマにないって言われたい気持ちだけが前に出ていたなと思う。これが一番悪い。

「斬新である」と言われることを狙いすぎたがゆえに因果関係がめちゃくちゃだったり、描写時間が足りず過去作から設定を持ってきたり、科学技術がインフレしすぎたり。

例えばラストの清春が死んだ(ように見える)シーンも、「ラストに何かやってやろう!」と思っただけ、「脚本の奇想天外さに脱帽!」と言われたかっただけで、面白いドラマにしたくて書いていたわけじゃないんだろうな。メッセージも何もないもの。(注)

他にも、薫が死んだ理由。自分が死ぬのが…?一番謎を追いかけてもらえる?清春を疑わせるのがベスト?清春を殺して自分を疑わせるとかは無理だった?なぜ死ぬのが薫である必要が?ん…?言っててよくわかんなくなってきた。死から始めたかっただけだろ。もっと必然性のある理由作ってから殺せよ。

特に、真犯人の正体にそれが表れていた。

視聴者の意表をついた結末にしたかっただけ。

だから、肝であるはずの真犯人が犯行に至った経緯やそれほどの真犯人の背景が全くわからない。

子供の声ではっとさせられるところも、最後に手がピクッと動くことで生存を示唆する手法も、使い古されまくってる。新しくも何ともない。

いつもいつも、斬新だろ?という表情が透けて見えるような脚本だった。

それでいて中身は厨二病=中学生の発想だから、人体改造とマインドコントロールで何でもありにしちゃう。

何でもありのドラマは斬新とは言わない。荒唐無稽と言う。

何でもありの設定を詰め込んだだけで何も新しくない。それは新しさではない。

 

結局、そもそもニッポンノワール単体のファンなんか作るつもりがなかったんだと思う。

脚本家のファンを喜ばせるだけ。固定ファンが楽しめたら成功。

「やっぱりこういうこと放り込んできたな!クゥー!通好みだぜ!」

「やっぱあのドラマ書いてただけある、斬新!やってくれたぜ!」

「これをドラマでやってのけるなんてすごい…。」

何がやねん。

「通」の好みに合わせてきていることをすごいと評価するな。

特撮ファンに「俺らの好みわかってるなw」と言ってもらえれば満足だったんだろう。脚本家自身のオタクへの配慮はとてもあったと思う。

コアなドラマを好きな通な自分でいたい人間の「自分が好きなものはコアなんだ」という選民意識をほどよく満たすには十分な作品だった。

一般受けを考慮しないことを職人気質として扱って褒めるのはもうやめてほしい。脚本家自身、そういう要素を入れないといけないと縛られると思う。

都合よく生み出した科学技術は奇想天外な発想ではないし、安直な鬱展開は誰でもできる。

大衆受けを考えないドラマはありだと思うけど、大衆受けを考えない俺かっこよくない?が透けて見えるドラマは寒い。

(注)ヤフコメでも公式タグでも多くの人が生きていると判断しているしニッポンノワールの目をごまかすためのフェイク動画という可能性が高いのはわかる。でもその「目の前に提示されたものを無批判に信用するな」的なメッセージは、好意的解釈をしてもらうことを前提に発信していいのか…?視聴者の善意に頼らないと解釈してもらえないラストメッセージでいいんだろうか。まあいいんだろうな。(解決)

 

 

 

ガスマスクが男となぜわかった

工藤阿須加のうるさすぎの役柄に、この役必要?って思っていたけど、最終回が近づくにつれ、工藤阿須加が真犯人じゃなければ必要ない役だな、と気づき、思った通り真犯人は工藤阿須加だった。(ヤフコメより)

なるほど、と思った。まあ私は「なんで男なの!?」ということで頭がいっぱいだったが…。

まず、私は、「ガスマスクは男」と強調されるからミスリードだと思っていた。

「ミスリードかもという思い込みに騙されただけだろ?」と言われるかもしれない。それにスリードで正体が女だったらそれこそ斬新じゃない使い古された手法だからそうしなかっただけかもしれない。

しかしよく考えて欲しい。ならば何故「登場人物」たちはガスマスクが「男」だとわかっていたのか?

戦った際に、無批判に「このガタイの良さは男だ」と判断してそれに特に疑問を抱くことなく話が進んだ?まあ、うん、それなら、そうか、それは仕方ないな。うん、仕方ない。

いや、そうか?脚本に「わからないはずだ」という視点が欠けていただけじゃないか?

全てを把握している神の視点の脚本家の知っていることを登場人物の認知に反映してどうするんだ?

「登場人物が何を知っているか」というのは、ミステリーで犯人の正体がバレるヒントにもなり得るあまりにも重要なポイントなのに、そこに無自覚で配慮がない。

(ここで言っているのは、たとえば撲殺された→なぜ撲殺だと知っている?とか、女性だった→名前が男っぽいのに女性だと断定するのはあの場所にいたからでは?とか、そういうやつ。)

客観的に、「この人物がこれを知っているのはおかしい」「これを知っているということはどういうことか」を考えて欲しかった。

まあ女だったらそれはそれで「ありきたりなミスリード(笑)」って言ってただろうけどな。

 

 

 

3年A組の亡霊

とにかく、3年A組への依存がひどかった。

続編じゃないなら(ただの世界観のつながり程度なら)もっとオリジナルにして欲しかった。3年A組を見ていた私でもそう思うのだから、見ていなかった人は尚更だろう。

3年A組を見ていない人たちは、いきなり出てくるキャラクターについていけず、ずっと内輪ネタを見せられている気分になる。

「こいついじられキャラなんだよねw」「この二人ラブラブなんだよね〜w」って初対面の人間が楽しめると思うか?

3年A組のネタが出てくるたび、自分だけ初対面の大人数BBQに放り込まれたような疎外感が凄まじかった。

生徒たちの友情出演はまだ良い。

宮城の背中を押す郡司さんのあたりは最悪だった。なんで宮城は勇気づけられているのかという説得力を過去作に丸投げしているわけだから。

「この人の言葉だから、覚悟を持たなければならない場面で勇気が出る」ことを担保する関係性は、そのドラマの中で描かなければ意味がない。なぜなら続編じゃないのだから。

なのに完全に続編扱い。私物化がすごい。相棒くらい続けてからやれ。

才門が感化された言葉さえ前作からの引用。

 

一方で、世界観を引き継いだわりに拡散に躊躇いがない、3年A組の世界戦に生きたとは思えない生徒たち。

個人的には、あんな説教で若者たちのネットリテラシーが向上するとは思っていない。

でも、「若者たちは教員の綺麗事で感化された」ことにしたんだろ?

それなのに、その設定さえ忘れて無批判に拡散という行動をさせるのは、記憶喪失か?というレベルでやばい。

他ならぬ脚本家自身が、3年A組という過去のドラマを、「あの熱いセリフは人の行動を変えるほどには響かなかった」ことにしてしまった。

「ぐっ、くるっ、ぱっ」という内輪ネタをわざわざ入れたのに、全く頭を使わずに「拡散させた方がいいよね!」とは、半年前のことを忘れたのか。フェイク動画って知らない?知らないか、そうか。

 

 

 

項目立てるほどではない感想たち

  • 実は効果を抑制する成分があったんだ…なんて中学生でも考える後付けの設定じゃん。仮死状態にする薬も。後付けで全部クリアすな。

 

  • ↑一応記憶改竄の仕組みは考えていた(数話前によくわからん理屈が説明されていた)のだから、肉体改造の仕組みも説明して、その上で「この一点を抑えれば抑制できると考えた」と理論立てて説明する。それが大人の考える「世界観」なんじゃないのか?「肉体改造をする仕組みがある。それを抑える仕組みがある。」だけなら誰でも考えられる。プロだろ?

 

  • 人格矯正ありに加えて整形・経歴詐称もありにしたら誰でも別人になれる。何でもありじゃん。

 

  • 新薬で強くなっている二人の戦いのわりに、普通の肉弾戦。規格外になっている感じもない。肉体改造という設定は厨二病なのにどうして戦いのシーンだけ描写控えめにした?さすがに戦闘シーンのCG使いすぎは理性が止めた?仮面ライダーみたくなるから?今更!?今更思いとどまるの!?遅くない!?

 

  • 伝えたいことはあるんだろうけど、設定がどんどん何でもありになるせいで、セリフが空回りしている。もう「抗う」とかそういう(ニッポンノワールの科学技術が存在しない我々の社会にも通用するような)普遍的なこと言える段階じゃない。技術に襲われている。

 

  • 第1話(の薫の死)こう繋げたか!と思わせたいならもっと上手く死の理由づけをして欲しかった。そんなに死ぬ必要あったのかこれ。

 

  • カツキはいつ無効化されたんだ。「無効化されてるらしい」って直前に明かすな。都合よすぎだろ。「抗えばなんとかなる」メッセージを伝えたいならそんな直前に付け足すな。それまでのストーリーと関係ないからってそんなギリギリに明かすな。このメッセージにしたいならもっと前から伏線を張れ。

 

  • キャラクターをたくさん殺すわりにそれぞれの作品内での描き方が薄い(3年A組などの過去作に丸投げする)のであまり悲しくない。

 

  • 新しいドラマって、なんなんだろうな?

    少なくとも、自称するものじゃないな。

 

 

 

裏切るヤフコメ

ヤフコメの評判がなかなかよくて絶望した。

お前たちは…お前たちはもっと何にでもケチをつける民度の人間であってくれよ!振り上げた拳をどこに下ろせばいいんだ!いつもヤフコメ民の罵詈雑言を見て「やっぱりクソだよね」と思っていたのに何なんだよ!

合わないと思った人はもう見なくなったんだよね?だからだよね?だからコメントしなかっただけだよね?

ということで頑張って見つけた批判寄りのコメントを心の支えにするために要約してメモで残しておく。(Yahoo!ニュースの記事はそのうち消えるため。)

  • 役者の無駄遣い。あれだけのキャストならもっといいドラマが作れたはず。熱演が空回りしていて悲しい。演技がいいから見続けられただけ。
  • 登場人物の感情の起伏が激しく若い世代にはそれがエモいとか言われて評価されているが全体的な脚本はかなり雑で少年漫画レベル。
  • 風呂敷広げすぎて収集がつかなくなったコミックスみたい。
  • それで、結局何だったの?このドラマ。
  • 仮面ライダーvsショッカーの方がマシ。新しい仮面ライダーを書けと言われたのか?
  • 台詞や映像で感情を揺さぶるドラマが作らないからってBGMのボリューム調整して妄想して補完してくださいと言わんばかりの情けない朗読劇だった。
  • 3年A組も名作ではない。菅田将暉の名演ありき。ただあちらは最後がドラマとしてまとまっていた。今回のは制作側の天狗感が強い。
  • 3年A組と関連づけているくせにどんどんSF色が強くなる。
  • 組織については既に全て薫によって調査済みで、薫が脚本に書いてあることを読んでいるだけ。
  • ただ大声出して目見開いてれば迫力があるのか?
  • 今時「闇の組織が人体実験してキメラのような人間が戦っているかも」とはレベルの高い厨二病だな。
  • 作者の「自分の目で見ろ」「ボーッと生きて誰かに操られるな」というメッセージには共感するけど、肝心のドラマが壮大なコントみたいで少しも伝わってこなかった。SFもミステリーもヒューマンも全部中途半端に入れ込んだ結果コントになった。
  • 変身で乗り切るな。刑事ものだろ?
  • アメリカンダークヒーローもののエピソード0
  • 今時子供向けの戦隊モノでもあり得ないような陳腐で合理性・知性のかけらもないシナリオと中学生の悪ふざけのような演出。
  • 3年A組を絡ませて内輪で盛り上がろうとする不愉快さ。
  • 怪しい人物を増やす手法の活かし方が下手。
  • 感動させたい気持ちが見え見えのセリフしか言わない。
  • 「なるほど」の少ないドラマ。無理をすれば話が繋がる(薫が死ぬ以外ないとか)が、スッと納得できない。
  • 高校生には人気らしいから我々はターゲットではないのだろう。

ただ、今回もHuluに繋がる手法に怒っている人が多かった。(むしろ、面白かったけどHuluに持っていくことだけがムカつくという意見が多い。)

真のエンディングがHuluでしか見られないなら怒られてしかるべきだが、あちらも商売だから、おまけ程度なら仕方ないと思う。見なくてもいいわけだし。

ただ、「どうせHuluまで見ないといけないんでしょ?」と最初から見ない人が増えたら問題だとは思う。

 

 

 

悪口の歴史

ニッポンノワール-刑事Yの反乱-第1話感想〜役名がかつき以外覚えられん〜 - つちや(仮)

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最後まで見るぞと決めて3ヶ月。頑張った。

 

 

 

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